2020年06月
【カサス・グランデ文化①】断崖絶壁に住んでみた!日本ではあまり知られていないメキシコの遺跡を紹介するよ!( ・Д・)【考古学】
実際にこの「T字」文様は土器の図像等(彩文・刻文)にもよく現れます(*^・ェ・)ノ
【新・科学技術の強み】中国の有名な『万里の長城』の傍に方形の構造物を発見!万里の長城の役割は防御壁ではなかった?( ・Д・)【考古学】

↑見つかった方形構造物(「ARCHAEOLOGY」の記事内画像より転載;credit: Drone photograph by G. Shelach-Lavi/ Antiquity Publications Ltd.)
なんかやることがセコイ気がしますが、このように万里の長城の役割は北方の異民族対策と考えられてきたのです(*^・ェ・)ノ
【ゲームの考古学④】1900年前のゲーム?ノルウェーで古代ローマの遺物が出土したよ!( ・Д・)【趣味・娯楽の歴史】
この発見はベルゲン大学博物館の考古学者モーテン・ラムスタッド博士らによってノルウェー西部のイトレフォッセ村近くの墓地遺跡で行われた調査でなされました。
「Ludus latrunculorum」は上に挙げたようなチェスやチェッカー(ドラフツ)と似た盤と駒を使ったボードゲームだと考えられています。
チェスは、インドのチャトランガを発祥としているのは有名ですね。
前にも触れたでしょうか……
世界史でも有名な東インド会社の植民地期にチャトランガがイギリスに持ち込まれ、「女王陛下」が強くあらねばならぬイギリス社会の影響で、本来最弱の駒であった「宰相」が最強の「クイーン」になったという歴史があります。
私もチェスやりますけど、クイーンの動きは将棋の飛車+角行です。
どこまでも全方向に飛んでけます(ば、化け物かっ!( ・Д・))。
まぁチャトランガ、チェス、将棋のような戦略ゲームは世界中に類似ゲームがあります。
歴史書に残らないレベルの古代ではその発生については不明ですが、交易等を通じて伝播したのかも知れません。
あるいは古代社会において「ゲームは貴族の遊び」です。
こうした世界各地に見られるボードゲームの基本が「戦略ゲーム」だというのも、いざとなれば戦わねばならぬ貴族の軍事教育目的に由来して、後世に影響し合ったとは言え、本来的には各地でその必要性から自然発生したのやも知れません。
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↑以前にも載せたティカルのボードゲーム、欲しい!( ・Д・)(確か、「Amazon」の商品ページからの転載だった気がする……毎度のことながら回し者ではありません( -д-)ノ)
なかなかこういった遺物の出土は「レア」なので、久々の『ゲームの考古学/趣味の歴史』となります。
【たぶん考古学】修道院で「中世の遺物」として展示されてた刀剣が、実は5000年前の刀剣だったと分かったよ!美人大学院生が気付いたそうだ( ・Д・)【理化学分析】
このベネチアにある潟(ひがた;ラグーナ)に浮かぶサン・ラザロ島にある修道院で、中世の遺物として展示されていた金属の刀剣がありました。
修道院の記録文書によると、この刀剣は1886年の8~9月にトルコのトラブゾンにある同じ宗派の聖職者組織から贈り物として届けられたものだそうです。
で、問題の刀剣がこれです(*・ω・)ノ
↑実際に「中世」と記されていた刀剣(「CNN.co.jp」の記事内画像より転載)
長さ約43cmの金属製の刀剣です。
この「中世」との表記があった刀剣の展示を見た博士課程の学生がその年代に疑問を持ったそうです。
とういうのもこの学生は青銅器時代が専門で、自分の調査研究で知っていた刀剣と形態が類似していることから、もっと古いものだと確信したそうです。
青銅器時代であれば5000年前に遡る可能性があります。
そこで、学生の所属するベネチア大学とパドバ大学が共同で刀剣の金属の化学組成を分析した結果、ヒ素を含む銅の合金で作られていることが分かりました。
申し訳ないことにここから先の記事の意味が理解できなかった(これまでの文章との前後関係が理解できなかった)ので、引用しておきます。
この合金は主に紀元前4世紀の終わりから同3世紀初めにかけて使われていたもので、青銅の使用が定着する前の年代であることを意味する。
同じ化学組成を持つ刀剣2本がトルコで見つかっているが、これらは形状も非常に似通ったものとなっている。
当時はコーカサス地方やアナトリア地方、エーゲ海諸島及びギリシャ本土で新たな貴族階級が勃興していた。考古学者らはこうした刀剣について、武器であると同時に権威の象徴としての役割も果たしていたとみている。
(CNN.co.jpより)
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どういうことなのか、さらっと読んだだけでは理解できないのです( -д-)ノ
(勉強不足で申し訳ない)
私なりの考えを以下に書いておきます。
まず上に挙げた刀剣をよく見て欲しいのですが、「緑青」が見えますよね。
「緑青」は銅が酸化した際の錆で、緑色になるのはご存じの方も多いかと思います。
だから青銅製の剣だなんてパッと見で分かるやん!って思います。
そしてヨーロッパにおける青銅器時代はBCE3000年に始まります。
ヒッタイトの滅亡により鉄器の知識が広がるのがBCE1200年頃です。
ということは、参考記事の「5000年前に遡る可能性がある!」なんて記述は、青銅器時代の始まりを指しているだけなんですよね( -д-)ノ
実際の分析結果では、刀剣の素材は銅とヒ素の合金でした。
こういった合金が使用されたのがBCE300-200頃だと書いてます。
なら古く見積もっても2500年前じゃない?
二倍も違うよ?( ・Д・)
また「青銅の使用が定着する前」ってのも全く理解できないですね( -д-)ノ
綺麗な考古学者もいるのですね。
ちなみに「美人・考古学者」で検索すると日本語、英語、スペイン語ではほぼヒットせず、アニメや映画のデータが見つかります。
【リアルな経過㉕】ブログ始めて26か月!2020年5月までの成長の記録(。・ω・)ノ゙……書くことないから起業と学会の話を少々するよ( ・Д・)【ブログは稼げるのか?】

