2020ねん 11がつ 3にち(かよーび、くもり)
最近いつも2連休が待ち遠しい(・∀・)つ
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今回の考古学・歴史ニュースは「チュニジアでロイヤルパープルが一般人によって再現されたよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
ここで述べる「一般人」とは研究者ではないって意味で使ってます。
上に挙げた写真に載っているおじさん、モハメドさんはコンサルティング会社を経営している人だそうです。
この人が、ふと思い立って、古代フェニキア人のつくっていた貴重な染料であるロイヤルパープルを作ろうとしたそうです。
古代フェニキアの最期の都市であるカルタゴはチュニジアにあったので、モハメドさんは学校で習う自国の歴史で勉強していたことを思い出したことがきっかけになったようです。
古代において紫色は、最も高貴な色であり、とても希少価値の高いものでした。
クレオパトラがカエサルのマントをこのロイヤルパープルで染めたなど、その存在は歴史書などでも知られていたわけですが、製法については残っていませんでした。
これを自力でクリアしたそうです、凄いですねヾ(´ω`=´ω`)ノ
さて、今回のお話は古代フェニキアにまつわるものです。
BCE15世紀に都市国家を形成し始め、BCE12世紀には地中海交易で大活躍したため「海の民」とも呼ばれています。
高校の世界史でも重要事項として登場しますが、フェニキア人の海上交易は盛んであったため彼らの用いたフェニキア文字は古ヘブライ文字・アラム文字・ヘブライ文字・ギリシャ文字・アラビア文字など、ヨーロッパ・西アジアの多くの言語で用いられる起源となりました。
そう、フェニキア文字は「アルファベットの起源」なのです(。・ω・)ノ゙
この海上交易で栄えたフェニキアの特産品がレバノンスギと貝紫だったのです。
その名の通り、貝紫は貝から作られる染料なのですが、パープル腺という分泌腺と分泌液を原料としているため希少性が非常に高かったのです。
巻貝100kgから取れる染料は僅か1gだそうですΣ(・ω・ノ)ノ
おわりに
フェニキアや貝紫の話となると長くなりそうなので、次回続きを書きますね( -д-)ノ
ちなみに世界的に貝紫は貴重なのですが、古代日本や古代マヤでも使われていた染料なのですヾ(´ω`=´ω`)ノ
今回のニュースは一般の人が頑張り、貝紫を得るための一つの方法が分かったという点でニュースとなりました。
実際には、貝紫の成分分析は現代科学の力を用いて完了しており、化学合成も可能なのです。
でも現代社会でよく目にする紫はロイヤルパープルではありません。
なんででしょう?
……化学合成するとコスト面の問題として経済的じゃないから。
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