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歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

お金にならない考古学をお金にしよう╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! 考古学・歴史ニュースの決定版╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

20XXねん 3がつ 28にち(すいよーび、晴れ)

久々の歯医者。

めちゃくちゃ怒られた。

歯磨きします。酔い潰れません。


・・・・・・・・・・・・


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↑お酒たくさん並んでいるよ~の図(出典不明、(m´・ω・`)m ゴメン…)


【目次】
  1. 「お酒の考古学」について
  2. 古代マヤ人が飲んだお酒
  3. 古代メキシコ人のお酒とテキーラの歴史
  4. おわりに


1.「お酒の考古学」について

今回の内容はなんちゃって考古学です。巷でよくある、例の「~の考古学」です。



考古学的な内容にはほとんど踏み込めないかなと思っています。善処致しますけども!




さて、なにも酒に限らず「食」に関する文化って考古学的にはよく分からない世界なんです。


というのも「調理」特に「煮炊き」は人類の偉大な発明ですし(食べれる物が増えたのです)、人工物(?;人が作った技術なので無形文化財か?)かも知れませんけど、少なくとも「遺物」じゃないんですよね。



食べ物・飲み物は残る可能性はあるんですけど、基本的には腐敗してなくなってしまいます。


エジプトの乾燥気候は有名でミイラとか色々残りますけど、魚の干物も残ってるそうですね。まぁ魚のミイラみたいなものですから!



一方で日本では酸性土壌が広く分布しておりまして、まぁ動植物の依存体の残りはさほどよくないです。人骨もほとんど残らないです。


貝塚の周辺だと、貝片由来のアルカリが作用して人骨など通常残らないものが残ったりします。



中米の事例ではパナマは酸性土壌が深刻らしいですが、マヤ地域の多くをカバーするグアテマラ、メキシコはあたりはどうなんでしょう。


石灰岩が母岩ですし、高温多湿で微生物の代謝速度が速いため土壌も発達しない地域なので、石灰岩の影響を受けそうですよね。




詳しく知らない上に、調べても出てきませんでした。今度現地に行く時にリトマス試験紙でも持って行こうかな。


マヤ文明で最も有名な都市の一つ、ティカル(グアテマラ北部にあります)では、母岩である石灰岩層まで現地表面から20~30cm程度のとこもけっこうありますし、土壌が石灰石粒をけっこう含んでるんです。


なので予想では石灰の影響を受けてアルカリ土壌なのではないかなと思います。




まぁ古代マヤ文明の貴族住居は石灰岩の切り石で作られていますし、立派なお墓になれなるほど、遺体は石灰岩の切り石で囲まれています。


そのためマヤ地域では人骨が残存し易いんですね。




そんなマヤ地域でさえ、食べ物は残りません!


まぁ腐る、残るどうこうの前に、基本的に食べちゃうもんね!( ・Д・)



残るとすればお墓の中に副葬された土器の中に残滓として発見されます。



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↑The Walters Art Museum所蔵の円筒形土器



主に王墓ではこういった土器が10~20個とか副葬されます(時期、都市の規模、政情等々によって数量は変化します)。


写真の土器は古典期後期(A.D.600-1000)のマヤ中部低地で典型的に見られる絵文書様式(コデックス・スタイル)の土器です。口縁部(土器の上部の口の辺り)に横走するマヤ文字帯があるのが分かると思います。



ここには土器の所有者の名前やその役職、守護霊が書かれることがあります。



その他にこの土器が何のためのものなのか、例えば、「これは~王の所有物で、ココアを飲むための器」なんて書かれている事例もあります。



土器は様々な形を有していますけど、形からその機能を推定するのはなかなか難しいのです。このような文字記録、そして中に残った残滓の化学分析によって機能が推定されることがあります。




・・・・・・あ、ちなみにカカオの原産地はマヤ地域ですね。



ココアを最初に飲んだのもマヤ人!



ただハチミツとトウガラシで味付けしたもので、現代のように甘い飲み物ではなかったようです。王族・貴族が飲む貴重な飲み物だったようですね。


つまるところ、食べ物・飲み物はもちろん、お酒に関しても考古学情報は少なく限りがあるのです!ということを確認したところで、マヤ地域、メソアメリカ地域におけるお酒について見ていきましょう。




2.古代マヤ人が飲んだお酒

古代マヤ人が飲んだお酒は記録によれば「バルチェ酒」です。バルチェと呼ばれる樹皮を使ってハチミツと水の混合液を発酵させたお酒です。蒸留の技術はなかったのでアルコール度の低い飲み物だったようです。


現代マヤ人にも作られていまして、マメ科植物の樹皮を利用して発酵させているそうです。また類似のお酒にシュタベントゥンという飲み物がありまして、これはハチミツではなく、朝顔の種の蜜を使って作っているそうです。確かこのシュタベントゥン、メキシコで普通にお土産として売っていたような…気のせいかな。



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↑お土産で見たシュタベントゥン(お酒の販売ページから画像借用したためGoogle AdSense規約に反しないようリンクを貼りません;必要な方は「Xtabentun」で検索下さい( -д-)ノ)



これだ!朝顔の種の蜜の他に、アニスを使っているそうです。アニスって香草の一種で、エジプトやギリシアなどで使われた最古のスパイスの一つです。


私はこのアニスの独特の味や香りがダメで、シュタベントゥンも全然飲めなかった記憶がございます。よかったらお試し下さい。


回し者ではないので、画像クリックしても通販サイトに飛びませんのであしからず。



さて、古代マヤのお酒の話はほとんど出てきませんでしたが、古代マヤのエリート層の人々は一種の「ハチミツ酒」なんてお洒落なものを飲用していたんですね。




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↑浣腸してアルコールを摂取する土製人形(出典不明(m´・ω・`)m ゴメン…)



ちょっとショッキングかも知れませんが、このような土偶が出土しております。



古代マヤの貴族らは自分の舌や性器を傷つけたり、トゲトゲの植物を通したりして放血儀礼を行っていたので決して楽な身分ではなかったようです(現代国家の支配階級とも言える政治家たちも自らを犠牲にする勢いで国を良くして欲しいものです)。




上の画像では植物性か土製容器で、下の画像では海産の大型巻貝の貝殻を加工した容器を用いて浣腸をしています。


直腸からアルコールを摂取するとあっという間に酩酊しますので、古代マヤの神官やシャーマンたちは、貴重なアルコールを少量浣腸して使うことで神との交信といった儀礼行為に及んでい模様です。


みなさんは危険なのでやめましょうね。ふつーに冷えたビールを飲むだけで幸せになれますから( -д-)ノ



・・・・・・ラテンだけかも知れませんが、ちなみにスペイン語の表現で「死ぬまで飲む」は「アスタ ベル マリア」=「マリア様が見えるまで飲む」です。今でもお酒で神との交信はできるようですが、お酒はほどほどに!( ・Д・)




3.古代メキシコ人のお酒とテキーラの歴史

古代メキシコのお酒と言えば、「プルケ酒」です!


リュウゼツラン(スペイン語でマゲイ)の樹液を発酵させて造る白色のお酒です。見た目は甘酒みたいな感じですね。アルコール度数も4%程度と軽いお酒です。




一般にはスペイン期の記録に残っているのでアステカ時代(14~16世紀初頭)のお酒と説明されています。


原料となるリュウゼツランはその繊維から縄、棘から針、葉の薄膜は料理用の紙として生活の様々な場面で利用され、古くから栽培されていたと考えられています。


西暦200年頃には栽培が始まっていたと考えられており、テオティワカンの南東部に位置するチョルーラではプルケ酒を飲んでいたと解釈されている壁画が見つかっています。




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↑チョルーラで発見された壁画(「Ancient Origins」の記事内画像より転載;英文)



チョルーラはテオティワカンやマヤ諸都市と同時期の都市遺跡で、タルー・タブレロ様式建造物といったテオティワカンに類似する美術・建築様式を有しています。


恐らくリュウゼツランの栽培が開始される西暦200年頃からプルケ酒も作られ始めたんでしょうね。




さて、メキシコのお酒と言えば「テキーラ」



こちらは1600年に最初の工場ができたのだとか。1521年にアステカの首都、テノチティトランがエルナン・コルテスにより陥落したと考えると結構古い歴史を有しています。世界的に有名になるのは19世紀末以降で、それまでは国内消費されていました。



こちらのテキーラもリュウゼツランから作られています。メキシコのイメージのせいか、テキーラはサボテンから作られるお酒と言われることもありますが、リュウゼツランはサボテンじゃないです。


ユリ科の植物で見た目はアロエっぽいです。棘はありますけど、棘あったらサボテンなわけじゃないので(その理屈だとバラもサボテンになります)。



シャンパンがフランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけを指し、その他はスパークリングワインになってしまうように、テキーラも基本的にテキーラ村で作られたものを指します。


正式名称はサンティアゴ・デ・テキーラです。現在はテキーラ町です。



実際には町のあるハリスコ州とグアナファト等の周辺域で生育したテキーラ専用のリュウゼツラン(アガベ・テキラナ・ウェベル・バリエダ・アスル)を総原料の51%以上使ったものであればテキーラと名を打つことができます。


最低2回の蒸留を行うなど細かい規定はありますけどね。



ということで、日本でもお馴染みとなったテキーラは、古代マヤ文明のお酒バルチェ酒と同じくらい古い歴史をもつ古代メキシコのプルケ酒を源流にしているお酒なのです。



4.おわりに

お酒のウンチクが必要な場面は限られているかも知れませんが、考古学や古代史の方に重点を置いて話せばそこまで嫌がられることもないでしょう!


