歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:ミイラ

2018ねん 7がつ 28にち(どよーび、めっちゃ晴れ)

空が青い!

遠くに見える山が綺麗!

昔、大学の先輩が言っていた……

みんな大体、考古学の他に宇宙や恐竜が好きだったと。

考古学専攻の人間はそもそも、時間的あるいは物理的に遠い何かに惹かれる傾向にあるのだと。

青くどこまでも広がる空と、遠くに連なる山々。

私の知的好奇心の原点を「再発見」した心地だ。


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今回紹介するのは、青銅器時代にイタリア、オーストリア国境近くで起きた「アイスマン殺人事件」です。

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ガイシャは1991年9月19日に、アルプス登山のルートから外れた場所を歩いていたニュルンベルクからの観光客によって、溶けた雪の下からミイラ化した状態で発見されました。

調べによると、ガイシャはイタリア、ボルツァーノ県ヴェルトゥルノ近辺に住む46才(推定年齢45~46歳)の男性です。無職ではないと思われ、恐らく牧畜を営んでいたかと思われますが、今のところ詳しいことは分かっていません。

鑑識によると遺体発見当時にガイシャの周りに散乱していたガイシャの持ち物と思われる品から、事件が発生したのは今からおよそ5300年前の青銅器時代前期と推定されています。

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当時ガイシャは、靴底が丈夫な熊の毛皮製の靴、革のゲートル、色違いのを縦縞模様に継ぎ接いで作った外套を着こんでおり、またベルトに附属する小型袋にはフリント(火打石)やスクレイパー(石製工具)、乾燥したキノコなどを入れていました。頭には熊の毛皮で作られた顎紐付きのフードを被っていたようです。

不思議なのは、アイスマン殺害当時、ガイシャは「作りかけの弓矢」や「精錬された銅製の斧」を所持していた点ですね。

また聞き込みによると、ガイシャは背中や脚に刺青を入れていましたが暴力団との繋がりはなく、腰痛持ちであったためにツボ療法の一環として刺青を入れていたようです。

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↑警部、アイスマンの検死解剖の様子です!(「ナショナルジオグラフィック」の記事内画像より転載)

……検死解剖の結果が出ました!。ガイシャは当初凍死したと思われていましたが、違ったようです。

X線撮影調査では左肩に「矢尻」が見つかり、これが死因である可能性が高いと分かりました。またコンピューター断層撮影装置により、「矢じり」による動脈を損傷した結果、失血死したことが判明しました。

加えて、右眼窩に骨にまで到達する裂傷が認められ、更に後頭部に即死に至る量の脳内出血の痕跡があることが分かりました。

これは彼を殺害した人物がガイシャに止めを刺すべく、矢を受けて倒れた彼の後頭部を石などの鈍器で殴ったと推測できるとのことです。また、彼を殺傷した矢の軸は見つかっておらず、殺害者が証拠隠滅のために持ち帰った可能性があります。

胃の内容物からは、最期にアカシカやヤギの肉と脂肪、ヒトツブコムギ等の穀類を食べていたことが分かりました。繊維、タンパク質、エネルギー豊富な多量の脂肪という雪の残る寒い高山に登るためによく準備された食事を摂っていたようです。

このことから、ガイシャが部族間の争いに巻き込まれ、山を越えて逃亡する最中に死亡したという線は薄いと考えられます。

またアイスマンの死亡時期は4月頃との推定結果が出ていますが、残雪が大量にある季節に3,000mを越える高地に登った理由が分かりません。

ガイシャの胃や腸から検出された花粉からは、彼が死ぬ直前の数日間の間に、モミが生える標高の高い場所から一度低い場所に移動した後、またすぐにモミが生える場所へ行くという強行軍を行っていた事も推測されましたが、このような行動の理由も分かっていません。

一方で4月は積雪がまだひどく山を登ることは不可能とする意見もあります。発見現場で採取された花粉が8~9月頃のものであることなどから、4月に麓で死亡した後に夏場に山の上に埋葬されたという説も浮上しています。

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結局、犯人が誰かは分かりませんが、アイスマン(愛称:エッツィ)の最期については、彼の発見から30年の歳月をかけて少しずつ分かってきています。

さて、考古学や関連諸科学領域で分かることを、「刑事もの」風にするとこんな感じになるのですね~。やっぱり犯人分からないとオチがないですかね?

