2020ねん 11がつ 25にち(すいよーび、くもり)

この2連休を休まず働けば勝ち確!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


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今回の考古学・歴史ニュースはポンペイで富豪と奴隷が一緒に死んだ状態が見つかったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はイタリア、ポンペイ遺跡です。

ポンペイはこれまでにもけっこう扱ってきましたねヾ(´ω`=´ω`)ノ


↓ポンペイ関連の過去記事ですヾ(´ω`=´ω`)ノ





ポンペイと言えば、CE79年に大噴火を起こしたヴェスヴィオス火山の火砕流によって壊滅した都市です。

これまでも「ポンペイの悲劇」をテーマに書いていたので、上記のようなポンペイを中心とした内容を紹介してきました。

今回は『はじめに』かえて、ヴェスヴィオス火山の方に着目して紹介したいと思います。

ポンペイ遺跡の所在するイタリア語では「monte Vesuvio」なので「ヴェスヴィオ山(ないし火山)」が適当なのですが、ラテン語や英語の発音を頼りにすると「ヴェスヴィオス山」となり、日本語ではこちらの方が一般的なようです。

日本の歴史教科書では近年、「現地の言語の発音で表記する」ことになっていますから、ヴェスヴィオス火山も表記が変わることが予想されますね( -д-)ノ

本記事ではとりあえず慣習に倣い、ヴェスヴィオス火山の表記で書くことにします。

さて、記録に残る中で、ヴェスヴィオス火山はBCE217年に大規模に噴火しています。

次が「ポンペイの悲劇」で有名なCE79年のものです。

その後はCE432年、CE1631年、CE1944年に大噴火しています。

このようにヴェスヴィオス火山は歴史上幾度も激しく噴火してきた火山なのです(*・ω・)ノ


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↑大きな穴の痕が、噴火の激しさを物語っています(/TДT)/(「NACIONAL GEOGRAPHIC」の画像より転載;credit: Robert Clark)



さて、今回の発見は上に挙げた写真に見られるように、CE79年のヴェスヴィオス火山の噴火で亡くなった男性2人の遺体が新たに発見されたことです。

固まった火山灰の中に残された空洞から遺体の型をとり、2人の姿の石膏像が作られた結果、このようなリアルな状況が露わになりました。

死因は高温の火砕流によるショック死で、人型に固まった火山灰の中には2人の歯や骨の一部が残っていたそうです。

この2人の男性は、1人はおそらく裕福な男性で、もう1人はその奴隷ではないかと考えられているそうです。

裕福そうな男性の方は推定30~40歳で、暖かそうな毛織の衣服の痕跡が首の下に残っていました。


一方で奴隷と思われる男性は推定18~23歳で、脊柱が圧迫されていたことから、肉体労働をしていた奴隷ではないかと考えられています。


この2人はポンペイ遺跡の北西約700mにあるチビタ・ジュリアーナと呼ばれる郊外の住宅地で見つかりました。

遺体はナポリ湾を見下ろす邸宅の地下にあった「抜け道」の横の部屋で見つかったことから、2人がここに避難していた可能性が指摘されています。




その部屋が上に挙げた写真なのですが、、、

抜け道を走ってたわけではなく……その横の地下の部屋……

雇い主と肉体労働で鍛えられた若い奴隷、、、

ポンぺイは『快楽の都市』でもあるので想像が逞しくなりますね!( -д-)ノ

写真ではどっちの人物が雇い主か奴隷か分かりませんが、右側の人物は『丸出し』だしね( ・Д・)


↓ポンペイ関連の過去記事ですヾ(´ω`=´ω`)ノ




↑私のお気に入りは「まだ食べれるよ?シリーズ」です( ・Д・)


おわりに

記事たくさん書いてると毎日世界のどこかで新しい発見が起こってるなと感じます。

まぁ私の調査成果がニュースになってないのを事例に、本当はもっともっと色んな調査・研究があって、記事にはなっていないだけなんですよね。

この前の「縄文の囲炉裏」の新聞記事で痛感しましたが、ニュースにしようとする意気込みが地方紙だと場所によって大きな差があるように思えます。

一方で地元の話でなくてもニュースとしてガンガンに取り上げるものもあって、、、

エジプト、ポンペイ、南米は記事の本数がやけに多いなと思います。

ポンペイは今回のものと同様に新たな当時のリアルな状況が分かったよってことで毎度記事になります。

エジプトや南米(敢えて一括りにしてます)は乾燥地帯としてミイラとかたくさん出たよ!みたいな記事が毎度取り上げられています。

そういった状況を考えると、考古学の中でも特定のテーマに一般の人々の関心が集まり、博物館の特別展の実施や講演会といったお金が絡む話も特定のテーマが中心になる理由はマスコミと関連した商業的な意味合いによるところが大きいんだなと感じています。

ブログタイトルが「歩け、マヤ」なのに、敢えて自分の専門はあまり書いてきませんでしたが、、、

マヤ文明も頑張って打ち出していくしかないね!( ・Д・)



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