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あるけまや -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

2021年08月

2021ねん 8がつ 19にち(かよーび、晴れ)

背に腹は代えられぬ( ・Д・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



今回の考古学・歴史ニュースは「超古代文明が中国で見つかった上に、なんだかマヤ文明っぽいよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台は中国、陜西(せんせい)省に所在する石峁(しーまお)遺跡です。

考古学的に確認されている中国最古の王朝と言えば「殷」です。

世界史でも出てくる単語ですね(*^・ェ・)ノ

この殷はおよそBCE1700からBCE1046年まで続いた王朝です。

これよりも600年ほど古い王朝と考えられるのが今回の石峁遺跡になります。





超古代文明を定義してみる

私のある意味大好きな『古代の宇宙人』などをはじめとした「超古代文明」に関連するYoutube動画を観ていると何故かみんな1万年前とか無茶苦茶古くしたがる傾向にあると思います。

そしてそうした超古代文明の存在理由をアトランティスそのものとか、その子孫、宇宙人の仕業にしたがるんですよね。

はっきり言って謎です、理解に苦しみます。

一方で私は現役考古学者として滅多なことは言えないので、超古代文明という用語に対してオカルトな彼らとは異なる定義付けをしたいと思います( -д-)ノ

超古代文明という単語を「超」+「古代」+「文明」に分けて考えます。

歩けマヤで何度も述べているように「文明」の定義は様々ですが、基本的には「国家」です。

少なくとも初期国家段階に達している社会を「文明」とします。

文明と判断する要素は大人口、都市の出現、法制度の確立、官僚制の出現など、これこそ考古学以外の学問も含めて様々に定義されています。

ここでは考古学的にぱっと分かりやすい要素として「モニュメント/公共大規模建造物の出現」、「専業制の存在を示す高度な技術」を用います。

「古代」は古い時代ってことで特に気にしないことにして、この古代は文明にかかっていますから、「古代文明」は「とても古い時代の国家段階の社会」としましょう。

最後に「超」は何かを超えてるという意味で、古代文明にかかっていますから、「超古代文明」は、これまでに知られている「古代文明」よりも(時間的に古さとして超越しているという意味で)一層古いものを指すと定義しましょう。

この定義であれば超古代文明は存在し得ます。

というか今回の発見はソレと言っても過言ではないでしょう( -д-)ノ

まぁもちろん今回の発見を受けて、殷より古い王朝が認められれば、それは超古代文明から最初期/最古の古代文明になるわけですけどね( -д-)ノ




石峁遺跡は「超古代文明」?

対象物が何かは記載がないため不明(恐らく地層中の植物由来炭化物)ですが、放射性炭素年代測定によると石峁遺跡は4300年前の遺跡となるため、現在分かっている最古の王朝である殷より古いため、「超古代」の部分はクリアです。

上に挙げた写真は石峁遺跡で見つかった「階段状ピラミッド」ですが、これは公共大型建造物としてカウントできるでしょう。

またこの遺跡では翡翠(ヒスイ)製品が多数出土しています。

下に挙げた写真のようにただの翡翠が出たわけではなく、板状飾り、円盤、刀剣、笏(しゃく)などに加工されたものが見つかっており、高度な石材加工技術があったことが分かります。

さらに石峁遺跡周辺では翡翠が産出することはなく、最寄りの産地でも1600km離れていることから「長距離交易の存在」が示唆されます。

さきほどは挙げませんでしたが、長距離交易も国家段階あるいは文明の指標となるものです。

よって石峁遺跡に見られる人類活動の痕跡は「超古代文明の所産」と言えるでしょうヾ(´ω`=´ω`)ノ


arukemaya1624




中国最古の王朝はマヤ文明に似てる?

マヤ文明の特徴と言えば、「階段状ピラミッド」、「独特なピラミッド装飾レリーフ」、「翡翠」ですが、これって今回の発見とそっくりですよね( ・Д・)

上に挙げた写真が石峁遺跡で検出されたレリーフですが、左右対称で非常に精巧な壁面装飾となっています。

マヤ文明でも階段状ピラミッドや宮殿の基壇部に対して類似の壁面装飾が施されます。

それがこれ!(*^・ェ・)ノ


arukemaya1621



ぱっと見、似てるんですよね~。

まぁ専門としては石峁遺跡のモチーフはマヤ文明のそれに似ているというよりはメソアメリカ様式と言うべきか、、、もっと広い漠然とした感じで所謂「中米の美術様式」に似ている気はします。

あるいは古代マヤってよりは、チチェン・イツァのようなマヤ-トルテカ様式とか、オルメカ様式にも似ている気がして、古代メキシコ文化領域の美術様式に類似する気がしますね。

