2019ねん 4がつ 16にち(かよーび、晴れ)
色々なものに手を出し過ぎているせいか、終わらん!
平成最後の気合いで頑張り抜きたい!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
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今回の考古学・歴史ニュースは『ノルウェーで、バイキング王の棺として船を地中に埋めちゃった墓が見つかったよ!』ってことです(*・ω・)ノ
発見の舞台はノルウェーです。
首都であるオスロの近郊に走る「道路のすぐ近く」で見つかりました。
上に挙げた写真のように、調査グループは農作業に使うような小型トラクターの前方に地中探査レーダーを取り付けて走らせました。
トラクターの奥に見える小高い丘が墳丘であり、その周辺を探査したのです。
上の写真の黒っぽく見えている部分がレーダーで探査したエリアになります。
こう見ると本当に主要幹線道路のすぐ傍に位置しているのが分かります。
レーダー画像と航空写真(たぶんドローンの写真)を組み合わせた画像です。
右下の大きな赤丸部が、最初に挙げた写真にあった墳丘です。
中央部には他にも赤丸部がいくつかあってそれぞれがお墓です。
元々は塚状だったようですが、現在は現地表面が平らにされています。
一方で黄色の長方形部は建造物址です。
そしてちょうど中央付近にある赤丸部の中に緑色の木の葉形が見られる箇所が今回の重要な発見箇所です。
この赤丸部&木の葉状部分を拡大した地中レーダー画像がこちらです。
もうお気付きのように、木の葉状部分が埋められたバイキング船で全長は約20mです。
けっこう長い細長い船ですが、「ロングシップ」というそのままな感じの名称のバイキングの船だそうです。
船は現地表面から僅か61cm程度の位置に埋まっていることが分かりました。
農作業といった近現代の人間活動による攪乱で壊されずによく残ったなという印象ですね!(*・ω・)ノ
また地中探査レーダーのデータから、かなり保存状態が良さそうなことが分かっています。
発掘調査は破壊の側面もあります。
一度土から出してしまうと木製の遺物は一気に腐敗することもあります。
そのため船を取り出すような発掘調査はひとまず行わずに、レーダー等を用いた周辺の状況の記録を優先していくそうです。
↑ノルウェーのバイキング船博物館に展示されている船(「NACIONAL GEOGRAPHIC」の記事内画像より転載;credit: Omar Marques, ANADOLU AGENCY/GETTY IMAGES)
さて、ノルウェーではこれまでに発見されている保存状態の良いバイキング船(ロングシップ)は3隻のみだそうです。
ですので、今回のはとてもレアな発見になります(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
見つかった船の帰属時期は不明ですが、その形態から恐らく1000年以上前のものと推定されています。
今後の調査で船を発掘調査し、船体に使われた材木を分析することでより正確な年代が判明するでしょうね。
今回発見された船はバイキングの王または女王の墓として使われたと考えられており、バイキング船を使った墓としては最大級だそうです。
20mもある船を海から引き揚げて、内陸部まで運んだわけですから、単純に豪華な棺を作るよりも大変だったかも知れません。
「海に生きる者として船と共に眠る」というのは、何だか現代の私達にとってもカッコイイな~と、往時のバイキング王の力強さを感じてしまいますねヾ(´ω`=´ω`)ノ
↓やっぱ一度は王墓を発掘してみたい!(*^・ェ・)ノ↓