2021ねん 8がつ 7にち(どよーび、雨)

雨だとドラクエウォークできないヽ(TдT)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースは可愛い出土品を紹介するよ!&約2000年前に古代のドラクエ!?&超古代文明についていつもとは異なる切り口で考えてみたよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、前回に引き続き今回は『後編』となります。

前半ふざけた分、後半はちょっと真面目な文章になりますがお付き合い下さいヾ(´ω`=´ω`)ノ



↓下読んでない方はこちらを先にどうぞ(*・ω・)ノ
 


超古代文明が存在したならば?

もし超古代文明が存在したら、そして一部のファンが語るアトランティスのように、その超古代文明の技術力等々が現代社会を同等あるいは凌駕するとしたら、、、

ファンにしても、「古代の宇宙人」や「ムー」のようなオカルト系専門の番組や雑誌の方々にしても所謂『オーパーツ』しか探してませんよね。

少し昔は原子爆弾とか原子力関係、最近は量子エネルギー(?)とかも出てますけど、要は現代社会が到達し、且つ一般の人々にその知識の一端が知られるようになったものが超古代の過去にもあった説として新たに誕生するわけなのですが、、、

彼らが提示するそれらの証拠は著しく怪しいか、量的にとても少ないのが特徴です。



では少し視点を変えてみましょう。

SF世界のような、私たちのこの先の未来社会がどうなっているかは分かりにくいですが、現代社会なら分かります。

なので、ここではもし超古代文明が存在したとして、それが現代社会と同等のレベルだったと仮定しましょう。

「古代の宇宙人」で見られる『古代宇宙飛行士説』だと、所謂宇宙人が突然地球にやってきてDNAをいじったり、高レベルの技術・知識を人類に与えたことになっています。

でも人類史における社会の変遷を俯瞰すると、彼らが言うほど極端な変化は起きていません。

近年の IT技術の発展は目覚ましいものがありますが、基本的に人類社会の規模や複雑性、技術などの変化は自然界によく見られる「べき乗」の変化になっていると考えられます。

古代の時期だけを見ると、非常に緩やかに成長していることになりますし、その期間が非常に長いことになります。




考古学者が「超古代文明の証拠は見つかっていない」と単純に述べる時、何もファンが述べるような『物凄い技術で作られた何かが見つかっていない』ということだけを意味していません。

超古代文明が存在したとして、その文明社会がそのレベルに到達するまでの過程も含めて何も見つかっていないということを指しています。

私たちの歴史において、古代や中世、近世と様々な時期がありました。

そしてそれぞれに対応する社会があったのです。

もし超古代文明が存在したと主張したいのであれば、ファンの方々は『彼ら』の歴史をこうした通史として捉える必要があるでしょう。


ファンが言及する超古代文明の証拠は、エジプトのピラミッドとか南米の石壁が当時の人々には無理といったような建築『技術』だったり、古代人も空を飛んでいたというような飛行『技術』だったり、インドのマハーバーラタの古代核戦争説に見られるような軍事『技術』と、全部『技術』をテーマにしています。

私たちの現代社会は確かに高度な様々な技術に支えられていますが、本当にそれだけでしょうか?

今回は「文化」に目を向けてみましょう。

少なくとも芸術系の人たちは、昔の美術が現代の美術に劣っているとは考えないと思いますが、ここでは敢えて言います。

人類史として俯瞰した場合、昔の文化や美術・芸術は現代のそれに劣っています。

文化の多様性として劣っていると言えるという意味です。

例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は現在でも目を見張るものかも知れませんが、私は数ある彼の作品の中で、一つも可愛いと思えるものを見たことがありません。

当時は宗教画ばかりです。

でも現在であれば、凄いな、美しいなと思える作品もあれば、写真のような写実的な作品もあれば、他方で可愛いイラストもあるし、漫画やアニメだってあります。

現代社会では職業選択の自由やSNS等を通した簡便な自己表現の場があることから、本当に様々な人が様々な作品を作っています。

では古代に目を向けてみると、最初期の所謂美術・芸術作品は洞窟画や岩絵ばかりです。

これは金石文(金属や石に記された情報)が残存しやすいことにも関係しているわけですが、、、

この洞窟画や岩絵の中に現代に通じるほど「可愛い絵」がありますか?


↓時期はバラバラだけど岩絵系の記事(*^・ェ・)ノ





現代社会と同レベルの超古代文明があったなら、恐らく文化的に十分花開いていて、現代の私たちから見ても、歴史的な価値を完全に無視しても、純粋に楽しめたり、即販売できるレベルのものがあるはずです。

なのでファンが見つけるべきは先にに挙げたクジラさんのように『可愛い遺物』ではないでしょうか?

特に石製品は石材によっては年代判定がとても難しいので、考古学者への攻撃として有効だと思います。

数があれば尚良いです。



前編で私が挙げたスライムの画像は雑に加工したものですけど、しあのクジラの遺物がたまたまあのように割れていたらどうでしょう?(´・ω・`)

チュマシュ族の遺物には海洋生物っぽい石製品は多数見つかっていますが、例として挙げたようなはっきりと写実的なクジラを模した遺物の発見例は少ないのです。

そうした中でたまたま割れてスライムのように見える遺物があった場合、本来クジラを模していた遺物がたまたま割れたものとする解釈を考古学者は当然選択するでしょうが、絶対数(母数)が少ないので検証の余地が残ります。

つまり明確な否定はできない。

結果、なんと「古代にドラクエのグッズがあった」という『夢』が残ります( ・Д・)


↓リアルなオカルトっぽい記事( -д-)ノ



おわりに

この記事書いてて、どうやったら考古学者を困らせられるかを考えてて、、、

実はけっこう簡単だったりするなって思いました( -д-)ノ

本気で遺跡を捏造する方法も考えましたが、あまりに危険なので上記程度でやめることにしました、結果ぱたっと終わる感じになって申し訳ない!( ・Д・)


私たち考古学者はお互いの仕事に対して信頼関係があるから成立しているわけで、報告書の記述などに誤りや認識上の誤解があったと推測することはあっても、決して調査者が故意に捏造して報告書を書いたとは思いません。

日本ではゴッドハンド事件がありましたが、やはり考古学者を本気で騙すのは考古学者だなって思いました。

超古代文明のファンや「古代の宇宙人」や「ムー」の関係者が捏造までするとは思っていませんが、エンターテインメントとして私たちにある種の夢やロマンを与えてくれるならば、是非今回提示したような時代錯誤な「可愛い遺物」などを探して欲しいなと思います。


また現代社会には技術以外の側面が多々あります。

特に日本社会では『役立つもの』ばかり追いがちです。

「社会に役立つとは即座にお金になるもの」って意味で政治家は理解している気さえします。

本記事を通して、一見役に立たなそうなものでもしっかりと社会の構成要素であるといこと、文化の多様性には意味があることを、皆様が再認識して頂く機会になればと幸いです( -д-)ノ


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実は私、博物館に行くと、趣味として可愛い遺物がないか探すんですよね。

あ、夢がひとつ増えた!

いつか『世界可愛い遺物図鑑』作りたいわ~!


可愛いは正義!( ・Д・)



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