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歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:ローマ

2021ねん 2がつ 16にち(かよーび、雪)

次々と仕事をこなしているが、記事やYouTube動画のための時間がないぞヽ(TдT)ノ

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↑これ履いてランニングに行ける!( ・Д・)(「歩け、マヤ」で加工・作成)


今回の考古学・歴史ニュースは「レアな発見なのは間違いないけど、モノがいいのか、古代の靴ってけっこう残るのね!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台は主にローマです。

ところで恐竜の化石ってレアものじゃないですか?

かつてたくさん恐竜はいたわけですけど、全部が化石として残るわけではなく、奇跡的な確率で現代において化石として見つかるわけです。

広域に分布していて、色んな環境で生きており、かつ死亡したので、その埋没環境によっては残ることもあるわけです。

さて、イメージし易いかなと思い、恐竜の化石を例に挙げましたが、古代ローマの品々も似たようなものだと思います。

「古代ローマ」とひと口に言ってもその歴史はとっても長いですし、その領域もとっても広大だったので、本来はほとんど残存しないような遺物が残ることもあるわけです(・∀・)つ

今回の場合はそのレアな遺物は「靴」なわけですが、大げさですが靴屋さんを開けそうな位、思いの外たくさん出土事例があるので紹介したいなと思いますヾ(´ω`=´ω`)ノ


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上に挙げたのは古代ローマのインソールと靴底です。

靴底は堅そう、丈夫そうなので比較的残りやすいのかなって気もしますが、中敷きもたくさん残ってますね!

どれもしっかりと足形になっていて、現代のインソールと何ら変わりないようにも見えます。

現代社会における靴は合皮製品も多いですし、何より大量生産品です。

これらの古代ローマ期の靴は手作りの品ですから、しっかりと個人に合わせて採寸して作ってるオーダーメイド品でしょうし、本革を贅沢に使った品ですから、自然と現代の有名ブランド品のように品質が高いのでしょうね(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!




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これらは主にイギリスの博物館に所蔵されている古代ローマの靴です。

どれも立派で、素敵なデザインです。

特に最後の靴なんて、その辺で売ってそうですよ!(・∀・)つ

オーパーツとか大好きな人たちも少なくないですけど、こういった現代的なデザインの遺物を扱わないのはなんでだろう?って思っちゃいますね。

この素敵な写真を見せられて、「タイムマシンで過去に行って靴を落として来たんだ!」とか言われたなら、私でもちょいと気になる( -д-)ノ

ちなみに靴屋さんのディスプレイのように見えるのは、イギリスのヴィンドランダ博物館の展示の様子です。

このヴィンドランダには古代ローマ期の遺跡があり、そこからたくさんの保存状態のいい靴がたくさん出土したことで有名なのだそうですヾ(´ω`=´ω`)ノ

この遺跡には有名な靴職人の工房があったのかも知れませんね!


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さて、最後に紹介するのがサムネイル画像にも使った古代ローマの靴です。

これは現在のドイツに所在するザールブルク砦で見つかったもので、約2000年前の遺物になります。

この砦は西暦90年に建造され、西暦260年まで使用されており、周辺の村落を合わせて最大で約2,000人が住んでいました。

この靴は女性のもので、砦に関連する身分の高い人物の靴と考えられています。

保存状態の良さもスゴイですが、デザインの美しさにも目を奪われますね(・∀・)つ


・・・まぁ落ち着いて考えてみるとローマってイタリアですし、現代でもイタリアにはたくさんの有名ブランドがありますから、古代ローマ期のような遥か昔から優秀な職人を産み育ててきた土地だと言われても納得できます( ・Д・)

さて、この最後のとっても素敵な靴以外にも素敵なデザインの古代ローマの靴を紹介してきましたが、何故こんなにも素敵なのでしょう?

