
↑みんな「謎の~」って好きだよね!( ・Д・)
今回の考古学・歴史ニュースは「謎の古代民族ピクト人の指輪がスコットランドで見つかったらしい! しかもこれ、ただのきれいなアクセサリーじゃなくて、ピクト人の権力の中心地まで見せてくるかも?( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
📰 はじめに
ピクト人って、名前だけは有名なんだけど、中身はかなり謎が多いんだよね。
ローマ人は彼らを「Picti」、つまり「彩られた者たち」みたいな名前で呼んだけれど、彼ら自身の文書記録はほとんど残っていない。だから長いあいだ、ピクト人は「なんとなく神秘的な戦士集団」みたいに語られがちだった。けれど近年の発掘では、そのイメージはかなり変わってきていて、実際には広い交易網を持ち、大きく階層化した社会を築いていた可能性が強くなっている。
そんな中で今回見つかったのが、スコットランド北東部モレー地方のバーグヘッド砦で出土した、精巧なピクト人の指輪だ。
しかもこれ、宝の山の中から出たわけじゃない。
一見するとあまり重要そうに見えない建物の床面から、ぽつんと出てきたらしい。
ここがもう、かなりいいんだよね。
🏴 まず、ピクト人ってどんな人たちだったのか
ピクト人は、おおむね後期鉄器時代から初期中世にかけて、現在のスコットランド北部・東部に広がっていた人びとだ。
だいたい西暦300年ごろから9世紀ごろまで存在し、アングロサクソン勢力より北、ローマ帝国の直接支配の外側で独自の王国群を形成していたと考えられている。のちのスコットランド王国の成立にも深く関わる存在なんだけど、書き残された記録が乏しいせいで、長く実態がつかみにくかったんだね。
でも発掘が進むと、話はかなり変わってくる。
大型の要塞、王権に結びつく拠点、精巧な彫刻石、金属器、長大な建物などが少しずつ見つかってきて、彼らが単なる辺境の戦士集団ではなく、かなり組織だった社会を築いていたことが見え始めている。
つまり「謎の民族」っていうより、「記録が少ないだけで、実はかなり複雑だった社会」に近いんだよね。

↑現在と過去を重ねたような復元図、素敵だね!( ・Д・)(「University of Aberdeen」の記事内画像より転載)
🌊 その中でバーグヘッド砦は、かなり特別な場所だった
今回の指輪が出たバーグヘッド砦は、ピクト人の遺跡の中でもかなり大物だ。
海に突き出た岬の上に築かれた大規模な「 promontory fort (岬にある要塞)」で、現在知られる中ではスコットランド最大級、あるいは最大のピクト人要塞とされている。発掘と復元研究では、防御土塁は非常に大きく、内部には多数の建物があり、かなり密に人が暮らしていた可能性が示されている。バーグヘッドは6世紀から10世紀ごろにかけて使われた重要拠点で、北部ピクトランドの主要な権力中枢の一つだったらしい。
しかもこの場所、19世紀に新しい町や港を造るときにかなり壊されてしまっていて、長いあいだ「考古学的にはほとんど失われた場所」と思われていた。
ところが近年の調査で、その下からまだかなり重要な遺構や遺物が残っていることが分かってきた。
つまりバーグヘッドは、「壊された遺跡」から「まだ語ることが山ほどある王権拠点」へ、ここ十年くらいで評価がかなり変わってきた場所なんだね。
🐂 バーグヘッドが強いのは、指輪だけじゃない
この遺跡は前からただならぬ場所ではあった。
19世紀の破壊の際にも、有名な「バーグヘッド・ブル」と呼ばれる牛の彫刻石が複数見つかっていて、ピクト人の象徴表現の中でもかなり知られた資料になっている。さらに近年の発掘では長屋状建物や金属加工の痕跡なども見つかっていて、日常生活と権力表現の両方が重なる拠点だったことが見えてきている。
だから今回の指輪も、「たまたま良い物が落ちていた」みたいな話ではない。
もともと強い場所から、また強い物が出た。
しかもそれが、ふつうは意図的に埋められた宝物群から出るタイプの品だった。
ここがかなり大きいんだよね。
↑綺麗なもんだぜ!( ・Д・)(「University of Aberdeen」の記事内画像より転載)
💍 そして今回、その“かなり強い品”が出てきた
見つかった指輪は、カイト形、つまりひし形っぽい独特の輪郭をしたリングで、中央にはガーネット、あるいは赤いガラスとみられる石がはめ込まれている。しかも帯の部分と石座がかなりよく残っていて、保存状態はかなり良い。発見時点ですでに赤い芯材のきらめきが見えていたらしく、すぐにただの金属片ではないと分かったという。
しかもピクト人の指輪そのものが、そもそもかなり少ない。
知られている例はごくわずかで、その多くは宝物をまとめて埋めた hoard から見つかっている。
