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歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:マヤ文明

2019ねん 12がつ 31にち(かよーび、晴れ)

もう年末ですね。

仕事溜まってるや……皆さん、良いお年を!

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↑ジャングル?の中に埋もれた宮殿建築(「」のTwitter内画像より転載)


今回の考古学・歴史ニュースは「メキシコ、クルバ遺跡で1000年前の宮殿が発見されたよってニュースになってるけど、何か変でない?」ってお話です(。・ω・)ノ゙


「年末だから、ニュースが欲しい!」って感覚、報道関係者にはあるのでしょうか。

あるいはどこぞの国の政治的問題から目を背けるためにわざわざ引っ張ってきたのでしょうか……


私が思うに、これ、新発見じゃない気がしますよ。Σ(・ω・ノ)ノ


他サイトさんの記事(新聞社関係+個人ニュース)は大体コピペで、発見したってことしか書いてませんので、その文章を批判的に利用しつつ、何故、そう言えるのかについて説明してきましょう。


1000年前というキーワードの乱用

まぁほぼ全ての他サイトさんの記事において、

1000年前の宮殿を発見!

とか

1000年前まで使用(居住)されていたとみられる!

とか書いてますけど、

所謂、古代マヤ文明の「最盛期」である古典期マヤの期間は西暦250~1000年です。

現在2019年ですから、大規模な神殿や宮殿が1000年前のものであることや、1000年前まで使用・居住されていたことは特別ニュースにするような不思議なことではないのです。

ちなみに500年前まで居住されていたのならば、西暦1500年頃に放棄されたことになるので、あ~後古典期(CE1000~1500年)の遺跡なんだなと分かる具合です。

なので、今回新たに見つかった(?)遺跡は古典期に属する建造物だということが分かります。




クルバ遺跡の周辺環境

今回の新たな宮殿はカンクンの側で見つかったそうです。

上に挙げた写真のように、メキシコのユカタン半島北端にあるカンクンは、カリブ海に臨む一大リゾート地として日本でも有名です。

だからカンクンの名前を使っているのかも知れません。

実際に発見の地はカンクンから西へ100kmほど移動した地点ですので、まぁ近いと言えば近いかなって感じですね。

さて、カンクンにしてもクルバ遺跡にしてもユカタン半島の北部に位置しています。

地理的地域区分として「マヤ北部低地」に分類され、河川がなく、その代わりにセノーテ(石灰岩層が陥没してできた穴、地下水を利用できる)があり、植生として低木林であることが特徴です。

このセノーテに関しては恐竜絶滅の要因となった隕石との関連で別記事で書きたいなと思います( -д-)ノ

今回のお話で大事なポイントは発見地は低木林の環境だぞ!ってことです。

古典期の一大中心地であったマヤ中部低地は、特にティカル遺跡を中心とする範囲は亜熱帯ジャングル地帯なので、


マヤ文明はジャングルの中のピラミッド文明!


ってイメージがありますが実際には地域によって環境は大きく異なるのです( ・Д・)

では、具体的にクルバ遺跡の様子を写真で確認してみましょう!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


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クルバ遺跡は低木林地帯に立地している上に、牧場に囲まれているのでけっこう見渡せるのです。

上の写真の樹々を見ても、鬱蒼としたジャングル感はしませんよね?

ちなみに今回の他サイトさんのニュースで用いられた写真がこちら。


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どうでしょうか?

大きく立派な石造建造物ですよね。

ちなみにクルバ遺跡は測量調査が済んでいて、遺跡内の建造物の配置図が完成しています。

そのような中で、マウンドならいざ知らず、このサイズの石造建造物が本当に未発見だったのでしょうか?