オカルトであれば、宇宙人やアトランティスの子孫が知識・技術を伝播させたから似ているんだ!ってロジックになるのでしょうが、、、

もちろんそんなわけはなく、明らかに「他人の空似」です。

下に過去記事を挙げましたが、石峁遺跡の美術様式は後代の中国の青銅器文化に類似したものが出ています。

確認したところ、過去記事のものは黄金製品を中心に挙げているため、あんまり参考にならないんですが、、、

でも確かに中国の青銅器で、先に挙げたレリーフのようなギザギザした歯を持つ獣(?)のモチーフを見たことがあるんですよね。

逆にマヤのレリーフで、石峁遺跡のレリーフに激似の事例もあった気がする( ・Д・)

今度どこかで見かけたら紹介することにしますね( -д-)ノ

・・・ということで、そもそも時期的に石峁遺跡の方がめちゃくちゃ古いのでマヤ文明のとの関連はもちろんないわけでただの釣りなのですが、文明の比較考古学としては面白いな~って思います(*・ω・)ノ


↓あんまり似てないけど参考までに( -д-)ノ





おわりに

やはり「超古代文明」とかオカルト系と「どエロの考古学」のようなエロ系はアクセス数が異常に伸びる!( ・Д・)

歩けマヤの読者は私が真面目につまらない内容書いてても読んでくれるし、悪ふざけしても読んでくれるので、、、

それに甘えて新規読者獲得のため、タイトルで釣ってみました( -д-)ノ

この先の安定した研究生活の基盤として、ブログやYoutubeが機能するならば、、、多少は悪魔に魂を売る他ないのではないかと思う今日この頃です( ・Д・)

まぁ今後、今回のようにタイトルやサムネイル画像で釣っても、中身は真面目に考察してますのでご安心ください(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


・・・この調子で研究続けつつ、、、

ブロガー&Youtuberになるか!( ・Д・)



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2021ねん 8がつ 18にち(すいよーび、晴れ)

さて、頑張りますかーいヾ(´ω`=´ω`)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースはハドリアヌスの長城の一部が工事中にすごく浅いところから出てきたよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はイングランドの北東部に所在するニューカッスルです。

ニューカッスル市街地中心部から僅かに離れた地点において水道管の工事中にハドリアヌスの長城の一部が見つかりました。



ハドリアヌスの長城はCE122年に第14第ローマ帝国皇帝ハドリアヌスによって建設が開始された城壁でCE132年頃に最初の完成が見られました。

当時ローマ帝国が領土拡大を続ける中、ケルト人の侵入を防ぐために建設された城壁です。

そのためローマ帝国最北端の国境線でもあります。

高さは4~5m、厚みは3m、長さは118kmに及びます。

また6kmごとに見張り場としての要塞が建設されており、古代ローマ帝国が当時、ケルト人対策のために膨大な労力・費用を費やしたことが分かります。

このハドリアヌスの長城は、中央からみて遠隔地での長期化するケルト人との争いためローマ帝国が領土拡張政策を断念した象徴として重要視されており、1987年に世界遺産に登録されています。

サムネイル画像や最初に挙げた写真のように、ハドリアヌスの長城はかなり良好な状態で残っている遺構で、現在は観光名所になっています。




今回の発見は、そんなハドリアヌスの長城の一部が市街地から見つかったという点で興味深い事例です。

上に挙げた写真で分かるように非常に浅い地点から検出されています。

これだけ浅いのに現在までの人類活動による破壊から逃れています。

この地点は市街地中心部からやや離れているとは言え、十分に交通量が多く、また過去の水道管工事でも壊れていない点で奇跡的な残存と言えるでしょう。

上の写真ではスケールとして、恐らくトータルステーション(光波測量機器)のプリズム用と思われるピンポールの先端が置かれています。

この紅白ラインは通常10cm間隔です。

縦に置かれていないため正確には分かりませんが、現地表面であるアスファルト上面から20cmもないような深さからハドリアヌスの長城の一部である石列が見つかっていることが分かりますΣ(・ω・ノ)ノ





おわりに

ハドリアヌスの長城はローマ帝国の支配が及ばなくなった以降も使用され続けます。

上に挙げた写真のようにハドリアヌスの長城は残りが良いのですが、それもそのはず、ハドリアヌスの長城は17世紀まで使用され続けたのです。

もちろん長い期間の中で幾度も増築や修繕は行われています。

かつてはケルト人対策として建設された長城でしたが、後世ではハドリアヌスの長城はスコットランド対策として使用され、現在のイングランドとスコットランドの国境線にも強い影響を与えている巨大建造物として重要なものです。

