
↑保存状態の良いゼウスの神殿!( ・Д・)(「Smithonian magazine」の記事内画像より転載;credit: Dosseman via Wikimedia Commons under CC BY-SA 4.0)
📰はじめに
古代ギリシャの愛と美の女神アフロディーテ。
その像(または像の一部)が、現代トルコの発掘で泥の中から掘り出された――というニュースが出回っていて、こういうのは一撃で心を持っていかれるやつ。
泥まみれで顔だけ転がってるとか、あるいは地中深くからぬるっと出てくるとか、絵面が強すぎるんよ( ・Д・)
今回の「泥」っぽさに一番近いのは、トルコ西部の古代都市アイザノイ(Aizanoi)で、川(小川)の川床から女神アフロディーテの石像頭部が回収された話。まさに泥の中からの回収だ。
一方で、黒海沿岸の古代都市アマストリス(Amastris / 現アマスラ)で、地中約3mの地点からアフロディーテ像が見つかり、最初はニンフ(精霊)と誤認されていたという別のニュースもある。
ネットで拡散している一文だけだと「どっちの話?」が混ざりやすいので、この記事では“泥から出た感”が強いアイザノイを主軸にしつつ、アマストリスの話も補助で触れるね。
🏺 どこで見つかった?
アイザノイは、現在のトルコ西部(キュタヒヤ県)にある古代都市遺跡。ローマ時代の建築がよく残り、ゼウス神殿でも有名な場所だ。
この遺跡で、アフロディーテとディオニュソスの石像頭部が、遺跡内の小川(クリーク)の川床から回収されたと報じられている。川床=泥。つまり「泥の中から出てきた」という表現はかなり正確。

↑泥の中の女神!( ・Д・)(「Smithonian magazine」の記事内画像より転載;credit: Aizanoi Excavation)
🗿 出てきたのは何?
報道で目立つのは、顔の造形がはっきり残っているアフロディーテの頭部。
石像って、首から上が残ると途端に“人間の気配”が濃くなる。泥の中から目が合う感じ、ちょっと怖いまである。
しかも、この頭部は「以前に見つかっていた像の一部」だとされ、今回の回収で関連づけが進む可能性がある。
🧠 なんで川(泥)の中に像があるの?
これ、いちばん気になるところ。
答えはシンプルで、候補がいくつかある。
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古代の洪水や地形変化で流された
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建物が崩れて土砂に埋まったあと、水路が変わって露出した
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破壊・廃棄された石像が、後世の土木で動かされた
「神殿の中に鎮座していた像」が、時代を経て川床で転がってるのは、文明の時間の流れそのものなんよ。
🌊 泥の中から出る像が与える、いちばん強い印象
泥まみれの女神像って、何がいいって、
保存のドラマが一枚で伝わる。
地上に出ていたら、風化する。壊される。運び去られる。
でも泥の中にいたからこそ、何百年、何千年も“顔”が残る。
文明が滅びるとき、建物は壊れるけど、泥は残す。
泥って、わりと優秀なタイムカプセルなんだよね。

↑こっちの女神の方がほぼ完形だね!( ・Д・)(「Greek Reporter」の記事内画像より転載;credit: Directorate of Excavations and Research, Turkey.)
🖤 ちなみに「もう一つのアフロディーテ」もいる
さっき少し触れたけど、アマストリス(アマスラ)の発掘でもアフロディーテ像のニュースが出ている。こちらは地中深くから出て、最初は水場の文脈で「ニンフ」と紹介されていたが、再検討でアフロディーテと判断されたという話。像の高さは約1.53m、年代は2世紀ごろと推定されている。
泥から出たアフロディーテ、地中3mから出たアフロディーテ。





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