2023ねん 4がつ 16にち(にちよーび、曇り)
最近ドラクエウォーク頑張ってるさ
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今回の考古学・歴史ニュースは「考古学理論つくったよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
さて、今回の舞台は、、、人類社会?人類史全部?地球全体?たぶん理論上、宇宙全体です。ただし文明を築けるレベルの知的生命体が構成する社会集団に限る!( ・Д・)
そもそもこのサイトはマヤを名乗りつつもマヤ文明研究関連のニュース記事とか発見って専門として面白くないので、明らかにマヤ文明を避けているレベルに取り扱ってないんですよね。
まぁだけどしゃーないので今後はぼちぼち取り扱っていきます。
この「あるけまや」のコアなファンの方々は私が所謂マヤ考古学者であり、グアテマラの世界複合遺産ティカル国立公園にて発掘調査プロジェクトを指揮していることをご存じかと思いますが、、、
けっこう私、国内調査や土器の胎土分析を始めとして色々やってるんですよね。
そんな中でも今回は私の中核的研究である「多層的冪分布構造論」について話していきたいと思います。
タイトルに「私の研究①」とあるように長くなる予定ですし、最初は私の理論とは全く異なる話、つまり研究史のお話などなどになると思います。
なるべく分かりやすく書くのでそれなりに頑張って読んで欲しいなと思います( -д-)ノ
せめてもの応援として要所要所にマヤ遺跡の写真を貼っておきますね!
↓こんな風に
あとがきのような「はじめに」
さて最初はいきなり悪口から始めようと思います。
日本においてマヤ考古学はほとんど浸透していません。
そもそも海外考古がほとんど浸透していなくて、早稲田大学の吉村作治の貢献あってエジプト考古が知られているくらいじゃないかと思います。
まぁ古代エジプトは黄金製品出るから、特別展やっても人集まるからお金落ちるし、だから開催頻度も高いしと好循環するというのも知名度の高さと関係しているとは思います。
一方、マヤ文明は最高で翡翠製品だから一般の方々にとってはつまらないですよね。
マヤとか所謂中南米好きって僅かにしかいない代わりにファンは圧倒的に「コア」なんだなと市民講座やってて最近本当にそう思います( -д-)ノ
で、悪口というのは、日本におけるマヤ考古学者って現在まだ第一世代が交代していない段階です。
未開の地に飛び込んだことはスゴイのかも知れないけれどそれだけで、最悪修士卒で教授になるくらいの『程度の低い』世界です。
当然、論文書けないし、考古学者ってよりは「許可持ちの盗掘者」って感じです。
この先、5年10年で世代交代が起きてガッと雰囲気変わるでしょうが、次の世代も問題です。
まず1番ヤバイのが、日本の大学で考古学も何も勉強してない、つまり専門外なのに、就業経験を経由してからか、あるいは突然修士課程からアメリカやメキシコの大学に入って学位取るパターン。
これまともな研究者ひとりも見たことない。
それはさすがに厳しいかな。
まともな人もいる、けれどつまらない。
アメリカ流、メキシコ流の研究をやるなら現地人にやらせておいた方がずっと効率的だと個人的には思います。
一番よくないのはアメリカやメキシコなどの海外大学出てるからと変なプライドとマウント取りに一生懸命過ぎて研究能力ないことですね、これあるある。
次によくないのは日本の学士取って、マスター以降は海外で取るパターン。
語学強くなるし、海外の様々なツテ出来るし、研究者個人としてメリットはすごいのでオススメではある。
が、これも日本考古学、海外考古学(これ以降は全てアメリカ考古学として記述するね;マヤ考古学を牽引してるのアメリカだからさ)の悪いところ取りになるか、結局中途半端に一方に偏るかっていう研究姿勢になって、誠にもってつまらんのである。
ということで、個人的見解としては日本人としてしっかり日本考古学をおさめつつ、アメリカ考古学の視点から批判的に研究を推進できることが重要かなと思ってます。
もちろんそれさえできるならば院進時点でアメリカ行くのが最強なんだけど、まぁ難しいよね( -д-)ノ
学部で日本考古学ほぼほぼ極めるって意味だからね( ・Д・)
「はじめに」の続き ー悪口言わないで!ー
さて、敢えて厳しく悪口言うことで興味を惹こうと試みたわけですが、何故こんなことをするのか、、、