それが現在のイングランドに帰属する市街地のど真ん中から出てきたというのは面白いなと思います。


・・・最初に造られたのがおよそ1900年前、なのに地表下20cm程度で検出されるものなのですねΣ(・ω・ノ)ノ

やはり人類活動の活発な地点は、、、

土壌の堆積が全然ないね!( ・Д・)



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2021ねん 8がつ 14にち(どよーび、晴れ)

完全に夏休みモードだった。。。頑張ります( -д-)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースはイスラエルで土師器が出たのかと思ったけど違ったよ!でもレアな発見らしいよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はイスラエル南部のキルベット・エル・ライ遺跡(Kirbat er-Rai)です。

まぁここで「士師記」の文章入りの土器が見つかったよってニュースなのですが、私には「土師器」かと思ってめちゃくちゃ驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ

考古学やってる人なら、見間違えた人、私だけじゃないはず( -д-)ノ





土師器とは?

土師器って一般的には知られていない土器だと思います。

何故かというと小中高の歴史の教科書は「縄文時代は縄文土器」、「弥生時代は弥生土器」って教えるくらいの内容ですからね。

もちろんそれぞれの時期には他にもいくつか覚えるべき単語は僅かながらあるわけですが、テストにほぼ出ないですし、日本という国が学校教育として古代に興味関心がないのは明らかですね( -д-)ノ

この弥生土器に続く土器が「土師器」です。

まぁつまりは古墳時代の土器です。

正確には古墳時代だけではなく、奈良時代、平安時代にも作られます。

ちなみにこの土師器と対になるのが須恵器で、こちらは5世紀以降に窯焼きの技術の伝来と共に登場する高温焼成土器です。

上に挙げた写真だと左側の褐色系色調の土器が土師器で、最下段から右側にかけて配置されている灰色系色調の土器が須恵器になります。



写真にもあるように、土師器や須恵器には「高坏(たかつき)」がよく見られます。

下に挙げた写真が現代の高坏の例ですが、身の回りの事例だと、ひな祭りの飾りで見ませんか?

神棚に置く容器類も高坏のような形態、あるいは類似の「脚」が付く容器だったりします。

高坏は飲食物を載せる食膳具ですが、容器にはそもそも遮断の意味があるので、高い脚部を与えることで物理的に地面やテーブルなどの「汚れ」から離すことで、「穢れ」と遮断する宗教的意味合いを持つと考えられています。

神様や王族・貴族に対して「献上」の意味合いがある場合、その容器は高坏だったり、あるいは、器形が異なるとも同様の高い脚部を有するケースが珍しくありません。

ちなみに一番最初に挙げた写真の中、イスラエルのキルベット・エル・ライ遺跡で出土した土器群の左側にも高坏が2点見られます(・∀・)つ






士師記とは? 文字入り土器の重要性

士師記はキリスト教の旧約聖書の一部です。

出エジプトや十戒、海を割った話で有名なモーセの後継者であるヨシュアの死後から、予言者サムエルの登場に至るまでの約400年間に渡るイスラエルの民に関する歴史が描かれています。

具体的には他民族の侵略を受けたイスラエルの民を、「士師」と呼ばれる歴代の英雄達(民族指導者達)が救済する内容となっています。

さて、上に挙げた写真の土器は約3100年前のものと推定されているのですが、見事な保存状態です。

見たところ、焼きもしっかりしていますし、塗料の発色も素晴らしいですね。

描かれている文字は「jerubbaal 」で、エルバアルと読みます。

これは先に述べた「士師記」に登場する士師の一人である予言者ギデオン・ベン・ヨアシュの別名として知られている名です。


この土器は地面を掘った後に内部に石を敷き詰めた貯蔵穴の中から見つかったものです。

この遺構と地層の切り合い関係から問題の土器はBCE1100年頃、つまり士師記の時代のものであり、聖書以外で士師記の記述と一致する名が考古学のコンテクストで見つかった初めての事例となります。


まぁそのため嫌でも期待が高まるのでしょう。

こうした所謂「聖書考古学」をやっている人の中には「神学」の延長としてやってる人もいるので猶更なのですが、、、

調査者によると、土器は約1リットルの容量をもつ水差しであると考えられ、かつては油や香水、薬などの貴重な液体が入っていた可能性があるそうです。

また聖書におけるギデオンに関する記述と、このキルベット・エル・ライ遺跡の位置から、この水差しがギデオン本人の所有物であった可能性もあるとしています。


もちろん可能性はあります。

しかしこの土器破片資料から推定される形態の水差しは、特に油や香水、薬などの貴重な液体だけを入れる特殊なものなのでしょうか?(*^・ェ・)ノ?