考古学で犯人捜しするには、犯人にも近くで死んでもらって、ミイラ化等の方法で残存してもらわないと困ります( ・Д・)

今回の犯人は青銅器時代前期において証拠隠滅するくらいの相手ですからね、ちょいと考古学者には荷が重いかな~( -д-)ノ 

皆さんも、もし不幸に見舞われた際にはダイイングメッセージなどの直接的な証拠をガンガン残すようご協力お願いします。血文字はダメです。永く遺すには石に刻むことをお勧めします(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

↓やっぱり名探偵の道のりは遠いやヽ(TдT)ノ……それ、ぽちっとな!(ノд・。) グスン↓

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2018ねん 5がつ 15にち(かよーび、晴れ)

動物と少し触れ合った。

アルパカはデカかった。

アルパカにもイケメンとしょぼい顔のこがいた( ー`дー´)キリッ&ショボーン(´・ω・`)

動物たちの舌がやけに肥えていることに気付いた。

負けじといいものを食べたくなった!

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↑奈良県の仏像もといタイムカプセル、中はぎちぎちです!(Japaaan Magazineの記事より転載)

【目次】
  1. 奈良県の仏像は宝箱だった!
  2. オランダの仏像は棺桶だった!
  3. おわりに ー仏像ってタイムカプセルだわ、全部調べようよ!ー

1.奈良県の仏像は宝箱だった!
奈良県、奈良市にある法華寺(法華寺)が所蔵する仏像「文殊菩薩坐像(もんじゅぼさつざぞう)」の内部に大量の納入品があることが分かりました!

この仏像は鎌倉時代の作品だそうで、頭部内に巻子(かんす;巻物)や舎利容器などの約30点、胴部には巻子を中心に約150点もの納入品が詰め込まれていたんだそうです。

そのぎっちり感はこちら↓
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↑スキャンによる断面図(プレスリリースより転載)

めっちゃ入っとる~!想像以上に詰め込まれてますよね~!オオーw(*゚o゚*)w

この仏像に対しては2012年に一次調査が行われて仏像内の納入品の存在が確認されていたそうです。2017年に大型の文化財用X線CTスキャナを用いての調査が行われ、このようなデータが得られたとのこと。

しかも造立されてから一度も開けた痕跡がないことから、鎌倉時代の貴重な資料が保管されている可能性が高いそうです。

それにしても何のために納入したのでしょうね。埋納儀礼のようなものなのでしょうか。あるいは隠して保管したかったのでしょうか。中に入れた理由とか一通の手紙でいいから、記してくれると助かるのに!( -д-)ノ


2.オランダの仏像は棺桶だった!
さてさて、仏像に対してX線分析やCTスキャンをかけた事例は他にもあるのです。それがオランダ、ドレンテ博物館に所蔵されている仏像です。

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↑仏像の内部に人の骨格が見えます(「カラパイア」さんの記事より転載)

仏像にCTスキャンにかけたところ、仏像の内部に1100年前に死亡したとされる僧侶のミイラが入っていることが分かったのです。

このミイラは位の高い僧侶のものとされており、瞑想を続けて絶命しミイラになった即身仏を銅像に入れたのではないかと考えられているそうです。

すごいですよね、仏像はもう棺桶ですよ。まぁ即身仏を銅像に入れたという表現が適切かは分かりませんけど、棺桶って色んなサイズを作っておいて故人の身長に合わせて適切なのを選びますし、時に故人に合わせてオーダーメイドしますよね。

画像をみたところかなりジャストフィットしてますから、ミイラ化した即身仏に合わせて仏像を造立させたんでしょうね。そうだとすると、入れたというよりは覆ったという方が適切かもしれません。瞑想する姿を未来永劫に残して、より高い位の僧侶や仏陀になることを願って行った行為のように感じますね。


3.おわりに -仏像ってタイムカプセルだわ、全部調べようよ!-
仏像の歴史は非常に古いのです。さらに仏教って偶像崇拝を禁止してませんので、世界中に多量の仏像が現存しています。

しかしこのようなスキャンによる内部の確認は、これまでほとんど行われていないそうです。だとするとこれからもっともっとこのような事例が発見されることが期待できます。

もちろん宗教上の問題として、すっと分析させてくれないかも知れませんが、遥か古の先達者の残した奥義、秘儀があるかも知れないとしたら、分析させてくれるかも知れません。

とりあえず博物館所蔵の仏像を片っ端からスキャンして、事例を増やし周知させることが重要かも知れませんね。中の巻物等の保存状態が気になるところではありますが、仏像の歴史的価値がうなぎ登りの予感です。

古代の仏像がタイムカプセルとして周知される日も近いかも知れません!

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