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あるけまや -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

2020年09月

2020ねん 10がつ 1にち(すいよーび、晴れ)

日付変わって、もう10月だ!(*^・ェ・)ノ

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↑カッコ良きもふもふ(*^・ェ・)ノ(「grape」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「永久凍土の中からオオカミの頭部が見つかったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


まぁ今回のお話は考古学とは直接的には関係ありません。

ただ、考古学は人類を研究対象にするだけあって、どんな知識も役立つと、だから博学であれと教えられてきました。

その観点からすると、考え方によっては今回のオオカミの話も全く無関係ではないのです(*・ω・)ノ



さて、この度、ロシア北極圏の永久凍土から、約3万2000年前に死んだ成体のオオカミの頭部が、ほぼ完全な状態で見つかったわけですが、

*写真が生々しいので閲覧注意です( ・Д・)




・・・・・・・・・



・・・・・・



・・・









私的には「七つの大罪」に出てくるオスロ―に見えるんですけども……


めっちゃ似てません!??( ・Д・)




さて、話を戻しますと、


この厚い毛皮に覆われたオオカミの頭部は発掘調査ではなく、地元住民が発見したものです。


詳細な場所はシベリア地方ヤクチアに流れるチレフチャフ川の土手だそうです。


頭部の長さは41.5cmで、写真からも分かるようにとても良い保存状態で脳や軟部組織、力強い歯もそろっています。



古生物学者らによる分析の結果、このオオカミは約3万2000年前、氷河時代の更新世に死んだと考えられ、当時2~4歳だったと推定されています。


これまでに見つかっているオオカミは子どもばかりで今回のような発見は初めての貴重な事例だそうです。



arukemaya1010







おわりに

上に挙げた記事にも多少書いていますが、ヒトとイヌの関わりはとても古いものです。

所謂、オオカミは「タイリクオオカミ」を指しますが、この大陸ってユーラシア大陸のことです。

現在でもオオカミの主な分布はユーラシアの北端に集中してます。



とあるDNA解析結果ではオオカミからイヌへの分岐は13万5000年前とされています。

でもこれってネアンデルタール人とか旧人段階の時期なのです。

我々、新人は7~5万年前にユーラシア大陸に進出しましたから、ちょっと古過ぎます。

もしネアンデルタール人がオオカミの家畜化を開始したのであれば、センセーショナルな発見になりますね!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



別のDNAに関する研究結果では4万年前とか1万5000年前と言われています。

後者であれば、上に挙げた日本の縄文時代の事例とほぼ合致します。

縄文時代早期に当たる1万2000年前~7000年前にはイヌの痕跡が考古学的証拠として見つかっているからです。


前者であれば、まさに今回のケース(3万5000年前)が一つの面白い事例になるかと思います。

こういったレアな発見は、どうしても偶然に左右されてしまいます( -д-)ノ

しかしながらデータを積み上げて、いつの日かヒトとイヌの関係史における最初期のことが分かるといいですね!ヾ(´ω`=´ω`)ノ


それはともかくオスロ―可愛いっ!( ・Д・)


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2020ねん 9がつ 29にち(かよーび、晴れ)

これが今月9本目の記事......

明日久々の休みとは言え、あと6本はキツイな( -д-)ノ

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↑けっこうきっちりと残ってるものだね!(*^・ェ・)ノ(「日本将棋連盟」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「最古の将棋の駒と板!王将取られても負けないルールがかつてあったらしいよ!?( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ



最古の駒の紹介

上に挙げた写真が、奈良県の興福寺旧境内から出土した将棋の駒です。

「天喜六年」(1058年)と書かれた木簡と共伴して出土した木製の駒で、これが最古の将棋の駒なのです。

サイズは長軸が2.5~3.3cm、幅は1.5~2.4cm、厚さは2~5mmで、まぁ現在のものとさほど変わらないかなと思います。

発見は比較的新しく、1993年に実施された調査で、旧境内内の井戸の跡から出土しました。





見慣れない駒の紹介

こちらは2013年の調査で出土した駒で、『酔象(すいぞう)』という見慣れない駒があるのが分かると思います。

これまでに出土している最古の「酔象」は室町時代のものでしたが、この発見により平安時代までさかのぼりました。

これも木簡と共伴して出土したそうで「承徳二年(1098年)」の年号が記されていたとのことです。

酔象の駒ももちろん木製で、長軸2.5cm、幅1.5cm、厚さ0.2cmでした。

ちなみにこの酔象の駒の裏面には墨跡がなかった。

酔象は、現代の将棋より駒数の多い、鎌倉時代以降の「大将棋」や「中将棋」で指されたことが文献などでわかっています。

しかし平安時代については知られておらず、重要な発見となりました!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


arukemaya1004



最古の将棋盤

上に挙げたのが、島根県、出雲市高岡町の高浜 I 遺跡から出土した将棋盤と駒です。

いずれも2010年の調査で出土したものです。


これらの遺物は木製で、室町時代のものと推測されています。

将棋盤としてはこれが最古の事例になるのですヾ(´ω`=´ω`)ノ


かなり部分的な残存状態ですが、本来は下の写真のような感じだったと考えられます。

↓↓↓こんな感じ(。・ω・)ノ゙↓↓↓





王将取られても負けないルール!?

さて、今回の記事の見どころでもあるのが、この「王将取られても負けないルール」ですヾ(´ω`=´ω`)ノ

私は囲碁とチェスしかやらないもので、将棋を指す人にとってはもしかすると一般常識の範疇なのかもしれません。

もしそうだったらご愛嬌で(*^・ェ・)ノ



問題の駒は先ほど説明した見慣れない駒の『酔象』です。

「歩け、マヤ」では既に何度か紹介していますが、将棋を始めとしてチェスや中国将棋といった類似のボードゲームの起源はインドの「チャトランガ」とされています。

現在は動物園で見られますけど、元々「象」って日本にいないわけです。

明らかに起源であるインドの影響の強い駒なわけです。



でも「酔象」って「酔った象」って書くじゃないですか?

