あと少し!頑張るよ~!( ・Д・)
大航海時代はスペインとポルトガルが世界の覇権を握っており、その内のポルトガルは1513年に中国に初渡来し、明王朝との交易を開始しました。

上に挙げた写真は2020年4月に下水管整備のための道路工事の際に見つかった大砲です。
この大砲の埋蔵時期は1889年から1933年の間で、マカオで製造されたものではないようです。
大砲の形態と、構造の特徴が19世紀中期に英国で製造されたブロームフィールドフロントガンに相似していると判定されました。
このタイプの英国製砲台は他にも複数、マカオ各地の砦の砲台に現存しているそうです。
上に挙げた写真は2020年11月に見つかった別の大砲です。
この大砲は砲身部が全長約1.4mで口径が約80mmあるものでした。
見るからに保存状態が良く、カッコいいですよね。
私、家に1門欲しいですもん( ・Д・)
大砲に関してずぶの素人である私にも美術的価値の高さが伺えるこの大砲は、マカオ政府文化局(ICM)も当然その重要性を認めて直ちに工事を一時中断し、出土地点周辺の測量調査や発掘調査を実施しました。
しかし他の遺物は発見されなかったそうです。
こうしたマカオで発見された大砲は、マカオにおける大砲の鋳造の歴史、武器貿易の歴史、沿岸防衛の歴史、海域の埋立ての歴史を知る上での高い史料価値を有するものとして、一般公開が予定されています。
先ほど紹介した「モンテの砦」はマカオの街並みや中国本土を見渡す展望台として有名なだけではなく、『マカオ博物館』が併設されていることで知られています。
おそらくこの大砲たちはこのマカオ博物館にて展示されるのでしょうね(*・ω・)ノ
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