世の中、どんなことどんな物にも歴史があるものです。普段何気なく口にしているお気に入りの飲食物の歴史について調べてみるのも面白いかも知れません。


最近の各会社のサイトでは商品開発等について様々な企業努力をしていることが手軽に窺ますし、身近な日本酒の蔵やビール工場などに見学に行くのも良いかも知れませんね。


是非、身の回りにある「歴史」に触れてみてください。


↓それ、ぽちっとな!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓


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20XXねん 3がつ 27にち(かよーび、晴れ)

今日は一日中働いてみた。趣味の時間も作った。

三日坊主でもいい。三日間連続でリア充でいたい。

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↑トウモロコシを咥える犬

【目次】
  1. 古代マヤにおける最古の犬の飼育痕跡の発見
  2. 古代マヤの家畜
  3. 古代マヤ人と動物の霊的関係
  4. 犬の飼育は儀礼目的?


1.古代マヤにおける最古の犬の飼育痕跡の発見
セイバルの位置
↑セイバル遺跡の位置(Nacional Geographicより一部加工)

今回の発見は、グアテマラ共和国にあるマヤ遺跡、セイバルにおいてなされました。グアテマラ北部のペテン県に所在するセイバル遺跡は、パシオン川西岸の丘陵上に位置しています。

セイバルの語源は「セイバ(ceiba)」という「聖なる木のある場所」です。この聖なる木であるセイバの若木の幹には多数のトゲトゲがついており、古代マヤ人の儀礼目的の土器、つまり香炉などにトゲトゲの装飾が見られます。

ちなみにこのセイバの木は、成長するとトゲトゲがなくなり、高さ60m、直径6mという巨大な樹になります。古代マヤにおける世界樹なのです。

セイバル遺跡はかつてハーバード大学によって大規模な調査が実施されました。現在ではアリゾナ大学の猪俣健と茨城大学の青山和夫によって調査が実施されており、これまでに先古典期から古典期(B.C.900-A.D.900頃)に関して多くの新しい発見がなされています。日本人研究者が調査責任者であるプロジェクトの一例です。

当該遺跡では、動物の骨や歯といった動物依存体が検出されており、その分析結果から古代マヤ人による動物の交易や飼育が行われていたことが分かりました。また飼育した動物を生贄として捧げる儀礼行為が重要な役割を果たしていた可能性が指摘されました。


2.古代マヤの家畜
私たち日本人が学校で習う「世界史」では、馬や牛といった運搬や農耕に利用される大型動物の家畜化が歴史における早い段階で行われます。牛はB.C.8000頃にインド、北アフリカ等にて、馬はB.C.4000頃にユーラシアにてです。ちなみに犬はB.C.15000に東アジアやアフリカにて、羊や山羊はB.C.10000頃に南西アジアにてです。

家畜の定義は「食用」か「労働用」です。現在の愛玩用のペットは家畜ではありません。今回の発見は儀礼目的と解釈されていますので、「飼育」であり、古代マヤ人が犬を家畜化したわけではありません。

いわゆる新大陸の諸文明では家畜化はほとんど行われず、南米におけるリャマが最も有名だと思います(リャマはラクダ科で、シュッとしたアルパカみたいな動物です)。

古代マヤ文明においては、家畜化された動物として挙げられるのは七面鳥です。感謝祭で食べるターキーです(ボーリングのターキーの語源ですね、3連続ストライク出すとターキー奢ってやるぜ!的なノリだった模様)。

七面鳥の家畜化についてもいくつかの研究がありますが、証拠となる動物依存体の検出例に乏しいため、今後の調査・研究の進展に期待が高まります。


3.古代マヤ人と動物の霊的関係
古代マヤ人の思想の一つとして、「ナワル」というものがあります。天文学や暦に長けた彼らは、誕生年や誕生日によって、それぞれの人はナワルという守護霊的動物を有していると考えていました。

この守護霊的な動物によって各人の個性に影響が出ると考えるので、まぁ「マヤ版 動物占い」だと思って頂ければ、イメージとして間違ってはいないはずです。

家畜化が発達しなかったマヤ文明では、狩猟による動物性タンパク質の確保が重要でした。一般層の人々は主に豆類等の植物性タンパク質源が重要でした。

現在はスペイン植民地期を経て、馬、鶏、豚、牛が家畜化されています。しかし現地の一般の人々が普段タンパク質源として口にするのはフリーホーレス(甘くない小豆みたいなもの)と鶏肉です。

一方でジャングル近くの農村部では、現在でも狩猟によって雉や鹿、コトゥーサ(ネズミの一種でデカいモルモットみたい)、蛇、鰐、亀、アルマジロ等を食べたりもします。この辺の文化は変わっていないようにも感じます。

狩猟でジャングルを探索する際に、脅威となるのがジャガーや鰐です。特にジャガーは中米最大の肉食獣であり、王権の象徴としてジャガーの毛皮を纏った王が多くの図像として残されています。

また王墓への副葬品として、ジャガーや鰐が捧げられる事例も発見されています。他方で多彩色土器の図像として、あるいは土器の形状として、各種動物が表現・造形される例も多数あり、古代マヤ人と動物の関係は単なる「食用」ではなく、精神的な繋がりや特別な象徴性を有する重要な存在であったと解釈されています。


4.犬の飼育は儀礼目的?
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↑今回の発見に関わる分析を実施したアシュリー・シャープ氏。カワ(・∀・)イイ!!

今回の動物依存体の分析では、イヌの他、ネコ科の動物(マーゲイ)や鹿が同定された。この中で犬の骨が有する炭素同位体の分析結果として、犬がトウモロコシを食べていたことが分かりました。

トウモロコシはメソアメリカにおいて古くから品種改良されてきた主食であり、犬が主にトウモロコシを食べていたことがイヌが飼育されていた根拠として提示されたのです。

同定されたイヌのいくつかは、遠隔地の山岳地帯出身であることも分かり、動物の交易が行われていた可能性が指摘されました。

また実際に犬の骨の出土量は限られており、小型のイヌを運搬や農耕といった労働に使用したとは考えにくいため、特別な儀礼の際に生贄として利用されたのではないかと解釈されています。

以前から、古代マヤでは七面鳥とイヌが家畜化ないし飼育されていた可能性がそれらの動物依存体の検出により指摘されてきました。今回の、動物の交易に関する発見は、複雑な交易・社会ネットワークを有していたと考えられる古代マヤ社会を理解する上で非常に重要な新たな視座を与えたと言えるでしょう。


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20XXねん 3がつ 27にち(かよーび、晴れ)

お酒を飲む必要性を感じなくなった。

これを機会に「お酒を嗜む」ということを覚えてみたい。

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【目次】
  1. 超集中するための儀式とは
  2. 簡単に集中する方法の一例
  3. 自己内における儀式化とプラシーボ効果


1.超集中するための儀式とは

バカみたいに集中できる時もあれば、全くやる気が起きない時もありますよね。研究は特に自分で立てた計画に基づいて行います。


会社で定められた時間内で働くのは異なり、かなり自由裁量が利く代わりに全て自己責任となります。


考古学とか自分の研究が好きでたまらない内は良いのですが、属する組織の諸業務に忙殺されていく内に、研究そのものをやめてしまう人たちを少なからず知っています。


研究してもお金になるわけではないですから、仕方ないことかも知れません。しかし少し物寂しい感じがしてしまいます。


大学の授業や業務が終わった後に、自宅等で1時間だけ研究を行うとします。あるいは週末にまとめて7時間程度研究を行うとします。この時、集中力がいつも保てるとは限りません。


研究を習慣にしようとしても、論文投稿や学会発表といった何かしらの区切りで、一息ついてしまうのが人間じゃないでしょうか(私だけ…少数派かも知れませんが)。


集中するのに必要なもの、それは1冊のノートです。ページ数もさして必要ないので、小型の100円くらいのもので十分でしょう。


何を書くかというと、集中する方法を書きます。そしてその方法が自分に合っているかどうか、効果的であったかどうかを書きます。


これを行っていくと、検索で山ほど出てくる集中する方法のどれが自分に合ったものなのかが分かります。


確かに個人の趣向等と相まって、各集中方法に対する向き不向きは存在するでしょう。でもいいんです。とりあえず試して、結果を書く。これが大事です。


暫く続けていくと、自分が集中するための方法をまとめた本になります。この自分だけの本を読み返して、自分の経験としてかつて確かに効果があった方法を選択する。


この自己の経験に基づく集中方法の選択自体が一種の儀式として効果を発揮します。自己の体験が大事です。それが医者であろうと偉人であろうと他者の意見ではダメです(権威主義とまではいかないまでも、スティーブ・ジョブズが言ったから、ビル・ゲイツが言ったから…で集中できる方は構いません)。


