2020ねん 8がつ 22にち(どよーび、晴れ)
ここのとこ分析も論文執筆も止まってるな( -д-)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「兵庫県、広沢山遺跡で見つかったのが、新しい古墳!?( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
日本国内の古墳の数は159636基ありまして、約16万基もあるわけです。
古くからの測量調査や、近年の衛星写真を利用した分析などで地表面で見られる古墳はほぼほぼ全て発見されていると言えるでしょう。
なので、「新たな古墳が発見される!」っていうのはけっこう珍しいニュースだと思います(*・ω・)ノ
今回のニュースの舞台は兵庫県、加古川市に所在する広沢山遺跡です。
同市には日岡山公園という総合公園があります。
この公園、35.8ヘクタールの面積を誇る自然豊かな公園であり、また同市最大の桜の名所として知られています。
スポーツ施設も複数あるそうで、更には約30基の古墳も公園内に存在している文化遺産公園でもあるのですΣ(・ω・ノ)ノ
最初に挙げた写真の南大塚古墳もその一つであり、最大のものだそうです。
いや~、本当に複合公園!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
これらの古墳群は日岡山古墳群として知られています。
今回の発見は同公園の整備の一環として駐車場の造成のための発掘調査でなされました。
そのため今回発見された新たな古墳は日岡山古墳群を構成する古墳と考えられています。
上に挙げた写真のように、ぱっと見は古墳かどうか分からないと思います。
恐らく盛り土部分を含めて多くの部分が後世の人類活動(古い時代の農耕とか建設工事とか)により削平されており、失われているのではないかと思われます。
今回見つかったのは幅約5メートル、深さ約30センチの半円形のトレンチ状遺構(所謂、「溝(みぞ)」;上の写真の土が露出している部分)です。
この溝は古墳を縁取るように掘られた周濠(しゅうごう)の一部と推定されています。
この溝に沿う形でおよそ直径24mの円墳があったと考えられています。
但し前述の人類活動により遺構は攪乱を受けており、円墳と思われる部分の欠損が大きい状態です。
そのため本来は方墳であった可能性もあります。
あ、ちなみに上の写真のところに書いた「座布団」ですが、よく見ると笑点のような高いそれぞれ座布団の上に土器片等の遺物が乗っているのが分かると思います。
遺物の分布には意味がありそうであるが、周囲をもっと掘り進めなければよく分からない(あるいは同一個体の遺物集中である、など)、という状況の時にこのように遺物を取り上げずに周りだけを掘り下げていきます。
この結果出来たものが「座布団」です。
考古学の業界用語のひとつですね( -д-)ノ
↑花見や夏祭りの時期に訪れるといいかも(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!(「花見特集2020」の記事内画像より転載)
さて、この溝状遺構からはたくさんの遺物が出ました。
座布団に乗ってる子たちですねヾ(´ω`=´ω`)ノ
(↑意味が分かれば、もうあなたも考古学者です(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!)
これらの多くは円筒形埴輪や家形埴輪の破片で、かつて古墳上に並んでいたものが倒れて溝に落ちたと推定されています。
見つかった埴輪の破片資料数は300点以上に上り、帰属時期は古墳時代前期に当たる4世紀のものと考えられています。
↓古墳関連の記事はさすがに多い( -д-)ノ
↑世界にも古墳あるよ!ヾ(´ω`=´ω`)ノ
おわりに
最初に国内の古墳だけで16万基と書きましたが、日本だけでも訪れていない場所なんて無数にあるなぁと思います。
この日岡山公園の桜も綺麗だし、お祭りも楽しそうだし、古墳いっぱいあるし、、、
いつか土器研究の関係で、上手く結びつけて日本国内も海外も色々と周ってじかに見て学びたいものです(*^・ェ・)ノ
……最近、真面目に書き過ぎか!?( ・Д・)
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↓逃避行動で実験考古学キャンプとかゲーム実況もやってるよ!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓
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コメント
コメント一覧 (2)
伽耶?
韓国語読めないので、自動翻訳使ってみましたがよく分かりませんでした(´;ω;`)