私の予想

メキシコはマヤ文明やテオティワカン文明、アステカ文明といった古代遺跡を利用した観光業を強く推進しています。

だからメキシコとしてはカンクンに近いクルバ遺跡’(現在も遺跡公園であるが規模はとても小さく、人はほとんど来ない)も観光地化したいのだろうなと思います。

そのためには遺跡公園として十分に整備しなければならないし、目玉となる建造物や遺物がなければならない。

しかしこれまでのクルバ遺跡の考古学エリアは小さいし、周囲は牧場(私有地)に囲まれている。

・・・・・・

予想①

これまでに現在の考古学エリア内にて見つかっていたがややマウンド状であり、建造物を発掘調査によってしっかりと露出したことを以て、新発見ということにした。

修復保存もして遺跡整備と観光地化のアピールをしている。


予想②

これまでにその存在が知られていたが、私有地(牧場敷地)内であったために発掘調査を実施できていなかった。

遺跡公園のエリア拡大として土地の買い上げ等を行った結果、新たに発掘調査・修復作業を行うことができたという意味で新発見として発表した。

もちろん遺跡整備と観光地化のアピールも兼ねて。


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まぁきっと実際はこんなところでしょう。

そんな気がします。

メキシコの内情には疎いのですが、グアテマラでは年度変わりは12月末です。

ホンジュラスとか中米一帯はみんなそうだったような気がします。

日本のように4月から新年度ではありません。

メキシコもグアテマラと同様であるならば、この年末の時期に報告・話題作りをして、来年度継続的に調査するための許可取得や財源確保を上手に行いたいという意思も感じ取れます。

こう考えると、多量の研究費が必要な考古学者は過去を対象としながらも、非常に現実的であると言えるでしょう( ・Д・)

↓新発見な感覚で、さぁ新たな気持ちで押したまえ!( ・Д・)↓

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2019ねん 12がつ 25にち(すいよーび、晴れ)

クリスマスか。

とりあえず、鳥モモとケーキを食べておくか!( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは、「科研費獲れたよ!&来年2回調査するよ!&これまでの研究報告するよ!」です!(*・ω・)ノ

真面目に報告するとめちゃ長くなるのでさくっとお伝えする予定です。

これまでなぜ報告しなかったかと言うと、論文・調査報告に掲載している関係上、あまり早くかつ正確に情報流すとマズイかなと思ったからです。

日本の学会はその辺、緩い気がするけど、アメリカ考古学会とか海外は厳しいですからね。

……怒られたくありません!( -д-)ノ

ということで、まずは科研費報告から!



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科研費獲ったど~!

応募したのは「研究スタート支援」で、諸先輩方からすると少額でしょうが何とか頂くことができました。

いや~、海外調査やるとお金かかるんですよ。

マヤ文明で最も有名なティカル遺跡(上に挙げた写真のところ)が所在するグアテマラでは、法律上、現地考古学者をサブディレクターとして雇用する義務があります。

私は月1000米ドル(12万円くらい?)払ってます。

今年はお金ないのでトータル30万円くらいの契約です

トータルってのは事前の調査許可取得、実際の調査指揮補助、ラボ作業、報告書作成含めてってことです。

発掘作業員と発掘補助員も雇うのでこっちは合わせて600米ドルくらいかな。

地球の裏側なので、私の航空券だけで25~30万円するし、なかなか大変なのです。

今回は確か120万円×2年頂きまして、内20万円を間接経費として所属大学にきっちり納めております。

なので私が使えるのは100万円/年度なわけです。

でもほんと獲れて良かったです。

これで今やりたい基礎研究は半分完了の予定です(。・ω・)ノ゙


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今年の調査は2回!

上に挙げた写真のように、実際にティカル遺跡の建造物群は亜熱帯ジャングルの中にあるんですよね。

最初に挙げた写真はティカル国立公園の考古学ゾーンの中心部である「北のアクロポリス」&「1号神殿」ですけど、まぁもちろん私はそんなとこ掘りません( -д-)ノ

ところどころで書いてますけど、私の専門は土器です。

なので今研究しているのは、

①ティカルにおける土器生産体制の解明

②ティカルを中心とした土器の生産と流通の解明

といった内容です。

マヤの碑文には経済に関する情報が欠如していますので、ゆくゆくは古典期マヤにおける土器経済の解明」を目標にしたいなと思っております(。・ω・)ノ゙

来年の一回目の調査は2020年1月末より3月半ばを予定しています。

調査対象は、

①ティカル国立公園、管理エリアのホテル・ジャングルロッジの裏手にある住居マウンド

②同エリア、ペンシルヴァニア大学調査時代の旧滑走路北東端における旧ピット

です。


①に関しては、また別の機会に詳しく書こうかと思いますが、、、

たぶんですよ???