意味は「発情して凶暴になった雄の象」もしくは「酒に酔って暴れる象」という意味だそうです。

インドでは現在ヒンズー教が盛んですが、かつては仏教が栄えていました。

その仏教では「凶悪な心の例え」に用いられる語であるため、何故それが将棋の駒になったかは不明だそうです。



まぁ貴族らの軍事のお勉強としての意味合いもあり、「戦象(せんぞう)」として軍事用に闘う象もいたわけですから恐らくそれがルーツなのでしょう。

ならば「酔象」じゃなくて「戦象」でいいのにと思ったり( -д-)ノ


さて、先に述べたように発見された最古の「酔象」の裏面には墨の痕がなかったわけですが、より新しい事例では、「酔象」の裏は『太子』であるそうです。

将棋の種類によっては『王子』の場合もあるそうです。



「酔象」は後ろ以外のどこでも1マス進めます。

「太子」・「王子」は「王将」と同じ動きでどこでも1マス進めます。

「太子」・「王子」は次の王なので、「酔象」が「太子」や「王子」に成って盤上にある状態では、例え王将が取られても負けないという不思議なルールがあったそうですΣ(・ω・ノ)ノ

このルールからすると、「戦象」ではなく「酔象」である理由はなんとなく分かる気がします。

世の中、金持ちや権力者は世襲が大好きですし、第二世代以降なんてロクなのいませんもんねヽ(TдT)ノ

まぁつまり「太子・王子」に成る前は、『王様の子供であるという権威を笠に着て、酔って暴れて、発情して女に手を出しまくる凶悪な心の持ち主』という皮肉が込められている気がしますね( -д-)ノ


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↑親は大学時代にレイプ事件をもみ消し、子は不倫騒動をうやむやにし……元気があれば何でもできる!金と権力があれば何でもアリ!昔も今も人間って何も変わらんね(/TДT)/ スローガンは『忖度JAPANヽ(TдT)ノ』【七光り、ヤバイ、政治家での画像検索結果1位より】



おわりに

ほんとに人間って変わらんし、愚かだなとふと思ってしまいました……

だからこそ人文科学はこの先、これまでとはガラッと異なる方法で突き詰めていくといずれ人類の未来を予想できる気がします。


だってみんな成長しないんだもの。

歴史から学ばないんだもの。

やることおんなじなんだもの。


……それでも法則性がないなんて言える!?( ・Д・)

だって人間だもの。

by アイーン田 まやお


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2020ねん 9がつ 26にち(どよーび、晴れ)

書きたいニュースは山ほどあるな~(*^・ェ・)ノ


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↑どう? デカいよね!?(*^・ェ・)ノ(「毎日新聞」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「とってもデカい埴輪とか出たよ~!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


上に挙げた写真でもうお分かり頂けたかも知れませんが、今回の遺物はどれも保存状態が良好です。

破片なのですが、調整がしっかりしていて、器面の状態が良いのです。

今回色々な角度の写真を載せますが、

どれもとても綺麗ですよ!ヾ(´ω`=´ω`)ノ



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今回の発見の舞台は大阪府の羽曳野市、藤井寺市にまたがる陵東遺跡です。


この遺跡から溝状遺構が検出され、その中から盾持ち人、力士、男子像の人物埴輪が3体出土しました。

帰属時期はいずれも5世紀後半から6世紀初めと考えられています。




3点の人物埴輪の内、盾持ち人埴輪は頭部だけが出土しました。


首が長いように見えますが、これは差し込み部分です。


こうした差し込み式の頭部は盾持ち人埴輪に見られる特徴なのですが、盾の部分は見つかりませんでした。


ちなみにこの頭部パーツのサイズは長さ60cm、幅25cmもあり、見つかっていない盾部分も含めると、まさに等身大で、人と同じぐらいの大きさだったと予想されていますΣ(・ω・ノ)ノ



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↑拡大しても美しい!(・∀・)つ(「毎日新聞」の記事内画像より転載)



上に挙げた写真で分かるように、目の周辺には入れ墨を表現した可能性がある沈線が入っています。


精巧な沈線ですよね!


鼻や口、顎もしっかり作られています。




ところで、口の上にある長方形状の切り込みラインはなんだろう……( ・Д・)


中心軸から向かって右に外れているし、沈線だから粘土が柔らかい内に意図的に加えてるんだけども、、、


下に挙げた他の「盾持ち人埴輪」の事例だと口元はいたって普通ですよね。


なんだか気になるなぁ( ・Д・)



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↑盾持ち人埴輪は完形だとこんな感じ!(「451のミニベロ」さんの記事内画像より転載)



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↑この子たち、めちゃ笑ってますねヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ(「フクヘン。」さんの記事内画像より転載)



通常の人物埴輪は無表情なものが多いです。


それにに対して、盾持ち人埴輪は威嚇や笑いの表情を有していた李、入れ墨表現のあるものが多いようです。


上に挙げた1枚目は盾持ち人埴輪ですが無表情ですね。


一方で2枚目の方は思いっきり笑ってますね(・∀・)つ(・∀・)つ(・∀・)つ



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おわりに

今回の出土品は、「いかにも精巧に作られた!」って感じの遺物です。

どう撮っても絵になる美しさですね~ヾ(´ω`=´ω`)ノ


それほどに綺麗な品なのに、今回は溝状遺構内部からごちゃっと出土したわけですから、

恐らく本来近くの古墳に配置されていたものが、何かしらの理由でこの場所に廃棄された可能性が指摘されています。

ねぇ、もし完形で出てたら国宝級でない!?( ・Д・)


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2020ねん 9がつ 26にち(どよーび、晴れ)

充実している=疲れ果て気絶するように夜眠る、ことではないかと思い始めた(((( ;゚д゚)))


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arukemaya992
↑これが力士なのね(*^・ェ・)ノ(「四国新聞」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「埴輪の破片を接合してみたら最古の力士埴輪だったってことが分かったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


