↑けっこうきっちりと残ってるものだね!(*^・ェ・)ノ(「日本将棋連盟」の記事内画像より転載)
↑親は大学時代にレイプ事件をもみ消し、子は不倫騒動をうやむやにし……元気があれば何でもできる!金と権力があれば何でもアリ!昔も今も人間って何も変わらんね(/TДT)/ スローガンは『忖度JAPANヽ(TдT)ノ』【七光り、ヤバイ、政治家での画像検索結果1位より】
おわりに
「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙
この発見はベルゲン大学博物館の考古学者モーテン・ラムスタッド博士らによってノルウェー西部のイトレフォッセ村近くの墓地遺跡で行われた調査でなされました。
「Ludus latrunculorum」は上に挙げたようなチェスやチェッカー(ドラフツ)と似た盤と駒を使ったボードゲームだと考えられています。
チェスは、インドのチャトランガを発祥としているのは有名ですね。
前にも触れたでしょうか……
世界史でも有名な東インド会社の植民地期にチャトランガがイギリスに持ち込まれ、「女王陛下」が強くあらねばならぬイギリス社会の影響で、本来最弱の駒であった「宰相」が最強の「クイーン」になったという歴史があります。
私もチェスやりますけど、クイーンの動きは将棋の飛車+角行です。
どこまでも全方向に飛んでけます(ば、化け物かっ!( ・Д・))。
まぁチャトランガ、チェス、将棋のような戦略ゲームは世界中に類似ゲームがあります。
歴史書に残らないレベルの古代ではその発生については不明ですが、交易等を通じて伝播したのかも知れません。
あるいは古代社会において「ゲームは貴族の遊び」です。
こうした世界各地に見られるボードゲームの基本が「戦略ゲーム」だというのも、いざとなれば戦わねばならぬ貴族の軍事教育目的に由来して、後世に影響し合ったとは言え、本来的には各地でその必要性から自然発生したのやも知れません。
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2018ねん 5がつ 9にち(すいよーび、曇り)
一体、人とは何か?
ふと考えてみた。
人類にとって哲学的な重要命題である。
映画の中でジョーンズ博士の言葉を思い出した。
「真理を知りたいなら哲学教室に行け」と。
私は考古学者である。
すっと考えるのをやめた。
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↑古代エジプトのゲーム、セネト(ナショナルジオグラフィックのギャラリー写真から転載;(PHOTOGRAPH BY KENNETH
GARRETT, NATIONAL GEOGRAPHIC)
【目次】
1.拡散希望!「人とは何か?」の命題に答えを出した!&「ゲームの考古学」
大学生の頃、「人とは何か?」について講義を受けたことをよく覚えています。
まぁ有名なところではこれくらいでしょうか。私たち人類の学名がホモ・サピエンス・サピエンスであるように、ここでの「ホモ」はラテン語で「人」という意味です。
私は上記の中でホモ・ルーデンス(遊戯人)が一番気に入ってます。
しかしながら私は学生の頃より、ホイジンガの考えたそれでは足りない!と思っていたのです。
単に「遊ぶ」だけなら、我が家の犬もボールとかおもちゃで遊んでます!
「人とは何か!?」
私にとって、「人とは遊びに本気になる生き物である」と思います。
スポーツとか、生物としての生業とは無関係なことに本気になれるのです。ガチで取り組むのです!
なので、人をこう呼称したく思います。「ホモ・ガチ・ルーデンス」と! 順番を間違えると大変なことになりますのでご注意を!
ガチホモたちが戯れてしまいます。
それはそれで面白いし、需要ありそうだし、インパクト強いからそれでもいいですけども!(・∀・)
とまぁ、人は古来より遊んでいたということで、新企画「ゲームの考古学」でもやってみようかなと思います。所謂「なんちゃって考古学」になると思います。
考古学の部分を「歴史」に取り換えれるアレですね。
そもそも考古学は「遊び」の研究には弱いのです。
最も古い遊びは恐らく、会話を楽しむとか踊るとかではないでしょうか。そうです、遊びの痕跡が遺らないのです。
ボードゲームといった有形のものであれば残ることもあります。でもルールが分からないのです。確かに考古学者による発掘調査でゲームが出土するわけですが、今回紹介する古代エジプトのゲームのように、ルールについては歴史学者が推定しています。
ゲームは考古学的な研究対象になりずらい傾向にあるわけです。
出土数が少ないことも関係しているでしょう。また研究がなされても、結論が「儀礼的な性格を有していた、強かった」といった、正直あまり面白くない結論に終わることもしばしばです(偏見があると思います。ゲーム研究者の方ごめんなさい)。
まぁということで、主に出土品の紹介になりそうですが、「ゲームの考古学」を始めます(。・ω・)ノ゙
2.古代エジプトのゲーム、セネトについて
↑新王国時代(紀元前1294~1279年頃)のセネト(ARTNEの記事内写真より転載)
この記事の最初に挙げた写真のセネトがツタンカーメン王墓に副葬されたセネトです。
上記写真のセネトの出土地点等は分かりませんでしたが、新王国時代(紀元前1567年 - 紀元前1085年)には護符の役割を有していて、副葬される習慣があったようです。
このセネトはエジプトの古代王朝の成立以前に誕生しており、その古さはなんと紀元前3500年になります。ボードゲームとして最古のものになります。
詳細は分かりませんが、このゲームは少なくとも新王国時代まで続いていますので、その寿命はおよそ2500年!日本はゲーム大国ですが、これほどのゲームは今のところ出てこなさそうですね。
まぁ人類が、日本が滅びなければ、いつの日か「人生ゲーム」とか「ドンジャラ」とか生き残りそうですけども!( ・Д・)
さて、このセネトのルールはと言いますと、こんな感じです。
簡単に言うと、レースゲームです。サイコロの代わりに「投げ棒」や「指関節の骨」を投げて駒を進めるそうです。
このセネト、現在のバックギャモンを始めとしてボードゲームの起源と言われています。
バックギャモンは明らかにサイコロを用いたレースゲームですし、日本の双六(すごろく)もマス目によって指示があるレースゲームですね。
3.おわりに
ゲームの起源は恐らく祭祀・儀礼目的だったと考えられています。
「サイコロ」の誕生はかなり早く、12000年前にはすでに存在したようです。その頃のサイコロは、現在のような正六面体ではなく、小石や木の実、動物骨等を用いた歪つな形状でした。
偶然による出目によって吉兆を占っていたのです。その後遊戯化したようです。古代エジプト新王国時代の事例のように、後に儀礼的要素が付加されるパターンもあるようですね。
さて、古代のゲームはそれなりの種類が確認されています。
どうしても時代的には新しいものが多いですけどね。
そうそう、古代マヤにもゲームがあるんですよ!それでは次回の「ゲームの考古学」をお楽しみに!(。・ω・)ノ゙