↑最近コナン見てないけど、やっぱ博士は黒幕なの?( ・Д・)(「はしもとはしこ」さんのイラストを一部加工;作成「歩け、マヤ」)

【考古学者の意図的誇張】日本人研究者によってマヤ文明最大の建造物が発見される!?限りなく嘘に近い誇張とお金の連鎖( ・Д・)【嘘と金と考古学】
古代マヤ文明の遺跡の調査を進める日本や米国、メキシコなどの研究チームが、メキシコ南部のアグアダ・フェニックス遺跡で、同文明で最大とみられる建造物を確認した。南北約1400メートル、東西約400メートルにわたっており、祭祀(さいし)用とみられる。社会的な階層がはっきりしていない紀元前1千~800年に築かれたとみられ、研究チームは「社会的な不平等が小さくても大規模な共同作業ができることが示され、従来の文明観を覆す発見だ」としている。4日、英科学誌ネイチャーに発表した。 米アリゾナ大の猪俣健教授や茨城大の青山和夫教授、岡山理科大の那須浩郎准教授らの研究チームは2017年から、グアテマラ国境近くのタバスコ州で航空レーザー測量や地上探査を実施。18年、森林や牧草地が広がる一帯の地下にアグアダ・フェニックス遺跡を発見した。調査を進めたところ、遺跡には南北約1400メートル、東西約400メートルにわたる大きな建造物があることが分かった。研究チームは建造物の体積を320万~430万立方メートルと推定する。マヤ文明で最大とされてきたエル・ミラドール遺跡の建造物より、40万立方メートル以上大きいという。建造物の上部には平面状の「基壇」が広がっている。発掘調査で未使用のヒスイの石斧(せきふ)が見つかったことなどから、建造物は共同祭祀に使われていたとみている。茨城大の青山教授は「人々が定住を始めて間もない時期に造られたものだ。神聖な山を築くことで、共同体のアイデンティティーを確立しようとしたのでは」とする。他の遺跡で見られる権力者を示す石彫などは見つかっておらず、アリゾナ大の猪俣教授は「人々が自発的な意思で集まって、建てたのかもしれない」と話している。紀元前1千年ごろから16世紀まで、ユカタン半島を中心にメキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなどで栄えた文明。各地の遺跡からは、宗教的な儀式が行われたとみられるピラミッドや、複雑なマヤ文字が刻まれた碑文などが見つかっている。(朝日新聞より)




↑エル・ミラドールのラ・ダンタピラミッドに関する図像(「Gutemala, El Mirador」、「Global Consevation」、「Pinterest」、「Leonidemartinblog」の画像をそれぞれ転載)
どうですか?( ・Д・)