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今回の分析対象となったのはタイの仲間でヨーロッパヘダイと呼ばれる魚です。ヨーロッパでは非常に一般的な白身魚で生食、蒸し焼き、オーブン焼きと様々な食べ方があるそうです。日本におけるタイのような高級魚とは扱い方が異なるようですね。
気になる古代の水産養殖業の方法ですが、シナイ半島の潟湖で現在も用いられている手法と同じように、当時においても魚が入ってくる潟湖を見つけて、数か月間封鎖するという手法を用いていたと推測しているとのことです。
また古代エジプトでは約3500年前にすでに養殖した魚のサイズの規格化が行われており、エジプトから輸入された魚がすべて皿に合うサイズだったことを指摘し、現代の水産養殖で育てられた魚にみられることと全く同じであるとしています。