今回の舞台は島根県、松江市に所在する石屋古墳です。

この古墳は宅地造成に際して新たに発見されたものですが、5世紀半ばに帰属する1辺約40mの大きな方墳です。

方墳の多い出雲地方の中でも最大級の規模をもつだけではなく、墳丘稜線の遺存状況も極めて良好です。

そのため方墳の典型を示すものとして大変貴重であるとし、「史跡名勝天然記念物」に指定されています。




この古墳からは様々な完形・半完形の埴輪が出土していますが、バラバラの埴輪片も多数出土しています。

この破片を接合し、全体を復元したところ、最古の力士埴輪であることが分かりました。

これはこれまでに最古とされてきた奈良県橿原市の四条古墳群で見つかった5世紀後半の力士埴輪をやや遡ると推定されています。




石屋古墳では力士や武人など6体の人物埴輪が確認されています。

うち4体は両脚で立つ全身像とみられています。

上に挙げた写真のように、力士埴輪は下半身部分(高さ約80cm)がほぼ復元でき、右腰にまわしとみられる帯状のものが確認できました。

本来、この力士埴輪の高さは推定で120cmを超える可能性があるそうです。



また上に挙げたような馬形や椅子形も確認されました。

女性は立ち膝しているようで、埴輪のサイズが良く分かるかと思います。

馬形埴輪も全長1mあるのです( ・Д・)

ちなみに手前の変わった形のものは「椅子形」で、そこに人物埴輪が座っていた痕跡が残っているそうです(*・ω・)ノ





おわりに

やっぱ最古っていいですね~(*・ω・)ノ

そして埴輪って色んな形があって面白いですよね。

当時のことを知る手がかりとしても興味深いなと思います。



博物館行きたくなってきた……


私も古墳ファンになるかなっ!( ・Д・)


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2020ねん 9がつ 25にち(きんよーび、曇り)

最近充実しているが、寝不足だヽ(TдT)ノ


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↑いつかアクロポリスも掘りたいね( -д-)ノ(「トラベルザウルスドットコム」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「ナショナルジオグラフィックでティカルが取り上げられてるけど、そこで頑張ってる日本人考古学者も取り上げてよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ


ナショナルジオグラフィックでは、

「いつか訪れたい世界の旅先25」

というシリーズで色々な場所を紹介しているようですが、

その第21回にグアテマラの世界複合遺産、ティカル国立公園が選ばれました!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

そこでは以下のように書かれていました(赤字は私の強調箇所)。

行くべき理由:マヤの過去と現在に出会いにいこう。


知っておきたいこと:画期的なレーザー技術により、研究者たちにとっての宝の地図ができた。グアテマラ北部のマヤ生物圏保護区に広がるジャングルの林冠の下で発見が相次いでいる。


 約2100平方キロを上空から調査する事業「PACUNAMライダー・イニシアチブ」で集まった情報から、長年隠れていたピラミッドや監視塔などの遺構を考古学者たちが発見。


 ここに先コロンブス期の大規模な文明があったことや、その文明が多くのマヤ専門家の認識よりもかなり複雑だったことが分かってきた。一般にはまだ公開されていないが、これら最新の発見は、グアテマラが昔も今もマヤ文化屈指の拠点だとあらためて思わせる。


 古いルーツが特に濃く残るのが、密林に覆われたマヤ世界の中心、北端のペテン地方だ。ワシャクトゥン、ヤシュハ、エル・ミラドール、ティカル国立公園では、中央アメリカの先史時代をしのばせる宝物が見られる。


 多文化に彩られた現代のグアテマラは、マヤの子孫が人口の半分以上を占め、中米で唯一、先住民が文化の点で多数派の国となっている。アティトラン湖周辺のツトゥヒル族の村を訪ねると、マヤの文化を体験できる。


おすすめの時期:11月~12月


こちらもおすすめ:ツトゥヒル族の職人がツアーやワークショップを手掛けており、アティトラン湖に拠点を置く団体「エシカル・ファッション・グアテマラ」が提供する織物、革製品、毛糸が売られている。


(ナショジオの記事を転載)



まぁLiDAR(ライダー;リモートセンシング技術の一つ)で、ティカルの範囲が従来言われていたよりもずっと大きいことが分かったり、

ティカルの外縁部には境界線として長大な盛り土があったことが分かったりしてます。

前にも少し書いたように、古典期マヤ文明と同時期のメキシコのテオティワカン文明の戦士たちが居住したと考えられる住居群が見つかったりもしています。

ティカルはそんな新たな発見が相次いでいるマヤ文明の中心遺跡なのです!ヾ(´ω`=´ω`)ノ









まぁこんな感じで私も頑張って掘ってますし、

今年の春なんて、お墓も見つけたしさ!(*^・ェ・)ノ

地球の裏側で日本人考古学者が頑張って掘ってるんだから、取り上げてくれてもよくないかい?ヽ(TдT)ノ



やっぱり自分で売り込むしかないのかな?

「世界ふしぎ発見!」とか来てくれないかな?( ・Д・)







まぁ現在はコロナ禍もあるわけですが、

そもそもあまりに遠いのでお金も日数もかかるのですが、

是非、機会があれば一度は来て欲しいなと思っております(*・ω・)ノ


もし来るのであれば、ナショジオではオススメ時期が11~12月になっています。

向こうのスコールは激しいので、

乾季を狙った時期になっています。

しかもそこまで暑くない時期です!


でも私のお勧めする時期は異なります!( ・Д・)



オススメは2月!!!

まだ乾季だし、2月末でも少し暑くなり始めたかなくらいだし、

なんと言っても私が調査している!!!ヾ(´ω`=´ω`)ノ


コメント欄とか、TwitterのDMくれれば、

調査中であれば現場見せれますよ?

というか見せます!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ


現地考古学者である共同責任者はガイドの資格も有しているので、

現役のティカルを調査している考古学者2名による豪華なティカルツアーも開催できます!


