歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

2019年03月

2019ねん 3がつ 20にち(すいよーび、晴れ)

……あ、頭が痛い。

こ、これが知恵熱か!?( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは『地中海、アレクサンドリア沖で過去2000年に及ぶ様々な錨(いかり)が見つかったよ!』ってことです(。・ω・)ノ゙

調査者はアレクサンドリア大学の海洋考古学センターのチームで、2015年からアレクサンドリア沖での調査を実施しています。

これまでの発見として、過去2000年間に及ぶ船のたくさんの錨(いかり)を発見してきました。

錨は時代や国、船舶の種類によって石製、鉛製、鉄製というように材質が異なるそうですが、どれも大きな塊ですから古くても良好に残存するようです。




発見された錨は様々な形や大きさがあることが分かっています。

これも時代や国、船舶の種類によって異なるわけですが、錨の形態とサイズとこれらの関係を明らかにすることが調査チームの目的です。

例えば、イメージしやすいのは縄文土器でしょうか。

ある土器群を分類して、それぞれの時期と地域を特徴づける一連の土器群を認定していく作業を編年を組むと言いますが、この事例ではそれを錨でやるということのようです。

時代が新しくなると船舶と錨の関係に関する歴史情報も増えていきますが、調査チームは錨の他に土器、陶器も海中で発見しています。






発見した土器、陶器群は北アフリカ、エジプト、ギリシャ、イタリア、スペイン、そしてパレスチナに帰属する資料であり、錨の時間性を特定する上で重要な情報源となります。

地中海は古代より海上交易の場として非常に重要でした。

今後の更なる調査と研究によって、錨と船舶の関係で見たタイムスケールが分かり易く図化されるといいですね!(・∀・)つ

↓ダイビングしたいな~、ライセンスないけどね!( -д-)ノ↓

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2019ねん 3がつ 19にち(かよーび、晴れ)

今日の夕方頃、何故かクラクラするくらいに眠かった。

たくさん寝たつもりなのに、眠りが浅いのだろうか。

今晩から、快眠BGMを流して寝ることにする!( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは『古代エジプトにも恋の呪文があったよ!』ってお話です。

あとおまけで「メジェド様」について( -д-)ノ


さて、上に挙げた写真が、オーストリアの最大の都市、シドニーにあるマッコーリー大学に所蔵されているパピルスです。

マッコーリー大学には約900点のパピルスが所蔵されているそうですが、このパピルスについてはいつどこから入手したものなのか、その経緯が分かっていないそうです。

しかしながら今からおよそ1300年前に書かれたパピルスであると推定されています。

写真からは「2羽の鳥のような図象」と、「コプト語の文章」が読み取れます。

この文章の解読の結果、内容が「恋のおまじない」であることが分かりました。


しかしながら文章の大部分が失われているため、どのようなおまじないだったかは不明だそうです。

類似の内容のパピルスはこれまでにも発見されていて、それらは女性の心を射止めるための呪文ではなく、周囲の障害の中で男性が意中の女性に会うための方法や、意中の人が既婚であるといった問題を解決するためのものだそうです。

そのためこの2羽の鳥のパピルスに記載されているおまじないも、三角関係の解消といった複雑な恋愛問題を解決するためのものだったようです。


さて、2羽の鳥のような図像モチーフについては、左側の羽のある生物がクチバシで右側の生物のクチバシの中をつついているかのように見えます。

またつがいの生物の周囲は人間の手らしきもので囲まれています。

解読者によると、生物の下部で2羽をつないでいるものは、鎖や縄、あるいは男性器などが考えられるそうです。

体の前は羽毛かウロコらしきもので覆われていて、右側の生物には2つの耳(あるいはツノ)があり、
こうした小さな違いは性別の違いを表しているそうです(右側がメスで、左側がオス)。

・・・・・・私には鳥に見えないんですけどね(ちょうどこの下に挙げた画像に写実的な鳥が描かれています)。

私には「蝶々」に見えます( ・Д・)

まぁ数多くの史料に当たると、この時期の図像モチーフとしてはこういった鳥が描かれることが一般的なのかも知れませんね。

(・・・・・・やはり羽化したケムンパスに見える( ・Д・))

↑コメントやTwitterで皆さんの意見をお待ちしておりますヾ(´ω`=´ω`)ノ




最初に紹介した恋の呪文のパピルスもそうですが、本当にエジプトのパピルスは残りが良い!