また聖書の記述とは内容が異なる事例の場合、こうした個人の所有物であることを示すた
めに土器などに持ち主の名前を記すことは一般的だったのでしょうか?( -д-)ノ

当時、エルバアルさんはどれくらいいたのでしょうか?( ・Д・)


そもそもレアな発見であり、「聖書考古学」としても重大な発見ですから、広報として意図的に盛ってる可能性もありますが、論文化されないと評価のしようがありません。

真偽については続報に期待したいと思いますヾ(´ω`=´ω`)ノ





おわりに

最後に挙げた発掘現場の写真なのですが、、、

この辺りの発掘ではこうして土嚢袋(どのうぶくろ;略して「どのう」と呼ぶ)をベルトに並べるんだな~って思いました。

写真で見ると、土嚢の白いラインでくっきりと5つの小さな調査区(グリッド)が見て取れます。

このそれぞれのグリッドを隔てている未調査部分(つまりは土嚢の白いラインの下部)を『ベルト』と言います。


さてさて、なんでこんなことするのだろう・・・・・・


グリッドやベルトの説明をする上ではとても便利に感じましたが、こういう置き方だとベルトの保護になってないんですよね(組み方違います)。

写真の左側に、グリッド内側に落ちかけている土嚢が見当たりますが、こんな風にむしろ壁を壊してしまうんですよね。

乾燥地帯のようだから壁が脆いから保護してるのかと思ったけど、保護になってないし、

乾燥地帯で雨が突然降ってくると壁がやられるので保護してるのかとも思ったけど、そもそも日除けのテント建ててるし、、、

まぁ至る所の土嚢にガッツリ踏んだ痕跡あるので、、、免罪符的なアレかな。

さすが考古学者はこんなところにまでも象徴的な意味合いを持ってくるのだなと痛く感動してます。

・・・こいつらベルトを歩いてやがるぜ!( ・Д・)



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2021ねん 8がつ 7にち(どよーび、雨)

雨だとドラクエウォークできないヽ(TдT)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースは可愛い出土品を紹介するよ!&約2000年前に古代のドラクエ!?&超古代文明についていつもとは異なる切り口で考えてみたよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、前回に引き続き今回は『後編』となります。

前半ふざけた分、後半はちょっと真面目な文章になりますがお付き合い下さいヾ(´ω`=´ω`)ノ



↓下読んでない方はこちらを先にどうぞ(*・ω・)ノ
 


超古代文明が存在したならば?

もし超古代文明が存在したら、そして一部のファンが語るアトランティスのように、その超古代文明の技術力等々が現代社会を同等あるいは凌駕するとしたら、、、

ファンにしても、「古代の宇宙人」や「ムー」のようなオカルト系専門の番組や雑誌の方々にしても所謂『オーパーツ』しか探してませんよね。

少し昔は原子爆弾とか原子力関係、最近は量子エネルギー(?)とかも出てますけど、要は現代社会が到達し、且つ一般の人々にその知識の一端が知られるようになったものが超古代の過去にもあった説として新たに誕生するわけなのですが、、、

彼らが提示するそれらの証拠は著しく怪しいか、量的にとても少ないのが特徴です。



では少し視点を変えてみましょう。

SF世界のような、私たちのこの先の未来社会がどうなっているかは分かりにくいですが、現代社会なら分かります。

なので、ここではもし超古代文明が存在したとして、それが現代社会と同等のレベルだったと仮定しましょう。

「古代の宇宙人」で見られる『古代宇宙飛行士説』だと、所謂宇宙人が突然地球にやってきてDNAをいじったり、高レベルの技術・知識を人類に与えたことになっています。

でも人類史における社会の変遷を俯瞰すると、彼らが言うほど極端な変化は起きていません。

近年の IT技術の発展は目覚ましいものがありますが、基本的に人類社会の規模や複雑性、技術などの変化は自然界によく見られる「べき乗」の変化になっていると考えられます。

古代の時期だけを見ると、非常に緩やかに成長していることになりますし、その期間が非常に長いことになります。




考古学者が「超古代文明の証拠は見つかっていない」と単純に述べる時、何もファンが述べるような『物凄い技術で作られた何かが見つかっていない』ということだけを意味していません。

超古代文明が存在したとして、その文明社会がそのレベルに到達するまでの過程も含めて何も見つかっていないということを指しています。

私たちの歴史において、古代や中世、近世と様々な時期がありました。

そしてそれぞれに対応する社会があったのです。

もし超古代文明が存在したと主張したいのであれば、ファンの方々は『彼ら』の歴史をこうした通史として捉える必要があるでしょう。


ファンが言及する超古代文明の証拠は、エジプトのピラミッドとか南米の石壁が当時の人々には無理といったような建築『技術』だったり、古代人も空を飛んでいたというような飛行『技術』だったり、インドのマハーバーラタの古代核戦争説に見られるような軍事『技術』と、全部『技術』をテーマにしています。

私たちの現代社会は確かに高度な様々な技術に支えられていますが、本当にそれだけでしょうか?

