2021ねん 7がつ 19にち(かよーび、晴れ)

超多忙もあと3日!(*^・ェ・)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースは新石器時代の儀礼具?『蛇の杖』が出土したよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はフィンランド、ヤルベンスオ1(Jarvensuo I)遺跡です。

この遺跡はBCE4000-2000年にかけて居住された新石器時代の集落遺跡と考えられています。

所謂、「湿地遺跡」であり、現地表面は乾燥していますが、30cm程度掘るだけで分厚い泥炭層に当たります。

泥炭層と言えば、デンマークの『トーロンマン』が有名ですね。

湿地帯に広がる泥炭層から検出されたもので生きてるみたいな状態で見つかっています。






「歩け、マヤ」の記事でもよく取り扱ってますが、水分が常に供給されるような河川傍の遺跡や今回のような湿地帯遺跡、特に泥炭層では通常は腐敗してしまい残らない遺物が見つかる傾向があります。

なのでこのヤルベンスオ1遺跡でも貴重な木製品が出土しています。

中でも重要なのが今回紹介する『蛇の杖』です。




炭素年代測定法(所謂C14法)では今から約4400年前の遺物と推定されています、

なんと言っても完形品というのがスゴイですよね。

よく壊れなかった!Σ(・ω・ノ)ノ

とてもレアな、貴重な発見だと思います。



さて、日本の縄文時代などでも狩猟対象となるような動物の造形はよく見られます。

シカ、水鳥、イノシシなどですね。

バルト海地方でも同様に、生業に関わる動物なのでしょう、ヘラジカや水鳥を模した遺物が数多く報告されています。

でも蛇を模した遺物はバルト海地方ではレアだそうです。

蛇は多くの哺乳類にとって天敵ですし、獲物を丸飲みにする力強いイメージがあります。

また脱皮をすることから「生まれ変わり」を連想することもあります。

そのためか世界的に見て呪術的に重視される傾向が強いようです。

縄文時代でも蛇を象った土製品は少ないですが、縄文土器の浮文に蛇のモチーフが見られることが知られています。

ちなみにこの地域では蛇を丸飲みにしたヒトの糞石が検出されているとのことで、獲物を丸飲みにする力強い蛇を更に丸飲みにするという儀礼が行われていたことを示唆しています。

他に聞いたことの無い面白い事例だと思います(*・ω・)ノ



↓糞石の話が出てきたので関連記事を紹介しておきますヾ(´ω`=´ω`)ノ






おわりに

『蛇の杖』ってなんだかRPGとかのゲームの武器として出てきそうだなとか思ってたんですよ。

で、このヤルベンスオ1遺跡周辺の岩絵の画像を見て、『蛇』、『武器』・・・って考えてたらふと思いついたことあるんですけども!

ただの思い付きですが、日本の古代史との関係で比較してみたらそれなりに記事としては面白いかなと思うので、連続で記事にしてみますね。

乞うご期待!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


ところで、、、


蛇は美味しいよね!( ・Д・)



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