本当に羨ましいです。

情報量が違いますよ、やっぱり。

上の写真にいる不思議な存在が「メジェド様」です。

古代エジプトの神々の1柱です。

まぁ見た目は「銀魂」に出てくるエリザベスの仲間ですね(。・ω・)ノ゙




古代エジプトの神々を可愛らしくデフォルメ化して作られたアニメがこれです。

その名も『神々の記』

知ってます?

古代マヤの神々でもアニメとか作って欲しいんですけどね( -д-)ノ

……やんわりとパクって、古代マヤ文明の神々でアニメ作って普及活動したいわ~!( ・Д・)


こういった作品が作り易いのは情報量の差だけではなく、古代エジプトの神々は動物が多いのも理由でしょう。

だから可愛くもしやすいです。

一方でマヤの神々は「ヒト型」が多いです。

しかも見た目が怖い!( ・Д・)

古代マヤ神話に出てきて、可愛くできそうなのは・・・やはり動物!

ジャガー、亀、ワニ、ウサギ、鳥類(コンゴウインコ、ケツァール……ヴクブ・カキシュもいけるか)、羽毛の生えた蛇(ククルカン/ケツァル・コアトル)等。

あ、けっこういるぞ、古代マヤ神話・物語に登場する動物類!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


↑「神々の記」の第1話(公式より)


暇みて、もし可愛く古代マヤの神々を描けたら紹介しますね~ヽ(TдT)ノ

それはともかく、古代エジプトがテーマのアニメ「神々の紀」(1話~4話+特別編)を良かったらお楽しみください。

*いつもながら回し者ではありません( -д-)ノ

ちなみに、本場(?)エジプトでは「日本人は(たぶんいい意味で)クレイジー」と思われているようです。

私もそう思う時がままありますが、そんな日本も日本人も大好きです(・∀・)つ

↓アニメのタイトルは「マヤマヤの樹」……かな?( ・Д・)↓

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2019ねん 3がつ 19にち(げつよーび、晴れ)

時間が経つのは早い。

大して作業も進んでないのにな。

集中して淡々と仕事を進めねば~!

と思いつつ、トイレとセットのコーヒーはやめられない( -д-)ノ


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今回の考古学・歴史ニュースは、『栃木県、佐野市に竪穴式住居に泊まれる施設があるよ!』ってことです。

かつてはもの珍しかった竪穴式住居や高床式倉庫の復元建築物は、今や観光スポットになっている古代遺跡では当たり前になっていますよね。

そんな中、たまたま見つけました!(最大級の竪穴住居の記事を書こうと思ってたけども( -д-)ノ)

竪穴式住居に泊まれる場所を!

こういった施設が存在することは初めて知りました。

なので、簡単に紹介しますね。


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場所は、栃木県佐野市の秋山町771です。

「古代生活体験村」という名前の施設です。

竪穴式住居が4基、横穴式住居(?)が2基あります。

竪穴式住居は定員7名で、一泊11,880円、日帰り3,880円(税込)です。

横穴式住居は定員8名で、料金は竪穴式住居と同じです。


「古代米と火起こしセット、薪」も販売しています。

「古代の服」もレンタルしています。

近代的な温泉や、バーベキューコーナー、レストランといった施設もあるそうです。

古代の生活に心折れた時も何とかなりますね( -д-)ノ








で、どうしても気になるのが、「横穴式住居」(?)です。

竪穴式住居に対して「横穴」なのでしょうか?

上に挙げた写真から分かるように内部は近代的な造りとなっています。

横穴式の住居そのものは世界的に見られるんですが、通常は自然の岩壁を利用して掘削して造ります。

なので上に挙げたような、石組みの外観にはならないんですよね。


・・・・・・もしかして、「横穴式石室」から来てる?

