先のページでは石棒の3Dデータが公開されたこと、そもそも石棒って何?ってことについて紹介しました。
ここでは「本当にあったらしい都市伝説的な考古学エロ論文を紹介するよ!( ・Д・)」ってお話をします(*・ω・)ノ
さて、これたぶん実話です。
私が学生の頃、飲み会の席で博士課程の先輩から聞いたお話です。
石棒というと一般的なのは男根を模したものです。
上に挙げた写真も立派なサイズ・形態ですが、パッと見て男根のように思えます。
前回は石棒と言っても色々あるよとお話しましたが、ここで述べる石棒は男根信仰と関わりがある明らかにソレの形のものを指しますのでご注意ください( -д-)ノ
さて、男根信仰は現在の日本でも残っていて、巨大な男根の石彫が観光スポットになっていたり、祭られている土地でお祭りがあったりします。
近年というかもう長いこと、晩婚化、少子化、人口減少が止まらない日本社会においては特にこうした子宝祈願が重要視されるのかも知れませんが、古代の石棒に対するファンもけっこういるのだそうです。
こうしたファンだけに留まりませんが、やはり気になるのは、「石棒がいかに使われたか?」です。
これを研究した考古学論文があるんだ!というお話なのですが、、、
ところで考古学には「実験考古学」という分野があります。
オーソドックスな例は石器の使用痕実験です。
方法論は単純です。
①実際に黒曜石など、対象資料と同じ素材で石器を作る。
②対象資料の予想される機能ごとに、実験的に作られたその石器を用いて、なめし革をなめす作業、肉を切る作業、木を切る作業などを行う。
③各工程において、10回、100回、1000回、3000回などと一定回数の使用行為を行った後に、刃部を顕微鏡観察することで、使用した際に付いた傷(使用痕)の様子を明らかにする。
④対象資料の刃部を観察し、比較することで、対象資料が何の作業にどれくらいの回数使われたものなのかを推定する。
これが一連の流れを簡単に説明したものです。
要は、レプリカを作って実際に使ってみて、どんな痕跡が残るかチェック&比較してみたよってお話です(*^・ェ・)ノ
↑ハガレン大好きヾ(´ω`=´ω`)ノ(*拾ってきて加工しました( -д-)ノ)
ここまで書くともう勘のいい読者の方はお気付きでしょう。
そう、『石棒のレプリカを作り、実際に使用してみたという論文が存在する』そうです(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
かなり昔の論文ですから、少なくとも今から20年前くらい?
その時聞いた話だともっと古いので、1960年代後半だったような・・・
所謂プロセス考古学が流行した時期で、日本考古学においてもこの時期を境に理化学的な分析の利用が活発化しました。
先の「実験考古学」という手法もそうした流れで登場したものなので、まぁ時期的には合っている・・・
でも、現在みたいに3Dプリンターとかないんですよ?
作るとしたら、本当に石材で石棒作るしかない。
ってか方法論的には石材で作るしかない・・・
誰に使ったの?( ・Д・)
風俗で謝金払って、100回~1000回と突っ込んだの?( ・Д・)
身体大丈夫なの?( ・Д・)
いくら払ったの?( ・Д・)
そのお金、科研費(科学研究費補助金)から出てるの?( ・Д・)
とまぁ疑問は次から次へと出て来るし、男所帯の飲み会の席だから先輩方も大いに盛り上がっていたのを記憶しています( -д-)ノ
「ひぼう」?
なんだっけな、雑誌名・・・
「豹」みたいな感じがつくような・・・
当時は雑誌名や著者名も覚えていて、修士の先輩と翌日に研究室でインターネット検索したりしたのです。
現在みたいにスマホありませんからね、その場で検索とはいきませんでした( -д-)ノ
その時調べた結果としては本当にその雑誌(学会誌などの論文集)が存在することまでは突き止めたのですが、問題の論文までたどり着けなかったのです。
当時の大学に所蔵されていませんでしたので( -д-)ノ
……ん~、恥を忍んで、あるいは昔を偲んで、先輩に聞いてみようかな。
来年の資料調査時に、一緒に検索した先輩に会うので、ちょこっと聞いてみようと思います。
できたらコロナ明けてて、お酒飲めたら尚訊きやすいのに( ・Д・)
何か分かりましたらまた記事にしますし、何か情報ある方はコメント欄にお願いしますね!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ
↑新宿で「科研費ください」って言える科学Bar、文中に登場した科研費とは私たち研究者にとって激しく重要な研究費のことです(*^・ェ・)ノ(「Twitter」の画像より転載;紹介したScienceBar INCUBATORの投稿画像)
おわりに
こういうのは特例なので、またいつものようにライブドアブログの設定上の限界がきて(多くの場合写真の枚数?)勝手にページが切り替わるまでは1ページに書き続けます(*・ω・)ノ
・・・・・・まぁインパクトって大事ですよね。
論文でも、特に世界で戦うとなるとインパクトファクターがどうかは重要になるのですが、、、
石棒の3Dデータのオープンソース化か・・・( ・Д・)
私は心が汚れているので、絶対誰かふざけて「デ。〇ド」や「バ〇ブ」作ると思うんだよな~。
YouTubeで「作ってみた!」ってやったら私も一躍有名(炎上系?)になれるかな?( ・Д・)
冗談はさておき、、、普通なら土器などをオープンソース化しても大したことないニュースなのですが、それに比べると確かにインパクトのあるニュースだったと思います。
でも厳しいことを言うと、これが地元博物館の今後の運営にどれだけつながるでしょうか?
この熱が冷めない内に、石棒クラブの方々を中心として『精力的に』更なる発信をしてもらいたいものです。
・・・石棒だけに!( ・Д・)
*馬鹿にしてません、ふざけているだけです( -д-)ノ
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