2018ねん 5がつ 25にち(きんよーび、晴れ)

眠い(ρД-)

とても眠い(ρД-)

あくびがでまくる٩(๑´0`๑)۶

なのに眠れない……

前にもあったな、こういうの( -д-)ノ

今日は寝る努力をします!( ・Д・)

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今回、ご紹介するのは6世紀に東ローマ帝国で生じた「ユスティニアヌスの疫病」についてです!上の写真は戦闘の際の犠牲者の集団埋葬の検出状況です。スタッフからすると3m×2mに人骨集中が見られ、折り重なるようにかたまっていますね。保存状態がとても良いので、ちょっと怖い感じがします( ・Д・)

さて、今回のテーマである「ユスティニアヌスの疫病」は、西暦541-542年に、首都コンスタンティノープルを含む東ローマ帝国(ビザンツ帝国)を中心として起きたもので、古代のパンデミックのひとつです。人類史の中で最も大きな災害の一つでした。まぁ一般的には14世紀の疫病(ペスト;黒死病)が最も有名ですね。



この疫病は、ビザンツ帝国、特に首都コンスタンティノープルや他の地中海港、ササン朝に影響を与えたユスティニアヌス1世(527  -  565 AD)にちなんで命名されました。ちなみにビザンツ帝国のユスティニアヌス自身は疫病に巻き込まれましたが、回復したと言われています。すごい生命力ですΣ(・ω・ノ)ノ

これまで同時代にはエジプトにて最も致命的な疫病の流行が起きていたためエジプトが疫病の起源と考えられていました。つまりトルコのイスタンブール、コンスタンティノープルでのユスティニアン・ペストの流行は、エジプトから到着した穀物船でラット(ネズミが原因;黒死病と同じですね)が市内に運ばれた結果としてパンデミックとなったと考えられていました。



しかし541〜542年頃にアジアでも2500万人が死亡している可能性があることがわかり、この疫病の原因が、ユーラシア大陸のフン族の西への移動に関連している可能性があるということが示唆されました。

この発見は、ユーゴスラビアの草原で発掘された137体のヒトの骨格に見られるDNAの分析から判明したもので、上記写真のモンゴルの戦闘犠牲者の大量埋葬の人骨も分析対象でした。分析に用いられたこれらの匈奴の戦士たちは、後にフン族として知られる遊牧民と系統関係にあります。



ユーラシア大草原地域は広大な地域で、中国北東部から中部ヨーロッパのハンガリーまで約8,000キロメートルにわたって広がっており、検体サンプルの該当時期は2,500 BC〜1,500 ADといった大きな範囲をカバーしています。科学者たちは、これらの検体のゲノム情報から「ユスティニアヌスの疫病」に関係するペスト系のDNAを回収に成功しました。

DNAの分析結果から、これらのフン族の人骨の内のいくつかから、ヨーロッパにおいて何百万人もの人々を殺した「ユスティニアヌスの疫病」の基本的な形が見つかったのです!(。・ω・)ノ゙

このような広範な年代の人骨の分析によって「ユスティニアヌスの疫病」の起源が紀元200年頃にさかのぼり、疫病がヨーロッパを襲った数百年前のことであることが新たに分かったのです。またこのペスト系統のDNA解析は、14世紀の黒死病と同様に、ノミを介した感染を可能にする突然変異形があることも判明しました!(*・ω・)ノ

つまるところ、ウィルスの歴史が明らかになったのです!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


さて加えて、関連する別の研究ではユーラシア大陸の古代人のB型肝炎を発見したそうです!

12人の古代人から回収されたウイルス配列から発見され、ヒトにおけるB型肝炎ウイルス(HBV)の最も古い証拠だそうでです。



これによって私達はB型肝炎ウイルスの歴史を解明しつつあるわけです。2015年度のデータでは地球人口の内、約2億7,700万人ものがB型肝炎ウイルスに感染していると推定されています。そして肝臓癌などの合併症のため約88万7000人が死亡したそうです。

さて、おわりとしまして、今回のテーマは最終的に「ウィルスの歴史」になったわけです。こう考えると考古学調査ってすごく現代医学とも繋がってるんだなと、正直驚きました!(つд⊂)ゴシゴシ 考古学すごいぞ!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

……あと余談ですけどね、生物兵器ってあるじゃないですか? 古代中国の歴史資料の記述に、匈奴の戦士たちは羊の死体を水源に入れて生物攻撃を行ってたそうです!



いやぁ、何でも起源は古くて、何でも歴史があるのだなぁと思いました( -д-)ノ 専門外のことを記事にすると翻訳・要約が中心となって面白く書けないなぁと思ってましたけど、私自身が勉強になって面白いですわ!

皆さんが楽しめる記事を書けるよう、これからも少しずつ知識を増やしていきますね(。・ω・)ノ゙ 皆さんも色々な記事を読んで、考古学・歴史に興味を持って頂ければ幸いです。

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