マヤ地域はその気候的特徴として極端な季節的干ばつの影響を受ける地域です。
このゼオライトは、『旧大陸』では古くから優れた吸収性を持つ鉱物として認識されていました。
砂等を用いた最も古い浄水形態はヨーロッパや南アジアで発生したと推定されているものの、ゼオライトが水質浄化のために利用されるようになったのは20世紀に入ってからと考えられてきました。
今回の研究で、ティカルの人々は都市の北東30kmにある粗い結晶の凝灰岩からゼオライトと石英結晶を採取したと推定されています。
このティカルにおける浄水システムの建設は紀元前250年頃です。