さて、今回の考古学・歴史ニュースは、『東京で初!根津神社に参拝して来たよ!( ・Д・)』ってお話です(*・ω・)ノ
↑門なのですがこれもデータ採取、たぶん最初期の鳥居ってこんな感じだったような気がしますね(*・ω・)ノ(「歩け、マヤ」管理人撮影)
↑西口の鳥居(「歩け、マヤ」管理人、撮影)
「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙
↑お座りしたネコの像(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
↑気になるお顔のネコの像(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
↑大小様々なネコの像(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
↑ネコ科動物のミイラ(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
↑ネコのミイラ①(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
↑ネコのミイラ②(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
写真を見てて、どれがライオンの赤ちゃんのミイラなのか分からないんですけども……
恐らく「ネコのミイラ」と同定できているものは「ネコ」なのでしょう。
で、「ネコ科動物」と同定しているものが恐らく「ライオンの赤ちゃんのミイラ」なのだと思います。
なので展示ケースに8体横たわっている写真の中にライオンの赤ちゃんのミイラがあるはずですが、どの個体がそうなのかは分かりません。
8体中、4体ですし、恐らく小さい個体がそれに相当するのかなと思います( -д-)ノ
↑ネコ科の動物のミイラらしい(「AFP BB NEWS」の記事内画像を一部加工;credit by Khaled DESOUKI / AFP)
↑ライオンの赤ちゃんのミイラの全体像(「Yahoo Japanニュース」の記事内画像より転載;credit: エジプト考古省)
で、ライオンの赤ちゃんのミイラは全5体なのですが、残りの1体がこれ!
何かこういう「人面獣」的なマンガを読んだことがあります……
写真の撮り方にしてもなかなかインパクトあるなぁと思いますΣ(・ω・ノ)ノ
さて、これが古代エジプト神話に登場するネコの女神、バステト神です。
昔から、ライオンはデカいネコ!ライオンの赤ちゃんはもはやネコ!って思ってたのかなと、私はふと思ったわけですが、どうやら違うようですね。
バステト神は上に示したようにネコの頭部を有する女神ですが、本来はライオンの頭を有していたそうです。
そこから他のライオンの頭部を有する神と区別化されて、ネコの頭部を有する穏やかな性格の神様となったという経緯があるそうです。
なのでこのバステト神の神殿で、ネコだけではなく、ライオンの赤ちゃんのミイラが出土するのは不思議なことではないようです。
↑可愛い画像でPV数を稼ぐ作戦(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!(「SEKAI NO NEWS」の記事内画像より転載;credit: African Saffari Japan)
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普通は古代の儀礼行為等に関して「可哀相」とか、私は思いません。
やはり中立的な立場で過去を見るからでしょう。
ただ、直前に可愛いライオンの赤ちゃんを見たせいか、一瞬ミイラ見た時に可哀相って感覚に襲われてしまいました。
そういう意味ではあまり良い構成の記事ではなかったかなと反省しております。
でもせっかくなので、皆さんもそういう感情に襲われてみて、「何故、自分は可哀相と思うのだろう」、「何故、古代の人々はこういうことをしたのだろう」と考えてみるのも良いのかなと思います。
歴史を学ぶ意義は色々あると思いますが、その内の一つが「他者の理解」ではないでしょうか。
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……久々に記事を書いた気がします。
実際に久々だったわけですが、この調子で今月、残り3本書いていきたいなと思います。
けっこう動物のミイラ関連ネタがあるので、ミイラ特集でいこうかな!(・∀・)つ
ぼちぼちと更新していきますので今後ともよろしくお願いいたします( -д-)ノ
↓実は色が綺麗だなって思いでこの順で配置しています( -д-)ノ↓