今回は「文化」に目を向けてみましょう。

少なくとも芸術系の人たちは、昔の美術が現代の美術に劣っているとは考えないと思いますが、ここでは敢えて言います。

人類史として俯瞰した場合、昔の文化や美術・芸術は現代のそれに劣っています。

文化の多様性として劣っていると言えるという意味です。

例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は現在でも目を見張るものかも知れませんが、私は数ある彼の作品の中で、一つも可愛いと思えるものを見たことがありません。

当時は宗教画ばかりです。

でも現在であれば、凄いな、美しいなと思える作品もあれば、写真のような写実的な作品もあれば、他方で可愛いイラストもあるし、漫画やアニメだってあります。

現代社会では職業選択の自由やSNS等を通した簡便な自己表現の場があることから、本当に様々な人が様々な作品を作っています。

では古代に目を向けてみると、最初期の所謂美術・芸術作品は洞窟画や岩絵ばかりです。

これは金石文(金属や石に記された情報)が残存しやすいことにも関係しているわけですが、、、

この洞窟画や岩絵の中に現代に通じるほど「可愛い絵」がありますか?


↓時期はバラバラだけど岩絵系の記事(*^・ェ・)ノ





現代社会と同レベルの超古代文明があったなら、恐らく文化的に十分花開いていて、現代の私たちから見ても、歴史的な価値を完全に無視しても、純粋に楽しめたり、即販売できるレベルのものがあるはずです。

なのでファンが見つけるべきは先にに挙げたクジラさんのように『可愛い遺物』ではないでしょうか?

特に石製品は石材によっては年代判定がとても難しいので、考古学者への攻撃として有効だと思います。

数があれば尚良いです。



前編で私が挙げたスライムの画像は雑に加工したものですけど、しあのクジラの遺物がたまたまあのように割れていたらどうでしょう?(´・ω・`)

チュマシュ族の遺物には海洋生物っぽい石製品は多数見つかっていますが、例として挙げたようなはっきりと写実的なクジラを模した遺物の発見例は少ないのです。

そうした中でたまたま割れてスライムのように見える遺物があった場合、本来クジラを模していた遺物がたまたま割れたものとする解釈を考古学者は当然選択するでしょうが、絶対数(母数)が少ないので検証の余地が残ります。

つまり明確な否定はできない。

結果、なんと「古代にドラクエのグッズがあった」という『夢』が残ります( ・Д・)


↓リアルなオカルトっぽい記事( -д-)ノ



おわりに

この記事書いてて、どうやったら考古学者を困らせられるかを考えてて、、、

実はけっこう簡単だったりするなって思いました( -д-)ノ

本気で遺跡を捏造する方法も考えましたが、あまりに危険なので上記程度でやめることにしました、結果ぱたっと終わる感じになって申し訳ない!( ・Д・)


私たち考古学者はお互いの仕事に対して信頼関係があるから成立しているわけで、報告書の記述などに誤りや認識上の誤解があったと推測することはあっても、決して調査者が故意に捏造して報告書を書いたとは思いません。

日本ではゴッドハンド事件がありましたが、やはり考古学者を本気で騙すのは考古学者だなって思いました。

超古代文明のファンや「古代の宇宙人」や「ムー」の関係者が捏造までするとは思っていませんが、エンターテインメントとして私たちにある種の夢やロマンを与えてくれるならば、是非今回提示したような時代錯誤な「可愛い遺物」などを探して欲しいなと思います。


また現代社会には技術以外の側面が多々あります。

特に日本社会では『役立つもの』ばかり追いがちです。

「社会に役立つとは即座にお金になるもの」って意味で政治家は理解している気さえします。

本記事を通して、一見役に立たなそうなものでもしっかりと社会の構成要素であるといこと、文化の多様性には意味があることを、皆様が再認識して頂く機会になればと幸いです( -д-)ノ


・・・・・・

実は私、博物館に行くと、趣味として可愛い遺物がないか探すんですよね。

あ、夢がひとつ増えた!

いつか『世界可愛い遺物図鑑』作りたいわ~!


