2020ねん 10がつ 20にち(かよーび、晴れ)

最近、研究が進んでいない( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは「バッタの襲来って日本でも事例があるんだね!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


よく(?)「イナゴの襲来」って目に耳にするじゃないですか?


でもアフリカとか外国の話のイメージです。


農作物がやられて大変なことになるようです( -д-)ノ



これを「蝗害(こうがい)」と呼びます。


相変異という現象がカギになっており、主に昆虫において、さまざまな環境条件、特に個体群密度の変化によって、異なった姿と行動の個体を生じることを指します。


大規模な干ばつが起きると相変異によってトノサマバッタやイナゴが相変異により飛蝗(ひこう)という長距離を群飛する個体が多量に生じ、作物の豊富な生育地を求めて遠くまで移動するようになります。



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↑相変異のバッタを載せるのもアレかと思い、日本人に親しみのあるバッタの群れを掲載(*・ω・)ノ(「ジオウ&ビルド製作委員会」の映画情報ページより転載)



この蝗害は、聖書の出エジプト記にも「十の災い」のひとつとして出てきます。



【十の災い】

  1. ナイル川の水を血に変える(7:14-25)
  2. 蛙を放つ(8:1-15)
  3. ぶよを放つ(8:16-19)
  4. 虻(あぶ)を放つ(8:20-32)
  5. 家畜に疫病を流行らせる(9:1-7)
  6. 腫れ物を生じさせる(9:8-12)
  7. 雹(ひょう)を降らせる(9:13-35)
  8. 蝗(イナゴ)を放つ(10:1-20)
  9. 暗闇でエジプトを覆う(10:21-29)
  10. 長子を皆殺しにする(11章、12:29-33)


これらは古代エジプトにおいて実際に起きた災害と考えられています。


エジプトはアフリカ大陸の北東端ですし、やはり蝗害ってアフリカや中東で起きているイメージがある気がします。


今回の記事はそんな蝗害が日本でも起きていたよ!ってお話ですヾ(´ω`=´ω`)ノ



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↑札幌市、手稲区にあるバッタ塚(「SAPO☆CAN」の記事内画像より転載)



時代は明治時代、開拓期、場所は北海道です。


1880~85年にトノサマバッタが大発生し、十勝から道内各地に広がったとされています。


札幌でも大きな被害が出たため、駆除したバッタが産み付けた卵塊を集めて埋めた跡としてこのバッタ塚が建てられたそうです。


1967年に北海道大学の研究者が調べた結果、土中に卵の痕跡は見つからなかったが、複数の住民の証言があり、1978年に札幌市が指定する史跡となりました。


当時は、空を黒く埋め尽くすような大群が、農作物を食い荒らしたと言われ、手稲や発寒、琴似、円山などの各村で、麦やアワなどが10分の1ほどしか取れず、開拓に入ったばかりの農民たちの暮らしを直撃したそうです。


ちなみに空を埋め尽くすバッタの大群に大砲を打ち込んで駆除する方法も取られていたそうですΣ(・ω・ノ)ノ



このトノサマバッタの被害は札幌だけではなく、北の空知地方や道南の日本海側まで到達し、北海道の西半分が被害にあったといっても過言ではないでしょう。


この蝗害が本州にも上陸することを恐れた明治政府は、蝗害の発生地を特定しようと調査隊を派遣したところ、十勝川流域の広大な草原に至り。これが日本で三番目に広い十勝平野の「発見」となったそうです。


そしてこれを機に、十勝地方への入植が開始となりました。


その結果、発生地である十勝でもバッタの大規模な駆除が行われたため、こちらにはバッタ塚がいくつもあるそうです。


先ほどは北海道の西半分がやられたと書きましたが、当時はまだ十勝平野も知らない開拓期ですので、今であれば全道的な被害となっていたかも知れませんねヽ(TдT)ノ




おわりに

タイトルに「人類が滅亡するならこれ!」と書きました。

私が思うに、人類はこれまでに幾度となく、破局噴火も、巨大地震も、大津波も経験してきているので滅びないんじゃないかと思っています。

未だ経験しておらず人類滅亡に繋がりそうなのは、恐竜絶滅レベルの巨大隕石の衝突か、核を用いた世界大戦くらいでしょう。

そして両者とも、例え経験しても何とかなりそうな気がするのです( -д-)ノ

だからこそ、人類が滅びるのであれば、複合的な要因で滅びるだろうなと思います。


今回紹介した蝗害は大規模な干ばつといった環境の変化によって生じるもので、数年~10年近くに渡って作物に大きなダメージを与えます。

長期的に深刻なダメージになるのです。

干ばつでも経済的にダメージありますし、蝗害が起きれば範囲も拡大しますし、それを契機に戦争になるかも知れない。

あるいは戦争で疲弊しているところに、自然災害として干ばつと蝗害が起きるかもしれない。


今や世界中に拡散した人類は明らかに増えすぎており、これからも増え続けるでしょう。

なので、全滅はしないと思うんです。

でもきっと複合的な要因によって、電気の無い時代くらいまで文明レベルが後退する可能性は高いかなと思っています。

蝗害だけで人類は滅びないけども、復興中の人類に蝗害は脅威でしょうね( -д-)ノ


泣きっ面にバッタで人類滅亡!( ・Д・)

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