靴の機能は足の保護が第一ですし、暖かさも与えてくれます。

その一方でまさに現代社会における高級ブランド品の如く、当時の靴はステータスシンボルとして機能していたからなのです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

この事例のように女性用の靴の場合は、靴紐の他に装飾的な刺繍や模様が加えられることが多く、その精巧さでステータスの高さを表現していたのです。




おわりに

今回の記事で出てきた「ステータスシンボル」、これは人類学や考古学では「威信財」として頻繁に登場します。

高価な品である奢侈品と威信財の区分はよく検討しなければならないなと、今後の課題としてかなり放置している私ではありますが、、、

現代社会でも高価な品は一種のステータスシンボルとして機能していますよね?

例えば、お金持ちは家が大きく、テレビもでっかく、国内外の高級車を「無駄に」何台も保有していて、アルマーニやロレックスなどの高級ブランド品に身を包み、超高級なイイものをいつも食べてる、、、ってイメージありません?

そう思うとやはり古代から現在に至るまで、「人間なんて結局そんなもん」、「本質的に全然変わっていない無駄に偉そうな動物」に思えます( -д-)ノ

ちょっと言い過ぎかも知れないですけれどね、『私は研究対象として人間の特別視を止めたい立場』なので許して下さい( ・Д・)

まぁそんなこんなで、人の世はいつの時代も、高価な奢侈品は威信財とまでは行かずとも「ステータスシンボル」の性格を常に有しているものなのです。

例えそれが自己満足だとしても!( ・Д・)



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2020ねん 2がつ 10にち(げつよーび、晴れ)

眠い、しかし今週もまた調査開始や。

墓を出してテンション上げねば( -д-)ノ


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今回の考古学・歴史ニュースは「ヴェスビオ火山の噴火は激しく、古代ローマの人の脳みそがガラス化するほどだったよ!」ってお話です(*・ω・)ノ

これまでもかつての巨大な火山噴火に関して、そして特にヴェスビオ火山の噴火とポンペイの悲劇についていくつか記事を書いてきました。

↓このようなやつです。







現在のイタリアに位置するヴェスヴィオ火山の噴火によりかつて甚大な被害を被った町としてポンペイがやはり一番有名です。


しかし当然、ヴェスヴィオ火山の周辺にあった古代都市も大きな被害を受けていたわけで、今回はそのような他の都市の一つのお話なのです。


さて今回ご紹介する悲劇の町は、古代ローマ都市、ヘルクラネウムです。


最初に挙げた画像にあるように、この都市でも多くの被害者の遺体が発見されており、彼らの遺骨の分析を通して死亡時の状況を明らかにしました。


分析の対象となったのは、噴火の際に舟小屋へ逃げ込んだものの高熱の火砕流に飲み込まれて死亡してしまった152人の遺骨です。



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↑ヘルクラネウムの町並み(「Tiques」の記事内画像より転載)



これまでの研究ではヘルクラネウムの人々の皮膚や軟組織は500度にも達したとみられる高温にさらされて蒸発し、ほぼ即死状態だったと考えられてきました。


しかし新たな研究により状況によっては400度未満の温度であった可能性が指摘されています。


つまり彼らは一瞬で蒸発したのではなく、有毒な煙で息を詰まらせながら時間をかけて焼け死んだと考えられるのです。


舟小屋の壁全体に熱が伝わり、生きながらオーブンで焼かれるような苦しみだったと思われます。


またこの古代都市ヘルクラネウムの被害者の頭蓋骨の内部を分析したところ、脳の残滓が検出された事例が出てきました。


つまり脳みそが高温にさらされることでガラス化していることが確認されたのです。


それがこれです↓

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形は歪ですが、真っ黒で光沢があるので黒曜石みたいになってますねΣ(・ω・ノ)ノ

従来、ポンペイやヘルクラネウムの人々はほぼ即死であったと考えられてきましたが、地点や被害状況によって様々な死に方をしたことが分かってきています。

ポンペイに比べるとヘルクラネウムの方がより高温の火砕流の被害を受けていたという真逆の分析結果も出ていますので、事態はかなり複雑なようです( -д-)ノ

幸か不幸か大量の火山灰に埋もれているため遺骨や遺構の保存状態は比較的良好です。

今後も新たな発見が十分に期待されます(*・ω・)ノ

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