2020ねん 5がつ 8にち(きんよーび、晴れ)
毎日チンチロ500回振るのに小一時間使うのはけっこう辛い!( ・Д・)
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今日の考古学・歴史ニュースは、「コロナの影響もあって、考古学のデジタルによる普及・広報活動が活発化してるよ(素敵な博物館編)」ってお話です(*・ω・)ノ
前回はコロナウィルスの蔓延に伴う自粛・休館措置に対する、日本国内における地方博物館の努力について紹介しました。
今回は海外の、しかも超有名組織における活動の紹介です!(*・ω・)ノ
ルーブル美術館によるバーチャルツアー
フランス、パリにある、あの有名なルーブル美術館もコロナウィルス蔓延の影響を受けて、休館措置を講じているそうです。
海外の場合は日本と異なり、都市のロックダウンもしますし、政府の権限が強い印象です。
ルーブル美術館は国立美術館であり、政府からの通達があるまで無期限休館だそうです( -д-)ノ
そのような折り、同博物館が公式ホームページ上で『ヴァーチャルツアー』を公開しました。
公開されたのは「古代エジプト美術」、「ルーブル濠の跡」、「アポロンのギャラリー」の三つです。
上のリンクからヴァーチャルツアーのページに飛べますので、是非お試しあれ(*・ω・)ノ
試しにアポロンのギャラリーに入ってみたところ、ヴァーチャルツアー自体はフランス語と英語表記しかありませんでした。
そしてあまりヴァーチャルツアーっぽくない( ・Д・)
でも見出しに挙げたような画像を4種類ダウンロードすることができます。
今流行のネット会議の壁紙にいいかも知れませんね(*^・ェ・)ノ

↑古代エジプト美術のヴァーチャルツアー(「古代エジプト美術」のページより転載)
上に挙げましたように、「古代エジプト美術」のヴァーチャルツアーもやってみたところ、こっちの方はちょっとヴァーチャルツアーっぽかったです!
ちゃんと博物館内を歩けるし、展示品データも見れるし(説明は英語)!
ちなみに「ルーブル濠の跡」も古代エジプト美術と同様のコンテンツでした。
天下のルーブルの仕事としては正直物足りないですが、ルーブルに行ったことの無い私にとっては「あ~、こんなとこなんだな~」って十分楽しめましたよ!ヾ(´ω`=´ω`)ノ
エジプト観光考古省のヴァーチャルツアーが凄い!
さて、次はエジプト観光考古省が公開しているヴァーチャルツアーです。
前の記事でも書いたように、現在エジプトの観光は大きな制限を受けています。
一番上に挙げた画像や、この見出し画像が、そのヴァーチャルツアーの写真なのですが、とても綺麗!!!
その割にサクサク動くんですよ。
遺物・遺構の紹介は英文や3D画像で行われおり、見やすいですよ。
英語が苦手でもてくてくと歩き回るだけで楽しいです!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
さて、このページは「エジプト観光考古省のFacebookの公式ページ」から飛ぶことができて、かつこのページで新しく公開されるデータについての情報が得られるのですが、、、
言語の違いもあり、如何せん、探しづらいし飛びづらい!!!( ・Д・)
なので以下にリンクを貼っておきますねヾ(´ω`=´ω`)ノ
どれも面白いので是非、おうちで遺跡・博物館散策してみてくださいね!
マニア・専門家向けですけど、このヴァーチャルツアーの最も凄いところは……
距離が測れるってこと!( ・Д・)
さっき表示した石造彫刻の身長だって測れちゃいます!
あとはこれは一般向けに凄いところなんですけど、、、
VR表示に対応していること!( ・Д・)
これ凄いですよ、建造物の構造の違いはあれど、マヤ遺跡でも本気でやりたい!ヽ(TдT)ノ
おわりに
私の所属する大学研究室でもヴァーチャルツアーやヴァーチャルミュージアム構想がありましたが、なかなかいいものが作れず困っていました。
そもそも機材やソフトはもちろんなのですが、事前に「どのように見せたいか?」を十分に考えなければいけないのです。
当たり前だろうと思うかも知れませんが、発掘調査のデジタル報告の一種として構想していたものなので、従来通りの発掘調査と上手くマッチアップしなかったのです。
で、結局、調査成果を優先して、なんだかんだいつも通りの発掘調査に・・・・・・てな感じでしたね。
今回私の現場では調査記録を動画にしてYoutubeにアップしてみるという試みを開始しました。
また下に挙げるような360度動画も撮りました(カメラ壊れて、これしか撮れなかったけど(TДT))。
考古学現場では、発掘調査が終わると埋め戻し作業を行います。
私のフィールドでは、掘り上げた土を使って直接埋めてしまいます。
穴開けたままだと落とし穴になってしまいますからねヽ(TдT)ノ
なのでこういった掘っている最中や掘りきった後の撮影って貴重なものなのです。
もちろん調査の性格上、写真撮影はしっかりと行います。
でも動画って撮らないんですよ、通常。
今回エジプト観光考古省で用いたのは「Matterport」という会社の製品のようですが、いいですね……
元々、考古学成果の普及をいかに行うべきか、デジタルデータといかに付き合っていくべきかが考古学における一つの課題であったと私は思っていますが、、、
コロナウィルスの影響でネット上における様々な活動が急加速していますよね。
研究予算の都合がありますが、私もエジプト観光考古省を見習って、
『新しい考古学の発掘現場作りと成果の公表』を行っていきたいと考えておりますヾ(´ω`=´ω`)ノ
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