自己の経験知として、その効果を自覚することが重要な過程になるわけです。魔法陣を描くような儀式における前準備だと思って下さい。人任せにしてはいけません。



2.簡単に集中する方法の一例

さて、先に述べたように集中する方法というのは色々情報が転がっています。Youtubeでも集中できる音楽は溢れてますし、方法を探すこと自体は簡単でしょう。


そこから自分に合ったものを見つける。これが大事になります。ここでは私の場合の一例を示す。良かったら試してみてください。


①散歩する

これには二つのパターンがあります。基本的に何も考えないで、周りの音や景色に自然に意識を向ける場合。もう一つは今抱えてる問題について考えながら歩く場合です。


基本的に研究に関する仕事は座ってやると思います。現在ではパソコンなしで研究を進めることは少ないでしょう。遺物整理だとしても座ってることの方が多いように思います(洗浄の時は立ってるかな…)。


経済学を主として考古学でもおなじみのマルクスによれば、立った状態で仕事をした方が能率が上がるそうですね。実際足の裏に刺激を与えると集中力が増すことが分かっています。


なので散歩は気分転換にもなりますし、集中力アップにも繋がるんです!雨の日は無理ですけどね(ρ゚∩゚) グスン


②音楽を流す

もう好きな曲をYoutubeで探して聞いてみてください。私はデータ入力等のルーチンワークや図版作成であれば、激しいテンポの曲を聴きます。何語でも気にしません。


一方で文章を書いてる時は、歌は避けます。特に日本語の歌は避けます。どうしてもふとした瞬間に聴いて理解しようとしてしますからです。


曲や歌を選ぶ時はCMの少ない、またはないものにしましょう。集中力がそこで切れてしまいます。また再生時間を気にしましょう。例えば30分頑張るんだ!って時にそれ以下の曲では集中力が途絶えます。


なので好きな歌を一曲だけ選ぶのもよろしくないです。好きなメドレーが見つからない時は自分で作っちゃいましょう(*・ω・)ノ


③とりあえずやる!、時間を決める

最強な方法はとりあえずやることです。絶望的にやる気ないな~て時は大抵まだやってない時ですから。重い腰あげてとりあえずやってみると、なんだかんだ15分~30分程度は続けれるものです。


あるいは音楽の事例のように、時間を最初に決めてしまうことです。1時間は実際にけっこう長いので30分でどうでしょうか? 大学の90分の講義は長過ぎと言われていまして、本当に集中できるのは40~45分程度らしいです。


とりあえず30分を目安に取り組んでみて、集中力切れたり、疲れを感じたら他の方法を試してみましょう。


④計画を練る、タスクを細分化する

長期的計画をもちましょう。例えば二か月で投稿論文を書く、が大きな目標です。では中期的目標として一か月目は~を二か月目は~をすると決めましょう。


次に短期的目標として一週間ごとに~をすると決めましょう。するとやらなければならないことが山積みなことに気が付きます。


焦りは禁物?かも知れませんが、焦燥感は重い腰を上げるための重要な起爆剤となりえます。夏休みの宿題的な感じです。


一日の中でも、必ず達成できる計画を持ちましょう。緩くていいです。自分に激甘にこれだけはやる!と決めましょう。そしてやります。達成したら自分をめちゃ褒めます。


自分はできる人間、優秀な人間、コツコツと続けれる人間等々、自分自身にプラスのレッテルを貼ってみましょう。そして実践して、ほら、やっぱり!て経験を積み重ねるのです。



3.自己内における儀式化とプラシーボ効果

さて、実際に自分で体験することの重要性を説いてきました。各種ある集中の方法を自分の経験に基づいて裏付けしていくことが大事です。


そうして一種の儀式化した行為、つまり自分だけのマル秘集中力UP本を読み返して、過去の体験を追体験した上で、状況に応じた方法を選択していくことが重要です。


前述のプラスのレッテルのように、自己暗示は非常に重要です。尊敬する偉大な人物の方法をまねるのも良いですが、私としては自己経験に裏打ちされた方法の方がプラシーボ効果が高いように感じます。

近年、SNS等の利用が活発化する中で、他者による「承認欲求」について取り出される機会も多々見られます。

自分が認められたいとは簡単に感じる一方で、他人を認めるというのはけっこう難しい行為のように思えます。一部の熱狂的なファンは「天使すぎる~」とかべた褒めしますけど、アンチも多いのが事実(ちなみに私は「~すぎる」がよく分かりません。天使過ぎたら西洋画のキューピッドみたいになるのでは?と思ってしまいます)。

つまり人は我儘なんだと思います。自分は認められたいが、他人は安易に認めたくないのではないでしょうか。ならば自分を認めてあげるのは自分なのだと思います。

ここでの超集中するための方法、つまり自己経験を通した集中の儀式化(集中のためのプロセス)、自己による承認・暗示とプラシーボ効果は、単に仕事や研究を行う上での能率を上げる方法であるだけではなく、現代社会で強く生きていく方法なのかも知れません。


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20XXねん 3がつ 26にち(げつよーび、晴れ)

酒を断ったら食べる量が増えた…

タバコやめる時と同じでストレスを感じてるのだろうか('A`|||)

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【目次】
  1. 研究をお金に換える方法について考える必要性
  2. 専門的なブログを始める
  3. 対法人コンサルティングを行う
  4. 対個人コンサルティングを行う
  5. おわりに -お金を稼ぐシステムを考えるー


1.研究をお金に換える方法について考える必要性

医学や歯学、薬学、工学等のいわゆる実学系の研究分野を多く含む理系研究はやはり強い。つまり世界的にみても、国や企業による投資が潤沢に行われている。


一方で文系学問は非常に肩身の狭い思いをしている。我が国のとある政治家が述べるように「文系学問はもはや不要」とまで言われる有様である。この原因は、非実学系の学問・研究が現実社会の在り方と大きく乖離してしまったためとも思える。


文系学問の中でも、経済学、法学を筆頭に社会学、政治学、心理学等はまだ良いのかも知れない。他方で考古学を含む歴史学や人類学は本当にこの先、明るい未来があるのか不安になってしまう。


特に考古学は、特に発掘調査やその後の整理作業に莫大な時間とお金がかかるのに、社会に還元できる「実益」が割りに合っていないようにも思える。


考古学を始めとして、全ての非実学的学問分野は、現代社会に寄り添う努力を今後より一層強く意識し、実践していかなければならないと考える。


さて、このような日本の現状において、文系の大学院生や若手研究者が貧困に喘いでいる現実もトピックとして扱われることがしばしばである。


大学院生や若手研究者が研究を継続的に行っていく上で、経済的なバックアップはどうしても必要なのである。研究生活を支えるために嫁や家族の援助、非常勤講師等の専門的であるが一時的かつ少額の雇用による稼ぎが重要である。


特に学生の場合は、専門とは無関係のアルバイトによって生計を立てている場合がほとんどである。ここに個人の研究や専門的知識を活かした金儲けについて考える必要があるのである。


実際に研究生活を行うためには最低でいくらくらい必要なのだろうか? 筆者の海外考古学を例に考えてみよう。

①生活費15万円(地方都市で最低限度必要と予想される額)
②研究費100万円(渡航費30万円+調査費・人件費70万円)
③交通費10万円(学会発表等の移動費)
④学会費5万円(学会員として発表・投稿の権利取得費用)


概ね、このようなものだろうか。税金も考えると年収220万円あれば生活自体は何とかなりそうである(生存可能である)。但し所属があり、科学研究費助成金(科研費)を申請できて且つ、②~④の研究に関わる経費分の負担を助成金で賄える場合である。


仮に科研費申請が通った場合、どの研究種目であっても上記の研究費用の額であれば支払い可能であろう。しかし上記の「但し~」以下の条件を全てクリアすること自体が、大学院生等の研究を志す者あるいは若手研究者にはかなり厳しいものである。


ざっくりと計算すると月25万円を手取りで獲得できるのであれば、生活も研究もできるのであり、その一部でも効率的な稼ぎ方で取得可能であれば、研究に費やせる時間の確保もできよう


つまるところ、専門性を活かした不労所得の獲得が研究生活を支える上で重要であり、これは若い内から考え、行動に移しておく価値があると考える。


とは言っても資産家でもない限り、完全なる不労所得を得ることは困難であろう。以下に個々の研究や専門性を活かしたお金の稼ぎ方、つまり「研究をお金に換える方法」について記すことにする。



2.専門的なブログを始める

このサイト、「歩け、マヤ」がそうであるように、専門的なブログを立ち上げて広告収入を得ることが最も簡易に参入かつ専門性を活かせる働き方であろう。


しかしこの方法にはメリットとデメリットがあるので、それを十分に指摘しておきたい。


ブログ製作のデメリットは、本当に稼げるのか不明であることである。ブログのコツについて調べたところ、多くの先人が指摘している目安が300記事の執筆である。


筆者の場合、1枚の見出し画像+2000文字の記事を目安に執筆しているが、実際にかかる時間は平均45分である。テーマを決定し、関係する事柄を調べ、方向性を考える時間が別途必要だが、考古学・歴史ニュースを拾ってすっと書くのであれば、トータルで約1時間を要するだろう。


1日に1記事を投稿するとして、300記事を掲載するのに1年かかってしまう。ブログに関するサイトを見ていると半年程度で稼げるとか300記事書けるともあるが、プロブロガーになることが目的ではないので1年をかけた地道な作業となろう。


1日1時間働いて、仮にアルバイトで時給1000円だとして、年間300時間の労働、つまり30万円分の対価を先行投資する形になる。


結果として1年後に月間10万PVを達成して、期待として月3万円稼げるのであれば、長期的に見れば十分な成果である。


ブログが成長し、1日1時間の労働に対しての報奨金が増えない限り、最初の先行投資を回収することはできないが、好きな時間に場所を選ばずに1時間労働することで、生活費ないし研究費の一部を賄えることは素晴らしいことである。