料金はお気持ち程度で(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
↑ここ大事(*^・ェ・)ノ

頂いた料金は、もちろんプロジェクトの運営資金として使用させていただきます。



額にもよるけど、きっとガソリン代で消えますヽ(TдT)ノ

最寄りのフローレス市からティカルまでおよそ60kmくらいあるので、

1週間当たり1万円使うんですよ、ガソリン代(TДT)











おわりに

前にも話したことあると思いますが、小規模のプロジェクトで120万円あればとりあえずなんとかなるのです。

これまで100万円の助成金に、20万円持ち出しで何とか回してます。


当面の目標として、古典期(CE250-1000)ティカルにおける土器生産体制を解明すべく、

またティカル全体の土器の総量の算出、当時の階層制に関する検討、在地土器・搬入土器の判定による土器経済の理解を目標に頑張ってますが、

まぁやっぱり小規模な調査だと、私の人生的に時間が足りないのです。


もう1チーム追加するために、現地の調査員雇うのに月10万円くらい必要なのです。

現在は1か月程度の発掘調査期間なので、実質的に年10万円で済むのです。


助成金だけではなく、

なんとか当サイトの記事やYouTube動画で10万円稼げればなと思っております( -д-)ノ



まぁ今回の記事で言いたかったのは、、、



私ティカルで頑張ってるから、

「ナショジオ」さん、「世界ふしぎ発見!」さん、、、

同情するなら金をくれ!古いか!???( ・Д・)


【追記】
……あ、忘れてた!(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

2021年1~3月も元気に調査する予定です(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

調査許可申請を始めたとこなので、また確定したら記事にしますねヾ(´ω`=´ω`)ノ


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2020ねん 9がつ 24にち(もくよーび、晴れ)

がんばるよ~!!!(*・ω・)ノ


・・・・・・・・・・・・

チャンネルアート元
↑ほんと頑張りたい( ・Д・)(作成「歩け、マヤ」)


みなさん、こんにちは。「歩け、マヤ」管理人のだんごです。

現在、科研費の申請等々で多忙な9月を生き抜いております。



まぁ比較的暇でも記事をサボりがちなのは皆さん既にご存知かと思いますが、、、(/TДT)/

今回はモチベーションアップのために、

グラフを少しいじって、これまでのPV等の成長と、記事単価の推移について確認してみることにしましたヾ(´ω`=´ω`)ノ



いつもの月初め恒例のやつは生データなので月ごとの数値ですが、

今回は変化をより分かりやすく捉えようと半年ごとに区切ってみました!


・・・・・・ということで、データの提示をします!




記事単価、表

表1. 半年を単位とした各数値の推移

記事単価グラフ

図1. 半年を単位とした属性ごとの推移


最初の半年と、3年目後半(9月現在まで)は半年に満たないデータです。

機械的に1月~6月、7~12月で区切っているのです(*・ω・)ノ


でもこうやって、ざっくりしたグラフにしてみると普段より見やすくないですか?



ぱっと見で言えることは、記事本数が落ち込みまくっている、それに伴ってPV数・UU数が減少傾向にあるってことですね。

まぁ読むものが少ないんだからそりゃそーだって感じですね( -д-)ノ


一方でアドセンスの収益は上がってますね(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


続けることも大事だけど、月15本の記事をコンスタントに出せていければ何とか成長し続けられる気がしますね。


それが出来ていないんですけどね!!!( ・Д・)( ・Д・)( ・Д・)


記事単価グラフb
図2.半年を単位とした記事単価の推移


これが今回初めて出すグラフですが、『記事単価』を示すものです。


初めの半年は2円!( ・Д・)

懐かしい、、、

我ながらよく頑張ったねヽ(TдT)ノ



2年目で急成長したけども、この時期は3か月完全にサボるとか、少し空いてまた1か月サボるとかむちゃくちゃだったので落ち込みましたね。


……こう見ると3年目後半は復活すべくそれなりに頑張ってる感がありますよね?


でも記事本数の平均は8本だからやはり足りない!


今月もあと1週間程度しかないけど、まだ4本(これ入れて5本)、、、


つまり残り1週間でとりあえず10本書いてみる???



そして10月、11月、12月は毎月20本書かないとダメですね。

平均15本に戻すためには……


これでガーン!!!と成長すれば、モチベーションもガーン!!!と上がる予定なので、

将来的には記事単価1000円目指して、

とりあえずは2021年上半期は記事単価200円目指して、


死ぬ気でやってくよ!( ・Д・)

だから応援してね!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ


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2020ねん 9がつ 22にち(かよーび、晴れ)

研究者は9月多忙過ぎると思うヽ(TдT)ノ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

arukemaya988
↑私が小さいときにこのオーパーツはなかった気がする( ・Д・)(「RT」の記事内画像より転載;英文)



今回の考古学・歴史ニュースは「古代の宇宙人!?25万年にUFOの部品を落っことしていったぽいよ!?( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ



今回はオーパーツのお話です。

*注意:最初に述べておきますが、当サイトでは息を吸うようにオカルト批判しますから、「夢」を残しておきたい方は読まない方が良いです。当サイトでオカルトを認めることは未来永劫ございません。観測できぬものに興味ございません。

*注意2:「確率上、この宇宙に宇宙人は存在する」とか論理的に「地球人も宇宙人」とか、そういう思考は当然認めます。が、それは「宇宙人が既に地球に来ている」とか、「宇宙人が古代文明をつくるのに一役買った」とかそのような説の論証にはなりえません。



さて、今回のお話をする前に、所謂『文系』学問として先に用語を定義して、使い方を決定しようと思います。

文章中に「宇宙人」が出てきたら、それは「地球外生命体」を指します。

この地球外生命とは地球外において発生・生育した生命であり、少なくとも現在の人類と同等以上の知性を備えた生命体と定義します。

(他の惑星に易々と飛来するレベルですからね( -д-)ノ)

