2020ねん 12がつ 12にち(どよーび、晴れ)
勇気振り絞ってコスプレ写真展行ってきた、緊張したけど楽しかったよ(・∀・)つ
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今回の考古学・歴史ニュースは「ふるさと納税の返納品の土器がバカ人気だから、私も土器作って売ろうかなっ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
さて、今回の舞台は日本、長野県、御代田町です。
上に挙げた写真が辺納品として土器なのですが、御代田町にある「浅間縄文ミュージアム」という博物館の職員が手作りで製作したものだそうです。
いずれの土器も御代田町にある宮平遺跡や河原田遺跡から出土した県宝指定、重要文化財指定の資料です。
これらの土器は実測図に合わせて正確に成形(整形もか?)、施文し、一か月ほどの乾燥期間を経て、野焼きで焼き上げたそうです。
まぁつまりは縄文時代の方法で手間暇かけてしっかりと作りましたよってことなのですが、、、
驚くべきはその値段!Σ(・ω・ノ)ノ
↑高いけど、寄付だからそういうものなのかな( ・Д・)(「御代田町ふるさと納税土器開始」のPDF内画像より転載)
どれもいい値段しますよね。
それなのに全部あっという間に完売したそうで、「どうしても欲しい」とか「また作って欲しい」って声があったそうです。
北海道大学博物館のカフェでも「北大式土器」をミニサイズで作ってタピオカミルクティーが飲めるイベントがありました。
この「タピ土器」は私も買ったのですが(正確には博物館展示の手伝いの代償として奢ってもらった)、1600円もしたのですΣ(・ω・ノ)ノ
これもめちゃくちゃ人気あったようです。
でも老人ホームかどこだか福祉施設か忘れましたが、こちらは博物館の学芸員などの職員が製作したものではないので、とってもミニサイズだし、焼き方は現代の焼き方だし、粘土も現代の粘土だしで本格的なものではありませんでした。
可愛くて私は好きですけどねヾ(´ω`=´ω`)ノ
でもどうやら巷では土器が人気なようで、現在は色んな品が出ているようです( ・Д・)

↑この記事でも少し紹介した日清の火炎土器の値段がコレ↓
おわりに ~私の土器はいくら?~
最後に私の作った土器を紹介しようかなと思います。
大学にもよると思いますが、私の大学では考古学実習の一環として毎年土器作りを行っていました。
大学構内に遺跡があって毎年掘り続けていますから、そこから出た粘土に砂を加えて生地作りから始まり、実測図を参考に、器面調整や施文も復元して行うようにしていました。
もちろん焼成方法は野焼きです。
なので、私にとっては昔の技術で作った土器というのはそこまで欲しいものなのか?とお思うレベルなのですが、、、
まぁ不出来な私の土器を見てくださいな( ・Д・)
↑4年?マヤ土器です。古典期前期のベイサルフランジ土器を作ったと思われる、まだまだ下手くそである( ・Д・)てか、碗の口が大きく開くと重力に負けちゃって整形が大変だった気がする(TДT)
↑博士かな?ティカル出土の三足円筒土器を作った、これは手元に実測図と定規を置いて何もかも測りながら作りました。技法も何もかも一緒、焼成方法だけは不明なので野焼きです(*・ω・)ノ顔面だけ美術センスがなくてへたっぴ( -д-)ノ

↑どう?薄いでしょ?1mmだもの。ミガキの方向が内外で異なる点も再現しています(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!私的にはこの角度で撮ると本物らしさが出ます。なぜなら本物でもこうやって撮られたものがあるのですヾ(´ω`=´ω`)ノ
……他にもスリップ(化粧土)の再現をしようとしてタイミング間違えて完成品をバラバラに割ってしまったこともあるし、器面調整の程度を観察するために粘土板作ったりしてましたね。
今でも胎土中の混砂率を推定するために実験的に粘土板作ってたりしますよ~(*^・ェ・)ノ
今ならもっと上手にこだわりもって本物らしく作れる気がする……
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まぁ返礼品の土器の価格は寄付金とは言え、高い気がしていましたが、、、
材料費(粘土、砂、調整具、施文具など)や焼成時の燃料費の他、以下に述べるような人件費(?)がかかるわけで、、、
例えば、粘土準備するのに1日はかかるし、寝かせる必要もあるし、作るのは1日がかりだし(サイズによる)、ミガキは半日かかるし、乾燥は1週間くらいかかるし、燃料集めて焼く場所借りて消防に許可取ってから焼かなきゃだし、焼くのは一日かかるし、、、
日清の120万円のやつはちょっと高過ぎだけど、
色々考えたら3万~5万なんて妥当な金額か!?( ・Д・)
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