しかしやはり1年後に稼げるようになる保証はどこにもなく、精神的にも険しい道のりとなるだろう。


一方で個人の専門を扱ったブログには不労所得だけではなく、大きなメリットがあることを記しておきたい。それは自分の専門に関する最新のニュースに関するアンテナが敏感になること、個別のニュースに対してしっかりと考察し文章にすることで記憶に残ることである。


つまり専門のブログを運営することは、自分の専門性を高める上で役立つ部分があると私は実感している。



3.対法人コンサルティングを行う

この方法はなかなかに実践が難しいが、頭に入れておくことは必要であろう。法人といっても一般企業を対象とはしていない。


ここでのコンサルティングとは、考古学や人類学、歴史全般を取り扱う一般書や漫画、映画といった制作物に対する監修行為である。


よほど著名な研究者でもない限り、通常監修の依頼は来ないであろう。であるからこそ、前述の専門ブログ運営等で名前を知ってもらう行為と信用を得る行為が重要になる。これもブログのメリットと言えるだろう。


実際に世の中には、発掘調査や理化学分析の代理業者が存在している。あるいは測量会社や、博物館展示等に関わるVRコンテンツ作成会社といった様々な形態の企業が考古学やその他の学問や組織に対してサービスを提供している。


新規事業を立ち上げることがお金を稼ぐ上では理想的であるが、研究生活を支えるという意味ではそのような法人に対するコンサルティングも視野に入れると良いかも知れない。


但し前述のように、信用が大きな障壁となろう。このような研究者や研究機関を顧客とする会社には当然その道の専門家が存在しているわけで、恐らく専門としてのプライドが高いであろう彼らに、彼らの専門に対するアドバイスを行うという難しさがある。


この点に関しても、ブログ等を通じて関連する諸科学のニュースに精通し、どのような新規サービスが考え得るか、あるいは既存のサービスがどのように変化すべきかを十分に考え、信用に足る重厚な記事にする必要があると考える。



4.対個人コンサルティングを行う

これは例えるなら大人の家庭教師のようなものであると考えている。現在「タイムチケット」なる、手軽に自分の時間を売るサービスが導入されている。


信用性の保持あるいは詐欺行為への警戒として、実名登録であるフェイスブックのアカウントの取得が条件となっている。しかし比較的参入しやすいサービスである。


この時間を売る行為は、専門性がなくとも関係ないのであるが、ここではせっかくなので専門的な内容でのサービス利用が好ましいだろう。


例えば、昨今、卒論代行サービスが問題視されているが、担当教員との折り合いがつかなかったり、アカハラ被害といった大学生や大学院生が抱える諸問題の相談に乗ったり、簡易の卒論指導を行うことや考古学、歴史についてのプチ講義を行うことも可能であろう。


これも人気や需要の問題があるので、安定的な稼ぎになるかは不明瞭な点が多いが、自己の研究や専門性をお金に換える一つの方法として心に留めてもらいたい。



5.おわりに -お金を稼ぐシステムを考えるー

最後にお金を稼ぐシステムを日常的に考えてみるという習慣を付けることを推奨したい。


私自身、どうすれば考古学がお金になるのか、あるいはどうしたら考古学はより現代社会と密接な関係を構築できるのかについて明確な答えは持ち合わせていない。


これはある種のベンチャー企業を立ち上げることにも繋がり、また考古学という一研究分野が現代社会に対して担う還元能力を指摘することにもなるだろう。


日常的に研究がお金を稼ぐシステムを考えることは、そのアイデアの閃きと実践が個人の研究生活を支えるだけではなく、研究者として生きていくために重要な素養となるではないかと、私は考える。


今回の記事では、個々の「専門によるお金の稼ぎ方」の項目で、専門ブログ運営の大切さ、メリットについて私見を述べてきた。

個人差はあるだろうが、実際に私にとってブログ運営はかなり面倒である。しかし普段から専門や関係諸科学についての情報を収集し、熟考し、文章におこし、広く発信するという継続的な行為は、そう遠くない将来において各人の研究者としての人生そのものを強く支えるのではないかと思っている。


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20XXねん 3がつ 20にち(かよーび、曇り)

出張が決まった。ちゃんとブログ更新できるか心配だ。

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↑月刊ムーPlusの記事の扉絵より

【目次】
  1. はじめに
  2. マヤ文明がゾンビによって滅ぼされた説
  3. ゾンビ説の検討
  4. おわりに
1.はじめに
「マヤ文明がゾンビによって滅ぼされた!?」は、2018年2月18日に月刊ムーPlusにて紹介された記事である(原文は上記リンクを参照)。

本記事では、このゾンビ説の紹介を行った上で、提示された根拠等について個別に検討していく。内容が批判的検討になることをご了承願いたい。


2.マヤ文明がゾンビによって滅ぼされた説
以下は、原文を引用、ないし参考にしつつ、論理構成を明らかにして記述したものである。

①ゾンビは実在する
「ゾンビ・アポカリプス」は映画等で見られるように、ゾンビによって現代文明が滅ぼされてしまうというシナリオである。映画だけの話だと思われていたが、現在は各分野の専門家を巻き込みながらひとつの認識を端的に示すキーワードになっている。つまりゾンビは存在するというのである。

②古代におけるゾンビの事例は既に発見されている
有史以前から人間は、死せる者の復活と復ふく讐しゅうを恐れていた。ギリシア文明等の遺跡からも「ゾンビ・アポカリプス」を示す遺物が見つかっている。中でも特筆すべきはマヤ文明である。

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↑人肉を食する「アステカ」の壁画(原文頁より)

③マヤ文明がゾンビによって滅んだ根拠

西暦250年から900年頃に最盛期を迎えたマヤ文明は、世界史上稀まれに見る人口密集型文明で、社会的動力に満ちていた。しかしマヤ文明は突如として人口が急激に減少し姿を消すことになってしまった。このマヤ文明崩壊の謎は、考古学最大のミステリーのひとつとされている。


一般的には急激な人口減少の理由は大干ばつと言われているが、実はマヤの都市から発掘される遺骸や遺骨に、共通する奇妙な特徴が見られる。それは数多く残された咬かみ傷と思われる痕跡である。


また関節部分に、無理やり引きちぎられたような痕跡も目立つ。こうした特徴のある遺骸が、あちこちの遺跡から掘りだされるのだ。しかも、墓所ではないところに多くの人骨が集められ、埋められていることが多い。


マヤほどの文明が、死者をその場でまとめて埋葬したとは考えにくい。おそらく、そうせざるを得ない「理由」があったはずである。また、大規模な村がまるごとひとつ、数日で全滅してしまった証拠も見つかっている。干ばつで食糧の備蓄が徐々に減っていったのではない。しかもそこには、「共喰い」を連想させる凄せい惨さんな場面の証拠や、子供が親を食べたことを思わせる痕跡さえ見つけられるのだ。


④「代替考古学論」の紹介と専門的裏付け
オルターナティブ・アーケオロジーという研究分野がある。主流派科学の枠組みから離れたところで大胆な仮説を展開していく「代替考古学論」だ。この論でよくいわれるのが、マヤ文明崩壊の理由は「ゾンビ病」の蔓延だったという仮説である。

この仮説に特化してマヤ文明崩壊の謎に迫ろうとする「ゾンビ・リサーチ・ソサイエティ(ZRS)」というグループがある。その中核メンバーであるユージーン・フレデリックによれば、古代マヤ人が死体をその場に埋めざるを得なかった理由は、ウイルスに感染した人たちがそれ以上の悪影響を与えないようにするためだというのだ。

⑤その他の考古学分野からの裏付け
スペイン国立調査委員会所属の考古学者、ファン・ホセ・イバニェス博士は、シリアの石器時代の遺跡で発掘調査を行い、頭蓋骨が完全に粉砕され、胴体と切り離された遺骸を発見した。しかも埋葬後一定の時間が経過してから頭蓋骨を砕き、首と胴体を切り離した痕跡が認められる。


この発見に対する解釈として、「生ける者の世界に対する脅威は、生ける者たち自身が排除しなければならない。そのための手段として選ばれたのが、だれの目にも明らかな、一番わかりやすいアイデンティティーである顔を奪うことだったのだろう。頭を切り落とすことで、生者の世界と死者の世界の境界線を明確に示したのだ。頭を頭蓋骨ごと潰つぶし、境界線を越えられないようにした例もある」と述べている。


また「ヒストリック・ミステリーズ・ドット・コム」というウェブサイトを運営管理するキンバリー・リンによれば、「墓から甦る死者という概念は、何千年も前から存在しつづけている。世界中の文明にアンデッドに関する迷信や伝説が残っており、そういう概念が今日でも受け容れられていることには何の疑いもない」のだそうだ。


3.ゾンビ説の検討
では、順を追ってこのゾンビ説を検討していこう。

①ゾンビは存在する?
ムーの記事では、ゾンビは「映画で見られる」⇒「専門家が扱っている」⇒「だから存在する」という論理展開である。三段論法のような疑似論理であり、結論に飛躍がある。

特に根拠としているのは「専門家が扱っている」ことであり、実際に各分野で有識者がどのようにゾンビを扱っているかは記載されていない。

各専門家がゾンビという言葉を用いたとしても、「ゾンビ会社」や「ゾンビプログラム」といった用語に見られるように比喩として用いており、ゾンビそのものが存在すると結論付けている科学者はいないであろう。

医療関係でも災害対策の一環として、ウィルスの蔓延に関するシミュレーションを行う際にもゾンビという言葉は見られるが、あくまで「もしゾンビウィルス存在したら」という仮定の下であるし、それほど強力なウィルスに備える目的が半分、注目を集める目的が半分であり、やはりゾンビの存在を肯定してはいないのが通常である。

②古代におけるゾンビの事例は既に発見されている?

