2018ねん 8がつ 4にち(どよーび、曇り)
久々に高い書籍を買った。
英国とオーストリアから届くらしいが、
日数がめちゃくちゃかかる。
蔵書の多い大学は羨ましく思う。
必要なら買うしかないが、
本当に必要かどうか、読んでから考えることができるのだ!( ・Д・)
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今回紹介するのはイスラエル、テルアビブの南の都市ゲデラ(Gedera)近郊で発見された3~7世紀ごろの大規模な陶器工房についてです。
イスラエルの首都はエルサレムというイメージがありますが、事実上の首都はテルアビブです。中東でも最大規模の都市です。
発見された陶器工房はローマ帝国からビザンツ帝国時代にかけて使用されたと考えられています。
生産品はワインを貯蔵する壺で、「ガザ(Gaza)」と呼ばれる種類の器だそうです。
当時はワイン産業が盛んでワインの輸出も活発に行われていたため、このワイン用の取っ手付き壺は非常に広く分布しています。
さて、陶器工房の凄いところは娯楽施設が隣接していた点です。
まず工房のすぐ傍にはローマ浴場が2か所あり、少なくとも1か所にはボイラーが備え付けられていたとのこと。
水路と配管でつながった精巧に造られた浴槽も20もあったそうです。
また工房には遊戯室もあり、「バックギャモン」や中東で今でも人気の「マンカラ」に使うボードも見つかりました。
マンカラはアフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている、伝統的な一群のボードゲームの総称であり、ルールの異なる100種以上ものゲームが含まれます。
アメリカでも流行ってますし、私はグアテマラで初めて遊びましたよ。
酔いのせいもあってか、まったく勝てませんでしたけどね!( ・Д・)
ルールのバリエーションは豊富過ぎますので、一般的なものを紹介します。
前提として、手前の6つのポケット(丸い穴)が自分の陣地、向かいの6つのポケットが相手の陣地です。端にある四角のポケットを「ゴールポケット」といい、右側が自分のゴールポケットです。先に自分の陣地の石がすべてなくなった方が勝ちです。
1. 手前の6つのポケットに4個ずつ石を入れる
2. ジャンケンで先攻と後攻を決める
3. 先攻の人から、自分の陣地のうちどれか一つのポケットからすべて石を取り出し、右回りにポケットのなかに石を一つずつ置いていく(この動きを「種まき」と呼びます)
※種まきのとき、最後1個の石が自分のゴールポケットに入ったら、その人は続けて次の種まきをすることができます。もし、最後の石がゴール以外のポケットに入ったら、相手の番に移ります。
4. 3を繰り返し、先に自分の陣地の石がすべてなくなった方が勝ちです
*他にも「自分のゴールに入っている石が多い方が勝ち」など、様々な派生ルールがあります。(「こそだてハック」さんより引用)
私が教えられたのは、石が多い方が勝ちってルールでした。
石もおはじきみたいにカラフルで綺麗でしたし、インテリアにもいいなぁって思います。
けっこう頭を使うゲームで、運の要素は全くないので実力がモノを言います。
運が関係ないという意味では、トランプやマージャンとは異なり、チェスや囲碁、将棋の部類かも知れません。
そのため実際にエキスパートな方々もいて、世界選手権まで存在しています。
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さて、今回の発見では、現代社会のいくつかの企業が従業員のために娯楽施設を整備しているように、古代の陶器工房も従業員のために娯楽施設を造った可能性があるとのことです。
昨今「働き方改革」なんて言われてますけど、1700年も前の王制の時代の方が今よりも従業員への待遇が良かったかも知れないだなんて、なんだか皮肉な話ですね~( ・Д・)
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