2024ねん 3がつ 5にち(げつよーび、晴れ)

道路・水・ガス・電気・インターネット、インフラって大事よね(*^・ェ・)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースは「たくさん木製品出たよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


今回の舞台は千葉県、横芝光町にある高谷川低地遺跡です。


個人的にはここ数年、”使える理論”系やってるせいで、世界各地の考古資料って補完し合えるなって思ってるんですよね。

で、日本と言えば、「低湿地遺跡」だと思います。

というのも世界的に残りにくい木製品などの有機物製品が残る傾向が強いんですよね。



そんなレアな発見のひとつが今回の発見です。


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これまでにも当サイトで紹介してきましたが、ずっと水分を補給されていると酸素不足になるので有機物の分解がなかなか進まないんですよね。

それが低湿地遺跡で有機物製品が残る理由です。




今回縄文時代の舟が15艘も見つかりました。

上に挙げた写真のように見つかった舟を水につけているのは上記の保存上の理由です。




上に挙げたように櫛も出ています。

赤く見える塗料は漆と思われます。

他に縄文時代後期の土器が完形で3点出土してます。



舟がまとめて出土した事例としてもレアですが、櫛などの木製品の出土自体がレアなので貴重な調査事例だと思います。

気になるのは舟など全てが縄文時代後期に帰属するものなのかな?ってとこです。

たぶん記者さんが考古学関係ではないのか全然情報がありません……

報告書の刊行を待つ他なさそうです( -д-)ノ



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↑こんな感じに使ってた?(「埋もれた文化財のはなし 34」より転載;滋賀県埋蔵文化財センター発行)



おわりに

さてさて、縄文時代の舟と言えば上に挙げたような丸木舟です。

サイズは5m~7mくらいのものが多いです。

でっかい樹木を見つけて、頑張ってくりぬいて人が乗れるようにするわけですね。



サムネ画像も上の写真もそうですが、そのサイズから二人乗りくらいだったようです。

私たちの想像する小舟でもけっこう人が乗れそうなイメージですが、準構造船が弥生時代~古墳時代に登場します。

弥生時代の土器に刻まれた文様や、古墳時代の形象埴輪でその姿を確認できます。

私たちが一般的にイメージする舟/船は小型のものでもそのレベルの場合が多いかもしれません。



さて、そんな小型の丸木舟ですが、これまで全国で120艘ほどの発見事例があります。

そのような中、今回は一気に15例も増加したのですから凄いですよね。

ここ数年は水中考古学なるものが流行りのようで、何故かこうした海や船関係の考古学関係研究って莫大な予算が付くんですよね( ・Д・)

やっぱ日本と海の関係は切っても切れないから???



まぁ今回の発見も上手く活用されて研究が進むといいなと思ってます。



何はともあれ、

どうやったら使い切れないような予算もらえるの!?( ・Д・)



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