実際、有史以前から人間は、死せる者の復活と復ふく讐しゅうを恐れていた。石器時代のシリア、ルネッサンス期のイタリア、ギリシア文明の遺跡からも、ゾンビ・アポカリプスを示し唆さするさまざまな遺物が見つかっている。中でも特筆すべきは、マヤ文明だろう(原文ママ)。

 先に述べたように、現在の研究によってゾンビの存在を肯定し、次には突如として有史以前からゾンビの存在はあったことになっているような記述である。特別根拠は示されていない。

③マヤ文明がゾンビによって滅んだ根拠は?
まずは図版の引用であるが、アステカと明記されている。アステカ文明とマヤ文明は異なる言語集団に基づく文化であり、時代も異なる。この図版を引用するのは不適切である。またこの図像は人身供犠の一端を示していると解釈されている。人肉を食する各人物も生者として表現されており、死体として描かれてはおらず、ゾンビを示してはいないだろう。

 マヤの都市から発掘される遺骸や遺骨に、共通する奇妙な特徴が見られるのだ。

それは、数多く残された咬かみ傷と思われる痕跡である。あるいは関節部分に、無理やり引きちぎられたような痕跡も目立つ。こうした特徴のある遺骸が、あちこちの遺跡から掘りだされるのだ。しかも、墓所ではないところに多くの人骨が集められ、埋められていることが多い。(中略)

 また、大規模な村がまるごとひとつ、数日で全滅してしまった証拠も見つかっている。干ばつで食糧の備蓄が徐々に減っていったのではない。しかもそこには、「共喰い」を連想させる凄せい惨さんな場面の証拠や、子供が親を食べたことを思わせる痕跡さえ見つけられるのだ(原文ママ)。

まず1点目に、私は形質人類学は専門ではないが、それでもマヤ考古学の専門として、噛痕や千切られた痕のある人骨が多数出土したという事例を知らない。また共食いや子供が親を食べたと思わせる痕跡が発見されたという事例も知らない。少なくともこのような事例があちこちの遺跡から検出されるなどということはあり得ない。

2点目に、古代マヤの葬制に関して、墓域は存在しない。住居基壇に埋葬し、住居を一回り大きく更新することで、床下の祖先と共に暮らすという葬制を取る。そのため「墓所でないところに」という表現が不適切である。もちろん住居床下が古代マヤにおける「墓所」と呼ぶなら間違いではないが、通常そのような表現は用いない。

仮にこの文章、つまり「墓所ではないところに多くの人骨が集められ、埋められていることが多い。」を認めるとするならば、これは古代マヤの話ではなく、近現代史の内容であろう。1930年代から90年代後半までグアテマラでは内戦状態であり、現代マヤ人を中心として推定で20万人に及ぶ人々が虐殺された。

この虐殺された遺体は墓所(教会墓地)ではなく、廃棄されるかの如くまとめて埋められたということが近年分かってきた。この近現代における虐殺の事実を明らかにし、遺体を遺族に返還することを目的とした考古学調査も行われている。原文の文章は恐らくはこのことを指しており、時間的も歴史的にも無関係の内容を根拠に用いていると考えられる。

④「代替考古学論」の紹介と専門的裏付け?

 オルターナティブ・アーケオロジーという研究分野がある。主流派科学の枠組みから離れたところで大胆な仮説を展開していく「代替考古学論」だ。この論でよくいわれるのが、マヤ文明崩壊の理由は「ゾンビ病」の蔓まん延だったという仮説である。

 ゾンビ病――正確にいえば、ゾンビ・ウイルスということになるだろうか――の蔓延。主流派科学の中ではなかなか出にくい発想であることは間違いない(原文ママ)。

「主流派科学の枠組みから離れたところで・・・」という表現は、このゾンビ仮説を展開する「代替考古学論」が、「主流派ではないが科学」というように述べているように感じる。

マヤ学会において、未だ定説とはなっていないテーマで、議論が分かれる場合があり、その内一方が現在は主流である、有力であるといった状態はあり得る。しかしもし彼らの業績が真に科学なのであれば、学会で発表して我々「主流派科学の連中」を納得させればいい話だと思う。

ちなみに国内外のマヤ学に関する学会誌等において、考古学やその他の分野を含めてゾンビに関する論文はこれまで一度も見たことがない。もし私が不勉強なだけで存在するなら紹介して欲しい(但し一般紙や査読なし論文は認めないが、読む分には面白そうなのでそれでもやはり紹介して欲しい。比喩表現として用いている場合は不可である)。

 こうした可能性に特化して、マヤ文明崩壊の謎に迫ろうとする「ゾンビ・リサーチ・ソサイエティ(ZRS)」というグループがある。その中核メンバーであるユージーン・フレデリックは、次のように語っている(原文ママ)。

このグループが実際にどうのような組織なのか不明である。「組織名称と人物名を具体的に出す」とあたかも有識者が言及しているような「如何にも感」が出るだけではないだろうか。

⑤その他の考古学分野からの裏付け

 博士はシリアの石器時代の遺跡で発掘調査を行い、奇妙な状態の遺骸を大量に発見した。頭蓋骨が完全に粉砕され、胴体と切り離された遺骸である。しかも、埋葬後一定の時間が経過してから頭蓋骨を砕き、首と胴体を切り離した痕跡が認められる。

そこでスタッツ博士は、次のような解釈を提示した。

 「生ける者の世界に対する脅威は、生ける者たち自身が排除しなければならない。そのための手段として選ばれたのが、だれの目にも明らかな、一番わかりやすいアイデンティティーである顔を奪うことだったのだろう。

 頭を切り落とすことで、生者の世界と死者の世界の境界線を明確に示したのだ。頭を頭蓋骨ごと潰つぶし、境界線を越えられないようにした例もある」(原文ママ)

ここではスタッツ博士とイバニェス博士の解釈が引用されている。引用元が示されていないため、各原文に当たることができなかったが、恐らく引用の仕方が間違っているのではなかろうか。

上記引用文はイバニェス博士の解釈であるが、これはシリアの石器時代における葬制と再葬の事例について述べている。

アニミズム等の初期の信仰にも、説明原理としての性格が認められ、生と死の区別は古代から現在に至るまで重要な関心ごとである。死そのものや死者に対する恐怖を取り除く他に様々な目的で、一度埋葬した遺体を「再び埋葬する(再葬)」という行為がしばしば行われることが確認されている。

現代日本では火葬のため、あまり馴染みが薄い。イメージとしては、火葬後に遺骨を自宅で(一時的に)保管し、四十九日の法要後に納骨の儀を行うという行為であり、保管場所を変えるという意味では現代日本における再葬の一形態と言えるかも知れない。

ちなみに古代マヤでは再葬の習慣があり、再葬の際に、場所を変更する、副葬品を追加する、遺骨の一部を取り出す、朱をかける等といった様々な儀礼的な行為が加えられた例が分かっている。

このような葬送儀礼の過程において、遺骨の一部を故意に取り出したり、破壊する行為は、儀礼的行為と解釈されており、ゾンビ対策とは考えられていない。そもそもゾンビ対策なら、最初に埋める前に頭部の切断や破壊が必要であろう。

つまりイバニェス氏の解釈の引用文は特定の人類の葬制や死生観、宗教観について言及しているのであって、人類がかつてゾンビと戦ったことには触れていないだろう。

 『ザ・ゾンビ・サバイバル・ガイド』(2003年)、および『ザ・ゾンビ・サバイバル・ガイド:レコーデッド・アタックス』(2009年)の著者マックス・ブルックスは、考古学関連の専門誌のインタビューに対し、次のように語っている。

 「ゾンビが実在した証拠を求める考古学者が捜すべきものは、頭をはねられた死体、あるいは脳みそが取り除かれた形跡がある頭蓋骨である。リビング・デッドを止めるには、このふたつしかないからだ」(原文ママ)

この引用に関しては、1点目に、そもそもゾンビが実在した証拠を求める考古学者がいるのか?ということである。私はいないと思う。いたとしても自称考古学者であろう。

もちろん古代においてゾンビが比喩的に使われた可能性はある。人類学者がハイチ島で観察したように、フラフラと歩く知的障害者をゾンビと見間違える事例のように、古代にも何かしらの勘違いは起こり得る。感染症のような死を振り撒く死にかけた人間がゾンビに見えたかも知れない(そもそもゾンビという概念が古代にはないであろうが)。しかしそのような個人的な現象は考古記録として残らないのが通常である。

仮に、上記引用のように、頭をはねられた死体あるいは脳みそが取り除かれた痕跡のある頭蓋骨が出土したとして(実際多数の例がある)、どのようにゾンビと結びつけることが可能だろうか。何故ゾンビにこだわるのか、何故他のより普遍的な可能性を無視するのか不明である。

つまりあくまでゾンビ説ありきで、ゾンビ説を支持するための都合の良い根拠を、世界中のありとあらゆる時間軸から集めてきたに他ならない。例えば、中世においてギロチンで首を刎ねられた遺体もゾンビだったからとでも言うのであろうか。


4.おわりに
さて、これまでの記事とは異なり、上記文章はですます調ではなく、である調で書きました。批判的文章となるのでしっかりと書きたいなと思ったからです。

実際書いてみて感じたのは、世の中、ツッコミどころ満載の記事は多々あれど、批判的な文章を書くというのはあまり気持ちの良いものではないですね。

そして、オカルト的な内容は、考古学が重要視する時間的・空間的枠組みを無視して、様々な話に飛ぶので全部を専門的に批判することは困難だなと感じました。

今後はいつも通り、考古学・歴史・マヤ文明に関係する記事の紹介に留めて、批判的な文章は書かない方向でいきたいなと思います。書くとしても専門的に扱える範囲の場合に限定しようと思います。

↓ツイッター登録よろしく!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカ-マ!!