古典期マヤに帰属するものとしてはこれまでに検出されていない、「土器焼成址」の検出ができちゃったかな~みたいな地点です。

今回の調査を通して、もう少し証拠が見つかり、かついくつかの証明するための論文を書けば、、、

簡単に言えば、

世界初、古代マヤの窯址を発見したよ!ってことになる……ハズですヾ(´ω`=´ω`)ノ

乞う、ご期待!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

②に関してはティカルに堆積している2種類の粘土の堆積状況の確認と、粘土サンプルの取得が目的です。

また2020年、2回目の調査は10月~11月頃を予定しており、ティカル周辺の湖沼、雨季に生じる河川や湿地帯、またその周辺にある主要遺跡における粘土及び砂のサンプル取得と主要土器の鉱物組成分析を実施予定でおります。

楽しい報告ができればいいなと思いつつ、地味な分析を頑張りたいと思います( -д-)ノ


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↑ティカル調査の拠点、フローレス島(「wikipedia」より転載)


これまでの調査報告?


先ほど、「世界初の発見だよ!」って書いてしまったので、特に他に言うことはないんですけどね( -д-)ノ

まぁこれまでは先行研究において、土器製作工房エリアと考えられていた地点のすぐ南を調査していました。

目的はもちろん、「ティカルにおける土器生産体制の解明」です。

すごいジャングルの中だったので、体力的に本当に辛い調査でした。

初めての調査(ホンジュラス、コパン遺跡を入れると二回目)だったのであんまりよく分かってないんですよ。

予備調査みたいなものだったので……

もう一回助成金を獲って、追加調査しないと面白くならないな~と感じています。

まぁただ、これまで多くの研究者が、貴族層を相手に、デカい神殿や豪華な宮殿を対象として調査してきたのに対し、

一般層の住居グループを対象として、しかも何もない広場の中心部やゴミ捨て場を掘って、堆積状況の確認をまず行ったよってのが、日本人らしい地道な掘り方だったかなと思ってます。

個人的には十分な知見を得られましたが、成果としてはインパクトが少なくて……継続的にお金獲りにくい状況になったのは反省しておりますヽ(TдT)ノ

一般層工人集団のことも明らかにしていかねばと思ってますので、今後何とかしますね!



おわりに

ところで先日、リコーの360度カメラ買ったんですよ。

家族とか友人にもティカルの様子を伝えたいなと思いましてね。

でもせっかくなので、youtubeにも乗っけてみようかなと思います。

御朱印集めの際にも撮ってみようかなとは思いますが、ティカル等のマヤ遺跡に関しては2020年2月以降となりますのでご了承ください。

でも今から事前にチャンネル登録して頂けると幸いです。

せっかくなので、研究者が許可ありでなければ入れないようなところも、撮影してみんなに見てもらおうかなとも思っています。

時間あったら、簡単な解説も付けちゃいますよ!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

ということで、チャンネル登録&今後もよろしくお願いします!ヾ(´ω`=´ω`)ノ



↑今度、Youtubeにティカル遺跡とかの動画upするからチャンネル登録してね!↑
↑今は、ほんと何もないけどね!!!( ・Д・)↑

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2019ねん 5がつ 11にち(どよーび、晴れ)

なんだか最近、体調が悪いなと思っていた。

ふと枕を変えてみたら、劇的に快復した気がする!

気のせいだろうか!?( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは、以前の記事における『古典期後期(CE600-900)の土製人形の製作工房がマヤ考古学史上初めて見つかったよ!』って内容を確認したよって話です(*・ω・)ノ


↑ほとんど同内容ですけどね、混乱っぷりが分かる!( ・Д・)


さて、前回の記事で、混乱がありましたが、原文に当たりまして原因が分かりました!

