2021ねん 10がつ 3にち(にちよーび、晴れ)
午前は研究して午後は記事とか動画に使う生活にしようかと思った矢先、薬のせいか昼まで寝たヽ(TдT)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「最古の三種の神器はどこで見つかってるの!?( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
前回の記事で「三種の神器が見つかった!」ってだけでけっこう『おー!』ってなったという話をしました。
一方で「県内初」ってことで、『そんなに出るものなんだ!?』って驚いたって話もしました。
「三種の神器」と聞くと天皇家の伝世品だし、なんだかとても珍しい気がしてしまったのですが、よくよく考えると、考古学で所謂三種の神器と呼んでいるのは「鏡・勾玉・剣」のことですよね。
古墳時代になると皆さんもご存じの通り、弥生時代よりもずっと立派な埋葬形態、つまり古墳がたくさん造られるようになります。
↓弥生時代の埋葬方法の話にも触れてます(*^・ェ・)ノ
↑これが前回の記事(*・ω・)ノ
お墓が大きくなるに伴って副葬品も豪華になる傾向が見られるので、古墳時代、特に古墳前期には「鏡・勾玉・剣」の所謂三種の神器がセットで見つかる事例は多数確認されます。
確認されている古墳だけで全国で約16万基ありますから、その中でも有力な人物が埋葬された比較的規模の大きな古墳だけだとしても相当数あることが分かるかと思います。
前回紹介したのは弥生時代のお墓において三種の神器がセットになって出土した事例なのでレアな発見になります(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
さて、最古の三種の神器の事例ということで、今回の舞台は福岡県、福岡市にある吉武高木遺跡です。
この遺跡は国指定史跡になっていて、最初に挙げた画像にあるように『やよいの風公園』として整備・公開されています。
発見があったのは1984~1985年の調査時で、弥生時代中期の初頭、今からおよそ2200年前の特定集団墓が見つかりました。
この墓群の内の一つが「3号木棺墓」で、上に挙げた写真のように鏡、勾玉、剣がセットで副葬されていました。
勾玉は所謂「獣型勾玉」ですね。
2枚目の写真に見られるように、三種の神器の他に銅矛(どうほこ)・銅戈(どうか)・管玉が出土しています。
前回紹介した三種の神器は弥生時代後期でしたが、こちらの吉武高木遺跡の事例は弥生時代中期に属し『最古の王墓』の異名を冠しています。
↓ぱっと検索しただけでたくさん...古墳関係の記事は意外に多かったΣ(・ω・ノ)ノ
おわりに
「最古の王墓」
カッコいい響きですよね。
福岡市は大きな都市ですし、上手く復元・展示してもっとアピールしてもらいたいものです。
直接訪れたことはありませんが、ホームページを見てる限り、あまり上手な運営にはなっていないように思えます。
発見自体が昭和期なので現在のような博物館・史跡運営、文化財活用とは異なるのは仕方ないとは思うのですが、やはりここは税金を投入してリニューアルしてしっかりと回収する方策を取って欲しいなと思います。
何でも観光地化・収益化するのはいかがなものかというご意見も当然あるでしょうが、まぁ「稼げる大学」を目指すような政府ですから『お金』は大事なのです。
そう言えば、当サイトのスローガンは「お金にならない考古学をお金にする」だった・・・
思い出した。
心機一転、頑張らねば!( ・Д・)
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