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0XXねん 3がつ 19にち(げつよーび、晴れ)

お腹が壊れ続けている。お酒を控えよう。

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↑オフィシャルサイトより一部加工

【目次】
  1. はじめに
  2. ゾンビとは?
  3. ゾンビの歴史とその進化
  4. ゾンビ世界に有効なサバイバル術
  5. 「生きているゾンビ」に人類は勝てない説
  6. おわりに

1.はじめに

「月刊ムーPlus」にて、「マヤ文明はゾンビに滅ぼされた!? 古代から息づくゾンビ禍の恐怖」という記事が掲載されました。考古学を中心として歴史関係、特にマヤ文明に関する記事を扱う「歩け、マヤ」としては触れられずにはいられません。


このテーマを本気で検討するに当たって、そもそもゾンビとは何か?を考えることから始めようと思い、この記事を書くことにしました。



2.ゾンビとは?

ゾンビの原点はアフリカにおけるヴォドゥン信仰における「ンザンビ(Nzambi)」、「不思議な力を持つもの」になります。これを信仰する黒人奴隷達が中米域に送られ、ゾンビという名称に変わっていきました。この中米域におけるハイチのブードゥー教が一般的にはゾンビのルーツと考えられています。


ブードゥー教ではゾンビは「生ける死体(living the dead)」として扱われています。ではゾンビは生きてるのか?死んでるのか? これが本記事における重要なテーマとなります。


ゾンビはどのように発生するのか? ブードゥー教の司祭の一種であるボコが、土葬された死体が腐る前に掘り出して、祈祷等の一連の儀式を経ることでゾンビとなります。この際、魂は壺に封じ込められます。面白いことにゾンビの使い道は奴隷です。未来永劫に働く奴隷として農園に売却されます。


以上が現地における民間信仰の教義・伝承に見られるゾンビ像となります。実際に人類学者によってゾンビに関する研究が行われており、結論として以下のような見解を提示しています。

「ゾンビ化」とは、嫌われ者や結社内の掟を破った者に社会的制裁を加えるための行為であり、この場合の「死者」とは生物的なものではなく、共同体の保護と権利を奪われる、つまり「社会的な死者として扱われる」ことである(wiki、ゾンビよりハーストン、メトロ―の説を引用)

この見解に即すると、先に述べた伝承中の「魂を封じ込められること」が「自由意思のはく奪」を、「農園の奴隷」が「行動の制限」を暗示していると言えるでしょう。


このように人類学研究において映画作品に見られるようなゾンビの存在は完全否定されていますが、本記事ではゾンビが存在する方向で考えていきます。そもそも存在を否定してしまうと、マヤ文明がゾンビに滅ぼされた説とある意味真摯に向き合っていけないからです。


そのためハイチのブードゥー教を起源とするゾンビは、死体を材料に人為的に作成可能な「心なき動く死体」と定義付けることにします。


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↑最強のゾンビの例(男性は殺しにくいと考えられる)


3.ゾンビの歴史とその進化

さて、ゾンビ映画とかパニック映画が大好きな筆者ですが、最初のゾンビ映画は1932年の「恐怖城(「White Zombie」: 原題、「ホワイト・ゾンビ」: ビデオ化タイトル)」であり、かなり古い作品になります。


1932年時点でのゾンビは「生きる死体」として描かれてはおらず、ゾンビパウダーによって仮死状態となった人間がマスターの命令に中実に動くという存在でした。そのため無差別に人を襲うことも、人を食べることもない。また仮死状態から元に戻る、つまりゾンビから人に戻ることが可能として描かれています。


1968年、ジョージ・A・ロメロによる「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(Night of the Living Dead)」によって現行のゾンビの原点が描かれる。つまり60年代後半がゾンビ史における一つの転換点と言えよます。ここでのゾンビはまさに「生ける死体」であり、人を襲い、喰らい、増殖するという特徴を有しています。


つまり映画史におけるゾンビは60年代後半に、「使役される不思議な存在」から「人を襲う恐怖の存在」へと転換しのです。近年のゾンビ映画では、ゾンビ発生の理由として、科学実験、ウィルス、寄生虫が挙げられているが、基本的な特徴はロメロの提示する3特徴と一致します。


ただし最上部画像にて提示した「レイプゾンビ」は異色であり、男性にしか感染せず、被害にあった女性は死に至るという設定です。また筆者の大好きなゾンビ映画である「ウォーム・ボディーズ(Warm Bodies)」では、人の脳を喰らうことでその人物の記憶を追体験可能であること、僅かに生前の記憶や理性を残しており愛情によって人に戻るという設定です。


加えて、ウォーム・ボディーズのゾンビは、腐敗が進むと骸骨(ほぼ骨と皮)になり、更に腐敗が進むと自壊するという設定です。このように近年の作品によっては一風変わったゾンビが描かれており、基本的的3特徴を踏まえつつ、今日的なゾンビは進化し続けていると言えるでしょう。


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↑最強のゾンビの例(イケメンはゾンビでも愛され、人間に戻れる。例え元カレの脳みそを喰らっても。)


4.ゾンビ世界に有効なサバイバル術

さて、ゾンビが実際に発生した場合、人類は生き残ることができるのだろうか? 最初の定義通り、ゾンビが「心なき動く死体」である場合、可能性はあると言えます。


ゾンビ・パンデミックをウィルス感染として捉えた場合、人類は3か月程度でほぼ全滅となるというシミュレーションがなされています。これは感染者が人を襲うことで被害が拡大する構図のため、爆発的にゾンビが増加するためです。


では何故、「心なき動く死体」だと生き残れる可能性があるのだろうか。答えはゾンビが死んでいるからです。先の映画「ウォーム・ボディーズ」の設定のように、死んでいる以上は腐敗し続けるのである。空気中に死体を放置した場合、環境差と個人差を踏まえても3か月から1年で死体は白骨化するのです。


つまりシミュレーション通り、僅か3か月で人類がほぼ死に絶えたとしても、その時点で初期の多くのゾンビは白骨化、ないし筋肉の腐敗によって運動力の著しい低下が見られ、結果として危険度が著しく低下しているのです。


であるならば、ゾンビ・パニックな世界が到来した際の適切なサバイバル術とは、


①3か月以上の飲料水・食料の確保

②シェルターのような隔絶された空間の確保


が最重要となるでしょう。


実際人間は長期間、高ストレス下において真に孤独には生きていけないので、二人以上でのサバイバルが望ましいと思います。しかし不和が起こると全滅する恐れがあるので、信頼できる極力最小限の人数にすべきでしょう。


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↑露出度高くてもゾンビと戦える事例。「高慢と偏見とゾンビ」より。


5.「生きているゾンビ」に人類は勝てない説

さて、最初の私の定義は後に「マヤ文明がゾンビに滅ぼされた説」の検討のための前準備に過ぎません。ここでは敢えて、ゾンビが生きていたら?について考えてみましょう。


①ゾンビの原因が通常のウィルスだった場合

ウィルスの目的は増殖です。感染者は非常に短い時間で死に至り、ゾンビ化するケースが多く見られます。つまりウィルスの増殖スピードと致死性は非常に高いと言えます。


ウィルスはただひたすらに人体を構成する何かをエネルギーとして増殖し続けます。この場合、人体は基本的に生命活動を停止しているため、先に述べたように人体は腐敗し、最終的に自壊することになります。


この場合、何故ゾンビは人を襲うのか? 最も重要な基本的欲求として食欲が残るためと説明されることがありますが、ウィルスがエネルギーの搾取や増殖に伴って発生させる電気信号によって、死体がそのように動く、つまり捕食活動を行っているように見えると考えられます。


このパターンでは、前述のように腐敗と自壊のため人類が生存する可能性が高いでしょう。



②ゾンビの原因が寄生系の場合

ゾンビを殺す方法は頭部の切断、あるいは脳の損壊がオーソドックスです。これは神経による命令系統を破壊することで、ゾンビを行動不能にする働きがあると言えるでしょう。


つまりゾンビは操られていると考えられます。この場合、寄生虫ないし、寄生系のウィルス等々だった場合、ゾンビは死んでいないと考えられます。もちろん自我はありませんし、人間だった頃の人物は死んだと考えて良いでしょう。