だとしたら、私は竪穴式住居に泊まりたい!( ・Д・)

↓キャンプしたいな~って気になった人~?(*・ω・)ノ↓

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2019ねん 3がつ 17にち(にちよーび、曇り)

川砂のサンプルを採取に行ったら、

川沿いには除雪で集めた雪がたくさん残っていた……

あと一か月は我慢かな。

春よ、来いっ!ヽ(TдT)ノ


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↑街中にあるため背の高いビルに囲まれた三吉神社(「歩け、マヤ」管理人撮影)


さて、今回の考古学・歴史ニュース(?)は、『三吉神社に参拝して、御朱印頂いてきたよ!&鳥居のデータ取ったよ!』ってことですね。



↓関連記事のバックナンバーですヾ(´ω`=´ω`)ノ↓
↑良かったら併せてどうぞ~(・∀・)つ↑



今日は近い将来的に土器の胎土分析を行うための基礎研究の一環として、川砂の分析を行ってみようかと思い立ち、豊平川に向かったらまだ冬季期間であるため侵入禁止でした( ・Д・)

そして車を走らせていて、あ、神社に行こうと思い、三吉神社に参拝してみることにしたのです。

では、まずは三吉神社の基本データから紹介しますね。


【三吉神社】
住所:札幌市中央区南1条西8丁目
Tel:011-251-3443
駐車場:なし

祭神:大己貴神;開拓・医薬・縁結の神
  :少彦名神;開拓・医薬・酒造の神
  :藤原三吉神;勝利成功・事業繁栄の神
  :金刀比羅宮;商売繁盛・航海守護の神
  :天満宮;学問・技芸の神
創設:明治11年(1878年)

例大祭:5月15日



さて、では頂いた御朱印のご紹介を( -д-)ノ


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↑三吉神社で頂いた御朱印とパンフレット(「歩け、マヤ」管理人撮影)



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↑恐らく御神輿が入っている社殿、右に見えているのがスペース(「歩け、マヤ」管理人撮影)


三吉神社の社務所は本殿の左手にあります。

三吉神社のオリジナルの御朱印帳はないようです。

御朱印の初穂料は500円でした。

これまで他の神社では見られなかった、金色のスタンプが良い味を出しているな~と思ってます(・∀・)つ


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さて、三吉神社には駐車場がありません。

たぶんないと思います。

正面から入って左手に数台駐車していましたが、神社関係者のものでしょう。


入って右手には「ちょっとした空間」がありまして、車4~5台は停めれそうです。

実際、1台入ってきて停めようとしましたが、途中でやめていました。

駐車場ではなくて、お祭りや行事用のスペースだと思います。

なので、徒歩での参拝が良いでしょう。

街中過ぎるので、駐車できる場所がありません。



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↑県社昇格記念に奉納された正面の鳥居(「歩け、マヤ」管理人撮影)


さて、1878年に創建された三吉神社ですが、翌1879年に現在の位置に遷座します。

神社と認められた後に、村社、郷社、県社と昇格しました。

県社となったのが昭和5年4月30日です(1930年)。

三吉神社の入り口側にある鳥居には昭和5年10月13日の日付がありまして、県社への昇格記念に建立・奉納されたものと刻まれています。


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↑例によって神社内から撮影した鳥居(「歩け、マヤ」管理人撮影)


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↑正面から撮影したもの、鳥居の柱が斜めであるのが分かる(「歩け、マヤ」管理人撮影)


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↑鳥居の外に狛犬がいました(「歩け、マヤ」管理人撮影)


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↑角が斜めにカットされている台石(「歩け、マヤ」管理人撮影)


さて、今回も鳥居のデータを取得してきました。

これまでとは異なり、三吉神社には鳥居が2基建立されていました。

まずは入り口側の鳥居のデータを紹介します。


【三吉神社 / 入り口の鳥居】
①建立:1930年
②素材:大理石製
③高さ:約4m?
④直径:38cm
⑤角度:斜め(傾斜角2度)
⑥下部構造:台石(方形で角が斜めにカットされている)



三吉神社の鳥居はこれまでで初の大理石製の鳥居でした。

立派だな~って感じです。

近代的なビルに囲まれた中で、更に古い樹々で囲まれて鎮座する三吉神社は、信仰心が薄い私でも厳かな印象を受けました。



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↑本殿の右隣に位置する出世稲荷社、右奥は中通りに続いている(「歩け、マヤ」管理人撮影)



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↑白い狐のモチーフが上部中央に表現されている(「歩け、マヤ」管理人撮影)


