2018ねん 7がつ 27にち(きんよーび、晴れ)

急遽ダイエットを始めたので

レモネードも飲めなくなった( -д-)ノ

暑い!( ・Д・)

冷たい水で耐え抜く!( ・Д・)

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さて、今回紹介するのはテーマは「地震と考古学」です。最近やたらに流行ってるなぁって思ってます。考古学者も人の子ですからね~( -д-)ノ

日本は様々な自然災害に見舞われる国ですので、日本の歴史は災害との戦いの歴史とも言えると思います。そのような中で現在最も注目されているのが「南海トラフ巨大地震」です。

何故注目されているかというと、そろそろ起きそうだからです( ・Д・) 2018年1月時点での発表では、30年以内の地震発生確率が70~80%なんだそうです。

しかも地震の規模はM8.0~9.0ということで、巨大地震~超巨大地震に分類されるレベルの地震なのです。

そもそもトラフとは深い溝のことです。南海トラフは四国の南の海底、水深4,000m程度のところにあります。プレートテクトニクス理論によれば、南海トラフは、密度の高い海洋プレートであるフィリピン海プレートが、密度の低い大陸プレートであるユーラシアプレート(アムールプレート)と衝突してその下に沈み込んでいる「沈み込み帯」のことです。

この南海トラフは、実際に上に挙げた図の位置にあるんですね。日本列島に近いですし、長いですよね。これまでに南海トラフを震源とする地震はおよそ100年~200年の周期で「日本列島」に甚大な被害を与え続けてきたことが分かっています。

これまでに判明している最も古い記録は紀元1年頃の弥生時代に起きたと考えられています。発掘調査で地層断面に巨大な津波による堆積が確認されたのです。こういった地震や津波の痕跡を見つけることも現代社会に対する考古学が貢献できるひとつの役割ですね(*・ω・)ノ

まぁ地震や津波の痕跡を発見したとして、それがどこを震源としたものなのかの判定は難しいので諸説あるんですけどね!その辺りは周辺諸領域への踏み込みが大好きな考古学者らしく、地震研究者との共同研究に期待したいところです(予算たくさんもらってるらしいですね……それも目が飛び出るくらい( ・Д・))。

歴史時代に入ると日本書紀を始めとして歴史書に巨大地震の記録が残っているわけですが、684年の白鳳地震、887年の仁和地震、1096・1099年の永長・康和地震と日付単位で分かっています。文字・歴史って便利ですね(・∀・)つ

最後の南海トラフに関する地震は1944・1946年の昭和地震になります。南海トラフを震源とする地震のやっかいなところは、弥生時代から昭和地震までいずれもM7.9~M9の巨大地震~超巨大地震なのです。

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↑液状化現象による噴砂の痕跡(「産経WEST」の記事内の画像より転載)

今回の発見舞台は、奈良県、奈良市の奈良文化財研究所です。この研究所は平城宮跡に隣接しており、新庁舎建設に伴う発掘で3つの時期における古代の地震の痕跡が約20か所で見つかりました。

地層と共伴する土器資料からそれぞれの痕跡の帰属時期は8世紀前後の平城宮造営の頃、平安時代の9~12世紀、室町時代の14世紀頃と推定されています。

上の写真見られるように、黄色っぽい砂が吹き上げるように、筋状に延びている状況が確認できました。これは巨大地震によって液状化現象が生じ、それによって地下から砂や水が噴き出す噴砂(ふんさ)の跡だと考えられます。

液状化現象は震度5以上の強い揺れで発生すると考えられており、南海トラフを震源とする巨大地震の痕跡である可能性が指摘されています。

奈良文化財研究所は今回の発掘された痕跡を「地震遺跡」として公開する予定とのことで、過去の地震を辿ることで現代の防災意識を高めたいと話しています。

今回の発掘は新庁舎建設のための緊急調査ですけども、今後の周辺の調査に際しては、地震学に関する諸研究分野の専門家と協力して、地震の予測や、地盤の特徴による被害の予測など、災害対策にも役立つ学術研究を行えるといいですね!

↓ここを押すと地震発生確率が下が……りはしないが( ・Д・)↓
↓私のテンションは間違いなく上がる予想(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓

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