2019ねん 9がつ 26にち(もくよーび、晴れ)
今日は素晴らしく仕事が捗った一日だった。
毎日このようにして過ごしたいものだ(´・ω・`)
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【目次】
- はじめに
- 北米到達時期は1万6000年前?
- 最初に北米に到達したのは日本人?てか、北海道人!?
- 北米到達は本当は10万年以上前?
- おわりに
1.はじめに
今回の考古学・歴史ニュースは、「人類の北米到達はいつ?どのような人々によってなされたのだろう?」というお話です(。・ω・)ノ゙上に挙げた図は教科書等で見かけたこともあると思います。
このようにユーラシア大陸の北側をルートとして北米に人類が到達して暫くしてから、南下を始め中米地域にも広がっていったわけです。
定説では、つまり所謂「クローヴィス・ファースト仮説」では1万2000~3000年前に最初の『北米人』が現れます。
この説ではベーリング陸橋(かつてシベリアとアラスカを結んでいた陸地)を渡り、アジアから徒歩でやってきたと考えられています。
そこから海外沿いに拡散していったと考えられており、マヤ地域でも太平洋岸部でクローヴィス石器が出土した事例があるそうです。
こうしてマヤ地域(あるいはメソアメリカ)に到達した人々が7000~6000年頃に農耕、トウモロコシ栽培を開始し、、、マヤ文明が出現していくわけです。
ま、ということで、全く関係がないわけではありませんが、私自身良く知りませんでした。
ところが最近、クローヴィス・ファーストに否定的な意見が出ています。
北米到達時期が2000~3000年遡る発見が報告されたり、クローヴィス型石器に先行する石器が日本における旧石器と類似していると指摘されたり、北米到達は実は10万年以上前だとする仮説が出たりと、ここ最近なかなかにアツいテーマなんだなと思っているわけです。
では個別に見ていきましょう(。・ω・)ノ゙
2.北米到達時期は1万6000年前?
実際にこれまでに「先クロービス」時代のものと推定されている遺跡は数十カ所確認されているそうです。
しかしいずれも1万年以上前の遺跡ということで、十分な精度で帰属年代を割り出せるような証拠はなかなか見つからないものなのです。
しかもこれまでの学会の定説である「クロービス・ファースト仮説」に対抗することになるので、誰もが可能性を認識していても、なかなか声に出しにくい状態が続いていたようです。
先クロービス期の遺跡の可能性が指摘されてきたのは主に、アメリカのフリードキン遺跡(1万5500年前)、ゴールト遺跡(1万6000年前)、ペイズリー洞窟遺跡(1万4000年前)、チリのモンテベルデ(1万4500年前)です。
これに加えて、最近、アメリカのクーパーズ・フェリー遺跡にて検出された、良好な状態の試料を放射性炭素年代測定してみたところ、当該遺跡で道具の製作や動物の解体等の活動を行っていた時期は1万5000年~1万6000年前との結果になったのです。
試料の状態と量から、この計測値はこれまでで最も信頼性の高いものなので、どうやら定説が覆りそうです(*・ω・)ノ
↑先クローヴィス石器と北海道白滝遺跡出土の石器の比較(「The SUN News Site of Year」)
3.最初に北米到達したのは日本人?てか、北海道人!?
上に二つの画像を挙げました。
石器の画像の中で、写真になっているのが北米にて先クロービス期のものとして発見された石器です。
一方で比較として図版として表示されているのが、北海道白滝遺跡で出土した石器資料です。
ところで白滝遺跡って知ってますか?
歴史の教科書では出てこないので一般的ではありません。
しかし日本考古学において、殊、石器研究では「北海道の白滝は黒曜石の産地として超有名」なのです。
私は石器は専門ではありませんが、石器の形態(形式)の比較には少し懐疑的です。
この報告ではあくまで両者間で形態が似ていると述べており、厳密に製作技術的な類似性があるとまでは書いていません。
もしあったら面白いですけどね、そうしたら考古学に興味ない方々も関心を持つはずです(・∀・)つ
実際、マヤ人もそうですが、古代アメリカ人はモンゴロイド系ですからね~、本当に渡っていたらまさに学会が震撼します。
……「全米が震えた!」みたいな((((;゚Д゚))))ガクブル
まぁ私としてはアメリカ人研究者が日本の、しかも北海道の報告書にもちゃんと目を通してるってことに驚きですΣ(・ω・ノ)ノ
日本の考古学をやっていて、海外のことなんか知らんって豪語する研究者はいくらでもいるわけですが、見習うべきですね。
つい最近も某旧〇大学の准教授2名(海外研究も行っている)が、『「American Antiquity」は知っているが、「Latinamerican Antiquity(同じアメリカ考古学会の姉妹誌です)」なんて知らないし読んだこともない』って笑いながら言ってました(゚∇゚ ;)エッ!?
大事なことなので、もう一度言いますね?
見習うべきです!ヽ(TдT)ノ
人の振り見て我が振り直せと言いますし、私も頑張ります(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
北米到達は本当は10万年以上前?
最後に紹介するのは、北米への人類到達は13万年前とする説です。
証拠が揃いだして定説が覆りそう…古くなりそうってなると、それまでの静けさが嘘のように途端に「一番古い証拠を見つけたよ合戦」になるわけですが、
さすがに古過ぎる!?
クロービス・ファースト仮説の10倍古いですからね。
一気に飛びましたね~ ε=ε=(o ・ω・)o
この事例では叩き石と共にマストドンの骨が出土し、調査者はマストドンの骨が当時の人間によって加工されたと考えています。
まぁつまり叩き石で骨を切断したと考えているんですね。
2枚目の写真からすると、マストドンの牙が切断されているように見えます。
……でもせっかく切断したならば、先端の方は何かに加工して使用するのでは?と思ってしまいます。
仕留める時に、わざわざ固い牙を破壊する必要はないですからね。
モンスターハンターくらいですよ、戦闘中に部位破壊するのは( -д-)ノ
写真だと不明瞭なのでよく分かりませんが、牙の先端部は検出されなかったのかも知れませんね。
上に挙げた写真のように、彼らは自分たちの説を証明するために、実験考古学として牙を叩き石で切断してみて、遺跡から出土した叩き石の使用痕やマストドンの骨の切断部と比較する研究を実施しているそうです。
・・・・・・一体、何の骨を使っているのでしょう?(つд⊂)ゴシゴシ
現生の像の牙?
何回実験繰り返すのか知りませんが、象牙を入手して破壊するだなんて、倫理的に大丈夫なんでしょうか、とか思ってしまいますねヽ(TдT)ノ
おわりに
今回は定説を覆し得る正統派な説から、北海道人説、実は遥かに古い説など新説を紹介しましたが、どれも真面目な研究ないし調査報告なのです。
さすがに北海道人説はどうかと思いますが、当の研究者も類似性と可能性を指摘しただけで確信をもって言及しているわけではありません。
日本考古学ではあまり見かけませんが、世界的にはインパクトある査読論文を書いてナンボって考え方が強いので変わったこと言ってみたいんだと思います。
海外研究者が書いた「科学論文の書き方」を読むと、大体インパクトが大事で、研究費を取る上でも重要とされています。
日本だと当たり障りのない無難な書き方をする人が多いような……(私も人の事言えない( -д-)ノ)
さて、今回のようにオカルトや疑似科学ではなく、だけれどもインパクトある考古学ニュースを今後もお届けできればいいなと思いますね(*・ω・)ノ
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