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↑鳥居の下部構造(「歩け、マヤ」管理人撮影)


三吉神社は本殿の右手から中通りに抜け出ることができる構造になっています。

歩いて行ってみると『出世稲荷社』を発見。

実際には目と鼻の距離ですが、普通に参拝して正面へと戻ると気付かないかも知れません。

『出世』という言葉に惹かれたのでは決してなく、写真撮影と鳥居の計測をお願いするために参拝しました!(ちょっとお願いもしてみたけど( ・Д・))


【三吉神社 / 出世稲荷社の鳥居】
①建立:???年(柱の塗装は極めて新しいが、台石は風化している)
②素材:恐らくコンクリート製
③高さ:約2m?
④直径:19cm
⑤角度:斜め(傾斜角4度)
⑥下部構造:台石(方形)と亀腹


ミニチュアとかジオラマとかとにかく小さいものが好きな私には、失礼ながら可愛い社殿と鳥居だなとふと思ってしまいました( -д-)ノ

ちなみにこの事例で初めて亀腹を有する鳥居に出会えました!

データと経験値(知)が増えていく感じで嬉しいです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


さて、以前、「鳥居の考古学」の記事の際に、「鳥居の形態は奉納者の好みで選択され、神社の祭神等とは関係がない」と書きました。

今回の三吉神社の事例は、そのことを端的に表していると思います。

正面の大理石製の鳥居が「神明系」で、出世稲荷社の鳥居が「明神系」ですね。







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毎週末に神社巡りする癖がついてきたような気がします!

まだまだ近くに神社仏閣がありますが、その内遠出しなければならない時がやってきますね。

ドライブも楽しんで、ついでに川砂のサンプルでも採取すればいいか!(・∀・)つ

↓御朱印集めが趣味な方、かもーん!щ(゚Д゚щ)カモーン!↓

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2019ねん 3がつ 16にち(どよーび、曇り)

もうすぐ新年度。

今年はやりたい研究が出来る最初で最後の年かも知れない。

なので、ちょっと本気出してみることにしたよ!( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは『奄美大島で色々見つかったよ!』です!(*・ω・)ノ


今回の発見は、鹿児島県の「奄美大島」における発見です。

色々と発見が多いのですが、一番の発見は1万3800年前の土器片が出土したことでしょう!

ちなみに世界最古の土器は(中国の例とか諸説ありますが……)日本の青森県、大平山元I遺跡の縄文土器(約1万6500年前)です。

今回の発見はもちろん奄美大島で最古となります。

そして国内どころか世界的にみて最古級の発見となります。

ところで、奄美大島ってどのような場所なのでしょうか……




ほんっとに綺麗ですよね~。

私もこういう場所をフィールドにして調査したいですね!( -д-)ノ


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ということで、今回の発見の舞台は奄美大島にある天城町西阿木名(にしあきな)地区内の下原(しもばる)洞穴遺跡です。

調査者は鹿児島女子短期大学と天城町教育委員会だそうで、2015~2016年に第1次調査が行われ、2019年3月から第2次調査が行われています。

この下原洞穴の中からは、先に述べました最古の土器(1万3800年前)の他に、石器製作工房や埋葬遺構も発見されています。


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人が火をおこした跡(炉跡)と考えられる炭化物集中の痕跡も見つかっており、時期は2万5000年前と推定されています。

その他の発見は比較的新しいものですが、6000年前にまで遡る生活・居住の痕跡、4000年前の石器、2500~3000年前の人骨や貝製品、土器などが出土しています。

このような様々な発見があった中で、奄美大島に関する考古学的側面からの評価が変わりました。

それは今回の奄美大島における最古の土器の発見により、奄美大島では日本列島と大差ない時期に土器文化が始まったと考えられるようになったことです。


日本列島においてこのような古い時期の人々は移動しつつ生活していましたが、奄美大島では環境的制約から定住に近い状態だったと思われます。

そのためこの洞窟内からは様々な時期に関する色々な遺物・遺構が集中的に見つかるわけです。

その点を高く評価し、今後も天城町教育委員会は下原洞穴遺跡での調査を継続的に行っていく模様です。

今後の更なる発見に期待ですね!(・∀・)つ


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