よって、隕石と共に飛来した微生物等はその範疇に含まれませんし、もちろん人類も含まれません。


また文章中に「UFO」が出てきたら、それは上に述べた『「宇宙人」が乗ってきた乗り物』と定義します。

よって、元々の意味が「未確認飛行物体」だから「未確認(正体不明)で飛んでるものは何でもOK」とはなりません。



……とりあえずこれだけ定義しておけば、下手な攻撃は飛んでこないでしょう。

もとより当サイトの読者は所謂そういう人たちとはタイプが異なると思っておりますが(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


言うて、私も幼少期にはオーパーツ好きでしたし、今でもわくわくしますけど

考古学の名が傷つけられる場合に関してはフル攻撃するってだけです( ・Д・)




オーパーツに関する情報と面白さ

さて、今回の紹介するのは「アイウドの楔(くさび)」です。

出土地点の名称から「アイウッド」と付けられています。

後に紹介するヒストリーチャンネルの「古代の宇宙人」(日本語版)では「アイウド」と発音していますので、本記事ではこちらを採用しました。



この遺物が発掘されたのは1973年のルーマニアです。

当時ルーマニアは共産圏であり、ゴタゴタしていたため(そんなこと理由になるのかは不明だが)、発見の詳細な経緯についてはよくわかっていません。


 
ルーマニア中部にあるアイウド(アイウッド)の近くに位置するムレシュ川のほとりで、建築業者が工事を行っていた際に、地表下10mの地点から3点の遺物を発見したそうです。


内、2点は大型哺乳類の化石であり、残り1点が非常に軽いが人工的な金属でした。

この人工的な金属というのが『アイウドの楔』です。

最初は斧の先端ではないかと推測されたようです(*・ω・)ノ



これらの遺物はルーマニア、トランシルヴァニア地方の中心都市であるクルジュに送られ、解析にかけられました。

その結果、2点の化石は1万~8万年前に絶滅したとされる大型哺乳類(マンモス)の骨と判定されました。

3度の分析がなされる中で、最終的にマンモスの骨は25万年前のものということになったようです。


一方で『アイウドの楔』はその主成分からアルミニウム製であることが分かりました。



でも人類によるアルミニウムの使用は1800年代なので、同じ時代のものとすると、大きな時間の隔たりがあるのです。

25万年前だとネアンデルタール人の時期であり、所謂「旧人」の段階です。

そのため、このアイウドの楔は、25万年前に宇宙人が地球に飛来した際に、彼らが乗っていたUFOが落とした部品ではないか?と言われるようになったのですΣ(・ω・ノ)ノ



これが『アイウドの楔』がオーパーツとされる所以です(。・ω・)ノ゙


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↑こんな感じで2点の骨と共に出土したそうだ(下に挙げた「古代の宇宙人」の動画内から転載;Youtube動画への直リンから飛んでくださいな)



考古学的にはどうなのよ?

さて、何故、今回このオーパーツを取り扱ったかというと、

ヒストリーチャンネルの「古代の宇宙人」関係のシリーズでこのアルミニウム製オーパーツが使われていたからです。

ちなみに個人的にはこのシリーズを観るの好きですよ、あくまで娯楽として(*・ω・)ノ



↑4分割の内の最初がコレ!!!最初から見たいひとはどーぞ


↑4分割の内の3番目(同タイトルの「3/4」)、「アイウドの楔」についてピンポイントで見たい方はこちらの後半をどーぞ!4/4の最初まで続きます!


上に挙げた動画内では、、、

「『アイウドの楔』として知られるようになったその奇妙な物体は、今でも考古学者たちを悩ませている」

とか言ってますけども、、、


まぁ基本的に考古学者はこのオーパーツについて真面目に取り合おうとはしないでしょう。



明らかにヤバイものには手を出したくないってのもありますけども、、、

そもそもこれは「所謂、考古学遺物ではない」と思います。



何故かというと、これは学術調査や緊急調査で出土したものではないからです。

世界的に盗掘は禁止されていますが、理由は簡単。

テキトーに掘り出されると、遺物に美術的価値は残りますが、考古学的価値はなくなるのです。


正確には「なくなる」と言うのも変です。

考古学的価値とは『付加されるもの』です。


このケースだと工事で出土した段階で、工事を中止し博物館に届けてます。

正しい行為です。


でもその後、直ちに考古学者が派遣されて出土状況の把握、撮影や各種図面の作成といった記録を行ったのでしょうか?

先に述べたように、詳しい出土状況は不明なのです。



詳細な地点(場所)は不明。

地表下10mという深さのみで、出土した地層は不明。

マンモスの化石との共伴関係が不明。


はっきり言って何も分かんないじゃないですか???( ・Д・)



一番の謎は『表面の錆の量』ってことになってますけども、、、

マンモスが絶滅したのは4万年前なので、仮に共伴を認めるならば一番新しく見積もっても4万年前ってことになる。

当然、その頃にアルミニウム製品の加工技術はない。

でもあの錆が発達するのに4万年も必要だと言う根拠はどこに???


どう考えても1800年代以降に作られた製品ですよ!!!( ・Д・)


arukemaya990
↑先の動画のワンシーン



おわりに

上に挙げた画像で分かるように、博物館員は手袋してるのに、

お前ら素手でベタベタ触るなよ!

錆の原因はそれだよ!ヽ(TдT)ノ


ってかこの博物館の人、いくらもらってこういう発言(宇宙人いるかも的な)してるのか気になりますね~。

まぁ言うて私ももし出演できるなら、きっと内心笑いを必死にこらえながら、指示内容を汲み取りつつ当たり障りないように発言するけども(*^・ェ・)ノ



……さて、今回紹介した動画内において

ジョルジョ・ツァカロフ(上の写真の右の人物)のセリフで、

「現代の考古学には改善すべき点があると思います。」

ってのがあるのですが、



まぁ確かにその通りだよ( -д-)ノ


けど、、、


お前には言われたくないですにぇ~!( ・Д・)



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2020ねん 9がつ 20にち(にちよーび、曇り)

最近天気悪いし、一気に秋だ~ι(´Д`υ)さみぃ~



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arukemaya984
↑祭壇かな?( ・Д・)(「Game park」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「シムシティ的な街づくりゲームにアステカ文明バージョンが登場したよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ



今回はゲームのお話です。

学問としては人類史のシミュレーションは無理!なんて言われているのに、

こうした歴史シミュレーションゲームはたくさんありますし、根強い人気があるものですヾ(´ω`=´ω`)ノ


実際、私自身もシムシティやったことありますし、

信長の野望も好きです(*^・ェ・)ノ

今回紹介するエンパイア系も昔けっこうやってましたヾ(´ω`=´ω`)ノ





さて、本題に入りましょう!

