2024ねん 9がつ 20にち(きんよーび、晴れ)
急遽転勤することになりました、たぶん( ・Д・)
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今回の考古学・歴史ニュースは「兵舎と兵士個人の遺物が出たよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
いや~相変わらず、エジプトはいいよな~って思う記事です( -д-)ノ
さて、今回の舞台はエジプト北西部、アレクサンドリアです。
アレクサンドリアから南方約90km地点に今回見つかった遺跡があります。
上に挙げた画像は今回出土した青銅の剣です。
黄金の剣に見えますが、青銅って銅と錫(スズ)の合金なのですが、その比率によって光沢というか色調が異なります。
日本の古墳時代で有名な三角縁神獣鏡も風化して緑青(ロクショウ)が発達するので緑色ですけど、本来は多くのものが銀色っぽく綺麗ですし、先に述べた合金の割合によっては本来金ぴか風であったと思われるものもあるのです。
なので上の金ぴか剣も、青銅の剣です。
この剣には「ラムセス2世」の名が刻まれている点で凄い発見です。
ラムセス2世と言えばあのアブシンベル神殿を建造したファラオとして有名です。
新王国時代のファラオで、治世は1279-1213 BCEと2番目に長く王座に君臨し、非常に安定した王国を統治していました。
まぁ普通はこのラムセス2世の銘がある金ぴか剣に着目するのですが、、、
私の場合はこっちですね( -д-)ノ
上に挙げた画像が今回見つかった古代エジプト軍の兵舎址です。
壁の基礎部が残ってるので間取りが分かります。
これが凄いことですヾ(´ω`=´ω`)ノ
マヤ文明研究で私が数理的なモデルを作ることが比較的容易な理由も建造物サイズが分かり易いからです。
だからこうした事例が他の文明であるととても嬉しく感じます。
そしてそれぞれの部屋からは様々な遺物が出土するわけです。
魚や陸棲動物の骨が入った陶器や調理に使われた竈(カマド)といった兵士の暮らしぶりが分かる遺物も出ています。
倉庫も見つかっていますが、外部からの補給だけではもたないでしょうから、自給自足のためか狩猟道具も見つかっています。
他に兵舎らしく戦争で使われた武器も見つかっています。
更には個人のアクセサリー、象牙製の化粧品塗布器具、古代エジプトで使われていた半貴石のネックレス、半分欠けた青銅の指輪も出土しています。
また上に挙げた画像のようなエジプトの神々を表す様々なスカラベも出ています。
兵士にとってのお守りだったのかも知れませんね。
こうした建造物の情報と出土遺物の組み合わせが分かる事例はとても重要です。
地道な分析を通して、古代の人々、今回の事例だと古代エジプト軍の兵士たちのリアルな生活が分かってくるわけなのです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
おわりに
アブシンベル神殿ってやっぱり有名で、テレビとかで一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
今回上に挙げた画像を見つけて驚いたんですけど、砂漠の中にあるのかと思ってましたが、、、、
海(?)に面してるんですね!
調べてみたら「ナセル湖」っていう湖だそうです。
知らなかった・・・( ・Д・)
この北にアスワンがあるので、色々と良くも悪くも有名なアスワン・ハイ・ダムがあるんですね。
個人的にはファミコンの「虹のシルクロード」ってゲームが想い出深くて、その中に「アスワンの都」って出てくるんですよね。
まぁ知らないでしょうが!( ・Д・)
何はともあれ、
やぱ死ぬまでに一度はエジプト行きたい!( ・Д・)
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