やはり予想通り、最初に参考にした記事が間違っていたようです。

グアテマラ南部の山岳地帯を「南部高地」と呼んでいますが、その中における『コバン市での土製人形製作工房の発見』の記事と、『グアテマラ市における大量の土器破片資料の廃棄』に関する記事を混同して書いていたようです。

恐らく参考にした海外の記事の執筆者は、土製人形の製作工房と同定された遺構から大量の土器破片資料が確認されたことを強く意識したために、現代の考古学者による大量の土器破片資料の廃棄の写真を発掘調査で出土した資料と間違えたのでしょう。

まぁ専門からすれば、前の記事の最後に書いたように、出土した資料と新しく廃棄した資料の違いは明確なのですが( ・Д・)


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まとめると、私が参考にした記事は、本来2つの異なる記事を混ぜてしまっていました。


【元の記事の種類】
記事A:コバン市における土製人形の製作工房の発見
記事B:グアテマラ市、カミナルフユ遺跡の紹介と現代の考古学者による土器資料の大量廃棄に関する記事

【予想される混同の原因】
①両者とも大量の土器破片資料について書いている。
②両者ともマヤ文明、古典期に関する内容である。
③両者ともグアテマラ国内における話である。
④両者とも同時期のマヤ高地における話である。


ということで、今回は記事毎に整理して簡単に紹介します(*^・ェ・)ノ


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記事A:史上初!マヤ高地にて土製人形の製作工房が検出された!

グアテマラ、アルタ・ベラパス県のコバン市に所在するアラゴン遺跡で土製人形の製作工房が検出されました。

この遺跡は私有地にある遺跡であり、新たな建物を建設する工事によってマウンドを削ってる最中に見つかりました。

マウンドとは昔の建造物が崩れて時間が経過したことで土を被った遺構で、マヤ地域の場合は多くの場合、丸みを帯びた長方形の「土饅頭」のような状態になっています。

日本には文化財保護法がありますので、新たな建設工事の際は届け出が必要であり緊急調査がなされるわけですが、海外では多くの場合そのように保護されていません。

大体の場合は近現代の工事によって遺跡や遺構は破壊され、出土した遺物は個人のコレクションになったり、売り飛ばされたり、そのまま破壊・廃棄されたりします。

今回のケースでは工事の主体者がアメリカ人マヤ考古学者の友人だったようで、工事中に多量の土器破片資料が出土したことから連絡を取ったそうです。

検出された土製人形の製作工房は工事によってかなりの部分が破壊された後でしたが、それでも数千点に及ぶ土器破片資料と、400点以上の土製人形や人形の「型」の資料が出土しました。



出土した土器破片資料の分析から、帰属時期は750~900 CE、古典期後期後半と推定されています。

古代マヤ文明にはマヤ文字を刻んだ石碑がありますが、経済に関する情報は含まれていません。

そしてこれまでに古典期に属する明確な土器やその他の土製品に関する製作工房は検出されておらず、重要な発見と言えます。

私も土器経済を明らかにし、そして碑文研究で示される都市国家間の政治的関係との相関性について明らかにしたいと考えていますが、今後マヤ文明における古代経済について少しずつ解明されていく予感がしますね(・∀・)つ


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記事B:現代の考古学者によるカミナルフユ遺跡における多量の土器破片資料の廃棄


この記事の舞台はグアテマラの首都、グアテマラ市にあるカミナルフユ遺跡です。

グアテマラ市(以下、グアテマラシティで記述)は、コバン市よりも約89km、南側のより標高の高い地点に位置しています。

この遺跡は元々は巨大な湖の周辺に栄えた大都市でしたが、近現代における首都の成長と共に大部分が消え去ってしまいました。

上に挙げた2枚目の写真のように、一部が遺跡公園として保存されており、その周辺はすぐに住宅街となっています。

遺跡公園にはJICAの協力で建設された小規模の博物館の他、上に挙げた写真に見られるような古代マヤ文明の建造物が見られる展示があります。

またカミナルフユ遺跡の他の一部であるミラ・フローレス地区は、その名の通り「ミラ・フローレス」と呼ばれるショッピングモールに残っています。

そこでも小規模の博物館の他、神殿マウンドが展示されています。

両者とも規模は小さいですが、比較的新しい建物であることもあり綺麗です。

そして展示されている遺物も展示方法も素敵です(・∀・)つ

グアテマラでもお金のあるところにはあるんですけども、メキシコ等と比較すると文化遺産活用はまだまだですし、所謂「貴重な・美術的価値のある考古資料」以外は一般はもちろん行政面でも興味がないようです。

つまるところ、素敵な資料の展示ケースを買うお金やそのための広いスペースを確保するお金はあるが、分析に使用する他の多量の出土資料を保管しておくスペースを確保するお金はないということです(/TДT)/

