2021ねん 4がつ 6にち(かよーび、くもり)

胃腸も睡眠時間も回復傾向にある(・∀・)つ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



今回の考古学・歴史ニュースは北米最古のイッヌが見つかったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はアメリカ合衆国です。

イヌとヒトの歴史に関する話題はこれまでにも取り上げたので割愛しますが、最後に過去記事載せておくのでそちらをご参照ください( -д-)ノ

さて、その代わりに簡単にアメリカの編年のお話をしようと思います。

マヤ文明の話をすることもけっこうあるので、先古典期、古典期なんて用語はけっこう目にしたことがあると思います。

中米、メソアメリカの編年は時間差と多少の表現の違いがあるものの南北アメリカ大陸で統一されて使用されています。

メソアメリカ史を参考に古い順番から並べると、

石期:ca.20000BCE-8000BCE:クローヴィス尖頭器を標準遺物とする狩猟採集期
古期:ca.8000BCE-2000BCE:トウモロコシ栽培、定住開始
先古典期:ca.2000-250CE:国家形成期
古典期:ca.250-1000:マヤ都市国家成立&興隆期(中部地域)
後古典期:ca.1000-1500:中部地域のマヤ諸都市国家が滅んで南部・北部に人口が集中
植民地期:ca.1500-1800:スペイン植民地期から独立まで

こういった感じです。

今回のお話は最も古い『石期』の時期に関するものです。


↓ヒトがマンモスを狩り尽くした?ってお話(*・ω・)ノ



この石期の時代にはヒトはマンモス狩猟などを行っていました。

ヒトはマンモスなどの獲物を追ってはるばるベーリング海峡を越えて所謂『新大陸』に到達されたと考えられています。

ちなみにこれは「クローヴィス・ファースト仮説」なのですが、矛盾する証拠が近年多数見つかって否定されているのですが、その一方でこれに代わる人類移動に関する有力な説が出ていません( -д-)ノ

まぁ個人的には、クローヴィス期でないにせよ、その遥か以前にヒトがベーリング海峡をルートにした可能性が高いように思えます( ・Д・)

……何はともあれ所謂『初期のアメリカ人』の最重要生業であった狩猟に際して、ヒトの相棒として活躍したのがイヌだったわけです。

今回紹介するのは北米最古のイヌの事例として2例あり、どちらも約1万年前の事例です。

ヒトが獲物を追って南下し、南アメリカ大陸の南端に到達したのが約13000年前と言われていますので、これまでの先行研究成果を鑑みても不思議ではない年代ということになります。




1例目はイリノイ州のコスタ―で見つかった犬のお墓です。

上に挙げた写真がそれなのですが、1万年前のものなのにとても良い保存状態ですね!Σ(・ω・ノ)ノ

この通称「コスタ―犬」は1970年代の発見当初において8500年前のものと判定されていましたが、近年の分析で9910年前のものと分かりました。

上の写真の中で左から右へと①②③と番号が振られていて、①は墓壙を指しています。

②がマノ、③がメタテです。

メタテは石臼のようなもので、マノでゴリゴリ穀物などをつぶします。

当時は農耕が始まっていないのでドングリなどの堅果類を潰していたのかも知れませんね。

本来イヌには不必要なものですが、食べやすいようにすり潰したものをエサとして与えていたのかも知れませんし、そういう意味では副葬品として相応しい気がしますね!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

2例目はアラスカで見つかった「PP-00128」という資料番号の個体です。

これは骨片資料で、クマのものと考えられていましたが分析の結果、10150年前のイヌの骨であることが分かりました。

本当に誤差のような僅かな差ですが、このアラスカの事例が最古の事例となります。

まぁ出土状況とかを含めると、コスタ―犬の事例の方が圧倒的に面白いのですけどね( -д-)ノ

個人的にはやはりヒトがイヌを手厚く葬っている感じが素敵ですヾ(´ω`=´ω`)ノ



↓過去記事に今回と同じサムネ使ってるのあるねΣ(・ω・ノ)ノ






おわりに ~北米におけるイヌの謎~

おわりにかえて、こうした北米最古のイヌの発見とその研究の面白さについて簡単にお伝えしようかと思います。

今回の最古のイヌの事例の発見が重要であるのは単に『最古』だからではありません。

これらの事例を通じて、ひとつ大きなことが分かったのです。

それは所謂『初期のアメリカ人』が連れてたイヌは、北米にそもそも存在したオオカミを家畜化したものではなく、シベリア由来のイヌであることです。

先に「クローヴィス・ファースト仮説」で述べたように、時期は不明でもベーリング海峡をヒトが渡って来た可能性はとても高いのです。

海路もあり得ますし、そういった研究もあるのですが、「移動量」としては全体の割合的に少ないはずです。

今回の発見とその骨の分析結果から、ヒトがシベリア産のイヌを連れてきたことが確実となったわけです。

もちろん舟で連れてきたとも言えますが( -д-)ノ

さて、これで北米のイヌに関する重要なことが分かったのでそれで終わりかというとそうではなく、もう一つ大きな謎があります。

それは遥々ヒトと共に長い旅をして新たな土地で共に暮らしてきた所謂『アメリカ犬』はどこに行ったのか?という問題です。

というのも大航海時代である16世紀にはヨーロッパからイヌが持ち込まれ、どうやらそれらに全て取って代わられたらしいのです。

遺伝的にも可移植性腫瘍という病気の形で現代のイヌに残っているのみで、『古代アメリカ犬』は消えてしまったようです。

何故そのようなことが起こるのか、、、

植民地期や独立後の先住民と支配者層である移民との関係史がここで重要になってきそうですね(*・ω・)ノ

ここでようやくみんなが大好きなナショナルトレジャーでお馴染みのアメリカ独立戦争や南北戦争の話と関係してきます。

考古学は歴史の一翼を担っていて、ちゃんと近代史や現代社会とも繋がっているんだよ!ってことが少しでも伝われば幸いですヾ(´ω`=´ω`)ノ

……歴史、面白いよね!?( ・Д・)



↓マヤ遺跡の調査速報等をアップしてます!↓
↓登録者数、目指せ1000人!↓
↓逃避行動で実験考古学キャンプとかゲーム実況もやってるよ!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓

スポンサードリンク