2020ねん 2がつ 23にち(にちよーび、晴れ)
けっこう働いてる方だと思うんだけどな~(´・ω・`)
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今回の考古学・歴史ニュースは「あの有名なクレオパトラとマルクスの墓は水中にあるらしいよ!」ってお話です(*・ω・)ノ
フランスの哲学者、パスカルはその著名な「パンセ」の中で後世に残る名言を残しています。
『人間は考える葦(あし)である。』
聞いたことありませんか?
そしてもうひとつが、
『クレオパトラの鼻がもう少し低かったなら、世界の歴史は変わっていただろう。』
です(*・ω・)ノ(訳し方は色々とあると思います( -д-)ノ)
このパスカルの記述によってクレオパトラは絶世の美女としての地位を確たるものにしたと思います。
古代のロミオとジュリエット
表題に『古代のロミ&ジュリ』と書きましたが、二人の最期について簡単に説明しますね。
BCE44年、「ブルートゥス、お前もか!?( ・Д・)」と言い放って、23カ所も滅多刺しにされて独裁で有名なカエサルが暗殺されます。
「お前もか!?」のセリフはシェークスピアの戯曲中のセリフで、自身の言葉としては「賽は投げられた」が最も有名かと思います( -д-)ノ
カエサル暗殺の後に成立する第二回三頭政治の支配者の一人が、マルクス・アントニウスです。
1人目の妻を亡くした後に、オクタヴィアヌスの姉、オクタヴィアを後妻として迎えますが、クレオパトラと出逢い恋に落ちます。
映画では絨毯にくるまれたクレオパトラが登場するシーンが印象的ですね(*・ω・)ノ
結果、マルクス・アントニウスは一方的にオクタヴィアと離縁し、クレオパトラや親族に支配領域を分割することで、「エジプト女王に骨抜きにされ、ローマ人の自覚を失った男」としてローマ市民に評価されることになります。
これを機にオクタヴィアヌスとの激しい対立が生じ、BCE31年にオクタヴィアヌスはプトレマイオス朝エジプトに対して宣戦布告します。
当然、エジプト側に付いたマルクス・アントニウスでしたが敗走することになります。
その最中、クレオパトラの自害を知ってマルクス・アントニウスは自刃します。
しかしこれは誤報であり、最後はクレオパトラの腕の中で死んだとされます。
その後すぐにクレオパトラは毒蛇に自らを噛ませて自殺します。
プトレマイオス朝エジプトを滅ぼした後、オクタヴィアヌスが認めたため、マルクスの遺言に従ってマルクスはクレオパトラと共に埋葬されました。
2人の墓はどこ?
こうしてローマ人であるマルクス・アントニウスとプトレマイオス朝エジプト最後のファラオ、クレオパトラ7世の墓が出来上がったわけです(*・ω・)ノ
BCE30年に自殺した2人の埋葬についてはローマ帝国五賢帝時代の歴史家であるスエトニウスと、帝政ローマ期のプルタルコスによって記述されていますが、その場所が不明でした。
上の写真の色んな意味で著名なエジプト考古学者、ザヒ・ハワス博士は、美人考古学者としても有名なキャサリン・マルティネス博士の指揮の下、二人の墓を探しました。
結果、エジプトの西方、アレクサンドリア近郊のオシリスを祭る神殿であるタップ・オシリス・マグナ神殿跡でプトレマイオス朝時代の墓を発見しました。
そこでは27体のミイラや貴族の墓、クレオパトラの横顔が刻印されたコインが多数発見されました。
しかしこの神殿を12年間もの間発掘し続けた結果、どうやらそこには二人の墓はないようなのです( -д-)ノ
これを受けて、つい先日(2020年2月)マルティネス博士を熱烈に支持していたハワス博士が「マルティネス博士の理論は間違っていた」とインタビューで述べました。
そして「クレオパトラはマルコ・アントニオと共にアレクサンドリア沖の水中の墓に埋葬されている」と述べています。
現在は世界中で水中考古学が盛んになってきており、水中考古学に助成金を出す団体も増えています。
今後、アレクサンドリア沖が集中的に調査される可能性がありますね!(・∀・)つ
著名考古学者の闇
ザヒ・ハワス博士と言えば、ピラミッドを建設した人々の墓をピラミッドの傍から発見し、彼らは奴隷ではなかったとの説を唱えたことで有名です。
優秀な考古学でもあるとは思いますが、考古最高評議会事務総長としてムバラク政権下では実質的にエジプト考古学を支配していたような状態だったようです。
外国人研究者や自説とは異なる研究者に発掘許可を出さなかったようですね。
中米ホンジュラスでは僅かしかいない現地考古学者同士が対立し、負けた方は国外退去になった事例もあります。
グアテマラでも政権ごとに対立が存在し、4年ごとに配置が大きく入れ替わります。
アメリカでもハーバード大学やペンシルヴァニア大学等の著名な大学出身者による学閥形成の話を少し聞いたことがありますし、どこにでもグループ構図はあるようですね。
かく言う日本でも「旧石器時代ねつ造」の事件では、現在の著名考古学者の数名に関してかなり深い闇があるようですしねヽ(TдT)ノ
怖い怖い、触れてはいけません(/TДT)/
・・・・・・ところで美人考古学者のマルティネス博士は弁護士らしいんですけど、考古学者でもある?
幼少期からクレオパトラに関心があり、資金提供をして発掘調査指揮を執ったのは間違いないのですけど、考古学者なのか?博士なのか?微妙ですね。
ドミニカ共和国出身の所謂エリート層出身のようですけど、さくっと調べた程度では出てきませんでした(TДT)(スペル間違ったかな?)
考古学者の世界も資本主義ですから、お金ないと発掘できないですし、超高価な分析機材も買えないのです。
ナショナルジオグラフィックとかまさにいくつか王墓当てて、テレビ露出増やして有名になっていかないとお金くれないので(しかし一度OK出れば大量にくれる(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!)、そういった助成金をくれる団体の性格も関係しているのでしょう。
ま、何はともあれ、皆さんが覚えておくべきはひとつ!
テレビに露出の多過ぎる研究者にロクな奴はいない!( ・Д・)
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↓1名増えたよ!ありがたい!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓
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