ゾンビ化の原因が寄生である場合、宿主である人間は死なず(生命活動を停止せず)に、ある種の乗り物として利用されていると考えられます。この場合、ゾンビによる捕食活動はゾンビの生命維持活動であり、またゾンビの種の保存のための活動(一種の生殖)とも捉えることができるでしょう。


この場合、時間経過によるゾンビの自壊があり得ませんので、人類は限定的な閉鎖空間において自給自足の生活を続けていく他はないと考えられます。しかし先に検討した超小規模での耐久戦からの自給自足への移行は困難であり、映画やドラマに出てくる自給自足的な防御型の小コミュニティの確立はパニック下において現実的に困難であると思います。


つまるところ人類は絶滅する可能性が非常に高いと言えます。またバイオハザードのように鳥や犬といった動物類まで感染してゾンビ化する場合、人類は防御手段がほぼありません。大小様々な各種動物が群れを成して襲ってくるのに無傷で何度も防ぐのは無理ゲーと言わざるを得ません。


つまり寄生型ゾンビと対抗するには人類は、シェルター型の完全に外界と隔離された空間で自給自足生活を行う必要があり、空気孔等の不可欠な設備からゾンビネズミ等が侵入できない仕組みを用意する必要があります。ゾンビが昆虫類にまで及ぶ場合、人類の絶滅は免れないと考えられます。


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↑やはり薄着は感染率が高い。噛みたくなるのか。噛み癖まで感染しないで欲しい。「ウォーキング・ザ・デッド」より。


6.おわりに

ゾンビがマヤ文明を滅ぼした説を検討しようとした場合、そもそもゾンビとは如何なるものか、どのように人類は立ち向かう必要があるのを考えてみた結果、多少抑えて書いたのに結構な長文になってしまいました。

ムーに書かれた通り、古代においてゾンビが存在したならば、現在の文明が存続していることから、どうやらゾンビは寄生系ではないようです。

ともかくも現代マヤの人々は生き残っているわけですから、仮に古典期マヤ文明がゾンビによって崩壊したとしても、どうやら我々人類はゾンビに対抗して生存することが可能なようです。

現代社会においては古代よりも交通の便が良いですから、パンデミックを引き起こして世界的な問題にはなりそうですし、ゾンビ化の原因が生物的な何かである場合、いつか寄生系へ進化するという最悪なケースも考えられます。

人類が絶滅し、最強な寄生系ゾンビに支配された世界は、再び先史時代に突入するでしょう。であれば、ゾンビ種が消えた遠い未来に、どうやら考古学者の時代が再来しそうですね。例えそれが人ではないにしても。


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20XXねん 3がつ 18にち(にちよーび、曇り)

ラーメンは大好きだが、一日に2回ラーメンはつらいな。

アルコールで弱った胃腸に響くぜ。

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↑がんてつ札幌西口駅店(筆者撮影)

【目次】
  1. 「ラーメンの考古学」を実践してみて
  2. 「がんてつ」ラーメンからの取得データ
  3. 今後の方針について

1.「ラーメンの考古学」を実践してみて
今日は休みだったこともあり、「ラーメンの考古学」を実践すべく、ラーメンを食べに行きました。最初は老舗から攻めていきたかったのですが、日曜なので早く閉まるお店も多いので、開いてる店かつ好きな店にしました。

まずラーメン店を調べてて思ったことは、有名店はチェーン展開していることが多いってことですね。札幌市内に800件とかラーメン店があるって情報がありましたけど(本当か?)、まぁ対象を本店にのみ絞る予定なので対象件数は少なくなるでしょう。

というか札幌人にも観光客にも人気の有名店を網羅しつつ、ネット評価で常に上位にランクインにするような50店舗を分析対象にしようかなと思っています。

実際にラーメン店でデータを取ってて思ったことは、

①恥ずかしい(特に麺の太さとか計測してる時)
②実際の考古学分析のように、データの客観化が難しい
③設定した分析属性以外にも取れるだけデータが欲しくなる
④記述に熱中するとラーメンがのびる、冷める


の4点です!まぁ資料を実見しに行って、見る目が変わるというか実践に基づいて取得データの種類や方法が改良されることはよくあることです。しかし対象がラーメンなので、④ののびる。冷めるが辛い。

お客様の回転も気になるので、店員さんの目が気になる(自意識過剰)。ご飯時のような混み合う時間帯には絶対行けないですね。長蛇の列ができる超有名店も難しいかも知れません。

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↑がんてつの味玉味噌らあめん880円(筆者撮影)

2.「がんてつ」ラーメンからの取得データ
以下が今回取得したデータになります。どの属性が分析に有効かは未だ不明ですが、2店舗で食べてみた結果、具材群の組成に「札幌ラーメンという斉一性」を感じました。

【がんてつ 札幌駅西口店】
日付:2018.3.18
対象:味玉味噌らあめん(880円)

①麺の太さ: 3mm、中
②麺の色調:黄色(やや弱)、やや白味がかる
③麺の縮れ:5波頂 / 5cm、やや強い
④麺のコシ:強い
⑤スープの色調:白味がかった淡黄褐色系統、メンマの色調に近似
⑥ダシの種類:豚骨か?
⑦油分:小さな径の油が少し見られる、油膜は薄い部類か
⑧店の味:味噌、醤油、塩が揃っている。「一番人気」はあるが店が特別押す味はない。
⑨具材:味玉(完形1点)、ネギ(緑部分)、もやし(少量)、メンマ、ノリ、チャーシュー(1枚)の6種

備考:札幌ラーメンの記述は暖簾等に見受けられない。(聞き取り調査は行わないが、店内外に広告として見られる表記は、遺跡における碑文資料と同様な感覚で文字資料として扱うことにする。)

【評価】★★★★★(4.5)
私は好きです!味噌の濃さ、どろっと感がいいですね。2種類の味噌使っていて濃厚な味わいです。辛味噌が尚良いでしょうヽ(・∀・)ノ

↑注:個人的なものです。ラーメンブログの性質も付加しようかと打算的に実施しております。


3.今後の方針について
実践してみた結果、年齢のせいか本当に何度も食べるのがつらい。データが集まりにくいのでモチベーションが下がる。上がるのはコレステロール値だけか?

ネット上に私よりも遥かに上手に美味しそうなラーメンの写真を挙げている人がたくさんいらっしゃるんですよね。麺のコシとか断面形態とか食べなきゃ分からないこともたくさんあるんですけど、食べなくても写真から分かる情報もたくさんあるんですよね。むしろその方が多い!

ということで、今日一日2回ラーメンを食べて思ったことは、とりあえず写真から分類してみようということです。写真から得られる情報から「札幌ラーメン」の全体性を把握し、また写真から得られる属性を基にタイプ分類を行ってある種の傾向性を掴みます

その上で疑問点を感じた特定の対象群に対して、直接、実見ならぬ実食によって詳細な分析を行っていく。これがお財布と健康に優しい「ラーメンの考古学」の方法論ではなかろうかと思います。

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20XXねん 3がつ 17にち(どよーび、晴れ)

卒業祝いにこれまでで最大の花束を買ったよ

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↑Proyecto Arqueológico Waka’のフアン・カルロス・ペレス撮影

【目次】
  1. どこにある遺跡?
  2. いつ頃の、どのような社会だったのか?
  3. 何が発見されたのか?
  4. おわりに

1.どこにある遺跡?

最初の写真は見つかった王墓の写真です。これを撮ったのがプロジェクトディレクターのフアン・カルロス・ペレスさんです。グアテマラ人考古学者で、すごく優しいいい人です。


と言うのも、2015年くらいに国際学会において、私が人間違いをして出会ったのが最初なんですよね(私が探してたのは別のフアン・カルロスさんでした。よくある名前なもので(;'∀'))。ともかくも知り合いが素敵な発見をしたことは嬉しく思います。


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↑Nacional Geographicのマヤ地図を一部加工


さて、今回の発見があった遺跡は、ワカ遺跡です。エル・ペルーやペルー・ワカとも呼ばれます。遺跡の所在は上図に示したようにグアテマラ北部のペテン県にあります。


古典期(西暦250-550)マヤ文明における最重要都市ティカルの西方約65kmの地点にあります。立地としてはサン・ペドロ川とエル・ペルー湖の傍にある都市遺跡で、現在は鬱蒼とした密林の中にあります



2.いつ、どのような社会だったのか?
ペルー・ワカは、西暦250~1000年頃のマヤ低地における古典期遺跡の一つです。当遺跡の調査チームによって、古典期には交易の要所であったと推定されています。

古代マヤの歴史では、最も早い国家の成立は先古典期後期~古典期初頭(西暦250年前後)と考えられており、ペルー・ワカは最も古い時期(2世紀)に王朝が成立した都市の一つと考えられています。またこれまでの調査で、5~7世紀に属する6つの女王の墓と人身供犠に関係する遺構が検出されています。

今回発見された王墓の写真(上写真)を見ると、多量の土器が副葬されていることが分かります。これらの土器の分析から西暦300~350年の王墓と考えられています。

つまりこれまでの成果と比較して、王朝の系譜において早い段階の王様の墓が見つかったという意味で重要な発見なのです。王朝成立後の支配者の墓は、それ以前の墓と比べて副葬品の種類や数に大きな違いが確認できる例が多いため、今回の発見は国家形成の問題に関わる大きな成果と言えるでしょう。