SteamパブリッシャーのPlay Way S.A.が13~16世紀の中央メキシコを舞台にしたゲームを制作・発表しました!

この時期の中央メキシコにあったのはアステカ文明ですから、このゲームはアステカ文明の中心都市であるテノチティトランをつくるシミュレーションゲームです。


その名も『Aztec Empire』ですヾ(´ω`=´ω`)ノ

マヤ文明とは異なり、アステカは帝国として広範な領域支配を行っていました。






このゲームではプレイヤーはテスココ湖上の島に壮大な首都テノチティトランを建設し、統治者として経済・軍事・宗教に注意を払いながら都市を成長させていくことができるそうです。

上に挙げた写真はもしかすると「チナンパ」かな~と思います(。・ω・)ノ゙


ちなみに「チナンパ」とは、

沼地の表面の厚い水草層を切り取り、敷物のように積み重ねてつくった浮島の上に湖底の泥を盛り上げて作った湖上の畑のようなものを利用する収量の大きい農法である。
                         (wikipediaより転載)




このゲームでは他のエンパイア系ゲームや歴史系シミュレーションと同様に文化に投資し、建物を建て、強力な軍隊を構築していくというシステムになっています。

一方で、これはアステカっぽさを演出しているのでしょうか、神々に生贄を捧げることで、困難が訪れたときに神々が報いてくれるそうですΣ(・ω・ノ)ノ



さて、、、

ゲーム画像を見る限り、非常に精巧に作り込んでいる感があります。

しかし所々、気になる部分があるのです( ・Д・)



上に挙げた図像にカラフルな屋根を持つ小屋が並んでいますが、恐らくこれはマーケット(市場)を示したものでしょう。


マヤ文明では市場があったかどうかは不明なのですが、アステカ文明の場合はスペイン植民地期の民俗誌的記述によって市場があったことが分かっています。


arukemaya982
↑アーチ状構造物が見える(「Game park」の記事内画像より転載)


一つ目の気になった点は上の画像!

マヤ文明には「マヤアーチ(疑似アーチ / 持ち送り式アーチ)」がありますが、彼らは「真のアーチ」構造に気付きませんでした。

上の画像は真のアーチ構造を有する門(?)が見えますが、アステカ期に本当にあったのでしょうか?( ・Д・)



さくっと画像を検索してみましたが、アステカ期の真のアーチを有する構造物は見当たらなかったけども……

アステカのコデックス(絵文書)もさらっと見てみたけど、それらしき建造物はなかったような(*^・ェ・)ノ

概説書か何かに当たった後に、追記しますね( -д-)ノ↓↓↓この辺に




arukemaya980
↑神殿群だが、、、(「Game park」の記事内画像より転載)


そして二つ目がこれ!

神殿と思われる構造物が3種見て取れます。

左側のものと真ん中のやや左上のものは「アステカ」っぽい神殿の形態です。

基壇の上に双子の神殿があるものや、ぽってりとした台形状の神殿は私的にはとても「アステカっぽい」のです( -д-)ノ



でも中央部下部に見られるものは明らかにユカタン半島北部に位置するチチェン・イツァの「エル・カスティーヨ(城塞)」ですね。

歩けマヤのブログのトップ画や、YouTubeチャンネルのトップ画に使ってるアレです!(*^・ェ・)ノ



チチェン・イツァはちょっと複雑な遺跡で、マヤ文明の古典期(3~9世紀)に属するエリアと、マヤ文明がトルテカ文明の影響(少なくともメキシコ系の影響)を受けた後古典期(10~14世紀)エリアに分かれています。

なので遺跡単位で見れば時期的には重なる部分はありますが、エル・カスティーヨ自体は9世紀に建造されたと考えられているのでダメです( -д-)ノ

だからテノチティトランをつくるゲームには合わんのですヽ(TдT)ノ



おわりに

確か海外に複数の考古学者がプランナーになっていて、時代考証がしっかりしているゲーム会社があったような……

代表作品はアサシン・グリードだったかな、よく覚えてない(/TДT)/



私は、映画やドラマだけでなく、ゲームだって時代考証は大事じゃないかなと思います。

特にラテンアメリカ系の古代文明を題材にした作品って意外に多いと思うのだけど、大体何かしら変なとこあるんですよねヽ(TдT)ノ



まぁ結局、何が言いたいかというと、

安くしておくから時代考証させてくれぃ!( ・Д・)



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2020ねん 9がつ 8にち(かよーび、晴れ?)

秋、来ないな~ι(´Д`υ)アツィー



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arukemaya972
↑綺麗に残ってるね!( ・Д・)(「朝日新聞デジタル」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「日本最古の独楽が出たよ!コマの歴史って古いのね!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ



さて、独楽は「こま」って読みます。

あのくるくる回す玩具の「コマ」です。



下にタカラトミーが出している「ベイブレード」の画像を挙げましたが、独楽の歴史は古くからあり、現代まで続いている玩具です。

きっと誰かやってるのだろうけど、コマの型式的変化を見てみるのも面白いかも知れませんねヾ(´ω`=´ω`)ノ



独楽の名の由来


考古学って、どんな学問? 遺跡は全国にいくつあるの? そんな子どもたちの質問に答えてくれるWEBサイト「全国子ども考古学教室」(https://kids-kouko.com/別ウインドウで開きます)ができた。ありそうでなかった入門ガイドに、子どもたちはもちろん、大人の歴史ファンからも歓迎の声が聞こえてきそうだ。( ・Д・)
arukemaya974


