2018ねん 3がつ 12ひ(げつよーび、晴れ)

今日もなんだかんだやる気が起きなかった。

そーだ、明日から本気を出そう!(_´Д`) アイーン



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 【目次】
  1. テーマの成立過程 ー考古学を身近にー
  2. 「らーめんの考古学」の目的
  3. 「らーめんを考古学する」方法
  4. おわりに

1.テーマの成立過程 -考古学を身近に-
 考古学の専門の人と飲んでて、よく話題になるのが、「考古学」という言葉自体はありふれているのに、理解されていない現状についてである。そのミステリアスさこそが、考古学という響きにロマンを感じさせる要因であると思うので、むやみやたらに現実を知らしめるようなことはできないというジレンマもある。

 さて、(飲みながら)真剣に考えてみた結果、世の中に溢れた「なんちゃらの考古学」というのはやはり人々を惹きつける何かがあるように思う。つまり考古学に対する夢やロマンを壊さずに、面白おかしく(?)多くの人に知ってもらおうとするには「なんちゃらの考古学」は偉大な手法ではないかと感じたのである。

 しかし差別化は図らねばならない。一般的には、実際の内容として考古学と無関係だったり、歴史的な内容に過ぎない旧来の「なんちゃらの考古学」に対して、ガチで考古学な手法を用いて取り組んでみようという試みの下、「らーめんの考古学」プロジェクトは始動したのである…


 *注意: とは言っても、対象がラーメンですからね。限界はありますから!まぁ現在の見通しでは、考古学的手法を食品に応用した歴史文化論的な内容になるの
かなと思っております。また考古学専門の読者様に関しては、酒席の際のネタになればなと思っております。ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ

ラーメンだんごくん

2.「らーめんの考古学」の目的 
 現在、日本には膨大な種類のラーメン店がある。ラーメン好きな筆者としては、究極のラーメンは存在せず、ラーメンはあくまで好みであると思っている。

 しかし、敢えて言わせてもらおう!やはり札幌ラーメンが好きなのである。味噌・醤油が好きだし(辛味噌もいいよね)、麺はめちゃ黄色くて太くて激しく縮れてなきゃ認めないのである。玉ねぎ、もやし、キャベツも載せて欲しいのである。観光客向けのコーンは余計なのである!(・ε・)ムー

 やや興奮し過ぎたが、実際に札幌ラーメンのイメージとは人によって差があることが分かってもらえただろうか? 知名度のためか「札幌ラーメン」と銘打った店もすこぶる多いこの世知辛い世の中で、そもそも「札幌ラーメン」とは如何なるものなのであろうか。 

 当該プロジェクトでは、老舗店を標準型式として比較的新しい店舗のラーメンと比較し、各属性間の類似性から札幌ラーメンの型式分類を行っていく。その上で現在の全国的に有名な「札幌ラーメン」とは何かを明らかにすることを目的とする


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3.「らーめんを考古学する」方法
考古学で扱う対象は土器・石器等の人工物である。非常に特殊なケースを除き、通常、食品は扱わないが(腐敗するので残ることが稀であるため)、本プロジェクトでは(敢えて)ラーメンを取り扱う。

 声高に言わせてもらおう!

ラーメンはアーティファクト(人工物)であると!

さて、分析の方法であるが、まず札幌ラーメンの老舗店として「味の三平」と「龍鳳」を取り上げる。この二店舗の主力ラーメンを札幌ラーメンの標準型式として仮に扱う。


 *「老舗のラーメン=新の札幌ラーメン」とは考えていない。ただラーメンばかり食べてられないし、データが集まるまでかなりの時間を要する見込みであるため、最初に分かりやすい基準が欲しいだけである!) グスン


分類属性は以下の通り。計測に用いた麺もちゃんと食べます。

  • 麺の太さ(ノギスで測る)
  • 麺の色(マンセル土色帳で対比する)
  • 麺の縮れ具合5cm当たりにいくつの波頂部が認められるか)
  • ダシの味(味音痴では分からんこともあるだろう
  • ベースの味(味噌・醤油・塩; 主力商品が明確な場合はそれを選択する)
  • 具材の種類

 但し、「考古学」や「物」に執着することに意味があるので、店長さんへの聞き取り調査(ダシの種類、のれん分け等の系統性etc.は一切行わないことにする。フィールドには出るが文化人類学ではないのである!あくまでラーメンを一つの物質的対象として、自分の目と触感、味覚で勝負するのである。そのために出るエラーは仕方ないのであるヽ(TдT)


4.おわりに

 実際どれだけ時間がかかるのか、面白い結論を導けるのか、どれだけ太るのか、全て未知数である。しかしながら「歩け、マヤ」の人気テーマとなれるよう善処するのみであるどうか生温かい眼で見守って頂きたい!(。・ω・)ノ゙


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