2024ねん 8がつ 31にち(どよーび、雨)

次の休みは休めないな、研究と申請書で忙殺かな( -д-)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースはタヌキの足跡が付いた土器がSNSで人気らしいけども・・・ね!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


上に挙げた写真のように確かに土器の真ん中に動物の足跡が付いてますね。

土器は須恵器(口径13cm、器高3cm)で、愛媛県松山市、久米官衙遺跡群で出土したものです。

約1300年前の飛鳥時代に、祭祀で供え物を入れるなどして使われたようです。




で、タヌキの足跡が付いているのでSNSで人気ってのはいいんですけれど、、、

現代日本社会の人間的に見れば可愛いからね・・・




「古代人も可愛いものが好きだった?」みたいなタイトルの記事も散見されたけど、、、

それってほんと???( ・Д・)


*この先の「おわりに」は夢がないので閲覧注意!







おわりに


松山市考古館の担当者は「意図的に付けたか、偶然付いたかは分からない」と回答しているようですが、、、

偶然ならいいのさ、古代人も可愛いし、まぁいいか!ってなって焼いちゃったのでしょう。



でも普通はそんなことないので、失敗品は焼成しなかったり、焼いて失敗したものはそのまま廃棄したりするんですよね。

だって失敗品なんだもの。

私たちがゴミを捨てるのと同じ感覚だと思います。




さて、上に挙げた拡大図だけれど、足跡の特徴から「タヌキ」だと同定されているそうです。

しかも前足と後ろ足のそれぞれで踏んだように、重なって見えるんです。




でもタヌキって真っ直ぐ歩かないんですよね。



真っ直ぐ歩いて、前足と後ろ足が重なるのはキツネとか。



ってことはタヌキを捕まえて(生死問わず)、まだ柔らかな土器の器面(内面)中央部にタブ期の前足と後ろ足を押し付けてスタンプ文状の装飾とした、というのが実情かなと思います。


飛鳥時代においてもタヌキを狩猟してその肉を食べていたと思われるので、、、

人間がこういうことする時は大体・・・というか考古学者が出す安牌な答えとして「豊穣祈願」かも知れませんね。



度重なる増税と物価高で苦しむ日本ですが、それでも世界的に見ればまだまだ飽食の社会、、、

野生のタヌキを食べずに済む現代の私たちにとっては可愛く見えるタヌキも、古代人にとっては貴重なタンパク源なのが現実かと思います( -д-)ノ




何はともあれ、

やぱ可愛いは正義!( ・Д・)



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