可愛いは正義!( ・Д・)



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2021ねん 7がつ 1にち(かよーび、晴れ)

サイゼの旨辛チキンとミラノ風ドリアが美味しいらしい( ・Д・)

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今回の考古学・歴史ニュースは可愛い出土品を紹介するよ!&約2000年前に古代のドラクエ!?&超古代文明についていつもとは異なる切り口で考えてみたよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台は北米なのですが、まぁとりあえず置いておきましょう・・・

今回の記事はなんだかたくさん盛り込んだ内容になっていますが、ちゃんと全部関係しているのです。

ただの欲張りさんではないのです(*・ω・)ノ


↓みんな大好き、超古代文明系の記事はこれしかない( ・Д・)


↑現役考古学者が書いてるんだからそりゃそうさ( ・Д・)


なんだか最近、Youtubeも面白いのなくなってきたな~って思うんですよね。

まぁ物理学とか生物学とか面白いけども、、、

超古代文明系がないんですよ。

ふふふって微笑みながら何も考えずに見れていいのに、「古代の宇宙人」くらいしかないし、さらにそれも新ネタないし(´・ω・`)

なので、自分で超古代文明ネタを作ることにしたのです。

これまでの記事とかで書いたように、「オカルト」でタグ検索するとそれなりに出てくると思いますが、私はこれまで考古学のプロの立場から超古代文明ネタは何でもかんでも一刀両断にしてるんですよね。

それだとあまりに不憫かなと思って今回は超古代文明を信じてる方々に助け舟を出すことにしました。

出すだけで、ちゃんと否定はしますけどね( -д-)ノ



↓「オカルト」タグで探すとけっこう記事あったΣ(・ω・ノ)ノ


↑下の記事は現実的だし、ロマンもあって面白い。いずれ定説になる気がする(*^・ェ・)ノ



超古代文明を信じてる?

Youtubeとかたまに超古代文明を信じてる人っていますけど、あるいは「ムー」の関係者とかファンとか、、、

まぁ配信してる方は本当に信じてるのか不明(お金になるしね( ・Д・))ですが、ファンの中には信じてる人もいるでしょう。

信じてる方々っていちいち書くのが面倒なので、以後、「ファン」って表記しますね。

さて、超古代文明の話になるとファンが良く言うセリフに「考古学者がまだ見つけていないだけ」ってのがあるんですけど、これ考古学調査に参加したことある人なら誰でも分かる変な反論なのです。

何で変なのかは・・・Youtubeの考古学講座で近い内、考古学の発掘調査がどのようなものなのかを説明するので期待していてください。

ここでそれを述べるとまた一刀両断になってしまうので全力で回避します( -д-)ノ



さて、私が思うに、大体「超古代文明」に関するプロとファンの衝突があった場合、「これまでに見つかってないのだから存在しない」VS「見つけるのがお前らの仕事だろ」って構造なんじゃないかと。

ずっとここに停滞している気がします。

まぁしょうがないんですけどね。

ファンは素人ですから反論の手段がほぼないし、考古学者は基本的に相手にしないので、何かしらの理由で否定しなければならない時は伝家の宝刀を迷わず抜いて一刀両断するわけですから。

この停滞的な状況下において先に挙げた過去記事の「NASA」の記事は面白いなって思ったのです。

記事内に書いたように考古学的にはさすがにどうかと思うけど、「これまでとは異なる新しい視点で超古代文明の可能性について言及」した点で面白いと思ったのです。

だから私もここでファンへの助け舟として「もし超古代文明が存在したらどのような状況になるか?」の一例を提示し、ものの考え方、考古学者との戦い方を示します。

我々は「モノ」(遺物・遺構)を研究対象として扱うわけですから、ファンの皆様も迷わずモノで戦いましょう!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



ところで約2000年前のドラクエの痕跡を見つけたよ!( ・Д・)

さて、ここで皆さんが気になっているであろう約2000年前のドラクエの痕跡について紹介しますね。

場所は北米です。

カリフォルニア州の南海岸におけるネイティブアメリカンの一族、チュマシュ族に関係する遺物で約2000年前のものになります。

彼らに関係する遺物の中で、私が見つけたのは、みんながよく知っているであろうドラクエのアレです!



・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・



・・・・・・



・・・




arukemaya1608a
↑じゃ~ん!( ・Д・)


そう、ドラクエと言えば「スライム」

これ、めちゃくちゃスライムに見えません???



・・・・・・


・・・


どうですか?

スライムに見えました?

