2021ねん 4がつ 23にち(きんよーび、晴れ)
毎日TKG食べてる(*^・ェ・)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「どーきーを探せ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
さて、今回の舞台は埼玉県、北本市のデーノタメ遺跡です。
普段、記事とか考古学情報調べてたら、考古学の専門が撮っている記録用あるいはスナップ写真か、遺跡説明会時の写真ばかりなのです。
当たり前なのですが( ・Д・)
でも今回の記事を調べてたら、出土してから間もない写真を見つけたので「ドーキーを探せ!」を開催することにしました。
今後もそのような写真を見つけたらやります(*・ω・)ノ
あと調査時にそういう状況になったら意識的に撮影しますv( ̄∇ ̄)v
さて、問題は以下の2問!
ドーキー(土器)はどこか分かりますか?
答え合わせは「おわりに」で!
記録用の写真を撮る時には「クリーニング」といって、壁を垂直に立てたり(垂直になるように壁面を削るの意味)、落ち葉拾ったり、細かな根を切ったりします。
その際にレキ(石のこと)や土器などの遺物も分かりやすくきっちりとその形状が分かるようにします。
そうこうしてると、けっこう乾くんです。
乾き過ぎると困るので水を撒いたりします。
丁度良い状態でも、土器などの遺物と土は乾く速度が異なるので遺物はやはりはっきりと分かります。
でも問題として上に挙げた写真の土器はまだ十分に湿っていて、ちょっと分かりにくい状態です。
上の発掘現場の写真を見て分かるように、この現場はそもそも水分を多く含む土壌だからこそ、こういった問題になるような写真が撮れたのですね(*・ω・)ノ
考古学あるあるですが、発掘調査未経験だと土器や石器などの遺物が土から出ても分からないことが多く、経験を積むと簡単に判別できるようになります。
・・・「ドーキーを探せ」、流行ればいいのに( -д-)ノ
このデータノメ遺跡は関東最大の環状集落です。
でも、ここまでに調査現場の写真を2枚挙げましたが、”環状集落”感がないですよね( -д-)ノ
なので遺跡全体の模式図を表示しました。
この遺跡は縄文時代における3つの環状集落が残っている遺跡であることが分かります。
また上に挙げたように貴重な遺物も出ています。
そのため北本市はこのデータノメ遺跡を国指定史跡として保存・活用しようと尽力しているそうです。
どのような史跡になって、どのように活用していくのか、今後が楽しみな遺跡です(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
おわりに ~情報と流行の伝播の仕方&解答~
ヒトに限らず動物にとって水は生きていく上で不可欠です。
なので人類が集落や都市を築く場所は水辺であることが多いのです。
時期にもよるのですが、上に挙げた地図のように河川沿いに集落がいくつも発達する傾向があります。
一方で海岸沿いにも集落が発達します。
漁業は生業として重要ですし、塩も得ることができますから。
なので、河川に沿って上流~下流・海岸間では古くから交流があったことが分かっています。
製塩するにも大量の燃料用の木材が必要ですから、上流の山間部に住む人々が運んだと考えられています。
だから、河川に沿って上下に集落間関係が構築されるのは分かるんだけど、「横方向」にはどうやって情報や流行が伝わるのだろう?って時折疑問に思います。
古代の情報や流行の伝播の方法について明らかにできれば面白そうですよね?(*・ω・)ノ
・・・さて、最後に解答です。
問1の答えは左にあるのが土器!
右にあるのは縄文のような文様にも見えるけども、クルミです!(*^・ェ・)ノ
問2はたくさんのクルミが出土している状況ですが、、、
ちょっと怪しいなって思う小破片が2点ほどありますが、まぁとりあえず下部の赤っぽいやつは土器の口縁部だと思います(*^・ェ・)ノ
分かりました?
ところで、ねぇ、、、
・・・縄文ってクルミの文様でない!?( ・Д・)
↑歩けマヤ管理人(2021.4.24)(・∀・)つ
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