頑張りますかーい!(。・ω・)ノ゙
ところがホワイト総督らが上陸してみると誰もやってきませんでした。入植地内にも誰もおらず、代わりに木に刻まれた文字を見つけました。それは事前に決めていた約束事で、万が一「島を去るときには行き先を木か柱に刻んでいく」、さらに「緊急事態の場合には十字も彫っていく」というものでした。
「十字」など災難を意味するものは見つからなかったけれど、「CRO」と刻まれた木と「CROATOAN」と刻まれた防御柵の一部の柱を見つけました。この防御柵はホワイトが発った3年前にはなかったものだったそうで、入植者たちが敵の襲来に備えていた可能性が指摘されています。

↑樹に刻まれた「CROATOAN」の文字を発見した英国人たち(「NAVERまとめ」の記事内画像より転載)
ホワイト総督は物資と、植民地事業主であるウォルター・ローリーの意向によって、115名の入植者を捜索することができませんでした。そうして「失われた植民地」、「消えた115名」はひとつの歴史ミステリーとして400年もの間語り継がれてきたのです。
さて、クロアトアン(CROATOAN)とは、ロアノーク島の南にある細長い島と、そこに住む先住民の両方を指すとのことです。クロアトアン族はカロライナ・アルゴンキン語を話し、英国からの入植者と良好な関係を築いていたようです。
このロアノーク島のミステリーは様々な人々によってその答えを、消えた彼らの行方を探求されてきたわけですが、2011年にノースカロライナ大学の経済学の教授が(彼はこのミステリーが幼少期から大好きだった)、ホワイトが描いた地図の復刻版を眺めていて2カ所に小さな紙片が原画の上から貼られていることに気付きました。
彼は大英博物館に要請し、原画に光を当ててみたところ、「砦を意味する星形」が1カ所の紙片の下から浮かび上がってきたのです!
意外だったのはその場所であり、ロアノーク島やクロアトアン島ではなく、80キロほど離れたアルベマール湾の西端に面する陸地でした。実際にホワイト総督の記述の中に、入植者たちがロアノーク島から西に約80キロ離れた本土に移転を計画していたというものがあり、これが地図の星の位置と一致するのです。
さらに紙片を詳しく調べると、尿をインク代わりにして描いたのか砦の輪郭がほとんど見えないほどの薄さで描かれていることが判明しました。つまり紙片は何らかの誤りを修正するというより、知られてはいけないことを隠す意図で貼られた可能性が指摘されています。
この砦の地点、「サイトX」の調査は近年開始されたとのことで、新しい発見に期待できそうです!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
↑ホワイトの古地図に貼られた紙片とその下部に隠された砦を意味する星形状マーク(「UBIQUE」の記事内画像より転載)

↑現在の地図で見た各ポイントの位置関係(「Google マップ」の該当位置の画像を一部加工)
さて、食糧難の中、115名という多くの人が遥か遠くまで砦を造りに行ったのでしょうか。ほんとにどこに行ってしまったのでしょうね~(´・ω・`) 久々に心からワクワクするストーリーで、今後の展開が本当に楽しみです(。・ω・)ノ゙