20XXねん 3がつ 18にち(にちよーび、曇り)

ラーメンは大好きだが、一日に2回ラーメンはつらいな。

アルコールで弱った胃腸に響くぜ。

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↑がんてつ札幌西口駅店(筆者撮影)

【目次】
  1. 「ラーメンの考古学」を実践してみて
  2. 「がんてつ」ラーメンからの取得データ
  3. 今後の方針について

1.「ラーメンの考古学」を実践してみて
今日は休みだったこともあり、「ラーメンの考古学」を実践すべく、ラーメンを食べに行きました。最初は老舗から攻めていきたかったのですが、日曜なので早く閉まるお店も多いので、開いてる店かつ好きな店にしました。

まずラーメン店を調べてて思ったことは、有名店はチェーン展開していることが多いってことですね。札幌市内に800件とかラーメン店があるって情報がありましたけど(本当か?)、まぁ対象を本店にのみ絞る予定なので対象件数は少なくなるでしょう。

というか札幌人にも観光客にも人気の有名店を網羅しつつ、ネット評価で常に上位にランクインにするような50店舗を分析対象にしようかなと思っています。

実際にラーメン店でデータを取ってて思ったことは、

①恥ずかしい(特に麺の太さとか計測してる時)
②実際の考古学分析のように、データの客観化が難しい
③設定した分析属性以外にも取れるだけデータが欲しくなる
④記述に熱中するとラーメンがのびる、冷める


の4点です!まぁ資料を実見しに行って、見る目が変わるというか実践に基づいて取得データの種類や方法が改良されることはよくあることです。しかし対象がラーメンなので、④ののびる。冷めるが辛い。

お客様の回転も気になるので、店員さんの目が気になる(自意識過剰)。ご飯時のような混み合う時間帯には絶対行けないですね。長蛇の列ができる超有名店も難しいかも知れません。

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↑がんてつの味玉味噌らあめん880円(筆者撮影)

2.「がんてつ」ラーメンからの取得データ
以下が今回取得したデータになります。どの属性が分析に有効かは未だ不明ですが、2店舗で食べてみた結果、具材群の組成に「札幌ラーメンという斉一性」を感じました。

【がんてつ 札幌駅西口店】
日付:2018.3.18
対象:味玉味噌らあめん(880円)

①麺の太さ: 3mm、中
②麺の色調:黄色(やや弱)、やや白味がかる
③麺の縮れ:5波頂 / 5cm、やや強い
④麺のコシ:強い
⑤スープの色調:白味がかった淡黄褐色系統、メンマの色調に近似
⑥ダシの種類:豚骨か?
⑦油分:小さな径の油が少し見られる、油膜は薄い部類か
⑧店の味:味噌、醤油、塩が揃っている。「一番人気」はあるが店が特別押す味はない。
⑨具材:味玉(完形1点)、ネギ(緑部分)、もやし(少量)、メンマ、ノリ、チャーシュー(1枚)の6種

備考:札幌ラーメンの記述は暖簾等に見受けられない。(聞き取り調査は行わないが、店内外に広告として見られる表記は、遺跡における碑文資料と同様な感覚で文字資料として扱うことにする。)

【評価】★★★★★(4.5)
私は好きです!味噌の濃さ、どろっと感がいいですね。2種類の味噌使っていて濃厚な味わいです。辛味噌が尚良いでしょうヽ(・∀・)ノ

↑注:個人的なものです。ラーメンブログの性質も付加しようかと打算的に実施しております。


3.今後の方針について
実践してみた結果、年齢のせいか本当に何度も食べるのがつらい。データが集まりにくいのでモチベーションが下がる。上がるのはコレステロール値だけか?

ネット上に私よりも遥かに上手に美味しそうなラーメンの写真を挙げている人がたくさんいらっしゃるんですよね。麺のコシとか断面形態とか食べなきゃ分からないこともたくさんあるんですけど、食べなくても写真から分かる情報もたくさんあるんですよね。むしろその方が多い!

ということで、今日一日2回ラーメンを食べて思ったことは、とりあえず写真から分類してみようということです。写真から得られる情報から「札幌ラーメン」の全体性を把握し、また写真から得られる属性を基にタイプ分類を行ってある種の傾向性を掴みます

その上で疑問点を感じた特定の対象群に対して、直接、実見ならぬ実食によって詳細な分析を行っていく。これがお財布と健康に優しい「ラーメンの考古学」の方法論ではなかろうかと思います。

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