雑な加工で申し訳ございませんが、これは遺物の右側を消したものです

本来の画像はこちら!(*^・ェ・)ノ





これは「クジラ」を模した石製品です。

材料はブラックステアタイトで、「黒色の凍石(とうせき)」です。

凍石は滑石を主成分とする柔らかい石材で、近くに位置するサンタ・カタリナ島で採取された石材を加工して作られたものだと考えられます。

この品自体はオークション品なので、正確な情報は少なく、実際の年代もCE250-1750ととても曖昧です。

超古代文明説の立場に立つ人がよくやる手法に習い、一番古いCE250年を採用し、且つ、「おおよそ」ということで年代を盛って「約2000年前」と表記したのです。

例えば文献史学だと250年の差は大問題ですが、分野によっては「誤差」の範囲でしょう(地質屋なら気にもしないでしょう( ・Д・);ちなみに私的には250年はデカイ)。

・・・要は約2000年前の古代ドラクエの痕跡だなんて嘘なんですけど、まぁなんでこんなこと書いたかは、後に書きます。

その前に他の可愛いくじらを見てみましょう。




上下に挙げた2点も同じチュマシュ族の遺物です。

ステアタイト製なのも同様です。

この2点を所蔵しているシアトルとモントレオールの博物館では遺物の年代をCE1200-1600としているので、最初に挙げたスライムに利用した遺物もその年代の可能性が高いですね。

上に挙げた遺物では、くじらの目に使われている文様と類似のものが複数、側部に施文されています。

スライムに利用した遺物にも同様の施文部が見られ、この内の一つを目として私が利用したわけです。


それにしても下のくじらは本当に可愛い!

現代でも通じますよね?(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!







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2021ねん 8がつ 4にち(すいよーび、晴れ)

サイゼリヤに行ってみたい( -д-)ノ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




今回の考古学・歴史ニュースは「有名な古代日本の剣も蛇がモチーフ?ってふと思ったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


時間が開いてしまいましたが、前回とても珍しい「蛇の杖」が出土したお話をしました。


↓これね!(。・ω・)ノ゙




おさらいすると、これはフィンランドのヤルベンスオ1遺跡で出土した、今から約4400年前の新石器時代に帰属する蛇を模したと考えられる木製品です。

正確には「杖」なのかどうか分からないのですが、現代のフィンランドにおける民俗事例から、シャーマンと蛇の関係性が指摘されているため、古代のシャーマンが使用した儀礼具である蓋然性が高いとされています。

このフィンランド周辺域では古くから現在に至るまで蛇を特別視していたようで、こんな壁画も残されています。




これらのくねくねはどれも蛇を模していると解釈されています。

でも、「 a) 」だけちょっと変でないですか?

これ見て、ふと思ったんですよね。

こういう剣あったなぁ~って。


arukemaya1603



現在、七支刀は「しちしとう」と読みますが、日本書紀では「ななつさやのたち」と読まれています。

刃が7つある形状なので鞘も7つ必要な太刀ということなのでしょう。

4世紀に百済から貢物として日本にやってきた儀礼用武器です。

簡単に調べた程度ではこの形状である由来は分かりませんでしたが、先ほどの「 a) 」からすると、「蛇」がモチーフっぽいですよね。

偶然にも壁画に見られるくねくねの先のしっかりと飛び出した部分の数も7つなんですよね(尾の先端の傍に短い8つ目の飛び出した箇所もあります( -д-)ノ)。

くねくねした剣と言えば、古代日本ではこんなのも有名です。



arukemaya1604



上に挙げた写真の下側は「柊剣」です。

「ひいらぎ」のようにとがってる感じがしますが、これも写真上の剣と同様に広義では「蛇行剣」に分類されるものです。

これも壁画を参考にするとやはり「蛇」がモチーフなのかなって思います。

これらの蛇行剣のオリジナルはゲームでよく登場する「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」や「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」だと考えられています。

ちなみに天叢雲剣(草薙剣)は三種の神器の一つですね(*・ω・)ノ



日本書紀によれば、

 草薙剣。一書に云はく、本の名は天叢雲剣。蓋し大蛇居る上に、常に雲気有り。故以ちて、名くるか。日本武皇子に至り、名を改め草薙剣と曰ふといふ
(先述の「こうかくろうの小籠包」より引用)

とあるそうで、元々の名前は天叢雲剣で、後に草薙剣になったことが分かります。

また元々は「大蛇の上に常に雲気があったから」、天叢雲剣と呼ばれていたと書かれています。

『大蛇』とあるので、やはり刀身がくねくねしているのは「蛇」のモチーフなのでしょう。

でも『常に雲気有り』ともあるので、、、『雷』のモチーフにもなっているようですね。

だとすると、先に挙げた岩絵にあった「 a) 」や七支刀は、より強く『雷』のイメージが付与されている表現なのかもしれませんね。

蛇はほとんどの哺乳類にとって天敵ですし、力の象徴になるのはすっと理解できます。

また古代の人々にとって、『稲光は空の蛇』と捉えてもおかしくないですね。

古代において雷の凄まじいパワーに畏怖を感じるのも当然に感じますし、特に稲光の激しい光と音は現代人でも苦手な人がけっこういますからね( -д-)ノ

そうなると、ゲームに出てくる「蛇剣」あるいは「雷の剣(いかづちのつるぎ)」というのは本来同じものなのかも知れないな

・・・なんてこの前の記事を書いててふと思ったよってお話でした( ・Д・)
arukemaya1601




おわりに

今回はただ「ふと思ったこと」を記事にしてみましたがいかがでしたでしょうか?

