2025ねん 11がつ 14にち(きんよーび、晴れ)

原稿2本、締め切りなまらやばい!( ・Д・)

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↑こんな感じだった?( ・Д・)
(「Durham University」の画像より転載)




今回の考古学・歴史ニュースはネアンデルタール人が分かっても私は芸術がよくわからん!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ



📰はじめに

こんにちは、「あるけまや」風に、少し長めでワクワクする導入からお届けします。私たち人類の旧友であるネアンデルタール人。「原始的」「野性」「文化はなかった」――そう思われてきた彼らですが、最近の考古学的発見がそのイメージを大きく塗り替えつつあります。洞窟の壁に手形や幾何学模様を残し、骨に意図的な刻みを入れ、赤いオーカー(顔料)で線を描いた――そんな“創造活動”の痕跡が、実はネアンデルタール人自身の手によるものだった可能性が高まっています。


「象徴」「芸術」「創造」という言葉は、長らくホモ・サピエンスだけの特権と思われてきました。しかし、もしネアンデルタール人も“芸術的存在”だったとしたら?それは、人間とは何か、文化とは何かを根底から問い直す出来事です。では、最新の研究と鮮やかな発見をもとに、ネアンデルタール人の“創造の世界”を一緒に探ってみましょう。





🖼️ 洞窟壁画と手形:64,000年前の記号とあかし

スペイン北部のラ・パシエガ洞窟(La Pasiega洞窟)やマルトラビエソ洞窟、アルダレス洞窟などでは、「赤い手形」「梯子状の模様」「指で引いた曲線」が約64,000年以上前の層で確認されており、科学的年代測定からそれが現代人到来前のもの、すなわちネアンデルタール人の活動圏に属する可能性が強く指摘されています。 


特に、手形はただ押された跡ではなく、壁に沿ってきれいに配置され、顔料がその上に結晶化しており、意図的な記号行為だったことが示唆されています。このような“壁面を使った表現”は、「象徴的行為」「空間の意味化」「他者と共有するメッセージ」の可能性を含んでおり、ネアンデルタール人に「創造・芸術・共有」という人間的特徴があった可能性を浮かび上がらせます。



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↑これがオーカー!( ・Д・)
(Straffon and Tennie 2025より転載)


🏺 刻まれた骨とオーカー:創造活動の“素材”痕跡

創造=絵を描くことだけではありません。ネアンデルタール人による象徴的・装飾的行為として、次のような発見も報じられています。例えば、ドイツ・ハルツ山脈近くのEinhornhöhle洞窟では、約51,000年前とされる巨大鹿の骨に意図的な彫り込み模様が入っており、これがネアンデルタール人による芸術的表現と評価されています。 


また最近発表された研究では、クリミアおよびウクライナの遺跡から、赤・黄のオーカー(顔料)を「クレヨン」的に使った可能性がある石片が出土しています。先端が研がれていた痕跡などから、「線を描く・記号を刻む」という創造行為と解釈されるのです。これらは、「ネアンデルタール人は工具と顔料を使っていた」「単に機能的ではなく意味を付与しうる行為をしていた」という側面を支える証拠です。




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↑これ骨!( ・Д・)
(「Live Science Plus」の画像より転載; d'Errico et al., Sci. Adv. 11, eadx4722



🧬 脳と創造力:ネアンデルタール人も“アートのための思考”を持っていた?

創造的な行為には、技術・素材・思考・社会という複数の要素が絡み合います。研究によれば、ネアンデルタール人は次の要素を備えていた可能性があります。

  • 顔料・顔料加工・線描・記号化:上記のオーカー・手形・図形痕跡がその基盤です。

  • 構造的な社会・交流・模倣:たとえば、洞窟深部にまで赴いて壁面を使うという行動は、共同体・儀礼・知識伝達の要素を含みます。

  • 象徴を作る・象徴を共有する能力:刻まれた記号や図形は、それ自体が“意味”を持たされていたと解釈される研究があります。 

これらを総合すると、ネアンデルタール人に「アートを創るための思考・意味づけ・共有」という人類的営みがあった可能性が出てきます。もちろん「われわれが描くような絵画・写実」というレベルではないかもしれませんが、「象徴する」「意味を与える」「技術を使う」という点で、非常に人間的な創造力があったことは明らかです。

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↑ネアンデルタール人の物質文化って色々あるもんだね。下の画像は貝に穴を開けたビーズ状のもの、ネックレスになるのかな!( ・Д・)
(Straffon and Tennie 2025より転載)


🌍 人間性再考:ホモ・サピエンスだけが“芸術する種”ではない

この発見が持つ社会的・文化的インパクトは大きいです。

  • 「芸術・創造性=ホモ・サピエンスの特権」という図式が揺らぎます。ネアンデルタール人にも創造・表現・意味付けという能力があったというなら、人類が“唯一の創造者”ではなく、複数の人類系統が文化的営みをしてきたことになります。

  • 考古学・文化史・人類史において、「道具と狩猟だけ」のネアンデルタール像から、「創造・装飾・象徴」をも含む複雑な社会像へと変化します。

  • 現代の「創造」あるいは「芸術」をどう捉えるかにも影響します。創造性は写実性や複雑性だけではなく、“意味づくり”の深さと社会的共有の幅が鍵であるという再認識を促されます。

このように、ネアンデルタール人の芸術・創造というテーマは、過去の発見を越えて、「人間とは何か」「文化とは何か」という根本に迫る旅でもあるのです。


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↑装飾品がけっこうあるものだ!( ・Д・)
(Straffon and Tennie 2025より転載)




おわりに

私は今、人類史全体というか物質文化史全体を数理的に記述する研究やってますけども、元々の主要研究テーマは「国家形成」ですからね。国家形成やってて、文化進化・社会進化を考えてて、からの財の社会不均衡分布として物質文化史を統一的に記述・分析するっていう流れなんですよね。だからほんとに旧石器とか全然興味ない(笑) 元々のメイン遺物は土器だし、ほんと石に興味ない。あ、胎土内の鉱物組成分析もやってるから「鉱物」は割と好き!けど旧石器好きくない!( ・Д・)

だからよく知らなかったし、どこかで見たことある気もするんだけれど、興味ないから積極的に記憶してなかった・・・ネアンデルタール人の残した物質文化を調べてみたら、上に挙げたように装飾品もたくさんあるし、なかなかすごいね!でもどうしても自分の興味に引き付けて考えちゃうから、、、財の種類はたくさんあるのに、財の社会分布がほぼ平等ってデータが取れれば最高なんだけどなぁって思っちゃう。いつかはやらんとならないね~( -д-)ノ



何はともあれ、、、

クレヨンで子供っぽく絵を描くのは好き!( ・Д・)







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