で、問題の写真がこれ( -д-)ノ


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実際には日本でも土器資料は廃棄されています。

しっかりと何をどこにどれだけ捨てたかを記録した上でですが。

特に日本では現代の建設工事に伴う緊急調査によって日々膨大な量の考古資料が出土していますから、保管する場所に困るわけですね。

しかし土器の数量化に関する研究や、土器胎土分析等の定量分析に関する研究、そして熊本大学の研究では土器破片資料も重要です。

特に熊本大学の小畑教授によるレプリカ法は土器資料から新たなデータを引き出す方法として非常に面白いなと思っています。


↓このような研究もあります(*・ω・)ノ
↑良かったら併せてどーぞー( -д-)ノ


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確かに増加し続ける全ての資料を保管するのは物理的に無理かもしれませんが努力はしたいですよね。

少なくとも廃棄の前に、現在可能な手法によるデータの採取を全て終えてから廃棄してもらいたいな~と思います。

実際にこのカミナルフユ遺跡で出土した土器破片資料の内、博物館にて保管できないものが、上の写真のように廃棄され始めているようです。

蛍光X線分析装置(中古で300万円、新品で800万円くらいする( ・Д・))をゲットできれば、廃棄前に全部のデータを集成するのにな~と思う今日この頃(´・ω・`)

研究費取れなかったら、やっぱりクラウドファンディングかな。

その時は皆さん、応援よろしくお願いします(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

ちなみに元記事にあった1500万点という数字の出所は、50年ほど前の考古学者が推定したカミナルフユ遺跡全体から出土するであろう総土器破片資料数のようです。

↓捨てられる運命の土器資料からデータを引き出すための機材購入のために応援して下され!( ・Д・)↓

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2019ねん 4がつ 25にち(もくよーび、晴れ)

右足のふくらはぎがツリ続ける病になった(ノ◇≦。) ビェーン!!

今日、明日はめちゃ働く。

そしてGWは酒を断って、のんびり養生することにするヽ(TдT)ノ


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今回の考古学・歴史ニュースは『古典期後期(CE600-900)の土製人形の製作工房がマヤ考古学史上初めて見つかったよ!』って内容です(*・ω・)ノ

本当に久しぶりのマヤ文明ネタです。

専門だからこそ、変なこと書けないなと自然と避けてしまっていたかも知れません( -д-)ノ

ところで実は私は「土器製作址」を探していて、「マヤ史上初の古典期の土器焼成址を発見したよ!」って発表してるんですけどね。

論文として公表になるのは今年(2019年)の7月です。

あと数ヶ月でブログでも記事にして紹介しようかと思ってます。

……さて、今回の発見は個人的に非常に興味深いな~と、ちょっとテーマの方向性は違えど、やられたな~って感じがしています。

もし私の対象遺跡と同じ遺跡で、先にこれだけの発見されたら、正直泣いてますね。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


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今回の発見の舞台は、グアテマラの首都、グアテマラシティにあるカミナルフユ遺跡です。

元々は巨大な湖の周辺に栄えた大都市でしたが、近現代における首都の成長と共に大部分が消え去ってしまいました。

上に挙げた2枚目の写真のように、一部が遺跡公園として保存されており、その周辺はすぐに住宅街となっています。

遺跡公園にはJICAの協力で建設された小規模の博物館の他、上に挙げた写真に見られるような古代マヤ文明の建造物が見られる展示があります。

またカミナルフユ遺跡の他の一部であるミラ・フローレス地区は、その名の通り「ミラ・フローレス」と呼ばれるショッピングモールに残っています。

そこでも小規模の博物館の他、神殿マウンドが展示されています。

両者とも規模は小さいですが、比較的新しい建物であることもあり綺麗です。

そして展示されている遺物も展示方法も素敵です(・∀・)つ


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さて、今回のニュースで発見されたのは「土製人形」です。

人物や動物を造形したものを「Figurines」と呼んでおり、日本語に直訳すると「小像」でしょうか。

実際にめちゃくちゃ大きいサイズの土製像が後古典期(CE900~1521)のメソアメリカ美術様式には見られますが、古代マヤ文明では小サイズのものばかりですので個人的には「小像」で良いかと思います。