日本考古学とアメリカ考古学は現状において全然違う性質を持っていると私が思うから、それを分かりやすい二項対立的な対立構図として皆さんに理解してもらいたかったからです。
日本考古学におけるニュースって最近たくさんありますよね。
世界遺産化の話でも盛り上がってるし、縄文や古墳ブームの中で大きな新発見も相次いでいます。
でもあれ、大体行政発掘、つまり建設工事に伴う緊急調査であって学術調査じゃない。
そんなこんなで日本って一応先進国だから都市圏では工事がめちゃくちゃ多くて、結果として行政調査がめちゃくちゃ多い。
アメリカと比べると埋蔵文化財保護法のおかげでけっこう調査予算はある方だけれども、とにかく緊急調査の嵐。
そうした中、真面目な性格の日本国内において発掘報告書や考古学資料が溢れ返るのは必然だと思う。
日本考古学ではこうした学術的ではない調査、つまりとりあえずやらなきゃならないからやった実験で得た膨大なデータを基に研究する傾向がある。
だから所謂「モノに即した研究」としては世界に誇れるくらいにスゴイものが多い。
他方であくまで「理論のない考古学」であり、理化学系のような理論構築と実験による検証の両輪が成立していないことが問題である。
結果として「感覚の学問」とか非科学のレッテルを貼られ、それにも関わらず「センスが大事」みたいなナンセンスな教育が大通りを肩で風を切って歩いていく状況を払拭できずにいる。
では”アメリカ様”はどうだろう?
アメリカ考古学でも元々はモノに即した研究を行っていた、当然考古学なのだから。
しかし現在では所謂「理論考古学」が支配的である。
こうした理論構築を目指す研究は良いとは思う。
この流れは1960年代以降のプロセス考古学(ニューアーケオロジー)の枠組みの中から
一気に強まったと思う。
しかし理論考古学における理論構築は文献史料に頼るところが大きく、文献史学と哲学を混ぜたような学問に感じる。
まぁそれは良いとして、理論とハッピーセットの実践面(実験;発掘調査や資料分析)はどうだろう?
日本では考古学は歴史学の仲間だが、アメリカでは考古学は人類学の仲間だ。
プロセス考古学の隆盛期の特徴のひとつである「ミドルレンジセオリー」はまさに考古学における遺物研究(実践面)を民俗学研究という現代の参与観察によって類推の難しい機能などの側面を証明しようと試みるものであった。
この流れが残っているためか、現在の理論考古学における理論の証明は人類学研究による現在の特定の集団に対する参与観察によってなされている。
ん?考古学どこいった?
文献史料で理論構築して、人類学で実証、、、まぁアメリカでは考古学が人類学の一分野だからアリなんだけど、日本考古学者としてはナシに感じてしまう。
私の言いたいことをまとめるとこうだ。
日本考古学は日本考古学で、アメリカ考古学はアメリカ考古学で、良い点も強みもある。
他方で両者に弱点もある。
そもそも理論と実験は科学の両輪のはずだ。
でも両者に歩み寄りはなさそうだ。
ならば私が両方一気にいくよ。
理論構築も発掘調査という名の実験による証明も私がやる。
ちゃんと両者とも考古学というモノを扱う学問としての枠組みの範疇で行う。
それが私の中核的研究であり、野望であり、考古学者としてのライフワークである。
↑日本国内でも研究しています。。。1000円ちょーだい!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ
おわりに
あれ、想像していたのと全然違う内容になった!(笑)
なんか宣言になっちゃったけど、
実際に過去にこういう気持ちでこの研究を始めたのだと思います。
タイトルにあるように理論面はほぼ完成していて、従来の考古学研究における課題を乗り越えるための応用研究も考案済みで、何もかもイイ感じです。
ただここ数年病んでて、先日快復したけれど、論文の執筆速度が間に合っていないので、今後ぼちぼち書ける範囲で書いていきます。
たぶん今の元気さだと半年以内に全部論文化してその後記事に出来るし、それまでの繋ぎとしてのネタ(研究史とか)もあるから「私の研究」シリーズはきっと大丈夫!
ただ数理モデルを利用した法則定立的研究が私の研究のキーワードなので、他の所謂文献史学的な歴史研究とは異なり、数式は記事では出さないけれどグラフとかが出てくるのはどうしようもないのでご了承願いたい!
何はともあれ、
私の研究が一番だから!( ・Д・)
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