ちなみにサムネ画像や上に挙げた画像は「クリス」です。

東南アジアで見られる特徴的な刀身を有する短剣(ダガー)です。

現地では神聖な力の宿る儀礼剣として知られ、コレクターも多いそうです。

クリスの起源と考えられる考古学的な事例は9世紀のもので、世界遺産として有名なボロブドゥール寺院遺跡で見つかっています。

クリスのくねくねの理由は分かりませんが、きっと「蛇」や「雷」なのかも知れません。

世界中を見渡してもどこでも同様に、古代において赤色が力の象徴として重要視されたのは「血の色」だからだと考えられています。

「蛇」や「雷」に恐怖や畏怖を感じ、儀礼具としてその力を活用したいと願うのは人類に共通するある種の本能のようなものなのかも知れませんね。


何はともあれ、、、

やっぱ蛇は美味しいよね!てかワニも美味しかった!( ・Д・)



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2021ねん 8がつ 3にち(かよーび、雨のち晴れ)

夏休み(?)に突入!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


031071

↑パンダ可愛いから許して!( ・Д・)(すごい前の拾い物の画像( -д-)ノ)



今回の(考古学・歴史)ニュースはサボったけど、ほんとに無駄に忙しかったんだ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


今月はずっととある学会誌の査読後の修正に付き合ってたんですよ。

私が書いた文章量(6ページ程度;図版も参考文献も除いた場合)に対して、同じ6ページのコメント書かれたんですよね、しかも内容ずっと同じことの繰り返しΣ(・ω・ノ)ノ

何回修正させるのかなって思ったし(しかも本文じゃなくて査読者へのコメント返し)、本文に関してはこちらにはこちらの意図で敢えて書いてる部分があるのに、そもそも何故、全て査読者に従わねばならぬのか教えて欲しい!(#`皿´) ムキーーーー!

ってさすがに思いましたわ( ・Д・)

おかげで、グアテマラでのシンポジウム用の学会発表&投稿論文もぎりぎりになったし、大学の院ゼミでの発表もお願いされたし、急遽助成金関係の書類2本書かねばならなくなるし、、、

更に沖縄出張もあるしで、もう大変な月でした。

準備もバタバタでしたよヽ(TдT)ノ


まぁ愚痴はこれくらいにして、、、

・・・・・・ではとりあえず定期報告として表を提示していきますね!




2021年7月まで表

表1.2021年7月までの各属性の変化



3本しか書けてない( ・Д・)


軒並み下がってるけど、もうしょうがない。

記事書くどころか、今年は月1本ペースで論文書く予定だったけど、けっこう滞ってるしな~。

本当に無駄な業務が多い。

とある研究者(?)のいやがらせもあるし、面倒!

純粋に研究する時間が欲しい・・・ヽ(TдT)ノ

あ~だめだ、油断すると愚痴しか出ない( ・Д・)



さて、グラフにしますと、、、


2021年7月までグラフ

図1.2021年7月までの各属性の変化


もうとっても分かりやすく、全て下がっていますね(´・ω・`)


でも大丈夫!

8月、9月は頑張れるのさ。

だって夏休みだから!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



・・・それにしても、これだけ放置プレイしてて、「840円」も収益があるだなんて驚きです(つд⊂)ゴシゴシ

油断するとどんどん下がるから、というかここ3か月まともに書けてないので、今月は気合入れたいと思います!ヾ(´ω`=´ω`)ノ




↑こちらもちゃっかり宣伝。。。今はズブの素人だけど、たくさんやってれば上手になるかな?( ・Д・)



おわりに

8月9月は夏休みと書きましたが、、、

まぁ研究者に休みなんて普段からないですからね。

特に若手研究者には悲しいほどない(ノд・。) グスン

まぁでも「自己責任」で休めるので、8月9月は資料調査等々で得てきたデータの分析を中心にのんびりと働いていこうと思います。

ちなみに近隣の資料調査が1回と、東大から資料借りての分析があるくらいで、もう年内に遠出する資料調査はないのです(コロナ禍のせいもある)。

分析ものんびり働いたとしても、予定では9月中旬までに終了するので、あとはひたすら論文を量産するのみ!

あ、8月は科研費申請もあるか!

でもこれまでとは違って、時間はたっぷりあるので、8月9月は「歩け、まや」の記事もYoutubeも頑張っていきたいと思ってます!


次こそ期待を裏切らないぜ!( ・Д・)



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