2020ねん 1がつ 10にち(きんよーび、晴れ)

何だか暫くすごく考古学っぽいものから離れていた気がする。

なのですごく考古学っぽい記事を書こうかと思い立ったわけである( -д-)ノ


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今回の考古学・歴史ニュースは「黄金製の副葬品を伴うアマゾネスの墓が見つかったよ!」ってお話です(*・ω・)ノ

アマゾネスとはギリシア神話に登場する女性だけで構成される狩猟部族です。

アマゾネスの語源は不明瞭ですが、仮面ライダーアマゾンみたいに南米のアマゾンとは無関係です。


そういった俗説もあるようですが、ギリシア神話に見られる記述の古さと新大陸『発見』の時期を考慮すれば無関係であることが分かるかなと思います( -д-)ノ

神話上では、アマゾネスたちは子供を産むときは他部族の男性のもとに行き、男児が生まれた場合は殺すか、あるいは父親のもとに引き渡し、女児のみを後継者として育てたとされています。

こうした「戦う女性部族」については、ギリシア神話の中でも有名な「ヘラクレスの冒険」や「トロイア戦争」にも登場しています。


↓トロイア戦争、シュリーマンに触れた記事です(*・ω・)ノ



さて絵画として残る史料によれば、アマゾネスはスキタイ人風のレオタードのような民族衣装を着た異国人として描かれています。


スキタイは紀元前9世紀〜紀元後4世紀にかけてイラン系の遊牧騎馬民族国家です。


黒海の北側を主な領域としていて、現在のウクライナ、モルドバ、ルーマニアに相当する地域を支配していました。



↓スキタイの前のサルマタイの頃から古墳と黄金製品が特徴でした(*・ω・)ノ






今回の発見はロシア南西部に位置するヴォロネジです。

上に挙げた図のようにヴォロネジはウクライナや黒海に近く、スキタイの領域にとても近いことが分かります。

この地域でおよそ2500年前のスキタイに属する女性戦士(アマゾネス)4人の埋葬遺構が発見されました。

4人の内、年配の女性戦士はスキタイの上流階級に典型的な黄金の冠飾りを副葬品として身に着けていました。

このことから当時のアマゾネスの社会的地位の高さが窺い知れます。




これまでにスキタイに属するのアマゾネスの痕跡は既に発見されていました。

しかしながら今回の発見では、様々な年齢のアマゾネス達が、まとめて埋葬されていた点が特徴的でした。

4人のアマゾネスの年齢は約45〜50歳が1名、20〜35歳が2名、約12〜13歳の10代が1名でした。

またこの埋葬遺構における副葬品は後世の盗掘被害に遭っておらず無傷だったことが非常に重要です。

一番年配の女性は、上に挙げた写真の黄金の冠を被っており、上流階級を示す副葬品です。

この黄金製のヘッドバンドは、破片として同地域で以前にも発見されていますが、今回発見されたそれは非常に保存状態が良好なのです。

分析の結果、このヘッドバンドは70%の金を主要成分として、銅、銀、鉄を含む合金で作られていることが分かり、考古学的・美術的価値が非常に高いものとして重要視されています。

それぞれのアマゾネスの遺体の近くには鉄製のナイフと矢尻がありました。

また二人の少女のうちの一人の遺体は、「馬に乗る者」のポーズで埋葬されていました。

当時の葬制として「馬に乗る者」が死んだ際には「足の腱を切って埋葬する必要がある」と考えられているそうです。

彼女の隣には青銅鏡、槍、そして手にガラスのブレスレットがありました。

彼女のように東ヨーロッパのペルシャ語族の遊牧民および半遊牧民の間では、スキタイ時代に女性の馬の乗り手が存在したと推定されています。

これらの馬に乗るアマゾネスは、長期の軍事作戦で男性が不在の際に、おそらく牛、財産、家を守っていたと考えられています。

今回発見された埋葬遺構周辺の遺跡全体としては、30点を超える鉄製の矢じり、鳥の形をしたフック、騎兵の道具の要素、手綱を吊るす鉄製のフック、鉄製のナイフ、古代ギリシャの花瓶が出土しています。

この遺跡全体では他にも多数の墓が見つかっていますが、どれも埋葬後100年~200年の間に盗掘被害に遭っており、今回の4名のアマゾネスたちの墓だけが奇跡的に盗掘被害を避けて残った貴重な発見であることが分かっています。






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いや~やはり墓の発見とか、黄金製品の副葬品の発見とか、『花』があっていいですよね。

本当に羨ましい!ヽ(TдT)ノ

考古学と言えば、やっぱ墓か!?

調査の目的と一切関係ないんだけど、大した副葬品なくても全然いいから、今回の発掘調査でお墓出たらいいな~なんて思ったり!( ・Д・)

↓やっぱお墓、発見したいな!!!( ・Д・)↓

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