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歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:古墳時代

2020ねん 9がつ 26にち(どよーび、晴れ)

書きたいニュースは山ほどあるな~(*^・ェ・)ノ


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↑どう? デカいよね!?(*^・ェ・)ノ(「毎日新聞」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「とってもデカい埴輪とか出たよ~!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


上に挙げた写真でもうお分かり頂けたかも知れませんが、今回の遺物はどれも保存状態が良好です。

破片なのですが、調整がしっかりしていて、器面の状態が良いのです。

今回色々な角度の写真を載せますが、

どれもとても綺麗ですよ!ヾ(´ω`=´ω`)ノ



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今回の発見の舞台は大阪府の羽曳野市、藤井寺市にまたがる陵東遺跡です。


この遺跡から溝状遺構が検出され、その中から盾持ち人、力士、男子像の人物埴輪が3体出土しました。

帰属時期はいずれも5世紀後半から6世紀初めと考えられています。




3点の人物埴輪の内、盾持ち人埴輪は頭部だけが出土しました。


首が長いように見えますが、これは差し込み部分です。


こうした差し込み式の頭部は盾持ち人埴輪に見られる特徴なのですが、盾の部分は見つかりませんでした。


ちなみにこの頭部パーツのサイズは長さ60cm、幅25cmもあり、見つかっていない盾部分も含めると、まさに等身大で、人と同じぐらいの大きさだったと予想されていますΣ(・ω・ノ)ノ



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↑拡大しても美しい!(・∀・)つ(「毎日新聞」の記事内画像より転載)



上に挙げた写真で分かるように、目の周辺には入れ墨を表現した可能性がある沈線が入っています。


精巧な沈線ですよね!


鼻や口、顎もしっかり作られています。




ところで、口の上にある長方形状の切り込みラインはなんだろう……( ・Д・)


中心軸から向かって右に外れているし、沈線だから粘土が柔らかい内に意図的に加えてるんだけども、、、


下に挙げた他の「盾持ち人埴輪」の事例だと口元はいたって普通ですよね。


なんだか気になるなぁ( ・Д・)



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↑盾持ち人埴輪は完形だとこんな感じ!(「451のミニベロ」さんの記事内画像より転載)



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↑この子たち、めちゃ笑ってますねヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ(「フクヘン。」さんの記事内画像より転載)



通常の人物埴輪は無表情なものが多いです。


それにに対して、盾持ち人埴輪は威嚇や笑いの表情を有していた李、入れ墨表現のあるものが多いようです。


上に挙げた1枚目は盾持ち人埴輪ですが無表情ですね。


一方で2枚目の方は思いっきり笑ってますね(・∀・)つ(・∀・)つ(・∀・)つ



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おわりに

今回の出土品は、「いかにも精巧に作られた!」って感じの遺物です。

どう撮っても絵になる美しさですね~ヾ(´ω`=´ω`)ノ


それほどに綺麗な品なのに、今回は溝状遺構内部からごちゃっと出土したわけですから、

恐らく本来近くの古墳に配置されていたものが、何かしらの理由でこの場所に廃棄された可能性が指摘されています。

ねぇ、もし完形で出てたら国宝級でない!?( ・Д・)


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2020ねん 9がつ 26にち(どよーび、晴れ)

充実している=疲れ果て気絶するように夜眠る、ことではないかと思い始めた(((( ;゚д゚)))


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↑これが力士なのね(*^・ェ・)ノ(「四国新聞」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「埴輪の破片を接合してみたら最古の力士埴輪だったってことが分かったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


今回の舞台は島根県、松江市に所在する石屋古墳です。

この古墳は宅地造成に際して新たに発見されたものですが、5世紀半ばに帰属する1辺約40mの大きな方墳です。

方墳の多い出雲地方の中でも最大級の規模をもつだけではなく、墳丘稜線の遺存状況も極めて良好です。

そのため方墳の典型を示すものとして大変貴重であるとし、「史跡名勝天然記念物」に指定されています。




この古墳からは様々な完形・半完形の埴輪が出土していますが、バラバラの埴輪片も多数出土しています。

この破片を接合し、全体を復元したところ、最古の力士埴輪であることが分かりました。

これはこれまでに最古とされてきた奈良県橿原市の四条古墳群で見つかった5世紀後半の力士埴輪をやや遡ると推定されています。




石屋古墳では力士や武人など6体の人物埴輪が確認されています。

うち4体は両脚で立つ全身像とみられています。

上に挙げた写真のように、力士埴輪は下半身部分(高さ約80cm)がほぼ復元でき、右腰にまわしとみられる帯状のものが確認できました。

本来、この力士埴輪の高さは推定で120cmを超える可能性があるそうです。



また上に挙げたような馬形や椅子形も確認されました。

女性は立ち膝しているようで、埴輪のサイズが良く分かるかと思います。

馬形埴輪も全長1mあるのです( ・Д・)

