019ねん 1がつ 27にち(にちよーび、晴れ)

久しぶりに「アナザーエデン」(スマホのゲーム)をやってみた。

1人用王道RPGと銘打つだけあってレベル上げしなきゃならん。

そんな折、リアルの私のレベル上げをしたいと思った、今日この頃( ・Д・)



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今回の考古学・歴史ニュースは、「福井洞窟遺跡の魅力を届ける博物館ができるよ!」ってお話です。


長崎県ではなくて「佐世保市」では国内最多の31カ所の洞穴遺跡が見つかっています。「市」のレベルで物凄い数です!Σ(・ω・ノ)ノ

中でも長崎県、佐世保市吉井町には国指定史跡である「福井洞窟」があります。



旧石器時代から縄文時代にかけて人々が生活した痕跡が残る遺跡として知られ、狩猟道具の細石刃や、石鏃(せきぞく;石製矢尻の意)等の遺物が約7万点も出土しています。

旧石器時代の洞窟遺跡として国内で初めて炉跡(焚火の痕跡)が検出されたことでも有名です。


主にこの福井洞窟遺跡での出土品の展示や、遺跡の価値を解説するガイダンス機能を備えた複合施設を建設する予定で、年末(12月)までに完成するそうです。

音声ガイダンス機能は2021年春からのスタートとなるそうです。


この複合施設は何が複合化というと、吉井地区の公民館と市役所支所も併設する計画とのことで、約6億8千万円で建設するそうですΣヾ( ̄0 ̄;ノ



お金かけてるだけあり、展示スペースは約600㎡で、目玉として実際の発掘現場から剥ぎ取った約6mの地層を設置するそうです。

また出土した遺物の内、選抜された約500点の資料を展示し、検出された最古の炉跡等の複製品や当時の人々の暮らしを再現したジオラマを展示するそうです。


近年の博物館によく見られますが、子どもが遺跡の発掘について勉強する体験室や、同博物館から福井洞窟までのルートや見どころを案内する情報コーナーも設置するそうです






さて、福井洞窟遺跡は考古学史上でも非常に重要な遺跡になります。


雪山とかで遭難した時(まぁ実際になかなか遭難しないのでドラマとかのシーンで)、洞窟を利用して一時的に避難したりすると思います。


洞窟は屋根がありますからね、昔の人も天然の住居ないし、何等かの活動の場として利用していたのです。



洞窟というのは天井が結構崩落してくるもので、そのため比較的に地層が発達しやすいのです。

つまり考古学でいうところの層序を細かく認定しやすいので、細かな時間的な変化に関する情報を得やすい状況にあります。




そのような洞窟遺跡のひとつである福井洞窟遺跡では、


①多数に分類された各層位から多種多様な細石核が出土し、日本全土で旧石器時代末期に流行した細石器の製造法の変遷が確認された。この福井洞窟遺跡の細石核を基準として、細石器の編年が可能となった。


②石器の石材としてサヌカイトの使用から黒曜石の使用へと変化する過程が分かった。


最下層から出土したサヌカイト製の大型石器が炭素年代測定法によって31,900年以上前と推定された。


④最古の土器が出土した(発見当時)。この福井洞窟遺跡での発見まで土器は縄文時代草創期に属する土器資料が最古のものであり、日本で初めて発掘された旧石器時代の土器(旧石器時代の終わりが遡ることになった)である。この発見を契機として土器製作の歴史を遡る調査研究が盛んになった。


ということが判明しました。

そのため福井洞窟遺跡は日本考古学史上、数々の重要な契機を与えた大事な遺跡であるのですヾ(´ω`=´ω`)ノ



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新しい博物館となるととりあえず行きたくなりますけども、実は近年出土した遺物の保管場所に困り、廃棄する動きも出ていますヽ(TдT)ノ

そのような現状を踏まえると、新設の博物館のような建物の地下に大きな所蔵施設を作って地域の資料の集成と保管をしてもらいたいな~とも思いますね( -д-)ノ

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