2024ねん 9がつ 19にち(げつよーび、晴れ)
個人研究室出て以来、久々にスキャナー使ったら設定に30分かかったヽ(TдT)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「古代マヤ社会の底辺?貴族の生活とは!?( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
前回の愚痴&予告では昨日に記事を投稿予定だったのですが、、、
睡眠不足の結果、爆睡してて時間取れませんでした~( -д-)ノ
ってことで前回の続きとして建造物グループ3H-1のお話をやってこうと思います。
私の研究ではマウンドサイズ(マウンドの広がりの底面積)を基準に建造物のカテゴリー分類を行っています。
上に挙げた図面から建造物グループ4H-1に含まれる建造物マウンドは計8基あり、その底面積の合計は665.4㎡と概算できます。
ティカルの中心部(9㎢)の範囲にはおよそ500基の建造物グループがあります。
今回の建造物グループ3H-1はその周縁部、ティカル中心部16㎢の範囲にあるものなので、ちょっと僻地感はありますが、ティカル自体がもっともっと広がりがあるので、まぁ中心部やや郊外って感じです!
今後面倒なので3H-1って略記しますが、この大きさは順位的にどれくらいかというと、、、
102位!( ・Д・)
結構大きいのです。
まぁ前回お話したShrine(シュライン/仏壇・神棚的な個人神殿)を有しているグループなので当然と言えば当然です。
現段階で建造物グループは9分類しているんですが、、、
まぁこれ以上はひとまず増える予定はないのですが、、、
個人神殿持ってるレベルはレベル7相当なので下級貴族判定なんですよね。
王族・貴族などのエリートクラス/アッパークラスは農民層が支えなければならないので上位10%程度に落ち着くのですが、
先ほど述べたように3H-1は102位だから上位20%なんですよね( -д-)ノ
で、サイズ的には3H-1はレベル4相当なんですよ。
他人のデータ使い始めたらもう簡単に私の理論が崩壊の危機にあるので、調整が必要になっていて震えています。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
建造物グループのグルーピングが彼らと私で異なるので、3H-1の周辺に別の建造物があるのかな~って地図確認したら、なんとティカルの全体マップではエリア3Hの範囲にそもそも建造物ないんですよね。
どうなってんだよ!( ・Д・)
そして3H-1の図面は上に挙げたように存在するけれど、周辺環境とか立地に関する測量図がない!
わけがわかりません!( ・Д・)
これだから他人のデータ使うのやなんだよ!!!( ・Д・)( ・Д・)( ・Д・)
見てよ!
地図上では季節的湿地帯が100%のなんの建造物もないエリアに3H-1があることになっている。
何が何だか分かりませんわ(゚Д゚)ゴルァ!!
まぁ怒ってても解決しないので、外れにある拠点と考えればサイズ順位とカテゴリーレベルの不相関性は説明できるので何とかなりそう、、、
ということで出土遺物の種別に関してみていきたいと思います( -д-)ノ
発掘調査成果と出土遺物
あ~、これ、初期の大規模調査時に作った滑走路の攪乱受けてるエリアだ・・・
かなり広範囲にぶっ壊してるね、これ。
だからこれはエラー扱いでいいや、って悲しい気持ちなたけど、しゃーないのでデータ化します、一応!( -д-)ノ
結論から言って、遺物に関するデータはほぼない。
何の報告書に書いているのかの記述もない!
これだからアメリカの報告書は嫌いだぜ( ・Д・)
で、分かることだけ記述すると、、、
この2枚の図面を見て分かるのが、石材使ってるってこと!
そして重層建築してるってこと!
そして漆喰床面があるってこと!
そしてお墓が1基(Bu.133)がありますね~。
墓壙の中にでかいレキが見て取れます。
↑平面図(TR21のFIGUREより転載)
この図面ではお墓の上に石棺(?)の蓋がありますね。
石棺構造ではなくて、蓋石だけがある感じです。
お墓は伸展葬で、頭部付近に浅皿形の土器が1点のみ副葬されていますね。
その他の情報はない!( ・Д・)
図面から頑張って読み取ってこれだけ!
さっきも書きましたけど、小神殿があるのでレベル7相当。
マウンド規模的にはレベル4相当。
重層建築と漆喰床面、石材使用があるのでレベル4以上。
墓の副葬品的にはレベル4~5程度。
墓の構造としてレベル5~6程度。
どうせ理論値とは異なる結果になるとは思ってたけど、しょっぱなからコレか( ・Д・)って感じですね( -д-)ノ
あ、時期的には古典期前期~後期(250-800 CE)だそうです。
最大で6段階の時期細分が可能だそうです。
次回は墓の土器が何なのかをチェックして、出土遺物情報がどこにあるのか探索して、、、
見つからなかったらとりあえず次の建造物グループのデータに移行します!
おわりに
うーん、このグループの人々は私の理論上、日本のイメージだと下級武士的な生活をしてるはずなんだけど、内容見てると豊かな工人集団レベルかな。
江戸だと建築系の職人さんとかそういう感じ。
武士は食わねど高楊枝的に下級エリートと上級中間層(工人集団・商人等)が経済レベルでは重なる部分があるから、、、
古代マヤのレベルでも既にそういうことが起きてるのかも知れませんね。
いや~複雑だけれども、、、まぁ面白いよね!
何はともあれ、
やぱ分かり易い報告書って大事!( ・Д・)
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