2025ねん 4がつ 14にち(げつよーび、雨)
アルコールとコーヒーの飲み過ぎで脱水症状出て、起き抜けに上半身つって死ぬほど痛かった!( ・Д・)
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今回の考古学・歴史ニュースは「色々ヤバい香りがする!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
いつもは同じ考古学分野とは言え、時期・地域的に専門外だから書きにくいな~て思っていますが、
今日は専門ど真ん中ですね。
ど真ん中だと、悪口ばっかになる気がするので、結局書きにくいんですけど・・・
心を鬼にして(?)何も気にせず、自由に書きなぐりたいと思います( -д-)ノ
1.「証拠」がおかしい!
今回の記事はAFP BB Newsのものを使用しています。
英語版はこちら。
日本語への翻訳がダメダメなのかと思いきや、元の英文がもうダメなので、取材した人物がスペイン語に不慣れなのか、グアテマラ人考古学者が英語が不慣れなのかかな。
あるいは、、、というか、取材した人物がマヤ考古学を全く知らないってのが実際のところでしょう( ・Д・)
ほんと、ツッコミどころが多過ぎてどうしてくれようか悩むレベルなんですけども、、、
まず記事のタイトルが、
マヤ遺跡でテオティワカンの祭壇 両文明のつながり示す「証拠」
なんですよね。
”「証拠」”って強調するのは良くないです。
まぁインパクト取るために「最古!」「最大!」って言っちゃうノリだとは思うんですけどね。
問題① そもそもマヤとテオティワカンのつながりは遅くとも1960年代くらいから自明
これ、昨日今日分かった話じゃないんですよね。
所謂「テオティワカンの影響」っていう古典期前期マヤ遺跡の物質文化面にみられる現象です。
これだけでもいくらでも書ける気がする、書かんけど( ・Д・)
問題②? てかこの発見、3年前くらいでない?
たぶん、私のティカルでの調査研究報告の記事のとこで、本件については問題にならない程度に軽く触れてるんですよね。
まぁ内部情報だったので私は漏らしてないですけども。
公開までけっこう時間かかるもんですね、よく知らんけど( ・Д・)
問題③ 証拠という言葉は日常語?
これね、言語の問題だと思うのだけれど、スぺイン語で証拠=Evidenciaは良く使うのよ。
めちゃくちゃ普通に使う!
だって、考古学データって全部物的証拠だもの!( ・Д・)
(状況証拠もあるか( -д-)ノ)
日本人は慎ましいので、証拠は使わないですよね、あまり。
まぁ一部の宣伝大好きな研究者もどきは置いておくとして……
日本人ならば、「これこれの遺物が出土したことを踏まえると~と解釈できると思います」とか「~と考えられます」なんて遠慮がちに話すのよね、普通。
日本語の特徴なのか、日本人の気質なのか、証拠って強い言葉な気がするから多用することはない、、、と思う、私は。
でもグアテマラでは日常的に使うのよ。
私も現場出てれば一日10~20回くらい使うと思う。
「a la mierda !」「a la gran p… !」の次くらいに使う!(汚い言葉なのでいい子は真似しないでね( ・Д・))
でもニュアンス的には全然強くなくて、たくさんある証拠の内のひとつだよね~くらいの特に意識してないレベルで使ってます。
少なくとも私の周りの研究者や調査員はね。
みんな、ティカル関係者だけれども。
だから「証拠」みたいに鍵括弧まで付けて強調するのはダメ。
ドラッグといじめの次くらいにダメ、絶対!( ・Д・)
だって、なんか物凄い発見したみたいに感じる。
ちなみに元の英語記事では、タイトルにevidenceって使ってないし、文中でも強調していない。
この点に関しては明らかに翻訳者が戦犯ですね( ・Д・)
↓こんなのも書いたね~( ・Д・)
おわりに
あれ、1. しか書いてないのに文量増えたし、悪口しか書いてないし、、、
普段なら『今後の発見/成果に期待ですね!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!』とか、書いてるのに、、、
専門ど真ん中となった途端これだぜ( ・Д・)
元の英語記事読み返してみたけれど、プロジェクト指揮してる現地考古学者も、取材した記者もまともそうな気がしてきた。
言葉使い的にはね。
けど、調査としては問題ありかな~って気がする。
次回は僅かな写真を頼りに叩いていくことになるのか、、、性格悪くなりそう( ・Д・)
あ、良かったら上の記事読んでみてくださいね、
テオティワカンとマヤの関係について書いてるから!
何はともあれ、
元気に生きたい!( ・Д・)
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