2021ねん 11がつ 11にち(もくよーび、晴れ)

ワクチンのせいで頭痛いヽ(TдT)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースは沖縄の土器の起源はどこ!?( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はもちろん沖縄なわけですが、、、

ひとくちに沖縄と言ってもおおまかに3地域に分けられます。



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上の2枚目の図として挙げたようにいくつかの分類方法があるようですが、ひとまず私は3地位区分を使用しようと思います。

もし今後、考古学的に意味のある分類が見つかったら、それに従って地位区分できればいいなと考えています(*^・ェ・)ノ




さて、前回の記事でも触れたように、沖縄では「爪形文土器」が見つかっています。

一般に(本州では)「爪形文土器」は縄文時代草創期(1万6000~1万1000年前)に帰属する土器です。

「爪形文土器」は草創期の中でも古いものになり、北海道、帯広市の大正3遺跡の事例では1万4000年前と推定されていますし、長崎県、福井洞窟遺跡の事例では1万2000~1万3000年前と推定されています。

草創期の爪形文土器は日本最古級の土器でありながら、全国的に広がった土器でもある点で重要な土器だと、「私は」思っています。



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↑藪地洞窟遺跡の『北海道』土器( ・Д・)(cedit: あるけまや)



そう考えると沖縄の爪形文土器も九州以北から伝わったものと考えれば良さそうなものですが、古い先行研究では沖縄の爪形文土器は『他人の空似』であるとし、むしろ中国南部やそれ以南の大陸側との関係性が指摘されていました。

実際に北琉球に属する奄美大島の貝塚の事例では、見つかった爪形文土器は九州南部の縄文後期(4700~3400年前)の「爪形文を有する土器」との類似性が指摘され、同時期の旧南部に特徴的な土器との共伴事例が示されました。




そうなるとやはり沖縄の爪形文土器は九州以北とは関係ない?となるのですが、、、

そこで見つかったのが前回の藪地洞窟遺跡などの中琉球の沖縄本島における爪形文土器です。

これらは縄文時代早期(1万1000~7200年前)に帰属するものと推定されているため、時期が一気に早まったわけです。

それと共に、どうやら北琉球と中琉球では土器の発現や系統に違いがありそうなことが示唆されたわけです(*^・ェ・)ノ




・・・沖縄の土器の起源はいずこ!?


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↑ワニ、ダチョウ、カンガルーのお肉、美味しかったよ(・∀・)つ(credit: あるけまや)



おわりに

途中で挙げた『北海道』土器はジョークですからね!( -д-)ノ

あれは藪地洞窟遺跡で出土した縄文早期の爪形文土器です。

ただ形状が北海道っぽいな~って思っただけ!( ・Д・)




最古級土器である爪形文土器の全国展開や、沖縄の土器の起源問題はテーマとしてけっこう面白いなぁって個人的には思っているんですよ。

今回の連載を通して、皆さんにその面白さの一端でも伝えることができればなと思っています。

・・・沖縄また行きたい!( ・Д・)



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