だから今回のように、建物の床面から単独で出てくるのはかなり異例なんだね。
発掘チームも、こういうものが“その辺に落ちている”とはまったく予想していなかったとしている。
⛏️ 見つけたのは、専門の発掘者ではなくボランティアだった
これも今回かなり印象的なところ。
発見者は、バーグヘッド出身の元エンジニア、ジョン・ラルフさん。
引退後に大学の発掘ボランティアに参加していて、今回が三度目の現場だったらしい。
しかも本人は、自分のことを「熱心なアマチュア」くらいに言っていて、発掘中もしばしば“光る小石”を拾っては周囲に笑われていたという。
ところが最終日の掘削中、何気なく見つけた土塊の中から、ほんとうにすごいものが出たわけだね。
こういうの、かなり好きなんだよなあ。
考古学って、巨大建築や王墓だけじゃなくて、最後はやっぱり「誰かがちゃんと見つける」ことで動くんだよね。
しかも今回、それをやったのが地元ゆかりのボランティアというのがかなりいい。
地域史が、地域の人の手でまた一歩進む感じがある。
🏠 しかも出た場所が、ちょっといやらしく面白い
今回の指輪が見つかったのは、砦内部の家屋跡の床面だったらしい。
しかも、発掘前の段階ではそこまで高い重要性が想定されていなかった建物で、いわば「あとでやろう」と後回し気味だった場所だったという。
でもそこから、こんなにレアな指輪が出てきた。
これ、かなり考えさせられるんだよね。
要するに、バーグヘッドみたいな王権拠点では、特別な品が必ずしも“特別すぎる場所”からだけ出るわけじゃない。
むしろ一見ふつうに見える生活空間の中にも、支配層や上位層の気配が染み込んでいる可能性がある。
この指輪は、ピクト人の権力が単に儀礼の場だけにあったのではなく、日常の居住空間の中にもあったかもしれないことを示しているのかもしれないね。
🔥 ピクト人の“謎”って、ほんとうはこういうところにあるのかもしれない
ピクト人は「謎の民族」とよく言われる。
でも実際には、彼らが何も残していないわけじゃない。
彫刻石もあるし、要塞もあるし、金属器もあるし、今回みたいな指輪もある。
問題は、それらが断片的で、あとからできた国の記録の中ではかなり見えにくいことなんだよね。
だから今回の指輪のおもしろさは、「謎が解けた」ではない。
むしろ逆で、「ピクト人の謎って、じつはこういう上質な物の持ち方や、権力拠点の暮らし方の中にあるのでは?」と、問いの形が少し変わるところにある。
派手な王冠や巨大な宝ではなく、ひとつの指輪から王国の輪郭が見えてくる。
この感じが、かなりいいんだ。
🧠 あるけまや的に、ここがいちばん面白い
あるけまや的に今回おもしろいのは、この指輪が「美しい遺物」であると同時に、「バーグヘッドがやっぱり本物の権力中枢だった」ことを押してくるところなんだよね。
ただ珍しいだけなら、遠くから持ち込まれた一品かもしれない。
でもバーグヘッドでは、巨大な砦があり、牛の彫刻石があり、重要建物があり、金属加工の痕跡もある。
その中で今回の指輪が出てきた。
しかも、こういうリングはふつう特殊遺構(埋葬遺構や埋納遺構など)から出るのに、今回は生活空間に近い場所から出た。
これ、かなり強いです。
要するにこの指輪は、
「ピクト人にも美しい装身具があった」
だけじゃなく、
「ピクト人の王権中心地では、こういう高級な品が実際に使われていたかもしれない」
というところまで見せてくる。
小さいのに、かなりでかい話なんだよね。
こういうの、かなり好きなんだよなあ( ・Д・)
✍️ あるけまや的まとめ
今回の話を雑に言うと、
スコットランドのバーグヘッド砦で見つかったピクト人の指輪は、カイト形で、中央にガーネットまたは赤いガラスを持つ、かなり珍しい初期中世の高級装身具だった。発見地のバーグヘッドは、6〜10世紀ごろのピクト人にとって重要な権力中枢で、スコットランド最大級のピクト人要塞とされる場所でもある。しかもこの指輪は、ふつうこうした品が埋納遺構で見つかるのではなく、家屋跡の床面から出土した。だから今回の発見は、ピクト人の高位な物質文化が、実際の生活空間や権力拠点の内部でどう存在していたかを考えるうえで、かなり強い資料なんだね。
だから今回の発見は、
「謎の古代ピクト人の指輪を発見」
だけじゃなく、
「ピクト人の王国世界は、思っていたよりずっと複雑で、洗練されていて、しかもちゃんと“中心地らしい暮らし”を持っていたかもしれない」
というところまで見せてくる。
小さな指輪。
でも、その中に入っているのは赤い石だけじゃない。
消えた王国の権力、暮らし、そして美意識そのものなんだよね( ・Д・)
なにはともあれ・・・・・・
私はお気にの指輪をすでに持ってるのでお金貯めてお洒落サングラス買いたい!( ・Д・)







コメントする