3.何が発見されたのか?
副葬品として、22個体の土器、スポンディルス貝の殻、翡翠製の装飾品、鰐が彫刻された貝製品等が発見されました。また重要都市ティカルの王墓で事例のある「トウモロコシの神のシンボルを有する被葬者のマスク」も発見されました。

王墓には精巧な多彩色土器が副葬されるケースが非常に多く見られます。貝の殻については、なぜ?と思われるかもしれませんが、内陸のジャングルに立地する都市国家のため、遠隔地である海産の大型貝の殻は、遠距離交易品としての高い価値を有していました。

また古代マヤ人にとって宇宙の中心の色は「緑」であり、緑色黒曜石を始めとして緑色の鳥の羽や鉱物類は重要視され、特に翡翠が王権を象徴する最重要の威信材の一つであったと考えられています。またジャガーや鰐は中米域で最強の生物であり、王権の象徴として度々利用されていました。

今回の出土品は、西暦300~350年に帰属するということで、「テオティワカンの影響」という古代メキシコ文化の影響を受ける以前の奢侈性の高い土器資料群データを提供するという意味で、私個人としても非常に興味深い発見であると考えています。


4.おわりに
近年の碑文研究の進展により、特に古典期後期(西暦550-900/1000)の都市国家間の政治的関係が鮮やかに描かれるようになってきました。また発掘調査の進展により、先古典期終末期(西暦1-250)における各社会の複雑化の様相についても明らかになってきました。

一方で比較的石碑資料や考古学資料の少ない古典期前期に関して、各都市の国家形成過程や都市間関係について明らかにしていくことが現行のマヤ考古学における課題と言えるでしょう。

翡翠製品しか出ない古代マヤ文明における王墓の発見は、もしかすると金銀財宝の出るエジプト文明やインカ文明等における発見と比べて、心惹く要素が少ないかもしれません。

しかしながら今回の発見は古代マヤの歴史を明らかにしていくための今後の研究に大きく貢献し得る重要なものと思います。


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20XXねん 3がつ 16にち(きんよーび、晴れ)

今日は一日中眠かったよ

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↑ROSEMARKIE CAVESPROJECTより転載

【目次】
  1. いつ、どこのイケメン?
  2. 現代に蘇るイケメン
  3. どんな最期だったのか?
  4. おわりに

1.いつ、どこのイケメン?
スコットランド北部沿岸の洞窟で、古代人の人骨が出土した(上写真)。2011年より地元のスコットランドの調査隊が継続的に発掘調査を実施している。問題の人骨は2016年次調査によって発見され、5~7世紀のピクト人と推定されている。

ピクト人は、古代ローマ時代にスコットランドのハイランド地方を支配し、8世紀頃に突然歴史から姿を消した部族であり、謎の多い人々である。この北部沿岸域には複数の洞窟があることが分かっており、その内の一つである「ブラック・アイランドの洞窟」で古代の超イケメンが無残な姿で発見されたのである。


2.現代に蘇るイケメン
調査チームが破砕された頭蓋骨を接合し、本来の頭部を復元したところ、超イケメンが現れたのである(下写真)。

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↑ROSEMARKIE CAVESPROJECTより転載

ハリウッドスター並みの超イケメンである。私は形質人類学の知識もこのような復元技術の知識もないので、復元した人の好みが反映されているのではないかと嫉妬してまうレベルだ。

確かに基本骨格的にはこのようになるのであろうが、鼻の軟骨部分もっと低かったかもよ?タラコ唇だったかもよ?おデブさんないしモヤシだったかもよ?とついつい嫉妬してしまうレベルである。

ちなみにこの洞窟では鉄の破片が複数出土していることを根拠に、かつては鍛冶仕事を行っていた場所だと推定されている。凛と整ったこの顔に、マッチョ・ボディ…最強である!


3.どんな最期だったのか?
事件が起きたのは西暦430〜630年(放射性炭素年代測定による)の某日、酷い暴行を受けて惨殺されたことが判明している。頭蓋骨は損壊した出土状況であったが、割れ方が土圧ではなく、加害によるものと判定されたのである。

スコットランド・ダンディー大学の人体解剖学センター所属の分析を担当したスー・ブラック教授によれば、殺人者は執拗に顔を狙って殴っているとのこと。円形の鈍器で、右の頬を殴って歯を折った後、左の顎の骨を打ち砕き、後頭部や頭頂部も打っているとの推定結果となった。

この超イケメンが殺された理由は想像の域を出ないとしつつも、発掘チームの責任者のスティーブン・バーチさんとスー・ブラック教授は、これほど残忍な殺し方が実行されたのは、「人間関係のもつれ」が高じて「怨みを買った」可能性が高いと指摘している。



4.おわりに
調査隊によると男性による嫉妬が原因の殺害との解釈のようですが、イケメンに嫉妬する私としては女性に殺された線はないのかとも思いますね。恐らく洞窟を鍛冶場と推定しているため、犯人を男性に特定しているのかなと思います。

また巨大な石の下に隠すように人骨が横たわっていたそうです。巨大な石を動かせるのは男性ということもあるのかも知れません。人骨の写真からすると頭蓋骨以外に目立った損傷はありませんから、上に被せたわけではないように思えます。巨大な岩陰に隠したのであれば女性の犯行も可能ですよね。

そして隠したところで鍛冶場として使っていたならすぐバレるわけで、鍛冶場=男性による犯行とはいかなるものか。痴情のもつれとしてイケメンマッチョが複数の女性に殴打されて殺害された線に一票を投じたいです(特に意味はないです)。

あ、それはそうと、この調査チームの主体はUniversity of Dundee(スコットランド第4の都市名)だそうです。復元された顔もイケメンだけど、大学の名前がすでに「ダンディー」なんですけど( ・Д・)

↓ぷち修正記念に押して下され(`・ω・´)↓


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2018ねん 3がつ 15にち(もくよーび、雨)

 ヴァンパイアものの作品がやっぱ好きだなと感じたよ。

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↑ABCNewsより転載

【目次】
  1. 近年の日本国内で最高額は?
  2. 世界の最高額は?
  3. トレジャーハンターの聖地?

1.近年の日本国内で最高額は?

日本史上、最大量の埋蔵金の発見!の記事を書いたので、実際どれくらいの金額のものが見つかってるのか気になってしまい、さくっと調べてみました。今回の内容は「量」じゃなくて「¥」です!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

テレビ番組で埋蔵金伝説を定期的に扱ってますよね。そしていつも結局何も見つからない。埋蔵金伝説に挑んで追っかけていくこと自体ワクワクしますけどね。なんか寂しさも感じます。

ところが見つかった事例があるようですね。場所は滋賀県、発見場所はタンスの中だそうです。からくり仕掛けになっている古いタンスで、中の隠しスペースにお宝が眠っていたそうです。

お宝の内容は、江戸時代の金貨・銀貨で、その額なんと2000万円! 徳川埋蔵金のようなものと比べるとさすがにスケールが小さく、発見の経緯にストーリー性もないですけど、それにしても凄い額ですよね。
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2.世界の最高額は?
世界では億越えの発見が散見されます。その多くが沈没船に積み込まれた金塊等のお宝です。ただ国によって法律が異なりますので、実際に見つけた額ともらえる額には差があるようです。また船からのレーダーやスキューバによる海の捜索には相当な経費がかかるでしょうし、調査メンバーの数も多いですから、個人としてどれくらいのプラスになるのかは不明です。

2015年7月にアメリカ合衆国のフロリダ沖で発見された事例を見つけました。見つけたのは18世紀のスペイン船で、ハリケーンによって財宝諸共、海深くに沈んだものでした。その総額は1億2000万円!州法によって20%が州の取り分となり、残りを発見者(トレジャーハンター一家)と業務委託した会社での折半とのこと。サルベージ海域に対する権利を有する会社は4800万円もらえるわけですからね。素晴らしい発見です。また今回発見したのは極一部であり、記録によれば500億円相当の財宝がまだ沈んでいるそうです。

一方で海底探査会社オデッセイ・マリン・エクスプロレーション(フロリダが本拠地)が、大西洋で沈没船を発見した時の財宝が最高額だと思われます。金貨・銀貨あわせて50万枚にのぼり、その総額約600億! こちらも桁違いの額ですね。

こちらもスペイン船なんだそうで、しかも発見した場所が公海なのが問題になるようです。実際スペイン政府との裁判に敗北してしまったとのこと。5年間の訴訟の期間における引き上げた財宝の保管・維持費すら認められなかったってことは、まさかの報奨金無し? あまりに辛い話です。

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3.トレジャーハンターの聖地?
大航海時代以降の沈没船には大量の財宝が眠っているようです。しかしどれも歴史的な記録があるため、国の法律によっては、あるいは公海上だと何かと利権に引っかかるようですね。

そのような中、さきほど紹介したフロリダ州は8割もらえるわけですから素晴らしいですよね。またフロリダは船や飛行機の行方不明事件で有名なバミューダ・トライアングルが近いですし、大航海時代以降の金銀を積んだスペイン船や海賊船が沈んだ記録がたくさんあるそうです。

ハリケーンなどが原因で沈んでますから危険な海域ではあるとは思いますが、一攫千金のトレジャーハンターの夢を見るなら、フロリダが最適ではないかなと思います。まぁ移住するのも大変ですから、徳川埋蔵金といった国内の財宝探しにチャレンジするのもいいかも知れませんね!


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