Δυο καλοδιατηρημένοι κλίβανοι της βυζαντινής περιόδου εντοπίστηκαν στην περιοχή Γρατσάνη του Ανθότοπου Κοζάνης, κατά τη διάρκεια εργασιών……(記事より一部抜粋)
↑伸展葬の遺体(「Ancient Origins」の記事内画像より転載;英文;credit: Thames Water )
↑足を切断され、後ろ手に縛られている遺体Σ( ̄ロ ̄|||)(「Smithsonian.com」の記事内画像より転載;英文;credit: Thames Water )
2.見つかった生贄の遺体の謎
さて、先に述べた動物骨や道具関係の遺物の他に、26体もの人骨が確認されました。
一番上に挙げた写真の人物は普通の伸展葬(「気を付け」をしたような態勢での埋葬)です。
二番目の写真は、何と頭部を切断された上に、その頭蓋骨をわざわざ足元に置いた状態で埋葬されています。
呪術的な意味合いがあるのでしょうか?ヽ(TдT)ノ
そして最もショッキングなのが三番目の写真の遺体です。
分析結果からこの遺体は女性のもので、両手を頭の後ろで縛られ、両足首を切断され、開脚した状態で検出されました(/TДT)/
理論物理学でよく分からないことは「ダークなんちゃら(ex.ダークエネルギー)」なんて表現するように、考古学ではよく分からないことは「儀礼行為」としてしまいます( ・Д・)
恐らく3000年前のこの地では流行り病、飢饉、地震等の自然災害の被害を受けた結果、神の許しや先見の明を求めたり、あるいは、豊かな収穫や戦争での勝利を保証するためにこのような犠牲が払われたのでしょう( -д-)ノ
↑「アフィントンの白馬」(「芭蕉blog」の記事内画像より転載)
↑「サーンアバスの巨人」(「ゲー脳ニュース速報」の記事内画像より転載)
↑「ウィルミントンのロングマン」(「FIND OUT WONDER」の記事内画像より転載;credit: Google)
3.ヒルフィギュア(地上絵)って何?
ヒルフィギュア(hill figure)とはイギリスの石灰岩の丘陵地帯に描かれた地上絵のことです。
その名の通り、丘(hill)の図形(figure)なわけですね(*・ω・)ノ
丘陵の急斜面の草と土壌を削って溝を掘り、母岩である石灰岩を露出させることで描いた地上絵であることから、"chalk figure"、"chalk carving" などとも呼ばれています。
学校の黒板で用いるチョークの語源になっているチョーク(chalk) は、未固結の石灰岩を指します。
石灰岩を露出させて描いているから「チョーク・フィギュア」なのですね(*・ω・)ノ
ヒルフィギュアの製作動機はよく分かっておらず、記念碑、宗教、政治、広告などが考えられています。
上に挙げた3者は特に有名なヒルフィギュアでそれぞれ、「アフィントンの白馬」、「サーンアバスの巨人」、「ウィルミントンのロングマン」です。
ヒルフィギュアの大部分がイングランドの南部の丘陵地帯に集中しており、その数は全部で101例も確認されています。
実はヒルフィギュアは定期的な保守作業を続けないと、風化・埋没して消滅してしまいます。
そのため「古いヒルフィギュア」は、地域のランドマークとして長年に渡って定期的な手入れをされ続けてきたものであることを意味します。
かつては101例以上にもっともっとあったのかも知れませんね(*^・ェ・)ノ
さて、写真から分かるように、緑と白のコントラストが鮮やかで遠方からでもはっきりと見ることができますが、ナスカの地上絵のように上空からではなく、向かいあった斜面や遠方など地上から見ることを意識して作られています。
↑ホーマー・シンプソンのいたずら書き(「excite blog」の記事内画像より転載)
4.おわりに
上に挙げたのは2007年に起きた「いたずら事件」です。
「サーンアバスの巨人」の隣に白色の水性ペンキで「ホーマー・シンプソン」が描かれたのです。
文化財には直接手を出していないし、「水性」という点が優しさかも知れませんが、地元住民は怒り心頭だったようです。
というのも先に説明したように、現在でも地元住民らの信仰の対象ですし、彼らの先祖代々の努力で現存する文化遺産なのですから当然ですね!
(それにしてもシンプソンの絵が上手すぎる( ・Д・))
こういった地元住民らが先祖代々、努力して守り続けている文化遺産ってけっこう少ないんじゃないかなと思います。
その連綿と続いてきた行為自体が「重要な無形文化遺産」だと思います(。・ω・)ノ゙
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