ちなみに手前の変わった形のものは「椅子形」で、そこに人物埴輪が座っていた痕跡が残っているそうです(*・ω・)ノ





おわりに

やっぱ最古っていいですね~(*・ω・)ノ

そして埴輪って色んな形があって面白いですよね。

当時のことを知る手がかりとしても興味深いなと思います。



博物館行きたくなってきた……


私も古墳ファンになるかなっ!( ・Д・)


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2020ねん 2がつ 23にち(どよーび、くもり)

こっちの大学の考古学雑誌の締め切りまで、ちょうど1週間。

書籍の修正まで2週間。

報告書の提出まで3週間。

更に抱えてる論文2本、、、死んだ( ・Д・)


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↑出土した完形の銅鏡(「奈良新聞」の記事内画像を一部加工)
柳田康雄氏提供「CNN」の記事内画像より転載;credit: Antiquity Publications Ltd)


今回の考古学・歴史ニュースは「古墳時代の井戸から完形の銅鏡が出土したよ!」ってお話です(*・ω・)ノ

発見があったのは奈良県天理市の櫟本(いちのもと)町です。

この発見により、この遺跡は『櫟本チトセ遺跡』と命名されました。

工場の建設工事に伴い、緊急調査が実施され、約1600平方メートルもの範囲を調査したそうです。

文化財保護法で事前の調査が必要かつ工事実施者の負担のはずですが、いったいどれくらいのお金がかかるのでしょうねΣ(・ω・ノ)ノ




この調査区の範囲で見つかったのは大きな集落の跡でした。

帰属時期は古墳時代前期~中期(4~5世紀)と考えられています、

これだけの範囲ですがちょうど集落の北辺の一部だと思われ、直径約40センチ前後の柱穴約10基や断面がV字状になった大溝、そして井戸と思われる遺構が検出されました。

この井戸状遺構は直径約2.3m、深さ1.2mで、素掘りの井戸と考えられます。

この中から小型の銅鏡1面が出土しました。

最初に挙げた写真のようにこの銅鏡は「完形品」であり、非常に希少な事例なのですヾ(´ω`=´ω`)ノ

出土状況はこんな感じです。

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ん?(つд⊂)ゴシゴシ

めちゃ、ちっちゃい!?


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ということで、見つかった銅鏡は直径3.6cmしかありません!

「小型倭製鏡」と呼ばれる国産の鏡で、鏡背面に中央の突起「鈕(ちゅう)」から放射状に線を描いた「櫛歯文(くしばもん)」と呼ばれる文様が見られるそうです。

小型の銅鏡は祭祀用と考えられおり、ヒョウタンや邪気を払う力があるとされるモモの種が一緒に出土したことから、井戸で水に関わる祭祀・儀式を行っていたと推定されています。

こうした儀式用の銅鏡は古墳時代の重要拠点から出土しており、櫟本チトセ遺跡も有力者にかかわる集落の可能性があるそうです。

ちっちゃいけど、古墳時代の井戸から完形の銅鏡が見つかるのは全国で2例目なので超レアケースですね!

私の銅鏡のイメージはもっと大きな古墳時代によく見られるものなので驚きました。

でも、ちっちゃい遺物はどれも好きなので良き!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

学術調査ではないので範囲を拡張した調査はすぐには行われないでしょう。

しかし重要な集落の大部分が残っていると分かった今、更なる新たな発見が期待されますね(*・ω・)ノ

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2018ねん 10がつ 15にち(げつよーび)

ラーメンを食べに行く時間もなかったので

自宅でラーメンを作ってみた。

鍋の残りにラーメンを入れた状態と同じ味になった……

やはり店の味とは違う(´・ω・`)

