2021ねん 2がつ 6にち(どよーび、くもり)
速攻、毎日更新できなかったけど、連休で取り戻します!( -д-)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「世界初!めちゃ古いお墓から義眼を付けた人骨が発見されたよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
さて、今回の舞台はイランです!
今回、遺跡名が不明です( -д-)ノ
イラン南東部に位置するセイスタン-バルチスタン(Seistan-Baluchistan)州、ザヘダン(Zahedan)市の近くにある『焼けた都市(Burnt City)』と記載されているのですが、、、
もしかしたらバーント・シティ遺跡でいいのかも知れません(*^・ェ・)ノ
さて、今回お伝えするのは、およそ4800年前の古代ペルシャ期に遡る「義眼」の発見です。
下に写真を挙げましたが、裕福な人物の墓から検出された人骨に義眼が付いた状態のまま発見されました!
この義眼、頭蓋骨(とうがいこつ)の眼窩(がんか)に嵌ったままの発見というのがすごいですよね。
これがもしこの状態ではなく、地面に落ちていたら、アクセサリーとして判定されていた可能性も十分あるのではないかなと思います( -д-)ノ
上に挙げた検出状況の写真では、人骨の傍に精巧な作りの土器が複数見て取れます。
この他にも革製の袋、青銅の鏡や、様々な装飾品が副葬品として伴っており、被葬者は少なくとも裕福な人物と推測されています。
人骨の分析から、被葬者は25~30歳くらいの女性であることが分かっていますが、もしかすると王族の一員である可能性があります。
少なくともこの都市の上層部に帰属する巫女のような特別な存在であった可能性が指摘されています。

義肢装具は古くから知られており、古代ヘブライ語で書かれた書物に「金色の人工眼」について言及されています。
しかし実際に古代における義手や義足が出土するケースはほとんどなく、ましてや遺物としてサイズの小さい義眼が出土することなどこれまでなかったのです。
上に挙げた写真は義眼表面への加工の痕跡がよく見て取れる写真です。
義眼本体は簡易分析の結果、動物の脂肪に天然のタールを混ぜたものが使われていると判断されていますが、今後より詳細な成分分析が行われる見込みだそうです。
写真では刻線と穿孔が確認できます。
刻線によって中央部に瞳孔のような円形の文様、その周囲には目の毛細血管を描いているようです。
この刻線文を描くために金色の細いワイヤーを使った可能性が指摘されています。
もしかするとこれは刻線の凹部に僅かに残った色素の痕跡であり、かつては義眼ga
全体的に金色に装飾されていたのかも知れません。
その場合、文献に残る「金の義眼」という記載と一致し、高位の巫女の片目が金色に輝くような光景自体に儀礼的・宗教的に重要な意味があったのかも知れません。
そしてこれがお墓から検出された頭蓋骨を基に、形質人類学、法医学、古生物学などの各分野で利用可能な最新の科学技術を結集して復元されたおよそ5000年前の高位の巫女の顔です。
先ほどの写真で見られた義眼の側面にある2つの穿孔痕は紐を通す穴です。
上に挙げた写真のようにして使用したと考えられています。
しかし、こうした使用状況でこの女性の眼窩は義眼との接触が続いた結果、膿瘍ができてしまったことが頭蓋骨の分析から分かっています。
おわりに
このお墓とは関係ありませんが、同じ「バーント・シティ遺跡」からは古代ペルシャ期に帰属する、古代の計量定規、バックギャモンのゲームの破片、アニメーション装置など、多くの興味深い出土品が出土しているそうです。
特に目を見張るのが焼けた最後に挙げた「古代のダイス」ですが、非常に精巧な作りになっています。
これまで「ゲームの考古学」と題した記事も何本か書いてきましたが、この遺跡での興味深い発見に関する研究成果が公開されたら、また紹介したいなと思いますヾ(´ω`=´ω`)ノ
……義眼で膿瘍かぁ。
私は現代のコンタクトレンズすら怖い!( ・Д・)
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