2024ねん 8がつ 13にち(げつよーび、晴れ)
良く寝ると仕事がよく進む、今年も躍進の年かなヾ(´ω`=´ω`)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「埴輪ってカラフルだったらしいよ!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
上に挙げた図は「挂甲の武人(けいこうのぶじん)」という名の付いた埴輪で、有名な埴輪です。
今回修復に際してルーペ等で詳細に観察したところ、上に挙げた図で示されたように、『白色・灰色・赤色』の3色の塗布がなされていたことが確認できたそうです。
マヤ文明だと彩文土器が当たり前ですが、日本だと沈文や浮文が主流です。
なので古代の日本の土器は彩文がないと言われます。
他方で、世界的にみて、赤色だけはどこでも使われます。
やはり血の色ですから「力の象徴」のように感じるのか、ほんとにどこでも現れます。
水銀朱やベンガラが普遍的ですが、日本だと漆も古くから伝統的に使用されています。
どうやら関東圏の埴輪が着色されているケースが多いようです。
他方で鳥取県では緑色や黒色を使用した事例もあるそうです。
意外と埴輪ってカラフルだったのかも知れませんね。
さて、今回の発見で面白いのは赤色だけではなく、「灰色と白色」も使用されていたという点です。
これってマヤ考古学者からすると、3色以上の色彩を使っているので「多彩色(ポリクローム)」に分類されるのです。
マヤの事例では顔料自体が貴重な物なので、単色や2色の土器・土製品は多彩色のそれよりも価値が下がります。
それでは古代日本の埴輪ではどうだったんでしょうね?( ・Д・)
おわりに
まぁ今回の事例は、展示資料の修復時の発見なのでいいんですけれど、、、
最近、理論系やってるせいか、重箱の隅をつつくような ”細かい” 研究にあまり興味を持てなくて( ・Д・)
でも上に書いたように、埴輪の着色の有無と彩色数、色の種別は埴輪の社会的価値を考える上で面白いかなと思います。
こうした研究に繋がるという意味で、今回の発見は素晴らしいものかと思います(*・ω・)ノ
まぁマヤと違って、埴輪って古墳の上に放置されているものだから、風化による褪色どころから失われるケースも多いでしょうね。
出土数が多いのも分析する側としては嬉しい悲鳴の原因ですが、、、
(数量が多いことは最終的に分析しやすいが、そもそもデータ化するのが地獄という意味ヽ(TдT)ノ)
うまいこと、埴輪に施された着色数に関する数量データを得られると面白そうですね。
何はともあれ、
やぱ考古学は面白いが金と時間がかかる!( ・Д・)
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