ベイブレードは基本的に誰か友達と対戦することを面白みとしていると思います。

所謂、「喧嘩独楽」です。

私は小学校の頃、「画鋲回し」で喧嘩ゴマしてましたね( -д-)ノ




勝つためにはより強い画鋲を探して独りで複数回して比較したりするわけです。

ベイブレードでも、独りでより強いベイブレードを探して、パーツを組み変えたりするわけです。


そう、コマ遊びは独りで遊ぶことが基本なのです。

だから漢字では「独りで楽しむ」と書いて独楽(コマ)なのですね(*・ω・)ノ




arukemaya975




独楽の歴史

さて、最古の独楽は「ひねりごま」であったろうと考えられています。

どんぐりを指先で回すような最も単純なものです。

どんぐり回して遊ばれても、考古学的には分からないので証拠はありません( -д-)ノ


……もし古代において子供らによって超強いどんぐりが選択されて、何千・何万回と回されて、

上手いこと依存体として残り、出土し、

どんぐりの先端が回転によって摩耗されていることが顕微鏡観察で確認され、

現生のどんぐりを百回~千回と回してみて、同様の使用痕(?)あるいは擦痕が確認できた場合に、

最古のひねり独楽の可能性を指摘できます( -д-)





まぁなので、考古学上・歴史学上分かっている最古の独楽は「ぶちごま」です。

「ぶち」っていうのは「例文:ジャイアンがのび太の顔面をグーでぶった!( ・Д・)」の「ぶつ」です。

つまり叩くって意味なのですが、この独楽は鞭などで独楽の側面を叩くことで回転させるタイプの独楽になります。


そのため、「鞭ゴマ」や「叩きゴマ」といった名称でも呼ばれます。

また「鞭などで叩くことでようやく働く(回る、機能するの意)」ことから「無精ゴマ」とも呼ばれます。

面白いですね(。・ω・)ノ゙




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arukemaya977
↑日本国内で出土した独楽の形態変化(安芸毬子 2002「出土した人形と玩具」『東京大学コレクションX 加賀殿再訪東京大学本郷キャンバスの遺跡』pp.102-116、 東京大学出版会、東京)


上に挙げた図が、日本において出土した独楽の編年表になります。

こう見ると木製なのにけっこう残ってるものですねΣ(・ω・ノ)ノ

ちなみに先ほど挙げた「これまで最古であった独楽」はこの編年表の「1」の図版番号のものと同一資料です。



さて、表を見てみると、7~8世紀の最古級の独楽はいずれも高さがあるタイプであり、「ぶちごま」と考えられています。


時代は一気に飛んで、13世紀には平たい「ひねりごま」が見られ、14世紀は「ひねりごま」ばかり出土しています。

先に述べたようにひねりごまが最古のタイプと考えられていますが、これは編年における順序が逆転しているのではありません。

最も基本的な独楽であるひねりごまは現在まで続くもので、出土事例としてはこのような「ぶちごま」との逆転現象のように見て取れるというだけです(。・ω・)ノ゙



17世紀には上半分がつるっとしたものばかり出ますね。

これが紐を使った「投げゴマ」になります。

表では最古の独楽も上半分がつるっとしていますね( ・Д・)

恐らくこれは原礫面のような無加工部を示していて、下部は加工痕を示しています。

17世紀のものは同じようにつるっとしていますが、わずかに縦方向への加工痕が見て取れます。

この部分に紐を巻き付けたわけですね(。・ω・)ノ゙



ぶちごまの段階から喧嘩ゴマの性質はあったようですが、不明です。

きっと最も原初的なひねりごまの時から喧嘩ゴマの性質はあったのでしょうね。

独楽は独りで楽しむと書きますが、やはり友達とワイワイするのが楽しいのでしょう。

でも競争心も人の大事な要素です。

喧嘩ゴマで勝てるよう、より強く回せるよう工夫した結果として投げゴマが発明されたと考えられています。




江戸時代の天保年間(1830年 - 1843年)までには更に工夫され、独楽の胴部に鉄輪を加えた「鉄胴独楽」が作られます。

1870年代の明治中期までには独楽全体が金属で作られる所謂「ベーゴマ」が作られます。

そして1999年に「ベイブレード」が登場します(*・ω・)ノ



日本における独楽の発達史はざっとこんな感じですね。

……「おわりに」でベイブレードの話をちょっぴりしますヾ(´ω`=´ω`)ノ





最古の独楽の発見!

さて、今回の発見の舞台は滋賀県、大津市の南滋賀遺跡です。


古墳時代後期(6世紀後半~7世紀前半)に帰属する木製独楽が1点が出土しました。




上に挙げた写真に見られるように、長軸は約6cm、直径約4.4cmで、「ぶち独楽」の形態です。

南滋賀遺跡では古墳時代後期の集落址が検出され、該当資料の出土地点は集落内にあった溝だそうです。




この溝に堆積した同じ層から土器が出土しており、この土器が独楽の時期判定に用いられました。


また同層位から木製の斎串(いぐし)や桃の種といった祭祀に使われる道具も出土しています。


先行研究事例でも独楽が祭祀道具と共に出土しており、当時の独楽は遊戯具ではなく、祭祀具としての側面が強い蓋然性が指摘されています。





また南滋賀遺跡では古墳のドーム形石室や大壁建物跡が検出されていることから、渡来系の人々も多く住んでいたと推察とされています。


よって当時、独楽は朝鮮半島からやって来た大陸文化・先進的文化の一つだったと推定されています(*^・ェ・)ノ





先に述べたように、これまで最古とされていた独楽は、7世紀後半に帰属する藤原宮跡(奈良県橿原市)や石神遺跡(奈良県明日香村)で出土した資料です。



なので、今回の発見は日本最古の独楽として最大で1世紀ほど遡る大発見となりました!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!