日本では土製の偶像ということで「土偶」という名称が聞き慣れていると思いますが、イメージが大きく異なるので本記事では「土製人形」と表現することにします。

上に挙げた写真のように古代マヤ文明の土製人形は丸みを帯びた造形のものが多いです。

この写真の資料は丁寧に磨かれていますが、粗雑に作られた資料も数多く見つかっています。

一方で2枚目の写真に見られるように、古典期後期にハイナ島で生産された土製人形は非常に精巧な作りであることが特徴的です。


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上に挙げた写真の内、2枚目は明らかに「型」ですね。

1枚目は実見として押してみたものなのでしょうか。

これだと型取りにならないですよね( ・Д・)

でも焼成しているように見えるんだよな(`・ω・´)

・・・さて、参考にしている元記事がコバン市における土製人形の「型」を含む大量の土器破片資料の出土について書いているのですが、すぐにカミナルフユ遺跡の話になるのです。

両方ともマヤ高地だし、距離的にまぁまぁ近いとは言え、けっこう離れています。

遺跡としては別物です。

これは元記事書いた人が間違えているのか、私の訳がおかしいのか(斜め読みしてます(´・ω・`))・・・

なんだか、やな予感がします。


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原文はサイエンス誌に掲載されたようで、膨大な量の土器資料は1つのマウンドから1立方フィートの土壌あたり7000点の破片が発見されたそうです。

さらにマウンド全体では500000点の未使用の土器の残骸を含む合計1500万点の破片が含まれているそうです。

サイエンス誌に載ったとは言え、「未使用の土器」ってどういうこと?

てかこの写真何!?

完全に新しく捨ててるよね!?( ・Д・)

ちょっとサイエンス誌の原文読んで、事実確認し、次回報告します( -д-)ノ

↓こんな終わり方ですみまてん( ・Д・)↓

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2019ねん 2がつ 1にち(きんよーび、雪)

寒い!

フロントガラス凍って、前見えなかった!( ・Д・)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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今回紹介する考古学・歴史ニュースは『PCやスマホ上で大英博物館の中を歩けるよ!』というものです。

実際には2015年末には一般公開されていたので『ニュース』ってほど新しくはないのですが、私は知らなかったもので紹介することにしました!


インターネットでの公開のために大英博物館における収蔵品の内、4,500点以上が写真撮影されたそうです。現在までに6894点の資料が撮影され、ネット上で見ることができます!

また館内の写真も多数撮られ、そのデータを基にしたヴァーチャル・ミュージアム内を歩き回って鑑賞することができるのです。






下に大英博物館の公開デジタルデータにアクセスできるページのリンクを貼っておきます。




さて、上に挙げた写真のように、様々な資料の写真データがあって、眺めているだけでも楽しいです。

歴史好きにとっては時系列で資料を並び替えて表示できるのもニクイ仕様となってます(*・ω・)ノ


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ちなみに私個人に関するものとしてはメソアメリカに関する歴史的な資料が多数データ化されています。

古代マヤ文明に関する研究初期の考古学者、アルフレッド・モーズリーを始めとして、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスにおける古い資料群(計2700点程度)が見られます。



上に挙げた写真のように、ティカル遺跡に関する発見当時・調査初期における神殿の姿を映した写真や、当時の文書が見られます。


古い考古記録というのも、また別の『歴史』を感じさせるもので、見てていいなぁ~と思ってしまいました( -д-)ノ



・・・・・・ヴァーチャル・ツアーも試しにやってみましたが、大英博物館を訪れたことがないこともあり、土地勘がないというか・・・

めちゃくちゃ広いので、どこに何があるかもわからず、ひたすら練り歩いてました。


ちなみに意味なく、わけ分からんとこの博物館の壁を拡大して見つめるなんてこともできます( ・Д・)


時間に余裕がある時にじっくり散策するか、前もって大英博物館の別の公式ページ(日本語表示に変更可能)で館内見取り図を頭に入れておいた方が良いですね。


平面的に広いだけではなく、複数階層ありますから!(*・ω・)ノ



・・・・・・今はヴァーチャルで楽しむけど、いつか訪れて直接見てみたいものですね!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

↓ぽちっと押すか、拡散するか、さぁ選びなさい!( ・Д・)↓

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