2020ねん 10がつ 28にち(すいよーび、晴れ)

本気出したらガガガッと書けるものだね、間に合わなかったけどもヽ(TдT)ノ


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arukemaya1096



今回の考古学・歴史ニュースは「モンゴルで匈奴の首都が見つかったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、匈奴と言えば世界史にも出てくる遊牧民族です。

BCE4世紀~CE5世紀にかけて、ユーラシア大陸の中央部を支配しました。



遊牧民族と言えば、馬に乗って常に移動しているイメージですが、BCE200~BCE60年頃には遊牧国家を築いていました。

主な生業は牧畜と狩猟で、広大な領地はいくつかの単位に分けられており、それぞれの小領地を治める首長がいました。

その首長らを束ねる大首長がいて、まさに「匈奴帝国」を築いていたのです(*・ω・)ノ


国家形成も研究テーマである私にとっては、首長なのか王なのか、首長制なのか国家なのか、帝国なのかどうなのか、本当に謎な用語の使用法だなと思いますが、恐らく匈奴研究における慣例的な呼称なのでしょう( -д-)ノ



arukemaya1096
↑文章構成の都合により再掲( -д-)ノ



さて、モンゴル中央部を流れるオルホン川沿いの発掘調査で、ルンチェン、またはルウトと考えられる遺跡が発見されました。

ルンチェンというのは「竜の都」という意味で、匈奴が築いた遊牧帝国の首都だそうです。

名前がカッコイイですよねヾ(´ω`=´ω`)ノ


さて、上に挙げた再掲の3D復元図が「竜の都」の遺構配置を示したものです。

ため池が中心にあり、付近に建造物マウンドがいくつか散見されて、その防壁のような方形の盛り土が見られます。

調査者によると、都市全体を囲むように二重の防壁があるとのことですが、この画像からはどれのことなのかよく分かりません( -д-)ノ


二枚目の写真では発掘調査の様子が見て取れます。

乾燥地帯ということもあり、ほとんど平地で建造物遺構の残りは良くないようですね。

ため池が現存していることにも驚きますが、、、

人のサイズとため池のサイズからして、この「竜の都」って小さくないですか?( ・Д・)



発見者は匈奴の遊牧国家(ないし帝国)の首都って表現しているけど、首都って都市でしょ?

遊牧民族なので定住の痕跡が少ないことは想像に難くないし、そうであれば古代人口の推定は極端に難しくなるし、、、

遺跡としてこの規模で、都市の定義に入るのか疑問ですね( ・Д・)


では何故、調査者はこの遺跡が文献にも僅かにしか記載されていない「幻の都」だと判断したのでしょうか?Σ(・ω・ノ)ノ


arukemaya1097



その根拠がこちらの遺物ですヾ(´ω`=´ω`)ノ

ぱっと見、石板にも見えますが、この割れ方からすると恐らく土製かな……


調べてみたところ、瓦当(がとう)という軒瓦の先端部分でした。

だから土製(陶製)ですね。

日本にも古い瓦の歴史があり、様々な用語がありますが、こちらは中国の用語です。



さて、この瓦は建物跡から出土したわけですが、重要な理由は『天子単于』の銘が入っていることです。


天子」は中国で用いられる(日本でも使われていますが、本記事はモンゴルの話なので省きます)言葉で、君主の称号です。

天命を受けて、天帝の代わりに天下を治める者の意味があります(*^・ェ・)ノ

単于」は「ぜんう」と読み、匈奴の大首長を意味するものなのです。


なので、この建造物は匈奴の大首長のもの、だからこの遺跡は「幻の都、竜の都であるルンチェン」という解釈なのです(*・ω・)ノ



ちなみに度重なる資金不足により発掘調査は完了していないようです。

現在のところ、他の専門家から批判的な意見が多いようですが、今後も有力な証拠が見つかるといいですね!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



↑匈奴関係でこんなのありました~(。・ω・)ノ゙



↑こちらは匈奴?とも言われるフン族と感染症パンデミックのお話( -д-)ノ


おわりに

匈奴と言えば、幾度となく古代中国国家に侵入し略奪を繰り返したことで知られています。

彼らの侵入を防ぐために「万里の長城」が築かれたことでも有名です。

(上に挙げた過去記事(2つの内の上側)では、必ずしもそうではない可能性が指摘されています( -д-)ノ)




あと、匈奴は遊牧民族で、農耕はしていないと思われがちですが、実はしていたようです。

古代中国に侵入して、奴隷を確保して、彼らを自分の領地内で定住させて農業を行わせていたそうです!Σ(・ω・ノ)ノ

意地でも自分たちでやらない!

凄いですね、強い意思を感じます( ・Д・)



そう言えば、匈奴と言えば、ヨーロッパに侵攻した遊牧騎馬民族フン族との関係を示唆してか、「フンヌ」とも呼ばれています。

……さて、私も彼らのように強く自由に生きていこう!

フンヌッ!( ・Д・)


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