おわりに

いや、ほんと、こういう発見の話を聞くと、木製の独楽がよく1400年も残っていたな~って思いますねΣ(・ω・ノ)ノ


……ところで、今回の記事はなんだか当初の予定より長くなってしましました。

独楽の編年図表を見つけたのでテンション上がったのかも知れません( -д-)ノ


また教え子と休憩時間にベイブレードで一緒に遊んだ思い出もあるもので、それもあるのかな(*^・ェ・)ノ



既に書いたように、「投げゴマ」はより独楽を強く回転させるために工夫された結果誕生しましたが、ベイブレードもより強くがポイントになっています。

この投げるという技術は紐を使ってる頃においては、色々な技があるそうで、技を磨くというのも楽しみのひとつだったようです。



一方でベイブレードでは紐は使わず手軽に回す機構(教え子宅で2種類の機構を確認しています)があり、誰でもお手軽に強く安定して回せる仕組みになっています。

これはこれで、商業性を背景に玄人志向から普及志向へと進化の方向性が変えられていて、面白いなと思います(*・ω・)ノ


それでいて、右回転・左回転を選択できたり、ベイブレードによっては回転方向によって性質が変わったりと大人でもハマりそうな玄人向けのカスタイマイズ性が残されているのも面白いなと思います。



古代から近代にかけての独楽は資料数も少ないですが、ベイブレードであれば、現在でも入手できますし、画像や情報が比較的簡単に手に入ります。

ベイブレードも強さを求めて、パーツ数や金属パーツが増えたり、サイズ自体もより大きく、より重く、デザインもより鮮やかにと変化していることが良く分かると思います。



現代であっても、我々は物質文化の中に生きているわけで、

やはり様々な部分で考古学を使おうと思えば使えるのだなと改めて感じました。



若い世代もベイブレードなら思い入れがあるかなと思って書きましたけどもヽ(TдT)ノ


どうですかね?

今回の記事……

考古学のお勉強になるよねっ!???( ・Д・)



【2020.9.13 追記】
考古学とはどのような学問か?

今回はその一端に触れたと思っておりますが、ちょっと伝わりにくいかなと感じたので追記します。



今回の記事では『モノの変化』に注目して欲しかったのです。

独楽は時期ごとに形態が変化していきましたね。


考古学はモノを扱いますが本来的に人類を研究します。

そのためまずモノの形態などの変化をみます。

次にそれが何故変わるのかを考えます。


これは学問的には難しい問題なのですが、今回のケースでは比較的分かりやすく、より強く回転させることを目的に変化していました。

ベイブレード等の近現代の独楽では形態だけではなく、「素材や重量」も変化していました。

特にベイブレードでは「デザイン性(文様)」も大きく変化していました。

またこの事例では手軽に安定して強く回転させることを目的として紐に替わる機構が生まれていました。

ビジネスとしての消費者を飽きさせない工夫として、あるいは購買意欲をそそるための工夫として、独楽本体の変化だけではなく、多彩なパーツも生み出されていました。



結局何が言いたいかというと、、、

モノの変化の裏に人間の心を捉えることが大事だよってことです。


今回は私がテキトーに深くも考えずに理由付けを行いましたが、、、

皆さんはモノの変化やその裏に潜む理由について何か感じましたか?

何かあれば是非コメント欄にご一報をお待ちしておりますヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ


(……結局、追記も小難しい上に長くなった( ・Д・))

結論:ひとまずモノの変化を楽しめたらOK!!!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


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2020ねん 9がつ 5にち(どよーび、晴れ)

先月もそこまで頑張らなかったかも(*・ω・)ノ


・・・・・・・・・・・・

チャンネルアート元
↑今月こそ、ほんとに頑張るからっ!( ・Д・)(作成「歩け、マヤ」)


みなさん、こんにちは。「歩け、マヤ」管理人のだんごです。

恒例の月初め報告です!( -д-)ノ


今月は仕事中の休憩時間を利用して記事を書くということをやっていたので、11本書きました(*^・ェ・)ノ

休憩時間1時間くれるこの仕事は12日出勤なので、大体毎回書き終えてますね。

……まぁ実際は帰宅してから仕上げることも多かったのですが( -д-)ノ


・・・・・・ということで、8月のデータの提示をします!




2020年8月まで表
表1. 2020年8月までの各数値の推移



ということで、8月の収益は615円でした。


かつておよそ1000円とか900円、800円稼いだことあるのですが、なんと今回は歴代4位の稼ぎですね(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



なんとか頑張って時給1000円になれば、めちゃ頑張るのにな・・・・・なんて思いつつ、

そうなるために今、頑張らねばならぬとはわかってはいるのですけど、なかなかね( ・Д・)


でも今回収益多かったので、モチベーションは上がっております!

ありがとうございますヾ(´ω`=´ω`)ノ


……さて、個別にグラフを見ていきましょう。


2020年8月までグラフ

図1. 2020年8月までの属性ごとの推移


11本ってけっこう書いたような気もしていましたが、グラフ化してみると書いてないですね( -д-)ノ

紫ラインのグラフ(記事本数)は明らかに減少傾向にありますからヽ(TдT)ノ


面白いのは、緑ラインのグラフ(収益)は徐々に右肩上がりなんですよね。

やはり「継続は力なり」ですね!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ



気になるのはPV数、UU数かな……

記事あまり書かなくても、なんだかんだ3000PV近くいってたイメージなのに、、、

Twitterのフォロワー様の数もかつてより増加しているのに、、、

減っている(TДT)



やはりそろそろ時間をかけたしっかりとした記事とか、企画系の記事書かなきゃと思いますわ( -д-)ノ


具体的には「ラーメンの考古学」、「鳥居の起源」、「日ユ同祖論」あたりかな。


企画ものは長いので、過去記事も読んでくれるかも知れないし、、、

とりあえず頑張りますわ!(。・ω・)ノ゙



・・・・・・・・・・・・・・・


YouTube用の考古学に関する動画もまだ仕上げが出来てないし、、、

私の科学思想のお話とか、歴史研究から未来を予測するってお話もやりたいしな。


色々とやりたいことばかり、多忙だが幸せなことだね!( ・Д・)


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