それはさておき、気付けばめっきり寒くなったものだ。

鍋が旨い季節である(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


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さて今回紹介するのは、奈良県の天理市にある黒塚古墳から出土した三角縁神獣鏡の理化学分析結果についてです。この黒塚古墳は3世紀後半の古墳で、1997~1998年に行われた発掘調査によって33面の鏡が出土しました。これは一つの古墳からの出土数としては全国最多の事例なのです。



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新聞でも話題となり、記事では32面とありますが、最終的に33面の三角縁神獣鏡が発見されました。竪穴式石室は長軸8.2m、短軸1.2mで、遺体の周辺に鏡や刀剣等の武具といった副葬品が配置されていました。出土した三角縁神獣鏡はその文様や銘文から、33面の全てが中国から輸入された舶載鏡(はくさいきょう)と考えられてきました。

多量の三角縁神獣鏡の発見から20年という歳月を経て、今回、京都市の泉屋博古館(せんおくはっこかん)が大型放射光施設「スプリング8」にて蛍光X線分析を行い、鏡の素材に含まれる成分を調べました。

結果として鏡に含まれる錫(すず)、銀、アンチモンの3元素の組成数値を調べ、グラフ化したところ、紀元前1世紀~3世紀に相当する古代中国の前漢後期~三国時代に鋳造された鏡の組成数値と近似することがわかりました。

また黒塚古墳から出土した画文帯神獣鏡1面についても、その化学組成が上記の古代中国鏡とほぼ一致することが分かったのです。

そのため黒塚古墳で出土した三角縁神獣鏡や画文帯神獣鏡と、前漢後期~三国時代の古代中国鏡が、同じ原材料で作られている可能性が高まったのです。つまりやはり黒塚古墳出土の古代鏡は中国製だった可能性が高いのです。

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さて、元々、文様や銘文から鏡が中国産と考えられていたのに、成分分析を行ってやっぱり中国産でしたというのは、理化学的な手法によっても証明されましたという意味はあっても、それほど大事なことなの?と思われるかも知れません。

ではこういった研究が何故重要なのかを説明しますと……

三角縁神獣鏡は卑弥呼が中国から得た鏡であるとする説があるのです。日本史の教科書にも出てくる邪馬台国の女王、卑弥呼は魏に遣使していたとされており、中国の歴史書である「三国志」や「魏志倭人伝」には239年(景初3年)魏の皇帝が卑弥呼に銅鏡百枚を下賜したとする記述があることから、三角縁神獣鏡がその鏡であるとする説があります。

この三角縁神獣鏡は日本各地の古墳から出土していることから、ヤマト王権が卑弥呼に下賜された古代鏡を各地の豪族に与えたとする古代政権成立過程が提唱されています。

以上の説では、三角縁神獣鏡=中国産になるわけですね。まぁ魏の皇帝が卑弥呼にあげた銅鏡が三角縁神獣鏡であれば、かつヤマト王権がその内の少なくとも数枚を引き継いでいたらですけども。

一方で、三角縁神獣鏡=日本産の説があるわけです。何故か?三角縁神獣鏡は中国で一枚も見つかっていないからです!

他にも根拠はいくつかありますので紹介しますと、


①日本国内では三角縁神獣鏡が540枚以上見つかっているため国内における大量生産が窺えること

②卑弥呼が得た鏡の総数である100枚を超えて存在すること

③卑弥呼の時代である邪馬台国時代に相当する3世紀の墳墓からは一枚も出土していないこと

④中国で既に改元され、存在しないはずの年号の事例が1例あること(島根県雲南市加茂町大字神原・神原神社古墳出土の鏡に景初3年の銘、しかし魏の皇帝は景初3年1月1日に崩御している)


とまぁ、三角縁神獣鏡は古代日本におけるミステリーの一つと言えるでしょうね。中国製説、日本製説、日本における中国系渡来人製説、日本における中国鏡の倣製鏡説と色々ありますが、みなさんはどこ産だと思いますか?

三角縁神獣鏡は博物館等の展示でも見られることも多い資料です(レプリカのことも多々あります)。次に博物館を訪れる際には是非、三角縁神獣鏡をまじまじと見て「メイド イン~」か思いをはせてみるのも良いかと思います(*・ω・)ノ
 
↓左を押したら「日本製」、右を押したら「中国製」の説に一票……( ・´ー・`)ドヤ!??↓

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